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【伯爵とフレンチ#53】住宅街の名店。
ー ルシュマンコース ー
◆三倍体牡蠣 赤ワインとエシャロット
◆パンと豚のリエット
◆鮎のパテ ゼリーは煮汁
◆夏野菜のガスパチョ 浅利の出汁
◆本鮪のサラダ仕立て ビネグレットソース
◆のどぐろのポワレリゾット添え 河豚の白子黒キャベツ巻き ブールブランソース
◆シストロン産仔羊のロースト バジリコとジュのソース アリッサ
◆クレメダンジェ
ダックワーズ
◆お茶菓子
◆三倍体牡蠣 赤ワインとエシャロット
三倍体牡蠣と呼ばれる、卵を持たない生牡蠣から。
岩牡蠣のような強い癖がなく、爽やかな旨味が特徴的。喉に落ちる時の喉越しが心地よく、口に残る磯の香りにエシャロットの穏やかな酸味が響き合い、爽やかな余韻が続いていく。
◆パンと豚のリエット
パンはクラストが硬めで中はもっちり。
素朴でありながら小麦の風味がしっかりと立っている。嬉しいことにバターではなく、豚のリエット。滑らかなファイバー系で塩気は控えめ。たっぷり漬けても、塩っぱすぎず、小麦の旨味も感じながら味わえる。
◆鮎のパテ ゼリーは煮汁
煮詰めた鮎を裏漉しして、煮汁はジュレにしてパテにした一品。
珈琲の様な奥行きのある薫香が鼻を抜けた後、肝の苦味や油脂の厚みのある味わいが滑らかなテクスチャーで舌に広がる。ジュレのプルンとした舌あたり、口直しの酢漬けしたスイカの丸い酸味も心地よい。
◆夏野菜のガスパチョ
「ラブランシュ」を思い出させる夏野菜の食べるガスパチョ。スープには浅利の出汁を忍ばせることで酸味の中に、味わい深い旨味を生んでいる。
野菜は胡瓜やトマトにセロリと茄子。特に茄子は大ぶりにカットされていて、歯を入れると勢いよく甘い汁を吐き出してくれて口を潤してくれて気持ちが良い。
他にも鮑と蛤も入っており、コリっとした食感のアクセントや滋味が、食べ応えと奥行きのある味わいを添加。初夏の味覚が堪能できる季節感に満ちた一品でした。
◆本鮪のサラダ仕立て ビネグレットソース
鮪は青森の三厩産。小ぶりにカットされているが、力強い身質から津軽海峡の激しい潮流を感じられる。
旨味が強く、クリアな脂はさっぱりとしていてビネグレットの酸味とよく合っている。
多彩な野菜たちの食感の妙、甘味や苦味の豊かなバリエーションも楽しく、口を華やかに彩ってくれる。
◆のどぐろのポワレと河豚白子の黒キャベツ巻き リゾット添え ブールブランソース
のどぐろは表面を香ばしくパリッとさせることで、柔らかに解ける身質がより感じられる。薫香が鼻を抜けた後甘い脂をじとっと広げ、ソースの尖りのある酸味が脂の甘味を引き立てる。
白子もクリーミーで濃厚。下支えするリゾットは硬めに炊かれ、噛むほどにソースと馴染んだ味わいを広げて頬が緩む。抜群に美味しかった。
◆シストロン産仔羊のロースト バジリコとジュのソース
惜しげもなく、脂のついた美味しい部分をドカドカと盛ってくれるのが嬉しい。
脂身から溢れ出るミルキーな甘味と上品な香りにバジリコそそるジュのソースが見事に寄り添い、仔羊の香りを旨味へと昇華させている。
アリッサで香り付けしたガルニチュールも見逃せない。辛さの中から顔を出す爽やかなスパイスの清涼感と旨味が野菜の甘味を引き立てるのは勿論、仔羊とも見事に調和。
エスニックな味わいに夏のバテた身体を鼓舞される。
◆クレメダンジェ
フレッシュチーズの軽く滑らかな食感と甘味が楽しめる。下にはパッションフルーツのゼリーとブルーベリーが忍ばせられ、きゅんとする甘味と酸味が乳のコクを引き立てる。
軽やかでありながらも重みも感じられ、クラシックなフランス料理に相応しいデセールでした。
◆お茶菓子
クッキー、マカロン、ダックワーズと最後まで手抜きがありません。特にダックワーズはメレンゲの軽やかなサクッとした食感と濃厚なキャラメルクリームの甘味のバランス感が絶妙。甘味も程よく、珈琲のお供として抜群でした。
「ラブランシュ」出身とのことで、期待して伺いましたが、期待通りでした。
変に捻らず食材を引き立てる料理の構成は、派手さは無いが、安定感のある美味しさ。クラシック好きには堪らない素晴らしいコースでした。
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サンドイッチ伯爵
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店名 |
ボンシュマン
|
---|---|
ジャンル | フレンチ、洋食、ヨーロッパ料理 |
予約・ お問い合わせ |
050-5457-9119 |
予約可否 |
予約可 個室をご利用の場合、お子様お1人につき1000円(税抜)個室料を頂きます。 |
住所 | |
交通手段 |
学芸大学駅から徒歩約10分弱 祐天寺駅から493m |
営業時間 |
|
予算 |
¥10,000~¥14,999 ¥3,000~¥3,999 |
予算(口コミ集計) |
¥15,000~¥19,999
¥5,000~¥5,999
|
支払い方法 |
カード可 (JCB、AMEX、Master、Diners、VISA) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
サービス料・ チャージ |
サービス料10% |
席数 |
14席 (貸し切りの場合最大22席) |
---|---|
個室 |
有 (6人可) 半個室形式、6名まで可 |
貸切 |
可 (20人以下可、20人~50人可) |
禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、ソファー席あり、車椅子で入店可 |
ドリンク | ワインあり、カクテルあり、ワインにこだわる |
---|---|
料理 | 魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
サービス | 2時間半以上の宴会可、お祝い・サプライズ可(バースデープレート)、テイクアウト |
お子様連れ |
子供可(乳児可、未就学児可、小学生可)、ベビーカー入店可 乳児をお連れのお客様は個室のみご対応しております。 |
ドレスコード | 特に設けておりませんが、サンダル、半ズボンなど過度な軽装はご遠慮下さい。 |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
2002年9月20日 |
電話番号 |
03-3791-3900 |
備考 |
【ご予約はお電話またはホームページのリザベーションより承ります。食べログからももちろん大丈夫です。)】 |
初投稿者 |
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◆三陸産牡蠣のムニエル
◆北海道産サクラマスのマリネ カレー風味
◆ロワール産ホワイトアスパラ マルテーズソース
◆太刀魚と甘鯛と黒キャベツのパイ包み焼
◆ドンブ産ホロホロ鳥のロースト
◆ガトーショコラ
◆三陸産牡蠣のムニエル
アミューズには勿体無い牡蠣だ。
精妙な火入れではち切れんばかりに膨らんだ肉体に歯が入れば、濃縮した波間の騒潮が爆ぜる。
乳製品を錯覚させる甘やかなコクが、舌を包み込み、恍惚とさせる。
◆北海道産サクラマスのマリネ カレー風味
カレー風味のビネガーでマリネしたサクラマス。
噛もうとすると、歯は何の抵抗も受けずに、しっとりと抱きしめられる。
マリネした後、皮目には燻香を纏わせたという。
それが、甘やかな脂に余韻を作る。
鼻を抜けていく春の芳醇が堪らない。
ターメリックのそそられる香りが、香ばしい皮目に共鳴し、高みへと登っていく。
◆ロワール産ホワイトアスパラ マルテーズソース
ドスン。
皿が置かれた瞬間、地響きが鳴った。
ロワール産ホワイトアスパラガスである。
数本のアスパラが一つになったかの様な、太く立派な躯体に、思わず目を丸くした。
穢れなき苦味とふくよかな甘みは、大地の豊かさを内包し、自然の神秘を掲示する。
根本から穂先にかけて、徐々に変化していく味のグラデーションを楽しむ。
その優美な時間に、言葉が出ない。
たっぷりと注がれたソースマルテーズは、もはやスープだが、アスパラを越えない。
いや、越えられない。
太陽を求めて天へと伸びん勇猛なアスパラに、衝撃を受け、宙を仰いだ。
◆太刀魚と甘鯛と黒キャベツのパイ包み焼
供された時、私が嬉しい悲鳴をあげたことは想像に難しくない。
太刀魚と甘鯛と黒キャベツのパイ包み焼である。
甘鯛のムースを江戸前の太刀魚と黒キャベツで包み込んである。
パイを切れば、白身魚が優しい香りを立ち上らせる。
心安らぐ甘鯛のムースと淑女の穏やかさがある太刀魚に、ソースをたっぷり絡めてやる。
ふんわりとして淑女の穏やかさがある太刀魚の中で、甘鯛のムースが気持ちよさそうに伸びてくる。
脳幹を直撃する肉のパイ包みとは違う、魚のしなやかな旨味に、温かい気分が満ちていった。
◆ドンブ産ホロホロ鳥のロースト
ホロホロ鳥が苦しそうだった。
精妙な加熱によって、身が今にもはち切れんとしていた。
「早く俺を楽にしてくれ。」
ホロホロ鳥がそう叫ぶ。
ブチっ!
皮が弾け、快音が歯を伝って耳に響く。
しっとりとした胸に抱かれ、弾力が逞しい腿に鼓舞され、ぼんじりから健やかな脂が流れ出る。
旨味の奥底に秘めた野趣が、ニンニクとソースにエスコートされ、エレガントな色艶を帯びる。
これぞフランス料理と叫びたくなる、メインであった。
◆ガトーショコラ
ガトーショコラにフォークを入れた時、勝利を確信した。
デセールは、メインの余韻を吹き飛ばし、コースを締めくくる役割を果たさないといけない。
ググッと力を込めないといけない密度の高さは、濃厚な甘味の証である。
加えて、乳の純真が在る生クリームとホワイトチョコ、ダークチョコレートのムースも一緒である。
これら全てをガトーショコラと共に口に運べば、もう言葉にならない。
「今日は、いいもん食べたなぁ。」
心底、幸せが込み上げてきた。