Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Restaurant name |
Maison du Musee(Maison du Musee)
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Categories | French |
Phone number (for reservation and inquiry) |
050-5593-4777 |
Reservation availability |
Reservations available
Children must be 10 years of age or older to use the facility. |
Address |
東京都渋谷区渋谷4-2-9 1F |
Transportation |
Maison de Musee is located in Shibuya 4-chome, a quiet residential area, 8 minutes walk from Omotesando Station or by taxi from Shibuya Station. 653 meters from Omote Sando. |
Opening hours |
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Average price |
JPY 20,000 - JPY 29,999 JPY 10,000 - JPY 14,999 |
Average price(Based on reviews) |
JPY 10,000 - JPY 14,999
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Payment methods |
Credit card accepted (VISA, Master, JCB, AMEX, Diners) Electronic money not accepted QR code payments not accepted |
Receipt (Qualified simple invoice) |
Qualified invoice (receipt) available Registration numberT6011001157913 *For the latest registration status, please check the National Tax Agency's Qualified Invoice Issuer Publication Site or contact the restaurant. |
Service charge & fee |
サービス料10% |
Number of seats |
70 Seats ( Includes main dining, sub-dining and private rooms) |
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Maximum party size | 74people(Seating), 200people(Standing) |
Private rooms |
Available For 2 people、For 4 people、For 6 people、For 8 people、For 10-20 people Private room fee: ¥6,600 - ¥22,000 |
Private use |
Available |
Non-smoking/smoking |
Non smoking |
Parking |
Unavailable Coin parking available nearby |
Space/facilities |
Stylish space,Relaxing space,Spacious seating |
Drink |
Particular about wine |
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Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Location |
Hideout,A house restaurant |
Service |
Celebrations and surprises(Birthday plate),Sommelier available |
Family friendly |
Children welcome
Children must be 10 years of age or older to use the facility. |
Dress code |
Please refrain from wearing casual clothing such as shorts, sandals, T-shirts, jeans, etc. We recommend that male guests wear a jacket. |
Website | |
Phone number |
03-3499-1999 |
えー、渋谷エリアで、瀟洒な洋館系の雰囲気で、閑静で、客層良くて、ランチもディナーも美味しいフレンチ?
しかもこんな急に?
ミシュラン系レベルが良い席空いてるわけないじゃん、わがままなオーダーだなー。
まー、しょーがない。
ということで、渋谷『メゾン・ド・ミュゼ』です。
春に渋谷駅界隈でゆったり平日ランチを愉しみたかったので、久しぶりにお邪魔しました。
『ミュージアム1999 ロアラブッシュ』という店名で覚えていらっしゃる方も多いと思います。半年ほど閉店したのちに2021年に『メゾン・ド・ミュゼ』としてシェフも代わって再オープンしているので新しいお店としてカウント。
渋谷から見て、六本木通りを少し奥に入った場所にあるチューダー様式×アール・デコ様式の重要文化財にもなっている洋館。この建物をアール・デコ様式と表現される方多いですが、私の中ではチューダー様式寄りかなー。
ご興味ある方は白金台『庭園美術館』も是非いきましょー。
煙草商が建てた邸宅洋館という意味では京都『長楽館』と同じですね。
ちなみに京都『長楽館』はアフタヌーンティー利用はもちろんのこと、真冬に暖炉フル活用しているときにカップルや女性同士で宿泊するのもとても楽しいと思います。
店名看板に添えてある「1999」という数字の意味を開店当時がノストラダムスの大予言ブームでという意味でとご説明されていらっしゃる方やお店スタッフいらっしゃいますが、惜しい、それじゃー50点/100点満点。
キーワードは「世紀末思想」なんですが、この思想は何もノストラダムスの大予言に始まったわけではないんです。
この世紀末思想というのは「世紀末ウィーン」ともいわれ、ちょうど19世紀後半に栄華を誇っていたオーストリアのハプスブルク家の衰退と共にオーストリアを中心に本当にその時代の全国民が、そして東ヨーロッパ全体が、まもなく世界が滅ぶと信じて享楽的自堕落的に生きた時代がありまして、元はそこにかかっているんですよね。マーラー/クリムト/シーレあたりのあの時代です。その時期を知っているからこその" 1999年 "というネーミングの着想です。
そこを踏まえての" 1999年"という数字の意味を理解しないと、「えー、ノストラダムス信じてたのー(笑)?」的なただの笑い話で終わってしまいますよね。
本当にヨーロッパではそういう時代があって、当時のオーナーのその数字に込めた想いはそこに掛かっているということは知っておいたほうがより人生が知的に充実すると思います。
日本女性はもっとウィーン/vienna(オーストリア)などを色々旅行されるといいですよー♬
例えば超可愛い街「プラハ」とは列車で繋がってますのでプラハだけ行くのはあまりにももったいないです。時間がかかりますが、北イタリアとウィーン/vienna(オーストリア)も列車で繋がってますし。
せっかくヨーロッパに興味を持っていても、
ヨーロッパ = フランス/イギリス/イタリア
なんて思っていたらあまりにももったいないです。
やはり、東欧を体感せずしてアジア人が深淵なるヨーロッパ文化を全身で体感するのは難しいんじゃないかなー?
経営は白金台の庭園美術館内にもある『café TEIEN(カフェ庭園)』も運営しているメゾン・ド・ミュゼ株式会社。オーナー(運営会社の経営者)には色々進言したいことがあるのですが、もう諦めました。
あー、お料理以外の情報が長くなった、、、。
ここで読むのをやめてしまわれる方のために先に申し上げておきますと、私が定期利用するくらいなのでちゃんとしたお店です。
内装 × Serve × 味 × お酒 × 価格帯 ×予約の取り易さ
のバランスがとても良いお店なので、ご存知でない方はCheckしておいた方が良いです。現在は
・ランチ: 7,700円/人
・ディナー: 16,500円/人
のコースです。
では、お料理レビューになります。
「おっ、部屋の中央でベリー・ブラザーズ&ラッド (Berry Bros. & Rudd )のグラン・クリュ・ブリュット・マイィ(Grand Cru Brut Mailly)マグナムが濡れて光ってる!」
ピノノワール(75%)シャルドネ(25%)でシャトー・マルゴーの樽で4年間熟成でしたっけ?ジャスミン/ミュゲ/ジンジャー/レモングラスの香りとピノならではのコクと甘い旨味。英国御用達の泡として有名ですが、知的聡明なグルメンの皆さまご存知の通り、このシャンパーニュはマグナムボトルに限ります。ワインも泡もマグナムボトルと通常ボトルでは熟成がまるで変わります。特に泡は別物といっていいくらいで、ドサージュ強めに感じるこのシャンパーニュもマグナムでしたら私でも頂けるレベルにまで昇華。シャンパーニュを筆頭としたワインのマグナムボトルの素晴らしさをご存知ないのにワイン知識振りかざして近寄ってくる方は疑いましょう(笑)。
「ふーっ、やっぱりこのお店は春は窓際に限るなー。テラスの小ぶりなお花達も可愛い♬」
さて、お料理は?
<食前の小さなお楽しみ>
白身魚のキッシュと豚の肩肉を煮込んで揚げたもの。
揚げ物のほうはリエットを丸めて揚げたものとイメージするといいですね。豚のゼラチン質で整形し易く、またきれいなゼラチンの旨味がゆっくりと胃まで広がっていき、胃が開きます。
白身魚はえーっと、あの出世魚のー、モジャコ→ワカナ→ツバス→ハマチ→メジロ→ブリの「ツバス」だったかな?
薄めのタルト生地にハーブを和えて使わず、トマトと白身魚と煮詰めたトマトの旨味だけで軽めに仕上げています。
面白いなー、甲殻類入ってないのに甲殻類系のニュアンスを感じる!?それにしてもハーブやスパイスをこの段階で判るように使っていないのがいいなー。
なぜ?
それは単純明快、次にグリーン系ハーブ系がくるということでしょー。ここでそういったニュアンス出してしまうと次のお皿と被ってしまいますからね。
<春の貝と山菜のアンサンブル~潮香るエキュム 穂紫蘇を添えて~>
ほらきたーっ!
ホッキガイ(北寄貝)/トリガイ/ 蛤(ハマグリ)に山菜はセリ/ミツバ/フキノトウ/タラの芽/ゼンマイ/タケノコとまさに春の海と山の食材盛り沢山。
気持ちは嬉しいのですが、こんな直前予約でこんなお料理大丈夫ですかー?
1ミクロンでも生臭みを感じさせたら興醒め台無しのすごくリスクの高い一品ですよー?
しかも、フレンチの一級品に仕上げるならちゃんと貝ならではの旨味や山菜も旨味も閉じ込めてないと駄目ですよー?
クニュシャク×2、ごっくん。
おーっ、これはお見事、上手だなー。
適切に低温調理された新鮮な貝とちゃんと下味をつけてある各山菜に、また出汁の旨さが前面に出たソースが見事に合ってます。
クニュシャク×2、美しく和えて絡まっているドレッシングやソースの配分変えてずっとあれはこれはと半永久的に食べていられます。
あ、このお皿にぴったりなモーツアルトの“ 弦楽四重奏曲 第14番 ト長調 " 、いや、ヴィヴァルディ(Vivaldi)の「春」が聴こえてくる!!
と思ったら、幻聴かー。
うん、このお皿はそういった幻聴となるほど本当の意味でアンサンブル(仏語/ensemble ひとまとめ、合唱曲、合奏曲の意味)してますねー、素敵お見事!
<鰆のポワレ>
鰆/さわらのポワレ、綺麗な見た目だなー。
へー、この鰆の皮目に一切切り目入れずに提供してくるんだ?
おー、僕のほうがナイフとフォークがサクッと入っていきます。そのときに皮が身のほうに引っ張られてズルッと落ちたりもしません。どこを切っても身と皮がバランスよく頂けるように、そして中の身もしっとりジューシーで見事は教科書通りのポワレです、お見事。
あ、お連れした女性のはそこまでではなかったみたいで、僕のだけ完璧なポワレ。良い方を僕にありがとうございます(о´∀`о)
えてして単調になりがちな量の鰆/サワラに添えてあるホタルイカと黒枚のピラフも濃厚旨味で舌休めアクセントになっていてとてもいいです。うん、お米の固さも申し分なし。
<オマール海老のポッシェ>
最近は豚肉牛肉が続いたのでメインを海鮮系にしました。
さっきがポワレでしたので、今度はソテーではなくポッシェ。
ポッシェ/ポシェ(pocher)とは、知的聡明なフォロワーの皆様皆さまご存知の通り、フランス語で「茹でる」「煮る」といった意味があり、水やブイヨン、ワインなど液体の中で食材をゆっくり煮込む調理法を指します。この場合は鰹出汁系のブイヨンで低温調理されたのかな?
で、その上からグラスフェッドバターと鰹出汁で作ったソースをかけて、三つ葉でアクセント。
そのお陰もあり、ブリン×2な歯ごたえ食べ応え重視バター風味アメリケーヌしがちなこの一皿を見事に一級品の上品フレンチのお皿へと昇華。
新鮮なオマール海老を直前に捌いて頂けたようで、オマール海老本来のきめ細かな繊維と旨味が感じ取れてとても美味しいです。
おーいひー♫
こういうレベルのフレンチを本場フランスで頂くのはまず不可能。
ほんっと、日本の和食料理店や鮨屋同様に、フランスではフレンチシェフ達が下駄をはかされてますからねー。
日本人だから日本人シェフのフレンチが口に合うんだよとかいう方多いですが、違うし!
そんなこと言ってないし!!
もっと絶対的な美味しさの話してるし!!!
<イチゴのムースとカカオパルプのマリアージュ>
あー、今日の締めにベリーCreamなデセールはピッタリだなー。マカロンも丁寧に作られていいです。
いやー、これはすごい!
正直このランクのレストランにおいては、見た目は普通じゃないですかー?それだけでも十分及第点として美味しいんですけど、そこに生のカカオパルプがたっぷり添えてあるんです。
ショコラ/チョコ好きの皆さん、生のカカオパルプですよ?
カカオ豆の外側のあれです。
よくぞこのスイーツをカカオパルプ添えるまで思考をやめませんでしたね!
東京でも中々お目に掛かれせまん。生のカカオパルプのニュアンスは、ライチやランブータンに近いです。
いやー、乳脂肪系のアイスクリームとイチゴのムースだけでも今日は満足でしたが、ここに生のカカオパルプは最高です!
と、こんな感じでワインもお任せで4-5杯頂いて18,000円/人程。
ソムリエは今月から元ロブションのベテランの方になるようですが、ワインセレクトも外すことはないでしょう。
都内でこういう雰囲気でアフタヌーンティーセットを愉しむと簡単に5,000円-7,000円/人いきますからねー。このお酒とお料理のレベルにお茶代込みと 考えたら相当お得で使い勝手のよいお店なんです。
もちろん、夜もちょっとした隠れ家感ありでしっとり素敵な時間になります。
建物自体は1934年建築で、レストランとしてバブルのすさまじい時代も経験した歴史あるため、南青山エリアに昔からお住まいの育ちの良い方/洋館好きな女性にとってはとても有名なお店ですが、新規顧客の獲得がないまま世代交代が進み、コロナ禍。いかんせん現オーナーが高飛車高齢で頭が固いという典型的な方のため、イマイチ評価されていないそんなお店がこちら。
店名も和訳すると美術館の建物になりますからねー、その時点でフランス人には失笑されるでしょうから、いくらちゃんと日本的なニュアンスを溶け込ませたこのレベルの美味しいフレンチでもミシュランは難しいでしょう。
ただ、店名以外でなら、総合的な満足度はお相手様がGirlyなお姫様的な雰囲気が大好きな女性でしたら、下手にシンプルモダンなミシュランフレンチ店より高いと思います。
まー、私にとってこのお店の大難点はオーナーと店名でしょうね、代表取締役社長のこと。お店裏にあるスイーツ店もちゃんと別の名前にするなりして食べログにちゃんと登録させるとか、6,000円/人前後でアフタヌーンティーをやってそうやってあげた利益をスタッフ全員に上乗せするとかいくらでもあるでしょうに、この建築物をちゃんと後世に引き継ぐ意識はあるこでしょうか、まるで高齢な自分だけが" 世紀末 "感覚で、見栄張って格好つけてもったいない。
こういう建物や内装を若い女性方にも開放したら良いのに。
こういう建物が無くなったら古き良き南青山らしさが本当にゼロになってしまう.°(ಗдಗ。)°.
女性は自分の服装のためにも必ず事前に食べログなどで下調べしてきますが、そんな中であえてドレスコードあるお店という以外に何も前情報伝えずにお連れするか、食べログURLを送って評価が高くないお店と知らせてあえてお連れするかはお任せしますが、女性クライアントとの会食やデートにも喜ばれます。
出たとこ勝負のミシュラン店の来店者達にドキドキすることなく、さりげなくこちらの育ちの良さもアピールできますしね(笑)。
このあたりはミシュラン店なども多いですが、話題のお店は"うぇ〜い♬"な方々も多いので、品良く美味しいフレンチを愉しみたい場合はやはり昔からあるクラシックなお店に限ります。
和光などの第一線で活躍されたシェフが料理学校の教員として迎えられ、その方が現在の新しくなった総料理長なので、料理学校の卒業生達の受け皿にもなるという意味でも応援しています。
女性クライアントとの会食/デート/女子会/母親孝行/家族同士の集まりに知っておくと素敵だと思います。
※駅からは離れているので、タクシーを有効活用しましょー。
※店内の段差で転ばないようにしましょー。
帰りは六本木通りからでしたらいくらでも拾えます。
※グランメゾンレベルのドレスコードあります。
※個室もあります。
※個室は部屋毎に料金変わります。
※2階3階は会員のみのフロアです。
※裏にはスイーツ店もOpenしていて、袋も可愛いのでバターサンドなどは都内スイーツにお詳しい方への手土産に喜ばれると思います。
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