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たまごサンドはオムレツサンド
四谷駅に向かう途中、喫茶店の「ロン」の前を通ったらちょうどお店の開店時間。
早めのランチにサンドイッチを食べようと、お店に入った。
ドアを開けるとタバコの匂いがフワッとします。
お客様はいないのだけど、気密性の高い建物。中にタバコの匂いも蓄えられていたのでしょう。
大人のお客さまと大人の従業員だけのスペース…、喫煙目的店も最近、増えてきました。
こういう自由はステキな自由。嫌なら来なきゃいいだけだから。
タバコを吸わぬボクもここではタバコの匂いをたのしむ人にしばしなる。
テーブルの上には灰皿。灰皿の中には出がらしのコーヒー豆をたっぷり入れてニオイ消しの役目をさせる。昔の喫茶店にはこういうお店が多かった。なんだかすごくなつかしい。
いつもはハムサンドをたのむのだけど、今日ははじめてたまごサンドをたのんで見た。SNSでここのたまごサンドがかなりの人気で、食べてみなきゃと思った次第。
お供にコーヒー。外はまだまだ暑くってアイスコーヒーにしようかなぁ…、と思ったけれどサンドイッチのお供には熱いコーヒーの方がいいだろうと思ってたのむ。
かなり苦目で香ばしく、最後に酸味が後をひく。ミルクを入れると酸味がやさしくなって自然な甘みがふくらむところがオキニイリ。
コーヒー飲みつつ、サンドイッチが焼けるのを待つ。座った席から厨房の様子がよく見えて、サンドイッチを作る手順の一部始終を勉強できた。
まず卵を割ってときほぐす。
そしたら次にパンを切る。
なんとパンは手切りで、切ったらバターを塗り込め重ねてなじませる。
卵を焼きます。
焼く前に再びよくとき鍋に流していくのだけれど、ジューって音がしないのです。
低温の鍋でじっくり焼いていくのでしょう。卵が焼ける匂いと一緒にジリジリ卵が焼ける小さな音がしてきて卵が焼ける。
パンで挟んでスパッと切ったら出来上がり。
ふっくらやわらかな卵の状態がまず見事。味はほのかな塩味で、好みで塩をパラッとほどこす。ふんわかとした手切りのパンと混じってとろけるやわらかさ。
パンをめくるとオムレツ状で卵焼き器じゃなくてフライパンで焼いたんだなぁ…、って思ってニッコリ。バターの風味が卵の持ち味、引き立てる。
アルバイトなんだろうなぁ…、気持ちのいい女の子が初々しくて丁寧にサービスをする。手が空いたらご主人、奥さんと世間話をするのだけれど、それがほのぼのしていてステキ。
ご主人にしてみればお孫さんくらいの年齢です。東京みたいな都会ではシニアと若い人が触れ合う機会は少なくて、互いにとってこういう機会は貴重でとても羨ましい。
今日もBGMはビートルズ。ペイパーバックライターからレインとどちらもボクの十八番で、レディーマドンナに続いて行った。アイアムザウォルラスを聞いたら席をたちましょう。
サンドイッチにクリーム描く模様が浮かぶブレンドコーヒー
四谷の駅の近くの「ロン」。
コンクリート打ちっぱなしのレトロモダンな喫茶店。
建物ばかりか椅子やテーブルまでもがすべてオリジナルで、建築家がすべてをデザインした空間が見事なまでにうつくしい。
喫煙可能な特定目的店で、タバコの煙が煙くなければと入ってみればノーゲスト。
煙の代わりにコーヒーの甘い香りが漂っていました。
ありがたい。
入り口脇に丸いテーブルを囲むように設られたオキニイリの席に陣取りのんびり。テーブルの上には灰皿。中には使い終わったコーヒー豆が入れられていてニオイ消しの役目を果たす。
ハムのサンドイッチとブレンドコーヒーを選んでたのむ。おそらくここで働きはじめたばかりの女の子が一生懸命注文を聞く。笑顔がとっても愛らしくってニッコリします。
ここのハムサンドはハムと食パン、マヨネーズだけ。
ハムは薄切り。2枚重ねて6枚切りの食パンで挟んで耳を落として仕上げる。
パンの厚さに対してハムの分量は少なく見える。
ところが噛むとハムがガツンと前歯を叩き圧倒的な存在感を発揮するのがオモシロイ。
簡単に作れそうにみえて実際作るとこんなふうにはなかなかできない。
パンのちょっと乾いた感じも独特で分量以上に食べごたえがある。
しっかりとした苦味がおいしいコーヒーにクリームをたっぷり。乳脂肪分の多いクリームとコーヒーの酸味が混じって反応し、チリチリ模様が浮かんでずっとただよっている。ススっとすすると乳の香りとコクが口に広がっていくオゴチソウ。
のんびりおやつを食べてると、おじいさまがやってきてコーヒーたのむ。お店のマダムがノートのようななにかを手渡し、それにササッとサインをする。おそらくツケの台帳でしょう。
バイトの女の子が「ツケってなんだかかっこいいですね」って言ったら、四谷界隈では金を持たずにどこでもツケで飲み食いできたんだよ…、って答える。自慢でもなんでもなくそれが昔は当たり前だったに違いない。
昔の街の話をおじいさまとマダムがたのしく話してる。ときおり厨房からお店のご主人が合いの手入れる。
「お嬢ちゃん、こういう話は退屈かい?」っていうおじいさまに、学校でできない勉強できてありがたいですと答える彼女。スターバックスでも勉強できない勉強だよな…、と思ったりした。いいお店。
建物までがおもてなし
四谷の駅前に「ロン」という喫茶店がある。
設計士でなく建築家が企画し建てたコンクリート打ちっぱなしの存在感満点の建物。
マホガニーの壁や真紅の革張りの椅子に白いデコラの小さなテーブル。開店と同時に愛煙家が続々とやってきて、タバコの煙が昭和のムードを醸し出す。
コーヒーは酸味のくっきりした典型的なる昭和喫茶の味なんだけどお腹を重たくしない飲みやすさがいい。オキニイリ。
それにしてもひさしぶりに四谷三丁目から四谷の間を歩いたけれど、閉店してしまった飲食店の多いことに気持ち震える。好きなお店を一軒なくすということは、仲の良かった友人を1人なくしてしまうのと同じコトだなってしみじみ思う。
建物までおいしい昭和喫茶のハムだけサンド
四谷で朝食。
打ち合わせをかね喫茶店にて。
実はいつも銀座界隈で合う人たちで、けれど今日の銀座はオリンピックスの祝勝パレードで大混乱。
寄り付くこともむつかしそうで、それで四谷に集まった。
「ロン」という喫茶店。
コンクリート打ちっぱなしの建物で、中に入ると吹き抜けの屋根。螺旋階段を上がっていくと2階があって、そこにも客席。
2階席の下がキッチンという造り。
ワインレッドの革張りの椅子。マホガニーの腰壁、白いデコラのテーブルとすべてがこの店のために誂えられたオリジナル。昔、喫茶店は家具まで含めてすべてオーダーメイドというのが当たり前。それぞれのお店が意匠と工夫を凝らしたものでした。豊かな時代の忘れ形見のような贅沢。ちなみにロンは英語で書くと「Lawn」であります。つまり芝生。ゴルフの芝生か、テニスの芝生か、それとも庭の芝生か…、どれをとってもどこか贅沢。そんな店。
a-lawn-tablea-lお店の入り口脇の席。
お店の中で唯一、ここだけ丸いテーブル。
そのテーブルを囲むようにして、グルリ座れる社交的なるテーブルで、そこに陣取りコーヒーを飲む。
テーブルの上には灰皿。
その灰皿にはコーヒーを落としたあとの豆カスが敷き詰められてて、消臭効果を発揮する。
朝のお供はハムサンド。
厚切りのパン。中にタップリバターを塗って、塩胡椒。
ほんの少しのマヨネーズ。
薄切りハムを挟んで耳をキレイに落とし、スパッと切って出来上がり。
長方形を一切れ作り、残りは斜めに切って台形にする。
あぁ、喫茶店のサンドイッチだってにっこりします。
口に入れるとほとんどパンで、口の水気を吸い取っていく。漁は少ないのにハムとバターの存在感がなかなかで、コーヒー飲んで口の中をシットリさせる。
酸味強めの昭和なコーヒー。小さなステンレスのピッチャーにタップリ入ったクリーム落とすと、酸味でチリチリ、白くよじれて模様を作る。朝であります、金曜日。
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サカキシンイチロウ
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店舗情報の編集
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店名 |
Lawn(ロン)
|
---|---|
ジャンル | 喫茶店 |
お問い合わせ |
03-3341-1091 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
東京メトロ丸ノ内線・南北線【四ツ谷駅】徒歩2分 四ツ谷駅から157m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
個室 |
無 |
---|---|
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可
2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
オープン日 |
1968年 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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ひさしぶりに四ツ谷の「ロン」。
駅の近くの一軒家。しかもコンクリート打ちっぱなしの特徴的な建物で、小さな要塞みたいな感じ。
昭和29年、1954年の開店です。ボクより6歳も年上の店。
お店の中も独特です。
ワインレッドの合成レザーのソファにデコラばりの白いテーブル。レンガ積みの仕切り壁にマホガニーの壁。
開業当初から使い続けているのでしょう…、経年劣化ではなく使い込まれた渋さを感じる。
窓際には丸いテーブルを囲むようにソファが置かれて、ふたりで来たらそこだった。お店全体をみわたせる特等的でオキニイリ。
全席喫煙可能な店です。
テーブルの上にはドリップし終えたコーヒーの粉を敷いた灰皿、ステンレスのシュガーポットとどこをとっても昭和な景色。
コーヒーとミックスサンドイッチを選んでたのむ。
ちょっと前までは逆三角錐にかぎりなく近いコーヒーカップを使ってた。
昔の喫茶店がよく使ってた分厚く取っ手の小さいカップ。今ではそういうカップを作るところが少なくなって、それでも今のカップに変わったという。前のカップになみなみ注ぐのと同じ量のコーヒーを、今のカップに注ぐとちょっと少なめ。しょうがないけどもったいない。
ミルクは濃厚エバミルク。小さなピッチャーは昔のままでなつかしい。
8枚切りの食パンに薄切りのハムが二枚一組。
チーズは一枚。
パンの分量が圧倒的に多いのに食べるとハムやチーズの存在感がかなりあるのが不思議な感じ。
パンは焼かずにそのままで、ちょっと乾いた感じがする。
なのに口の中でたちまちとろけてなめらかになる。
マヨネーズとかバターとかをそんなにたくさん使っているわけじゃないのに、これまた不思議。
同じように自分で作っても、同じようにはならないところがここならでは…、って感じがします。
オキニイリ。
ハムとチーズのサンドイッチを一緒に食べると、歯ごたえ、歯ざわり、チーズとハムの混じり具合が絶妙で新たな発見。
おゴチソウ。
BGMは今日もザ・ビートルズ。
お店に入ったときに「say hello」がながれはじめて「lady madonna」に続いてく。それから何曲か曲が続いて「long and winding road」で泣いちゃった。
ビートルズは好きな曲もあった。例えばサージェントペパーズロンリーハーツクラブバンドはアルバム総体として好きだったけど、そうでもない曲も結構あった。
例えば初期のアップテンポで荒削りな感じのする曲は聴き飛ばすことがほとんどで、でもタナカくんはそういう曲が好きで、上手に歌った。なにしろサンボマスターが好きな人でしたからロック魂があったんでしょう。
ボクはひねくれ者で情熱的な若さが苦手で、でもタナカくんにときに感情をぶつけることもいいもんだ…、ってことを教えてもらった気がする。ありがたい。
I wanna hold your handを歌いながら手をつないで握りしめたことを思い出す。