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店名 |
花菱(ハナビシ)
|
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ジャンル | うなぎ、日本料理 |
予約・ お問い合わせ |
03-3461-2622 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
京王井の頭線【渋谷駅】西口 徒歩3分 神泉駅から305m |
営業時間 |
|
予算 |
¥5,000~¥5,999 ¥3,000~¥3,999 |
予算(口コミ集計) |
¥6,000~¥7,999
¥6,000~¥7,999
|
支払い方法 |
カード可 (JCB、AMEX) 電子マネー不可 QRコード決済可 |
サービス料・ チャージ |
夜のみサービス料 テーブル5% 個室10%、お通し代なし |
席数 |
30席 ((1F)テーブル2席×1、4席×2、(地下)テーブル2席×4、4席×5、個室2(2~18)) |
---|---|
個室 |
有 |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
駐車場 |
無 近くの有料駐車場:道玄坂2-10-9新大宗ビル6号館200台収容、ほか |
空間・設備 | 座敷あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
備考 | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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正月早々所用があり、渋谷方面に出掛ける。
昼過ぎの予定のためその前に食事をしようと早めに家を出て某蕎麦屋を目指したが、事前に良く調べておかなかったためまだ正月休みとのこと。
他に心当たりを探してみるが、何処も同じような状況。
仕方なしに道玄坂を駅方向に下って来ると、鰻の看板が目に付いた。
「花菱」の店名には記憶があり、その場で検索すると歴史ある老舗とのこと。
こちらはきちんと営業中であり、ビルの奥まった入口の自動ドアを開ける。
12時少し前だが先客の姿は無く、やや薄暗い1階にはテーブルが2卓ほどで小さな構えと思いきや、奥の階段を降りた地下は思いのほか広々として明るく、10卓ほどのテーブルに30席近くがゆったり目に配されている。
その多くに予約席の札が置かれている。
私は一番奥の4人掛けの卓に通してくれた。
表にもきちんと掲示されお姐さんからも最初に告げられたが、こちらの鰻は提供まで40分掛かるとのこと。
割きの作業から始めるようだが、回転を優先しようと考えがちな繁華街の店としては珍しい。
まずは4種の鰻重から「鰻重 竹」と、別注文となる「肝吸い」を付けて頼む。
元々少し呑むつもりだったのでビール(キリンラガー中瓶)と、肴に「揚げぎんなん」をもらいのんびりと構える。
揚げぎんなんはモッちりした食感と適度な塩気が好ましく、これを摘まみにグラスを傾ける。
丁度40分経って角盆で一式が運ばれた。
毎度のことだが、鰻重の蓋を開ける瞬間のワクワク感は格別。
おもむろに外すと芳しき香りが立ち上がり、小振りの鰻の一尾に1/4分が足されて表面をびっしりと覆っている。
鰻自体の形状のためか、通常の横長に一尾分が乗るスタイルでは無く縦に並べられている。
割き立てのためか見た目が綺麗で、小振りのため身の厚みは今一つながら、箸を差し込むとスッと入る感触は蒸しの工程を挟む江戸前鰻ならでは。
鰻の旨味はしっかり感じられ、甘みの少なくサラッとしたタレと相俟って美味しい。
身と皮が剥がれやすいが、決してゴワゴワしてしていないのは蒸しや焼きの甘さでは無く、鰻自体の個体差で元々皮が厚かったものと思われ、実際にねっとりとした皮目が美味しい。
途中から卓上の粉山椒を振ってみるが、吟味されていることが分る。
ご飯は少し柔らかめで、炊いた後の蒸らしが足りないのかタレとの絡みが今一つ。
肝吸いはきちんとした処理されて苦味など一切ない肝と豆麩と三つ葉のシンプルさだが、塩味控えめながら出汁が良く効いており美味しい。
香の物は胡瓜・大根・人参の糠漬けと白菜の塩漬けで、正月の口開けのせいかやや塩が熟れていないように感じる。
多少気になる点は有ったものの、美味い鰻を食べたと言う実感はしっかり。
値段も鰻の大きさからすれば相当に思う。
接客のお姐さんの応対ぶりにも、老舗らしさが感じられて好印象。
こちらの創業は大正10年で100年以上の歴史があり、鰻好きで有名だった斎藤茂吉が足繁く通ったことがHPでも述べられている。
創業時からの仕事のままであるとは考えにくいが、当時の渋谷は現在では考えられない僻地であったはずで、そこ頃からの暖簾を守り続けているのは立派な事と思う。