熱海で温泉にも入らず、相模湾の海の幸も食べず、全国チェーンのビジネスホテルに泊まり、全国チェーンの居酒屋で飲み食いして後は寝る・・・ただ、それだけ(ToT) : 笑笑 熱海駅前店

金曜日の夜２２時３４分に『熱海駅』に降り立つ。これが『熱海駅』に止まる東京行きの新幹線の最終です。
この後、駅の直ぐ近くにある全国チェーンのビジネスホテルにチェックイン。何が悲しくて『熱海』に来てまで全国チェーンのビジネスホテルに泊まらなければならないんだよぉ・・・。大風呂の温泉に入ってゆっくりしたいところなんですが、もうこんな時間だから日帰り温泉とかに行けるって時間でもないしなぁ～。
せめて食事だけでもと思ったんですが金曜日と言う週末とは言えビジネス街や歓楽街ではない観光地の温泉街の駅前では食事処や居酒屋なんかは既にどこも営業が終わっちゃってる・・・。しかも現在コロナ禍の第三波もやって来てるしねぇ。マクドナルドすら私の目のまでちょうど営業終了していきました。この辺りでこの時間も営業しているお店は「笑笑」と「魚民」だけって状況。地魚をアテに軽く一杯って訳にはいかなそうです。クソッ～、飯すら全国チェーンの居酒屋になってしまうのかぁ・・・。「笑笑」にするか「魚民」するか。う～ん、結局どっちを選んでも『㈱モンテローザ』の居酒屋になっちゃうから大差ないんだけどねぇ・・・。って事で入店したのは、
「笑笑　熱海駅前店」さん
でした。
お店は『熱海駅』の目の前にあるビルの二階にありました。
入店した時間は２３時００分ちょうど。
この時点での先客はペア客１組、トリオ客１組の合計５名のみ。
席数は全国チェーンの居酒屋らしく結構大箱な店内だったのでよく分からなかったのですが、多分１３０人近く収容出来るような感じです。当然ガラガラ。確かにこんな状況じゃ普通の個人営業のお店はやってらんないかなぁ。
なのに一人客と言うだけで狭いカウンター席に通された。別に他のお客さんがこれから大挙してやって来るなんて事は絶対ないんだからもっと広い席でも良いだろうに。まあ、バイトのお姉さんなんだからマニュアルに従った接客をするのは仕方ないんだけどね。もう少し柔軟性があっても良いんじゃないかなぁと思ったりして。
と不満ばかり言っていても仕方ない。自分の巡り合わせの悪さを責任転嫁しても何も良い事なんか無いからね。サクッと飲み食いしてパッとホテルに戻りましょう。
と言う事でドリンクとフードを一気に注文。ドリンクはもちろんの事、お客さんもいないからフードもあっと言う間に全て出来上がってきました。注文から１０分と経たずに全部揃っちゃった。こう言うところは流石セントラルキッチンを持つ全国チェーンの居酒屋ですね。
ちなみに本日は以下の感じのものを注文しました。
１．「深夜料金」￥３０９（税抜き）
２．「お通し（チャージ）」￥４００（税抜き）
お通しは「枝豆」です。１カップに結構入っていました。しかし、全国チェーンの格安居酒屋のチャージが４００円はちょっと高くない？チャージなんか取らないチェーンも多いのに。しかも深夜料金って・・・。少し納得できないなぁ・・・。
３．「キリン一番搾り中ジョッキ」￥３９８（税抜き）
しまった、また不満が出てきてしまった。ここは生ビールを飲んで少し落ち着きましょう。
４．「自家製若鶏の唐揚げ」￥３９８（税抜き）
お皿の上に敷かれた天紙の上には鶏唐揚げ５個がのっかっていました。レモン１カットも添えられています。竜田揚げに近い感じの唐揚げです。唐揚げ粉の味付けが薄めなんです。と言ってお肉に味付けしてある感じでもないんですけどね。ただ、生姜な感じだけは感じられました。この生姜が少し強い。なのでレモンを搾って柑橘系らしい酸味を上げつつ、塩をかけて味付け調整すると良いでしょう。
５．「生ハムの切り落とし」￥２９８（税抜き）
横長なお皿の上には薄く小さくスライスされた生ハムが１０スライスくらい有りそうですね。オリーブオイルと黒胡椒が軽く振りかけてありました。生ハムらしい熟成されたお肉の旨味はそれなりです。塩気も低め。黒胡椒の効きも同じく弱め。オリーブオイル感は強いかな。ここがもう少しだけ抑えめだともっと良いビールのアテになったのになぁ。
６．「牛カットステーキ～シャリアピンソース～」￥５９８（税抜き）
ウッドプレートの上にのっかった直径１０ｃｍくらいの丸い鉄製のステーキ皿の中にはカットされたステーキ６キレ、ジャガイモ、コーンがのっかっているステーキらしい体。ソースのシャリアピンソースはみじん切りされた玉ねぎにバターと肉汁がよく染みています。お酢っぽい酸味も強く感じました。ワインの風味とかニンニクのパンチ力とかは弱めですね。でも、このソースはなかなかに美味しい。ただ、残念ながら肉が柔らかって感じてはなかったですねぇ。これは本当に玉ねぎの中に漬け込んであるお肉を使っているのでしょうか？多分、違うのでは？普通に安い牛赤身肉の硬さです。肉の旨味自体もそれなりでしたね。
７．「いか下足炙り焼き」￥３９８（税抜き）
長方形のお皿の上には中くらいのサイズの下足１個と小さな下足３個。レモン１キレとマヨネーズ一搾りが添えられています。また、一味唐辛子の小瓶も一緒についていました。味付けは弱いと言うかイカらしい味が前面に出ている下足焼きですね。ただ、ちょっと生イカ臭い。これならマヨネーズやレモンより塩や醤油が合います。一味唐辛子も少々振りかけると良いですね。
９．「海老のアヒージョ」￥４９８（税抜き）
10．「バケット」￥１００（税抜き）
底の浅いカスエラに注がれたオリーブオイルの中には、小海老７個と小さな赤唐辛子１本。その上には少量のみじん切りされたパセリも振りかけられていました。ニンニクの強さは適度。塩胡椒はそこそこ。赤唐辛子の辛みもほどほど。少しだけオリーブオイル感が高めの味付けですね。一応プリプリ系の海老ですがプリプリ感は高くなく、海老っぽい旨味も低めです。オプションで付けたバケットは１ｃｍ厚にカットされたモノが３枚。特にバケット自体に焼きは入っていなさそうですねぇ。これは長いバケットのそのままカットしただけのようです。ここは出来れば表面がパリッとなるくらいに軽く焼きが入っていれば良かったのになぁ。最後にオリーブオイルに浸していただきましたが、まあ、それなりだったかな。
そんな感じにサクッと飲み食いしながらお店にいたのは正味４５分くらいかなぁ。明日は朝が早いので速攻で食事を済ましてお店を後にしました。飲んだと言うよりも本当に食事をしたって感じでしたね。でも、今度熱海に来る時にはゆっくりと温泉に浸かって、ノンビリと相模湾の海の幸に舌鼓を打ちたいもんですね。