新装開店おめでとうございます : 錦江湾

2019年9月某日再訪。

知らぬ間にすぐお隣に移転・新装開店されていました。おめでとうございます。
以前は店内喫煙可だったのですが、現在は外に喫煙所が設けられています。

お料理とお酒の質については変わらず高いクオリティ。ただ新装開店にともなってなのか、全体的に少しお値段が上がっていたのが残念でした。(消費税別なのに)

とはいえ色々と初体験メニューを頼んでみたことで、むしろ前回以上にその評価が上がった気すらいたします。とにかくどのお品も共通して美味しいだけでなく量がかなり多い！お酒もなみなみ！
本当はお料理のボリュームをもう少し控え目にして、その分お値段も下げてくれたら(というかハーフサイズが欲しい)なおありがたくはあるんですけども。まあ現時点で十分リーズナブルですからね、流石にわがまま過ぎる願いやもしれません。

そんなわけでお独り様や少食な方にはちょいハードル高めではあれど、素晴らしいお店であることは疑う余地なし。あと個人的にはアサヒに加えて赤星がラインナップに登場したのがとても嬉しみポイント。よって値上がり以上に安定感の高さを評価する的な意味合い含め、総合の評点もちょっぴりupさせていただきたく。

◇サッポロラガー 中瓶 600円
◇三岳 水割り 500円
◇白玉の露 水割り 500円
◇もぐら ロック 500円
◇お通し×3 カツオ刺し、あん肝 価格不明
◇玉子焼き 500円
◇気まぐれサラダ 690円
◇自家製さつま揚げ 780円
◇鶏刺し 800円
◇お造り盛り合わせ 桜島 1300円
◇本まぐろ 中トロ お寿司 8貫950円(たぶん)
◇味噌汁 200円

特に自家製さつま揚げが絶品でした。50円値上げされてしまったけど、勿論鶏刺しも。
前回断念した握りも、シャリ自体は居酒屋レベルでしたが、この価格でこれだけのネタをお寿司にしていただけるありがたみに身を震わせる次第です。

マイ地元近くの大袋駅に鹿児島推しの居酒屋があるという噂はかねがねお聞きしていたのですが、この程ようやく機会を見つけての初訪問。
店名の「錦江湾」とは鹿児島湾の別名。だけあって魚介は鮮度良い物を仕入れられていましたよ。

お店の構成はカウンター6席＋手前に4人掛けテーブルが二つ、奥に6人掛けテーブルだったかな。あれ？食べログの席数情報と異なっているような…とりあえずお店によると、二階に8名用の個室もあるとのこと。
いつも大盛況のご様子(実は以前一度訪店を試みた際は満員で入店できず)で、この日は奥で宴会が開催されていてちょっち騒がしかったと記憶しています。

お店の切り盛りは厨房担当の店主さんと、給仕担当の奥様と思しき男女。店主さんは一見だと気持ちとっつきづらい印象やも。でも決して感じが悪いとかではないです。一方奥様は元やんちゃさん的なご容姿(失礼)ながら、親切で親しみやすいご接客でした。

さて、今宵のお通しは生しらすを生姜醤油で。臭みなくネットリ美味な上に存外ボリューミー。この後のお料理にも期待が高まります。

中瓶は600円とややお高めな値付け。銘柄がSDな点も個人的にはほんの少し残念。(生ならSDでも良いのですけど)
しかしながら鹿児島推しだけあって焼酎の取り揃えがだいぶ豊富です。しかもロックでもグラスに並々注いでくださってお値段もリーズナブル。
確か鹿児島はさつま無双のいるかラベルともぐら(ともに芋焼酎)をロックで、熊本は高橋酒造の米焼酎白岳しろを水割りでいただいたはず。しろはまろやかで水割りに合いますよね。いずれも500円前後であったかと。

焼酎に合わせる鹿児島料理の代表格といえば鶏刺しでしょう。ハーフ[480円]もあるけどここはフルサイズ[750円]で発注。
わおっ、かなり豪華なご尊顔！炙られたもも肉とむね肉がこれでもかと盛られています。九州特有の甘口醤油でいただきませう。炙りの香ばしさと生肉由来の甘味、ぷりぷりの食感がたまりません。

次いでこの時期のご褒美、新秋刀魚のお造り[680円]をば。当品も一匹丸々なのかえ？盛りっ盛りでお得感有り。臭みなく程良く脂がのっていて美味です。下に敷かれた生わかめも地味におつまみに最適。

正確には宮崎名物なのでしょうが、九州つながりで鶏南蛮揚げ[680円]もいってしまいます。これも地鶏を使われているのかしら。
御多分に洩れず、一枚肉をフル活用で相当食べ応えがあります。粉成分多めのサクカリ衣に甘酢とマヨが相性抜群。でも欲を言えばマヨ→タルタルソースだったらさらに狂喜乱舞だったのですけども。

また、店主さんは以前寿司職人の経験もあるそうで、どうやら各種握りも絶品との噂がちらほらと。
この日ははしごの予定があった故に断念したものの、次回は必ずや試してみたく。

あ、追記。混雑具合もあってか、待ち時間だいぶ長めな点は正直気になりました。店長さんお一人でこれだけ凝ったお料理をされているから仕方ないっちゃ仕方ないのかな。

何であれ、また美味しい鶏刺しと魚介と焼酎を身体が欲したら是非お邪魔いたします。(全部好物なので、つまりはあまり間を置かずに。