京都五花街の喫茶・甘味処
京都の五花街と云えば、祇園甲部、祇園東、宮川町、先斗町、上七軒です。 私は京都に現役の花街が5つもあることが、雅な雰囲気を醸し出す要因のひとつだと思っています。
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このまとめ記事は食べログレビュアーによる67件の口コミを参考にまとめました。
いずれも五花街の中にはありますが わりと穴場的な感じです
出典: ramynotoraさん
始めに祇園甲部から~
花見小路は観光客で溢れていますが、
通りの真ん中辺りにある
ティー ルーム 花見小路は、その
こじんまり外観からか、人目を逃れて
いるよう。
私はこちらに20年くらい
前に訪れ、初夏だったので茶洛?の
わらびもちを頂きました。
格子の外観に灯篭の風情ある入口から
中に入ると、カウンターとテーブル席。
カウンターにいらしたママさんは、
常連客を御見送り?に行かれたので
奥からお若い女性がメニューを
持って来られました。
祇園らしく洗練されたお方。
レモンティー550円とケーキ450円をオーダーしました。
わらびもちは無いようでした。
運ばれましたケーキは、ロールケーキで
たっぷりのクリームの甘さ控えめですが
濃厚な抹茶の風味。紅茶は、少し薄いが
渋みの出ていない香りのあるお味。
帰り際に、20年前に来たことを
お伝えすると、ずっと同じママさんで
わらびもちも扱っていたそうです。
花見小路の喧騒も、こちらの格子の奥には
伝わってこない、落ち着きの空間でした。
4人
105人
075-561-0704
出典: ramynotoraさん
次は祇園東へ~
祇園会館や祇園花月の裏手の道にある、
祇園喫茶Rinken。
外観は青い車体に赤いカーテンの掛る
電車のようで、オリエント急行を模して
いるそうです。そのカーテンの掛る
ところが各ドアになっていて、
入店します。
細長い店内はすぐにカウンターで
紅いベロアのチェアが並んでいます。
お若いマスターが迎えてくださり
Rinken 珈琲600円と
こちらの自家製である
バタークロワッサン300円
をオーダーしました。
サイフォンでコーヒーを点てられ、
こちらもアンティークの大倉陶園の
カップに注がれ供されます。
バタークロワッサンのお皿もお揃いです。
コーヒーをひと口飲む~苦みが充分あるが
酸味も追いつき、ブラックでも飲み易い。
クロワッサンを手に取ると重い~
その筈で、とてもしっとりとした生地。
(フランス製素材使用)
千切って口に運ぶと、大量のバターが
使われているのが分かり濃厚な風味が
広がります。
花街にあるお店だからか、
マスターご本人も着物を着られるそうで
私の着物の話題やアンティーク食器の
こと等 お話の内容に興味が尽きません
でした。
21人
5576人
075-561-9016
出典: ramynotoraさん
次は宮川町へ~
元お茶屋のカフェができたことを知り、
宮川町にやって来ました。
団栗橋を下がってすぐのところにある
町家にトンボのマークが描かれた
暖簾があり、すぐに分かりました。
店内は新しくて明るく、ナチュラルな
木製内装にグレーのチェア、
坪庭があり和モダン。
お若い女性スタッフがカウンターで
出迎えて下さり「どこでも、どうぞ」と
仰ったので
坪庭が見える奥の席に座りました。
持って来られたメニューを見て、
ラムネのかき氷をオーダーしました、
864円(税込)
「かき氷に練乳をかけますか?」と
聞かれたので、もちろん(笑)
お願いしました。
運ばれました、かき氷~
ミントグリーンのシロップに
雪の様な練乳、ブルーのゼリーが映える
涼しげなビジュアル。
匙を入れて食べてみます~
けっこう甘めなラムネ味の、
さくさくした氷とプルンとしたゼリー。
たっぷりの量がありクールダウンし過ぎる
くらい(笑)
花街らしく私以外は男性客で、
ご常連らしい方と女性スタッフは
お話しをされていました。そして
私が帰る際には、店の外まで出て
見送って下さるのも丁寧な接客です。
12人
399人
075-551-6439
出典: ramynotoraさん
次は先斗町へ~
今から約20年前に、家族で訪れた
甘味処にまた行ってみたいと思い、
先斗町にやって来ました。
場所がどの辺りかは記憶が曖昧に
なっていましたが(笑)店名は覚えて
いました、抹茶庵 やまぎし。
検索をかけたところに近づいて行くと、
お店に灯りが点いているのが見えました!
うれしくなって入店すると、お母さんが
お1人で迎えて下さいました。
こじんまりして風情のある店内の様子も、
あまり変わっていない様に思えました。
お客は私だけだったので、好きな席に座り
宇治白玉氷を注文、850円。
こちらで使用されている抹茶は、
業務用では無く、昔からの馴染みのお茶屋の物で白玉や餡子、黒蜜などの材料も、
全てお母さんの手造りです。
やがて運ばれました~宇治白玉氷は
とても濃い緑色をしています。
匙を入れて口に運ぶと、香り高く苦みの
強い抹茶の風味、けっこう甘味も
あるのですがお茶の苦みが負けません。
パウダーとシロップのWかけで、
ずっと緑が消えない。
大ぶりの白玉は茹でたてなので、
柔かさがあり噛めばもっちりとした
コシがあります。
お母さんとお話しすると、お店の歴史は
52年。私が訪れた約20年前は、
夜遅くまで営業されていたのですが、
お母さんお1人になってから、
午前中の仕込み等、大変になってきたので
現在は午後2時~6時の営業
なのだそうです。ご常連さんの励ましで、
続けていると仰っていましたが
どうぞ、お体に気を付けて長くお店を
されてほしいと思います。
16人
1057人
出典: ramynotoraさん
最後に上七軒~
上七軒の歌舞練場には、春の北野をどりと
夏のビアガーデンに行ったことが
あるのですが
このカフェはその歌舞練場の庭に
後からできたお店です。
白いソファーに梅のグラビュールを
施したガラス張りで、趣ある庭が
見渡せます。
メニューはオムライス、ポークカツなどが
あり、ハンバーグ以外はすべて
ドリンク付きで1000円。
エビクリームコロッケをアイスコーヒーでオーダーしました。
最初にサラダ~少し玉ねぎが多いです、
ドレッシングはイタリアン風。
続いて、エビクリームコロッケと
ライスがサーブされます。
コロッケはたっぷりした
デミグラスソースの上にあります。
割ってみるとトロトロな
ベシャメルソース。
口に入れると、熱々でぷりっとした海老と
きのこの食感も良い。デミグラスソースは
焦げ感のある正統派。
付け合せの、にんじんのグラッセと
酸味のあるキャベツ入りポテトサラダも
美味しいです。
最後にアイスコーヒーを飲みながら
ゆっくりできます。
お客さんは外国の方やご夫婦など、
年齢は高めで落ち着きがあります。
お稽古帰りの舞妓さんや芸妓さんも
訪れるので、お隣に・・ということも。
歌舞練場の様子も少し垣間見れて、
情緒ある華やぎも楽しめます。
出典: ramynotoraさん
出典: ramynotoraさん
出典: ramynotoraさん
出典: ramynotoraさん
出典: ramynotoraさん
出典: ramynotoraさん
14人
555人
※本記事は、2020/05/10に作成されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。