名古屋名物 : Miyuki

青春18切符の旅

松本～高尾～八王子～横浜～鎌倉～大船～藤沢～二宮…温泉～＜バス＞～大磯～沼津～浜松～豊橋～名古屋（泊）

翌日は名鉄の乗り放題を予定していたので、豊橋で途中下車して切符を購入し、名古屋に向かった。
入る店は特に決めていなかった…というのも、時間帯が遅くなってしまったので、駅周辺でやっているところに入るしかなかったから。

駅の太閤通口（新幹線口）方面に出てみたら、「鶴八」という店が！
何と…この日の昼は鎌倉の鶴八でざるそばの大盛りを食べてたので、同じ店名の店を目にし、ひとりで受けていた。（笑）
不思議な偶然もあるものだ…名古屋駅近くの「鶴八」は、居酒屋のようだったけどね。

2012年３月８日訪問
何とか食事が出来そうな店を見つけ、入ってみる。
みゆきという店だったが、外から見た印象は、小料理屋然とした店だった。

店に入るといきなり、「22：00オーダーストップですが」といわれてとまどったが、元より長居をするつもりはないので、「はい」と答えた。
店内にはもう誰もいなく、店仕舞いモードだったようだ。

閉店まで約40分しかなかったが、食事をするだけなら充分だ。

13番の４人がけテーブル席に着く。
一応メニューに目を通そうとしたのだが、他の席のメニューは全て引き上げていたので、急いでカベに貼ってあるメニューに目をやった。
もう何でも良い気分になってはいたが、せっかくの名古屋なので、名古屋名物を…

という事で、ジャンボ味噌かつ定食・980円というのを注文してみた。
メニューは速攻で引き上げられたので、今回も他のメニューを見る余裕がなかった。（汗）

ジャンボかつ定食登場。

確かに大きいカツである。
同じ皿に、ポテトサラダ・トマト・キャベツがのり、漬物と小鉢（ゴボウやコンニャクを煮た物）、みそ汁（赤だし）がつく。
あ、そういえば、ゼリー（デザート）もついていた。

ジャンボかつにかかっていたみそダレは、サラッとしたタイプのもので、独特の甘さがある。
この甘味には賛否両論あるが、名古屋名物のみそダレとはこういうものなので、私は受け容れている。
ちょっと変わってはいるが、これはこれでおいしいと思う。

ご飯のお替りは自由との事だったので、お替りも。（笑）

ただ残り時間が15分を切ったあたりから急いで食べたので、ちょっとアゴが疲れた。（笑）

偶然入った店にしては、まずまずだったと思う…おいしかった、ごちそうさま。

【名古屋は、源頼朝の生誕地】
2012年大河ドラマの第12回は「宿命の再会」。
東国に武者修行に遠征していた源義朝（玉木宏）が都に帰って来て、10年振りに平清盛と再会した。

またこの回の終わりころ、※統子（むねこ）内親王に仕えるために京にいた由良姫とも再会を果たし、妻に娶る事となった。
その後由良姫は1147年、実家の尾張・熱田神宮で男子を出産する。
その子・鬼武者（または鬼武丸とも）こそ、後に武士の政権・鎌倉幕府を開く源頼朝である。

現在、熱田神宮にほど近い誓願寺に、源頼朝生誕の地石碑がある。
頼朝の母・由良御前は熱田神宮の宮司の娘だったので、頼朝は熱田神宮宮司の孫にもあたる。
また、頼朝は、義朝の３番目の子（母は全て違う）だったが、母が藤原家の血筋のために嫡男とされ、成長後には源氏の棟梁となった。

※統子（むねこ）内親王は、父は鳥羽法皇（三上博史）、母は待賢門院（檀れい）なので、雅仁親王（後白河天皇・松田翔太）の実姉にあたる。
また、崇徳上皇（井浦新）は、異父兄（崇徳の母は待賢門院だが、実父は何と！鳥羽法皇の祖父・白河法皇とされる）にあたる。

またこの回、待賢門院（檀れい）がこの世を去った…時に1145年、頼朝の生まれる２年前の事である。