福岡うどんを代表するのは牧のうどんであると私は考えます
饂飩蕎麦発祥之地の石碑が建つほどに博多っ子はうどんキチである,というのを身をもって知ったのはやはり福岡に住まうようになって数か月を経てからである.
全国を制覇している感のある〇亀とか花〇とかのうどんチェーンの出店は明らかに少なく,独自の地方型うどんチェーン店がはばを利かせている.
こちらの牧のうどんはそのうちのひとつだが,独自色が際立っている.
うどんの茹で加減は軟(やわ)めん,中めん,硬めんから選ぶことができる.
硬めんははっきり言うと,まだ茹で前である.中心部にまだ塩味が残っており,たしかに小麦粉の風味を強く感じることができるとはいえ,あとせめて2-3分くらいゆでてほしい感じである.
ところが中めんはすでにやわらかい.硬と中の間くらいが全国平均的ちょうどよさだと思うのだが,どうもこちらではそうではないようである.
軟めんを注文するお客さんが多い.まだやわいほうがいいのだろうか?これよりやわいのは伊勢うどんか桜島フェリーのうどんくらいだろう.
だが,牧のうどんはタピオカ粉などの混じらない,うどんらしいうどんということができる.
ところで,こちらではうどんの汁をスメというようだが,澄まし汁を福建の方言でそういう発音というのが語源ということらしいが,中国語感がない上に,中国の澄まし汁は上湯とか清湯とかいうのではないのか?どうもあまりあてにならない.
このスメが,こちらはなかなか優れている.一説によると利尻昆布の国内消費の7%が牧のうどんで使われているらしいからすさまじきものである(本当なのか?にわかには信じがたい).鰹節の香りも高い.
しかも追加の汁がステンの薬缶で配されるだけでなく,お代わりもできるのである.出汁にこだわっているうえに,なんという太っ腹であろうか.
大盛を注文したら,二玉分でだいぶ多めだが大丈夫ですか?と聞かれた.二人で分けるといったところ,とりわけ用のどんぶりも快く持ってきていただき恐縮である.大盛は洗面器のようなどんぶりでやってきた.ウケる.しかもたった70円ましである.
うどんが結構長めなので,一回に啜る量の調節が難しい.あまり持ち上げすぎると,重量感のある太いうどんがダダーンと汁の中に落下して,汁が飛び散ってしまう.
注文は注文書伝票に赤鉛筆で正の字入れるというのも,今となってはそのアナログ感がいい.電子マネーは使えないが.
炭水化物過多となりそうだが,かしわ飯もうまいことも付け加えておかねばならないだろう.
점포명 |
Maki no Udon Katae Ten(Maki no Udon Katae Ten)
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종류 | 우동, 소바, 카레 우동 |
092-863-5326 |
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예약 가능 여부 |
예약 불가 |
주소 |
福岡県福岡市城南区片江4-1-20 |
교통수단 |
지하철 나나쿠마선 나나쿠마역에서 도보 13분 나나쿠마 역에서 998 미터 |
영업시간 |
영업시간/휴무일은 변경될 수 있으니 방문 전에 점포에 확인해주시기 바랍니다. |
가격대(리뷰 집계) |
~JPY 999~JPY 999
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지불 방법 |
카드 불가 전자 화폐 불가 QR코드 결제 불가 |
서비스 요금 및 추가 요금 |
없음 일본어 원문 なし 이 항목은 자동 번역되었습니다. 정확한 정보는 매장에 확인해 주세요. |
개별룸 |
불가 (없음) |
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카시키리(기간을 정하여 빌려줌) |
불가 (없음) |
금연・흡연 |
금연 |
주차장 |
가능 (있음) |
공간 및 설비 |
카운터석,좌식 있음 |
이럴 때 추천 |
많은 분이 추천하는 용도입니다. |
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아이동반 |
어린이 가능
어린이 메뉴 있음 |
비고 |
새해 1/1은 휴일입니다. |
博多ラーメンは、何段階ものゆで加減指定ができる店がほとんどである。
ちなみに自分はいつも『ヤワ』である(ラーメンの場合)。
ところが、うどん屋でゆで加減が指定できる店は、ここ『牧のうどん』を除いて他には聞いたことがない。
『牧のうどん』はよく、うどんがどんどん増える、などと面白がられて紹介されるが、『牧のうどん』の真骨頂はそこではない。
そんな、どんどん増えるとか喜んでないで、うどんは伸びる前に喰え!と言いたい。
やわらかくゆで上げられたうどんと、伸びたうどんとは違うのである。
『牧のうどん』の真骨頂はまさに、ゆで加減が指定できることで、今どき赤鉛筆で記入する注文票にはやわめん、中めん、かためんの三種類があるが、その中間の中かた、とか中やわとかも注文できるのだ。
『牧のうどん』の厨房で、麺が茹でられているさまも実に面白い。
機械で包丁切りされたうどんの麺線が、一本一本宙を飛んで四角い釜に投入されていく。
釜は6枠に仕切られていて、茹で時間順に平行移動していく。だから、少なくとも6段階のゆで加減が存在している。
かたで7-8分、やわで40分程度ということだ。
この茹で釜6枠仕切りこそが、『牧のうどん』でうどんのゆで加減をオーダーできる、他店にはまねのできないひみつである。
水で〆る工程の入るざるうどんの場合、かたではちょっと中心部が生っぽいし、中めんよりはもう少しごついコシが欲しいと思っていたが、今回、中かたを注文したところ、これがまさにベストなゆで加減だった。
小麦粉の官能的なコシが堪能できる。
裏打会の変化球とはまた違う、うどん本来の正統的な食べ応えだ。
熱いうどんはやわめんで注文したが、これがまたやわい。箸で持ち上げようとすると、ちょん切れて持ち上がらない。
さすがにやわすぎるので、今度は熱いうどんは中やわを注文しようと思う。
他のお客のみなさんの注文に耳をすませば、じつにさまざまなゆで加減の注文が入っているのがわかる。
福岡のやわいうどんの代表格のように語られる『牧のうどん』だが、そうではない。
『牧のうどん』は自由のうどんなのである。
あなたも『牧のうどん』で食の既成概念から自由になってほしい。