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食べログ イタリアン EAST 百名店 2023 選出店
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今宵も大満足
今宵も大満足でした。
以下料理の感想を簡潔に。
ばふんうにととうもろこしのムース。
暑くなってきたので、ひんやりとした前菜が嬉しいです。
これはうにととうもろこしの味わい、食感のシームレスさに脱帽。
ジュレもとうもろこしのだしを使っているので違和感なし。
これがコンソメでも十分美味しいと思いますが、この一体感は出ないと思います。
ひんやり甘やかでおいしゅうございました。
稚鮎のフリット、新茶、アスパラソバージュ。
普通に美味しいのですが、正直天ぷらの方が美味しいんじゃないかなと。
稚鮎自体の味わいにもちょっと疑問。
小さな水槽の中でパニックを起こしたように激しく動き続けていたので、味が落ちていたのかも。
枝豆の冷製スープ。
美味しいのですが、意外なくらい塩味強め。
何か意図があるのかもしれませんが、私めには汲み取れず。
穴子とパセリ、キウイ。
これはものすごい一皿。完全に場外ホームランでした。
穴子は皮目を炙って炭の香りをまとわせていますが、身はレア。
当然臭みなどなく、脂乗りも良くとても美味しい穴子でした。
で、ソースとその他の具材の味のバランスがまあ素晴らしいのなんの。
穴子のわずかな土の香り、打った塩味とパセリソースの青味、苦味、キウイの甘酸っぱさ、きゅうりの青臭さ、みずみずしさなどなど、全てが絶妙なバランス。
最初にパセリソースを舐めた時はあまりにパセリパセリしていたので、失礼ながらこれで美味しくなるのかしらんと訝しんでしまいましたが、全くの杞憂でしたね。
美味し過ぎて唸りまくりました。
プロシュートと赤茄子も定番にして最強。
やはり美味し過ぎました。
金目鯛は見るからに絶対美味いやつ。
皮目はカリカリと香ばしく、身は生と加熱したとこのいいとこどりみたいな柔らかさと弾力。
火入れが最高ですねー。
山椒オイルの香りがかなり鮮烈で、ちょっと匙加減が難しいくらい。
いただく部分によっては、ちょっと効き過ぎている感じはありました。
白桃とディル、フレッシュチーズのカッペリーニ。
口直しでつるつるっといただきました。
メインは島豚KAZUGOROのロースで初めての豚肉。
クセがなくキレイな味わいでしたが、赤身はちと淡白ですかね。
脂身はサラッとした脂質で甘くて美味。
バルサミコのソースもバッチリ合っているかは疑問でした。
シンプルなローストではなく例えばとんかつとか、もうちょいいじって欲しかったかも。
黒鮑と万願寺とうがらしのパスタ。
以前いただいた鮑とバジルのリゾットよりもソースが薄く、万願寺とうがらしのピーマンっぽい青臭さが主張してちょっと中華っぽい雰囲気。
鮑は美味しいことは美味しいのですが、ちょっと柔らか過ぎ。
個人的にはもっとムッチリ感があった方が好みでした。
デザートはココナッツとキャラメリゼしたナッツのセミフレッド、パッションフルーツのソースでした。
次回は秋ぐらいでしょうか。
どうもご馳走さまでした。
今宵も大満足
3ヶ月ぶりにお邪魔しましたが、今宵も大満足のディナーとなりました。
以下料理の感想を簡潔に。
すみいかとうどに、温かく酸味を効かせた卵黄のソースをかけて。
レアなすみいかのさっくりとした食感と甘味に、うどの風味としゃきしゃき感の取り合わせ。
ふきのとうとトマト、チーズの組み合わせは以前ラビオリでいただいたことがありますが、今回はなんと揚げピザという仕立て。
生地はさっくりもっちりで甘く、生地自体が美味しいですね。
その中からほろ苦いふきのとうとトマト、モッツァレラがとろーりと。
ラビオリも良かったですが、こちらも負けず劣らず良いですね。
食べ進める程に美味しくなる感じで、正直もう2つぐらい食べたくなる逸品でした。
はまぐりと生ハムで取ったダブルスープにわさびの葉を浮かべて。
確かに生ハムの風味がハッキリと主張していますね。
意外とはまぐりのダシと調和していて、これでラーメンを食べても美味しそう。
はまぐりはダシガラなのか、火が入り過ぎていてちと残念。
金目鯛は皮目だけ炭で炙ってスモーキーに。
五味のバランスが素晴らしいのですが、特にうるいや八朔の苦味が心棒となっている感じ。
合わせていただいたワインも少し甘苦いテイストで、バッチリ合っていました。
赤茄子と生ハムの組み合わせは、前回書いたとおり感動的な美味しさ。
最近はこの組み合わせが定番化しているみたいですが、確かに以前のフルーツとの組み合わせよりも圧倒的に完成度が高いです。
ブラボー。
手長海老は頭や手で取った濃厚なダシを塗りながら焼いて。
レア寄りの焼き加減で香ばしく甘かったです。
菜花のペーストが味に複雑さを与えると同時に引き締めている感じ。
金目鯛の一皿もそうでしたが、こちらのシェフは苦味の使い方が巧みですね。
口直しは新玉ねぎとキャビアの冷製カッペリーニ。
玉ねぎのソースが甘やかで、キャビアの塩味だけでは締まらないところに花穂紫蘇が良い仕事。
見た目的にも味覚的にもナイスなアクセントでした。
メインは近江牛のサーロイン。
いつものじんわりとした優しい火入れとは異なり、表面をカリッと香ばしく焼いてありました。
表面の香ばしさ、赤身の旨味と、脂のじゅわり感のバランスが秀逸。
おっさんにはもうちょい脂が少ない方が好みですが、これはこれで美味しかったです。
締めは白魚、椎茸、唐墨のパスタ。
大盛ができなくなったのが悲しくなるくらい美味しかったです。
リンゴのスフレは昨年と同じですが、やっぱり美味しいです。
キャラメルのジェラートが甘さ控えめで、ほろ苦さが良い感じでした。
次回もまた楽しみです。
どうもご馳走さまでした。
今宵も大満足
コースの価格改定後、初めてお邪魔しました。
価格は上がりましたが、料理の味も相応に上がった印象ですね。
相変わらず、いたずらにパンチを重視しない素材を活かした味付けがツボ。
そして、各素材の掛け算と一体感がまた素晴らしかったです。
しっかりとワインも楽しませていただくと、勘定は3万円オーバー。
これ以上値段が上がるとお邪魔しづらくなるので、このくらいの価格で頑張っていただきたいです。
以下料理の感想を。
白トリュフと安納芋、雲子はいずれも絶品。
安納芋のタルトはおぼこい田舎娘が色を知って魅力を増したような感じ。
雲子の茶碗蒸しは熱が加わって、またトリュフの香りが膨らんで良かったです。
すみいかと蓮根。
4日間寝かせたすみいかは炭火でさっと炙って。
レアな火入れでさっくり歯切れ良く、甘くてほんのりスモーキー。
蓮根はシャクシャクと小気味良い食感。
アンチョビやケッパーとほんのり酸味を効かせた味付けが最高に良い塩梅でした。
かわはぎとマッシュルーム。
肝を和えたかわはぎは脂ものってぷりっと良い旨味。
そこにスライスしたマッシュルームとスプラウトやハーブ、くるみを合わせた1品。
こちらも本当に味付けの塩梅が良く、出過ぎず優しい味わい。
今回の料理の流れ的には往年の2番バッター的な印象を受けましたが、ランナーを進塁させつつ自身もセーフといった感じ。
せいこ蟹とティムートペッパー。
ティムートペッパーって山椒の一種らしいですね。
柑橘系の爽やかな香りで後味にわずかにしびれを感じるので、やはり山椒のお仲間という感じ。
当然木の芽とも相性良しでした。
プロシュートと赤茄子がまたおったまげ。
蒸された赤茄子がとてもジューシーなのですが、決して水っぽくはないんですよね。
オイルがまた良い仲立ちをしていて、プロシュートの旨味、塩味でいただく赤茄子が最高に美味しかったです。
プロシュート自体も赤茄子の熱で風味が膨らんで、美味しいのなんの。
今までのフルーツとの組み合わせもとても美味しかったのですが、これはそれ以上でした。
ここでホームランバッターの鰆と蕪の登場。
鰆が火入れ最高で、しっとりほろり。
柚子皮の香りも爽やかで、良いアクセント。
クリーミーな蕪ソースのまろやかさと土の香りと、緑色の何かのほろ苦さと相まって、このうえない美味でした。
雲丹と長芋は極細切りの長芋とうにとコンソメのシンプルな冷製。
これは酸味を効かせたり、花穂紫蘇などで清涼感を加えても良いような。
口直しらしいのですが、単に口直しならグラニテみたいなのでもOK。
正直作り込みが甘いというか、適当にうにという高級食材を入れただけの料理かなと。
また、うに自体もそこまでのクオリティとは思えませんでした。
メインは松坂牛のステーキ。
松坂牛のシンシンは意外とサシが少なく、きめ細やかで柔らかい肉質。
ただ、美味しいことは美味しかったのですが、個人的な好みから言いますと少々レア過ぎて、生肉っぽい香りが少し気になりました。
ソースは赤ワインベースっぽい、玉ねぎの香りを感じる甘酸っぱいもの。
ソースとのバランスを考えると、もうちょい肉に塩を打った方が良かったような。
付け合わせの野菜はほろ苦さがソースの甘酸っぱさと相まって、赤ワインにぴったんこ。
ただ、量的には半分くらいでちょうどよかったかもしれません。
シメのパスタは桜海老、春菊、トマトのタリオリーニ。
サクサクの桜海老に、フレッシュで甘酸っぱいトマトソースが絶品でしたね。
トリュフオイル?とにんにく、唐辛子の辛味も良いアクセントでした。
今までこちらでいただいたパスタの中でも一番美味しかったかも。
デザートもいつもながら美味しかったです。
今宵も大満足のディナーとなりました。
どうもご馳走さまです。
定期訪問
いやー、相変わらず美味しかったです。
総じてどの料理も構成要素が多めなのですが、変にとっちらかったりちぐはぐになることなく、ほぼ完璧に調和しているのが流石。
例えば、穴子のフリットはサマートリュフにヤングコーン、ブッラータ、デーツを発酵させたヴィネガーに魚醤のソースという組み合わせ。
なんじゃそら、そんなん美味しいんかいと一瞬思わないでもなかったのですが、これがピタッと上手くまとまっているのがItsukiクオリティですね。
その他の料理については簡潔に以下のとおり。
1品目のうには無論美味しかったのですが、強いて言えば焼き茄子ペーストの香りがちと出しゃばっている感じ。
香りが強過ぎるので、焼き茄子じゃない方がバランスが良かったかなと。
ぐじゅっと甘く芳醇な完熟マンゴーとプロシュートの組み合わせは最&高。
可能であればおかわりしたいくらいでした。
脂がたっぷりとのったどんちっち鯵も絶品でしたが、きゅうりやアボカドソースの塩が少し強かったですね。
あ、合わせていただいたワインとの相性は絶妙でした。
メインのシャラン鴨は美しいロゼ色で、見るからに完璧な火入れ。
ナイフを入れると想像以上に身がきめ細かで柔らかく、血の力強い味わいも感じられて美味でした。
鴨の骨から取ったダシと赤ワインのソースのほろ苦さと酸味がまた、ワインを呼ぶ美味しさでした。
鳥貝とこごみ、カラスミのパスタもメチャウマ。
ソースもパンでしっかりと拭って完食いたしました。
デザートは新生姜のジェラート、ゼリーとキウイのグラニテとソース。
生姜がかなりスパイシーでキウイの酸味もキュッと強め。
その分パンナコッタのコクと甘味とのバランスが最高でした。
8月からコースが16,500円になるそうで、さらなるパワーアップが楽しみですね。
どうもご馳走さまでした。
ますます磨きがかかるイツキワールド
3ヶ月ぶりにお邪魔しましたが、今回も大満足のディナーとなりました。
特に良かったのはさより、うるい、八朔。
さよりはさくっと歯切れ良く、脂も旨味ものって単体でもめちゃウマ。
そこにシャキシャキのうるい、フレッシュチーズのソース、八朔、緑茶のオイルが合わせてありました。
八朔のほろ苦さを基調とした全体の味のバランス、一体感が絶妙ですね。
シェフの天才的なセンスの良さが感じられる逸品でした。
その他の料理も高いレベルで安定。
気になった点を強いて挙げると、のどぐろのあおさおりとトマトのソースが冷たかったことくらいですかね。
あとは個人的な好みから言うと、メインの掛川牛のカイノミは少し脂が多かったかなといった程度。
奥様が選んでくださるワインも非常に美味しく、今回も満腹満足のディナーとなりました。
どうもご馳走さまです。
ますます磨きがかかるイツキワールド
結論から書きますが、今回の料理も前回に輪をかけて素晴らしく、何度も唸らせられました。
繊細な感覚や巧みな調理技術にますます磨きがかかり、さらに隙がなくなった印象。
どの料理も構成要素の一つ一つが悪目立ちすることなく、一体感がありバランスも絶妙。
驚嘆すべき世界を作り上げていました。
これでコースの価格を上げてピンの食材ばかり使ったらもう大変なことになりそうですね。
ですが、そうなると頻繁にはお邪魔できなくなるのので、今の価格帯のコースも残していただけると助かります。
この日は香箱蟹のロワイヤルで優しく胃を温めてから、続く真鯖と鰆でガツンガツンとヤラれました。
軽く酢で締めた真鯖ときゅうり、ライムの青い香りとの取り合わせも感動的でしたが、提供前に炭を押し当てて皮目を炙った鰆がまた圧巻。
みかんや蕪、ディル、みかんの皮を発酵させたビネガー?と共にいただきましたが、様々な要素が完全に調和しており驚異的な美味しさでした。
その後のアンチョビの風味と酸味を効かせたソースでいただく白子や、白トリュフのかかったラビオリも当然のごとく絶品でした。
メインの牛肉はここのところ高水準な肉質で安定しており、ストレスフリーな優しい火入れも健在。
この日はみかわ牛のランプで、柔らかくあっさりとした旨味が良い感じでした。
セロリやパセリ的な香りに人参の甘味、じゃがいものでんぷん質な舌触りを感じさせる根パセリのピュレと一緒にいただくと、美味しさもまたひとしおでした。
ワインのことはよくわかりませんが、奥様が選んでくださるワインは料理とも非常に相性が良く、どれも間違いなし。
お酒がお好きな方は、ペアリングでお願いするのが絶対にオススメです。
相変わらずシェフと奥様が醸し出す暖かで柔らかな雰囲気も心地良く、素晴らしいひと時を過ごさせていただきました。
次回は来年になるかと思いますが、必ずまたお邪魔させていただきます。
どうもご馳走さまでした。
夏の名残りと秋の訪れ
今回は夏の名残りと秋の訪れを感じさせるメニュー。
相変わらず食材の取り合わせの見事さや、味わいのバランス、塩梅の巧みさに唸らされました。
特に良かったのは、メインの蝦夷鹿です。
全くクセがなくあっさりとした赤身の旨味に、粗く叩いたグリーンペッパーと藁で燻した香り。
驚くほどに柔らかくキメの細かい肉質で、最高に美味しかったです。
付け合わせの里芋はコンソメで煮てから揚げたような感じ。
表面はパリッと香ばしく、卑近な例を挙げればコンソメパンチ的なお味でした。
うにと焼きなすの冷製パスタも良かったです。
焼きなすをペースト状にしたソースが、まさに焼きなすそのものの香りと味わい。
うにの甘味との相性もバッチリで、麺もシコシコッとした食感で美味でした。
レアな火入れで皮目ムッチリの焼き霜の穴子と、きゅうりやキウイ、セロリ、パセリの青い香りを合わせた1皿も面白かったです。
サマートリュフと舞茸も、立ち昇るコンソメときのこの香気が素敵。
グッと来る味わいですが潔くスッと引き、良い意味で後に残らない感じ。
牛、豚、鴨、鶏肉で作ったラビオリも美味しかったです。
ぶどうに見立てたデザートは、アールグレイのパンナコッタにぶどうとミントをあしらい、赤ワインのアイスクリームを添えて。
イツキさんのデザートにはいつも感心させられていますが、この日のデザートはまた一段と素晴らしかったです。
次回はまた2ヶ月後くらいにお邪魔したいなと思います。
どうもご馳走さまでした。
繊細かつ巧緻極まる珠玉のイタリアン
2ヶ月ぶりにお邪魔しまして、11,000円のディナーコースをいただきました。
1品目は切りたてのプロシュートと白桃。
これはもう定番の生ハムメロンに通じる味で、美味しいに決まっています。
最初は生ハムの中から白桃の香りとジューシーな甘味が広がりますが、最後は生ハムの熟成香と旨味、塩味が勝つバランスが絶妙でした。
続いて、ドルチェドリームという品種のとうもろこしを使った冷製スープ。
スープはとうもろこしらしい溌溂とした香りと甘みが強くて、ちょっと驚く程。
とうもろこしと水と塩だけしか使っていないらしいです。
意図的に気持ち強めに効かせた塩が、甘味を引き立てていてメチャウマでした。
ただ、このピュアな香ばしさ、甘さの中で、このクオリティのうには蛇足。
1品ごとに何かそれなりの食材を入れないとという思いに捉われ過ぎなんじゃないかなと。
個人的には、わずかな生臭みや苦味が気になりました。
お次はあじ、セロリ、アボカドを使ったカルパッチョ。
まずもってアボカドが美味しく、ライムやパセリオイルが入って全体に青い香り。
厚めにカットされたあじは、生臭みもなくキレイな旨味でプリッとした食感。
良い意味で脂ものっておらず、こってりとしたアボカドと好相性でした。
青さを感じさせるギリシャのワインがドンピシャでめちゃ美味しかったです。
毛蟹と本加茂茄子、フルーツトマト、ほおずきはにんにくが効いたフルーツトマトのガスパチョ的ソースで。
提供時に毛蟹の甲羅で取ったダシが注がれて、このおかげでトマトソースのパンチやクセが程良く和らぐ感じ。
油通しした加茂茄子がとろっと甘く全体の味に厚みを与えており、毛蟹との相性も良く美味でした。
太刀魚と蕪がまた絶品。
太刀魚は遠火の炭火で焼かれており、イツキさんらしい優しい火入れ。
これ以上火入れが弱いと生っぽさが残りそうな、絶妙な塩梅でした。
この太刀魚が繊細な身質でほわほわに柔らかく、脂ものっていて美味しいのなんの。
キリッとした塩加減も絶妙で、酸味が効いた蕪と新生姜のソースとバッチリ。
美味し過ぎて、ずっと唸りっぱなしでした。
ローストした蕪も香ばしく、蕪らしい土っぽい香りと自然な甘味が楽しめました。
黒鮑と枝豆のリゾットもすごかったです。
昆布と一緒に炊いた鮑が柔らかく、ムッチリとした弾力。
香りも良く美味でした。
鮑の肝とバジルと枝豆を合わせたリゾットがまた超絶的に美味しかったです。
鮑の肝の風味とバジルの香りがこれ程合うとは思いませんでした。
メインのみかわ牛は前の2回の牛肉と比べると、圧倒的に質が向上。
段違いのきめ細やかさと柔らかさで、牛肉らしい香りや旨味もしっかり。
ソースが香草入りのバターソースでしたし、赤身ラバーとしては少しサシが気になりましたが、美味しい牛肉でした。
シメのパスタは鱧とアスパラガスのタリオリーニ。
仕上げにからすみを下ろして振りかけてあります。
これは美味しいことは美味しいのですが、鱧の骨切りの甘さが気になりましたし、全体的に仕事に荒さを感じました。
正直シメのパスタはこれまでの料理程気合が入っていない印象。
デザートはメロンとレモングラス。
メロンの瓜っぽい香りとレモングラスの青い香りがマッチしていました。
総じて、繊細で素材の味を活かした調理が特徴的だと思いますが、決して素材の味を活かす=薄味一辺倒ではないのが非常に好み。
適切に塩を効かせてこそ素材のポテンシャルを引き出せる場合も多々あると思う身には、どストライクな料理の数々でした。
初回でも書きましたが、毎回このクオリティなら次回のミシュラン1つ星以上は100%間違いなしだと思います。
あ、常連っぽいカップルの女性が喧しかったのが気になりましたね。
元々うるさかったのですが、酒が入るとさらに喧しくなって辟易しました。
そういうのはそのへんの居酒屋でやっていただきたいものです。
ともあれ、どうもご馳走さまでした。
まん防につきショートコースのディナーとなりました。
2ヶ月ぶりにお邪魔して、ディナーをいただきました。
なお、この日はまん防につき、突き出し3品のうち2品とシメのパスタをカットしたショートコース6,500円でした。
突き出しは切りたてのプロシュートと水牛のモッツァレラ、宮崎マンゴーの組み合わせ。
プロシュートと乳製品、果物の組み合わせは定番なんですかね?
前回のいちごとサワークリームも良かったですが、こちらも絶品。
相変わらず食材の取り合わせと味わいのバランスが秀逸でした。
1品目の前菜は、金目鯛と赤茄子、トマト、パッションフルーツ。
前回と同じ食材の金目鯛は、炙られた皮目が香ばしく、しっとり滑らか。
焼いた赤茄子もまた香ばしく甘く、その他の野菜も美味しかったです。
ソースはフルーツトマトを使用したガスパチョ風。
ただ、個人的な好みではありますが、ガスパチョの野菜臭さと金目鯛の味わいがそれ程マッチするとは思えず。
美味しいことは美味しかったのですが、前回の金目鯛のカルパッチョの方がはるかに好みでした。
2品目の前菜は、甘鯛、クリガニ、豆野菜。
ソースは甘鯛の骨と蟹の甲羅で取ったダシにとろみをつけたものとのこと。
これも美味しいことは美味しいのですが、甘鯛の身が薄く食感がサクサクパリパリとしたクリスピーさにほぼ全振りしていたのが残念。
甘鯛の鱗焼ならば、表面のサクサク感と身のほわほわ感の対比を感じたかったです。
パスタはなんと大量のウニを使用したスパゲッティでした。
たっぷりとウニが入っていましたが、にんにくや唐辛子、イタリアンパセリなどその他の要素も結構強め。
そのせいか、はたまたこのウニ自体の力量のせいか、期待した程にはウニウニしくはなかったです。
いや、十分美味しかったんですけどね。
メインはみかわ牛のランプ肉ステーキでした。
優しい火入れで、断面は美しいロゼ色。
前回いただいた知多牛のランプで気になった筋もなく、軟らかくてなかなかキメの細かい肉質。
味わいとしてもまずまずでしたが、ソースはいつもマルサラ酒ベースなんでしょうか?
付け合わせのヤングコーンのリゾットは、軽く効かせた酸味が後味を軽やかにしていて良かったです。
総じて美味しくいただきましたが、前回の感動で設定してしまった高いハードルは超えられなかった印象。
それにコースは6,500円でしたが、ワインのペアリングを頼んで、税やらサービス料がついて結局勘定は15,000円オーバー。
この内容でこの勘定だと正直4.0くらいかなあと思いましたが、前回の感動と次回への期待を込めて4.2にしておきます。
次回はきちんとフルコースで、Itsukiさんの料理を堪能したいと思います。
どうもご馳走さまでした。
繊細かつ巧緻極まる珠玉のイタリアン
移転早々非常に高評価で気になっておりましたが、ようやくお邪魔できました。
内装や調度品は木材を多用され、暖かで柔らかな雰囲気。
席間も広くスペースが取ってありますので、リラックスして食事を楽しむことができました。
まずは前菜の前に3品。
フォアグラとはちみつのアイスクリームは生姜の泡と一緒に一口で。
パリッと香ばしくソテーされたフォアグラとはちみつのアイスクリームの温度差と口溶け方が絶妙ですね。
どちらか一方が舌に残ることなく、同時にスッととろけて混じり合います。
生姜の泡のアクセントも良い感じ。
続いてプロシュートと紅ほっぺ、サワークリーム。
やっぱり生ハムは薄切りの切りたてに限りますね。
2品続いて甘い物としょっぱい物の組み合わせですが、仕立てが違うので全然アリ。
サワークリームがグッジョブなつなぎ役で、なかったらだいぶ印象が変わるだろうなあと思いました。
3品目の最後は真鯛の白子の炭火焼きが入った新玉ねぎのスープ。
正直玉ねぎのスープなんてどこで食べても一定以上美味しいものだと思いますが、こちらのスープはその一段上。
いたずらにインパクトの強さに走らず、すんなり素直な甘やかさでした。
白子はまったり滑らかな口当たりで、クセも全くなく美味。
上にのった葉は大葉のベビーリーフ?
大葉よりも香りが柔らかで、相性バッチリでした。
ここでグリッシーニとレーズンとくるみ、カカオのパン、フォカッチャ、オレガノとチーズのクッキーが登場。
パンは全体的に水分量多めでもっちりとした食感。
粉の風味も良くて、どれもとても美味しいですね。
特にフォカッチャは表面に振られた塩が生地の甘味をさらに際立たせていてメチャウマでした。
ここから前菜2種。
1品目は金目鯛と春野菜。
野菜がびっくりするくらい美味しくて嬉しくなりますね。
どの野菜も素材の味を最大限に引き出しつつ、一番美味しくいただける食感に仕上げてあります。
皮目を炙ってタタキにした金目鯛も最高に美味しいですね。
香ばしく脂ノリノリでしっとり滑らか。
ディル?の爽やかな香りも好相性。
美味し過ぎて、うんうん唸りながらいただきました。
2品目の前菜は炭火焼きのすみいかと鳥貝、ホワイトアスパラ。
すみいかは身の部分はサクサクと歯切れ良く、ゲソはプリプリ。
鳥貝はムッチリ、シャッキリでホワイトアスパラはシャキシャキとした食感。
食感が多彩で楽しいですね。
酸味とエストラゴンの風味を効かせたエシャロットのソースがまた良く合っていて絶品。
こんがり焼かれた芽キャベツの香ばしさと苦みが、地味に良い仕事をしていたように思います。
プリモピアットはリコッタチーズとふきのとうのラビオリ。
ふきのとうとリコッタチーズが入ったラビオリと、甘酸っぱくフルーティーなトマトソースとの取り合わせが素晴らしいですね。
ラビオリを齧った時のふきのとうの春らしい香りとほろ苦さがたまりません。
軽く振られた唐辛子も良い感じに味を引き締めてくれていました。
メインのセコンドピアットは知多牛ランプ肉のステーキと蕪でした。
ステーキは極力肉にストレスをかけないような優しい火入れ。
そこそこ熟成もかけているのか、しっかりとした風味と旨味が感じられました。
サシは結構入っていましたが、そんなに重たくない脂質で良かったです。
ただ、如何せん筋が多くて食べづらかったのが難。
蕪は中がとろとろのペースト状でビックリ。
ローストしてから軽くフライパンでソテーしたとか。
日本のイタリアンらしく、メインの後にシメのスパゲッティが出てきました。
蛍烏賊のワタに合わせて、アンチョビをほんのり効かせて。
せっかくなので大盛でズビズバやらせていただきました。
桜や甘酒を使用したデザートも春爛漫といった見目麗しさで、もちろん味も上々。
季心の底から満腹満足となりました。
ワインのことは良くわかりませんが、奥様に選んでいただいたワインはどれも美味しく料理との相性も抜群。
シェフ、奥様共々物腰穏やかで細やかな気配りも感じられ、サービス面も非常に素晴らしかったです。
Itsukiさんを一言で表現するとしたら、繊細かつ巧緻極まる珠玉のイタリアンといったところでしょうか。
素材本来の味を素直に引き出しつつ、そこに留まらず素材以上の一皿に昇華させる繊細な感覚、技術に心底感服いたしました。
愛知でまたミシュランガイドが出ることがあれば、間違いなく星を獲るでしょう(断言)。
どうもご馳走さまでした。
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店名 |
Itsuki(イツキ)
|
---|---|
受賞・選出歴 |
イタリアン 百名店 2023 選出店
食べログ イタリアン EAST 百名店 2023 選出店 |
ジャンル | イタリアン |
予約・ お問い合わせ |
052-252-0300 |
予約可否 |
予約可 |
住所 |
愛知県名古屋市中区千代田2-10-2-3 オーシャンスクエア 1F
このお店は「名古屋市中区千代田2-8-17」から移転しています。 |
交通手段 |
地下鉄鶴舞駅一番出口から徒歩8分 鶴舞駅から339m |
営業時間 |
|
予算 |
¥20,000~¥29,999 |
予算(口コミ集計) |
¥20,000~¥29,999
¥6,000~¥7,999
|
支払い方法 |
カード可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
サービス料・ チャージ |
サービス料10% |
席数 |
20席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
駐車場 |
無 近隣にコインパーキングあり |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、カウンター席あり |
ドリンク | ワインあり、カクテルあり、ワインにこだわる |
---|
利用シーン |
|
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公式アカウント | |
オープン日 |
2020年5月12日 |
初投稿者 |
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7ヶ月ぶりのItsukiさん。
今宵も大満足でした。
以下料理の感想を簡潔に。
渡り蟹の茶碗蒸し。
たっぷりの蟹身と内子が入った、ふるふるの茶碗蒸し。
味付けは控えめで、じんわり染み入るような美味しさでした。
すみいかとスナップエンドウ。
Itsukiさんでは魚介類と野菜の青臭さや苦味を上手く取り合わせた一皿が割と定番ですが、こちらは甘い×甘いの組み合わせ。
スナップエンドウのソースは滑らかで癖のない甘さ。
細かく賽の目状にカットされたすみいかを噛みしめると、ねっとりとした身からソースに劣らぬ甘味がシームレスに舌の上に広がります。
結構寝かせているんですかね?
食感といい強い甘味といい、あおりいかと言われたらそう思ってしまいそうでした。
甘やかで優しい味わいに、ディル?の香りや金柑も良いアクセントでした。
続いてはうにとあおさ海苔の揚げピザ。
意外とカリッとではなくもっちりとした食感の生地自体がとても美味しいですね。
中身はたっぷりのうにとあおさ海苔とチーズ。
何個も食べたくなるくらい美味しかったです。
金目鯛は炭火で松笠焼きに。
うろこはパリパリですが、身はふんわり瑞々しい焼き上がり。
ミディアムレアの素晴らしい火入れで美味しかったです。
ふきのとうのほろ苦さが、うろこのパリパリ感とマッチする感じ。
生ハムと赤茄子。
大好物の定番料理。
赤茄子はとろりと甘くジューシーで、生ハムの旨味、塩味と絶妙な相性。
赤茄子の熱で生ハムの香りや旨味も際立ちます。
とらふぐの白子とトリュフ、百合根のリゾット。
濃厚かつクリーミーなリゾットと、ほっくりめちゃ甘な百合根が合いますね。
そこにトリュフがたっぷりとかかって、これも美味しかったです。
きわめトマトの冷製パスタ。
めちゃくちゃ甘いトマト。
個人的に甘過ぎるトマトは苦手に感じることが多いですが、花穂紫蘇のおかげでサラッと。
宮崎牛のサーロイン。
かなりサシ入りまくりですが、意外とサラッとした脂質で、赤身ラバーでもOKな美味しさ。
表面はカリカリッと香ばしく焼き上げ、中はジューシーな理想的な火入れ。
比較的塩を強めに効かせており、甘酸っぱいソースとの相性も抜群でした。
白魚のフリット、はまぐり、からすみ、下仁田ねぎのパスタ。
はまぐりやからすみの塩味、旨味と下仁田ねぎの甘味の組み合わせが絶好で美味しいパスタ。
前の皿と同じくこちらも塩強めで、パンチのある味わいでした。
デザートはこれまでも二度いただいたことのある、りんごのスフレでした。