2回目のおばんざいランチ。結構、本格的かも(^_^)v : PIANO BAR club Adriana

少し前に。近場でありながら初めて伺った、ピアノバーのランチ。
いずれも800円で9種のおばんざいランチ、カレー、オムライスというランチメニュー。
暗く静かなお店の中に、ビートルズナンバーが心地好く流れて。
アルバイトの若いオニイサンも好意的で、楽しく話が出来て。
いずれ再訪を、と思っていましたが、ようやく本日2回目の訪問です。

今日はおばんざいランチとオムライスの2種類。
以前にお店の前を通った時はおばんざいランチがない日もあったし。
オムライスの代わりにハヤシライスと日もありました。
オムライスも魅力的でしたが。
やはりおばんざいランチに決めて、重いドアを開けて店内へ。

今日はカウンターに先客が1人。オジサマがビールでは無いアルコールを召されています(^_^;)
前回と同じ、カウンターの端の席に着席し、オニイサンにおばんざいランチをお願いします。

今日のB·G·Mは、あまり馴染みの無いアメリカン·ポップス。
それでもお店の雰囲気には良く合います。
料理を待つ間に、もう1人お客様が来店。
妙齢のオネエサマのお一人様。オムライスをオーダーされたようです。
良かった。前回は最初から最後まで、私1人でしたから(^_^;)
とりあえず、ランチのお店としても周知されてきたようで(^_^;)

5分強で着膳。暗いためか、ピントが合いません(^_^;)
かなりの枚数を撮影しましたが。いずれもピンボケばかり(-""-;)
それでも、9種おばんざいを確認すると。
左上から順番に。ポテトサラダとスモークハム、鰹のたたき、焼き鯖のマリネ、鰯とカボチャの煮付け、すき焼き風煮物、治部煮のような煮物、きんぴらごぼう、漬物3種、ひじき。

前回も感じましたが、一品一品がフツーに美味しい。
特に煮物が美味しいかな？
治部煮と読んでもいい鶏肉や里芋、椎茸、ニンジン、ゴボウ、レンコンの煮物なんて…少々、感動的でもありました(^_^;)

四角いプレートの上で、力一杯迷い箸(^_^;)
今日も御飯が先に無くなりました。
もちろん。きんぴらごぼうの一筋、ひじきの一筋も残さず完食。ごちそうさまでした。

「前にも来て頂いたことがありましたよね？」
若いアルバイトのオニイサンが話しかけます。
2回目です。前回はビリー·ジョエルのピアノマンをリクエストしました…冗談でしたけど(^_^;)

オニイサンもそのシーンを思い出したようで。
「本当はランチでもピアノで楽しんで貰いたいのですが…マスターの方針では無いようで」
このオニイサン。若いアルバイトの学生さんとは思えないほど、敬語を自然と使いこなします。
珍しいと思います。それだけでも好感が持てます。

「雨が降ってきましたね」
店外までお見送りに来たオニイサンが、空を見上げて一言。
大丈夫ですよ。この位の雨ならば、傘をさすまでも無い近い距離に勤務していますから。
「またお待ちしています!!」
はい。頻繁に通うお店では無いにせよ。
また楽しみにして、ランチを頂きに参ります。

ってか、本当は夜。1人でカウンター席でアルコールを楽しみたいお店なのですが(^_^;)

先週金曜日のランチ帰り。
いつも通る道…新栄町駅から千種方面へ向かう、錦通りと広小路通りの間の、通称ラブホ·ストリート(^_^;)
私は野良猫を外猫として可愛がられている猫が多数いて。
「猫の細道」または「奥の猫道」と呼んでいますが(^_^;)

その路地裏さらに路地裏に、見知らぬランチの看板に気が付きました。
お店の名前は「アドリアーナ」。その前にはPIANO BARの冠が。
知らなかったな。お店の存在そのものを。
この日は写真撮影のみで、後から調べました。

食べログでフォローさせて頂いている、お二方なレビューを発見。
いずれもイベント参加のレビューのようで。
ランチ情報はありません。
好奇心に火が付いて。本日、初訪問(^_^;)
ま、会社からは直近ですし。
一度は経験してみないと。

お店の前まで行って。分厚いドアを開けるまでは、少しドキドキしました(^_^;)
お店の中の様子は全く伺えない無窓空間。
ドアを開けると。
「いらっしゃいませ！」と二人の男性が。
先客は誰も居ませんでした。

想像以上に広い空間。
「お好きな席へどうぞ」と、おそらくマスターの声に従い、カウンターの一番端の席へ着席。

ランチは三種類。オムライス·カレーライス·9種のおばんざいランチ。いずれも800円。
お水とペーパーお絞りを提供してくれた若い店員さんに、おばんざいランチをお願いします。

初めて伺いました。
「先週から4年ぶりにランチを再開しました」
そりゃ気が付かないはずだ(^_^;)
素敵な空間ですね。写真撮影してもいいですか？
「どうぞ。お好きなだけ」
若い店員さんが笑顔で応答してくれます。

カウンター内は、いかにもBARらしい風景。
周りを見渡せば、最初に目に入るのが、クロスがかけられたグランドピアノ。直ぐ近くにはドラムまで。
ピアノ演奏はどんなジャンルが多いのですか？

「リクエストカードがあって。その中からお客様にリクエストして貰ったり。即興でお客様のリクエストに応えることもあります」
…じゃ、ビリー·ジョエルの「ピアノ·マン」をお願いします。
……ウソです。冗談です(^_^;)
「お好き何ですか？ビリー·ジョエル。結構、リクエストは多いですよ」
好きなのは、ビリー·ジョエルだけじゃないけれど。
お店の雰囲気に、一番合う曲のような気がします。

「私も演奏します。学生アルバイトですけれど」
へぇ。学生アルバイトの割りには「私は」なんて表現が。板に付いている。
バーテンの仕事も任せられているような雰囲気。

どんな曲を演奏するのですか？
「好きなのは昭和歌謡曲のアレンジです。苦手なのはクラッシックですが(^_^;)」
…そりゃ、ピアノバーでリストの「ラ·カンパネラ」なんて超絶技巧曲をリクエストするお客様は、いらっしやいますまい(^_^;)

ドラムまで置いてあるけれど
「たまにお客様とセッションする事もありますよ」

若いバーテンさんとの会話のB·G·Mは。初期から中期にかけてのビートルズナンバーが心地よく流れます。
音響にも気を使ったお店なのかもしれません。
だから無窓空間、ドアも分厚いのかも。

時間がたつのを感じないまま、5分程度で着膳。
9種のおばんざいプレートは。
写真左上から順番に。
鶏手羽元の煮物·ハマチの刺身3切れ·豚肉のしゃぶしゃぶゴマドレッシング·卵焼き(多分じゃがいも入り)·しらすとワカメと鰹節の酢の物·ニンジンとナスと厚揚げと大根の煮物·おから·漬物四種·ひじき。
味噌汁は赤だしのワカメ。これも意外と美味しい。おばんざいに合うのかな？

特別に美味しい訳では無く。一つ一つが当たり前に美味しい。
少なくとも。ピアノバーのランチの予想は大きく裏切られましたね。良い意味で(^_^)v
もちろん、総て残さずに完食。美味しかった。ごちそうさまでした。

会計後。若いバーテンさんがお店の外までお見送り。
お店の名刺を手渡されました。
「ありがとうございました。またお待ちしてます。ぜひ、夜も来て下さい!!」

確かに。本当に魅力的なお店の雰囲気でした。
夜。一人でカウンター席に座る自分を想像してしまいました。
通勤時間1時間半の私には、難しいシチュエーションですけれど(^_^;)

でも…せめてランチには。必ず再訪いたします。
ビリー·ジョエルの「ピアノ·マン」を、頭の中で再生させながら…