ブルックナーを聴きながらこだわりのコーヒーとパウンドケーキ頂きました。 : Kissa Matsuzawa

2015年3月31日記

「ブランジュリ ルトゥール」（口コミ済）でパンを買ったあと
マイレビュアー様のレビューで気になっており訪問を考えていた、
「喫茶まつざわ」さんに伺いました。東松山駅から徒歩8分程、
ビルの一階に店はありました。

中に入るとモダンなしつらえと木製の家具のテーブル席です。
そしてカウンターには様々なコーヒー豆やセルフでもコーヒーをいれられるように、
ドリップする器具などがありました。
別室には焙煎機もあるようです。

メニューの中から自分はコーヒーはボリビア・ティピカ（300円）を
妻はまつざわブレンド（300円）にしました。コーヒーを自分でいれると
200円になりますので自分で調節することもできますね。
さらに二人ともバナナとクルミのパウンドケーキ（250円）も頼みました。

写真とそのコメントも参考にしてほしいのですが、
マスターと相談して自分が頂いたボリビア・ティピカは自分好みの
苦みに押しつけがましさのない深みがなかなかでした。
妻のまつさわブレンド苦みと酸味のバランスの良い物に感じました。

さらにパウンドケーキは砂糖を使わずバナナの自然な甘さのみ生かした味わいが
印象的でした。油脂はオリーブ油と無塩バターを使っているそうです。
「やはりケーキらしいコクを出すためにバターも少し使いました。」とのこと。
コーヒーにも合う味わいに感じました。

マスターはかつて音楽の道も目指した事もあり、コーヒーなどお店のメニューのこと
更には音楽の話などもすることができました。
ちなみにこの日店内にはブルックナーの第六交響曲が流れていました。
第六番はブルックナーの交響曲の中でも規模もややコンパクトで地味な存在ですが、
良い意味で肥大していない作曲家の円熟も感じられる佳曲だと自分は思っています。
マスターは店を開いてから第一番から流していたそうです。

音自体はコンパクトなスピーカーから抑え目に出ているのですが、
コンクリート主体の壁で天井の高い空間ですので、スケール感もありました。
「お客さんの邪魔にならないぐらいの音量にしています。」とマスターはおっしゃっていました。
音楽を聴くにも、BGMとしても適度と自分も感じました。

こちらは流れるクラシック音楽も日によって変わるようです。
でもあくまでコーヒー専門店でありクラシック流れる喫茶店でしょう。
4月からはダイエットランチも始まる予定とのことですし、
また再訪の機会を持てればと思います。

ごちそうさまでした。