「コースのグレードを上げると海老が増えます」の巻 : 天ぷら新宿つな八 聖蹟桜ヶ丘店

前回伺って大満足でした。だったので早速、再訪してきました。


■季節の御献立(春) 7580円

■穴子 972円

■生ビール 666円

■梅酒ソーダ割 540円


コース内容は季節の前菜として若竹お造り、鰹お造りから。タイミングを見て天ぷらがスタート、巻エビ、きす、ヤングコーン、椎茸マッシュルーム詰、稚鮎、めひかり、ポワロ葱、メゴチ、蛤の後、サラダ、御飯、デザートの順となります。

ヤングコーンは醤油で下味を付け香ばしく、椎茸は笠の中に微塵のマッシュルームを詰め込んで濃厚な香り、ポワロ葱は天ぷらにしてから出汁にくぐらせて鰹節をたっぷりかけてあります。

魚も食べ比べてみるとそれぞれ個性が有って良いです。巻エビは途中２本目がでてきます。

別オーダーの穴子はザクッとした食感にフンワリとした身が美味。添えの梅大根おろしがまた食欲を刺激します。骨煎餅はカリッカリ。

サラダで口直し。水菜、ヤングコーン等とピンクベッパーの強い刺激が心地よいです。

御飯は小海老かき揚げ丼。甘めのタレが秀逸。デザートはシャーベットとコーヒーで本日のお料理終了です。

魚介の天ぷらもいいですが綱八流のオリジナルが面白くて勉強になりました。椎茸のマッシュルーム詰はとにかく香りの塊を食べてるようなイメージでした。

連発で伺ったので前回ほどの感動はありませんでしたが、濃厚な梅酒や爽やかなフレッシュレモネード等、ドリンクにも抜かりがなく改めて良いお店と感じました。

京王線聖蹟桜ヶ丘と言うとても小さい駅なんですが似つかわしくない程の大きな京王百貨店があります。

Ｂ館８階にはレストラン街があり、あの有名な新宿つな八さんが出店されているので行って来ました。


■特撰天ぷらコース 吉野 5400円

■生ビール 666円


天ぷら８種に口直しの小皿３種、締めの御飯にデザート、コーヒーです

結果から言うと全て美味でありました。ですが全ての感想を書くのも大変なので「特に」気に入った物だけのレビュー。

岩塩、山葵塩、ゆかり塩、昆布塩に天つゆと大根おろしでスタンバイ。お出迎えの小皿としてほたるイカとビールで口慣らし。

メインの巻海老からいきなりスタート。２番手はほっくりした肉厚の鱚。共に臭み等微塵も感じない素材の良さ。

厚めにカットした新玉葱は甘いつゆにくぐらせてたっぷりの鰹節をまぶしてあります。サクッとした新玉はとても甘く鰹節が風味を引き上げます。

モンゴイカもとても分厚いものでした。ほぼ火は入ってないレアで、すーっと歯が入ります。クリアな味わいです。


■じゃが芋トリュフ 648円

■蛤の姿揚げ 1620円


追加注文は裏漉して滑らかなじゃが芋にトリュフの香りを効かせたハイカラな揚げ物。

蛤は大きな身をカットし椎茸と天つゆで和えたものを貝殻に戻して揚げたもの。どちらも創作天ぷらですが唸る美味しさです。

口替わり(本日の変わり刺身)は縞鯵のマリネ。ポン酢風味のドレッシング。キリッとした酸味で口をリセット。

白魚は海苔巻きで天ぷらに。もっちりした白魚は薄味で海苔の香ばしさと良く合います。

締めはかき揚げを御飯、天丼、天茶のいずれかを悩みながらチョイス。

デザートは新宿中村屋さんの酒香饅頭を天ぷらに。コーヒーで終了です。

途中、相方お気に入りの新玉葱もおかわりし、ひたすら天ぷらを食べ続けましたが、もたれる感じは全く無し。しかもビックリしたのは和紙にほとんど油が染みてない事…流石、職人技を目の当たりにしました。

お酒もかなり頼みましたがなんだかんだで一人当たり一万円出る位でした。たまには自分にご褒美も良いもんだなと思いながら帰途に着きました。