Review not for normal use
These reviews are based on the use of unusual services such as tastings, pre-opening and reception use.
1周年おめでとうございます
2023/11/11
グランドオープンから1年、長いような短いような。
私のこのレビューも17回目となります。結構おじゃましたほうだと思いますが、最近では行動パターンが変わってしまいなかなか伺うことが出来ずにいます。
今回、1周年記念ということで500円で煮干ラーメン各種が食べられるというアナウンスを受けてお伺いしたのですが、なかなかの盛況ぶりで、しかも女性客が目立っていたりして、1オヤジユーザーとしても嬉しく思います。
店主とはすれ違いになってしまいお話出来ませんでしたが、些少ながらお祝いの品を置いておきました。受け取って頂ければ幸いです。
来年の2周年記念も楽しみにしてます。
ごちそうさまでした。
最近行けてなくてすみません
この店にはグランドオープンの日からかなりのペースでおじゃましており、店員にも顔を覚えられていたりします。でもこの日(2023年6月某日)以降、約4ヶ月ご無沙汰になっています。
この日は“おちゃけ”を2杯飲みながらラーメンをいただいたのですが、煮干系のラーメンにおちゃけ(日本酒や焼酎)は合うと思います。この店の煮干ラーメンは和食と言えるかも知れないのです。
この定義の証左は店舗の横にある裏のお寺に通じる細い路地を通ると分かります。煮干出汁のいい匂いが漂ってくるからです。和食店の朝の仕込みの時にその店の換気扇から流れてくる和風な香りは、いわゆるアロマの一種と言えるでしょう。
ちなみに上述した路地を進み「この先はお寺の土地です」みたいな立て札の前で止まって左手の階段を上がると、そこには隠れ家的でカジュアルな立ち飲みバーがあったりします。クラフトジンをはじめとした和洋のお酒が揃っていてリーズナブルに飲めます。
1軒目か2軒目でこのバーに寄って〆のラーメンを1階に降りて食べる、という流れが自然かも知れません。かくいう私は逆パターンも多かったりしますが。
以上、柳橋にある姉妹店の「和nico」のレビューを書いた時に、こちらの店の下書きが残っていることを思い出して今更ながらアップする次第です。
また機会があったら寄らせていただきます。
追伸。
来月11月11日(土)で1周年になりますね。早いというか長かったと言うか。何か企画はあるのでしょうか。来店者にポッキーをプレゼントとか?(違うと思う)
”冷やし〇〇はじめました”
この店のLINEスタンプのランクが「ゴールド」になったのに、最近はラーメンを食べておらず、もっぱら「おちゃけ」を飲んでいたりします。つまみは前回のように丼物のあたまや、追加トッピング系(味玉やチャーシュー)などです。まぜ麺あたりなら不通につまみになりそうですが、そのあとたいていは2軒目、3軒目とハシゴするのでなるべく食べたくないのです。(どんな客だ)
この日の「おちゃけ」のラインナップは下記の通りでした(日替わり)。
・八重泉
・黒霧島
・二階堂
・佐藤☆
・季の実☆
(星印は450円、それ以外は350円)
今回は「八重泉」のロックにしました。自宅の近所の店では宮古島の「ニコニコ太郎」を飲んでいますが、この泡盛も飲みやすく美味しいですね。
泡盛も昔はクセが強いものがおおかったようですが、昨今では飲みやすくするアレンジがなされているようで、それはそれでうれしいのですが、以前のクセのある泡盛も1度味わってみたいと思ったりもしています。
そういえば最近、泡盛を飲む機会が増えており、できれば琉球ガラス製のコップを入手して、雰囲気を出そうと思っていました。そんな時、メルカリで「暗いところでほのかに光る琉球ガラス製のコップ」というのを見つけ、即ゲットしました。
実際、部屋を真っ暗にしてみるとわずかに光っているのがわかります(蓄光性)。このコップを持ち歩いてお店でも泡盛を飲みたい気分ですが、かさばるので気軽には持ち出せません。(ワレモノだし)
でも、いつかやってみたいと思う今日この頃です。
ということで、この日は下記のようなハシゴをしました。
1軒目:サイゼリヤ(名駅付近) 白ワイン2杯
2軒目:この店(金山駅付近) 泡盛1杯
3軒目:原点(この店の2階部分) 泡盛1杯、赤ワイン1杯
4件目:ISOBE HOUSE(最寄りは日比野駅) 焼酎1杯
さすがに4軒目ではほろ酔いレベルを超えてしまいましたが、なんとかタクシーを使って帰宅できました。(最近は「GO」などのタクシー配車アプリがあって便利ですわ)
ということで、次回は『冷やし煮干ラーメン』を食べに訪れたいと思います。(食べてないんかい!)
ごちそうさまでした。
おちゃけとあたまと新人さん
諸般の事情で4か月ほど間が空いた感じで、その間に店内に新たな貼り紙が増えたようです。
「おちゃけ 350円」
おちゃけ?なんだろうと思ってスタッフに尋ねたところ「お酒」のことだと分かりました。聞いてみれば単純な話しで、ちょっと考えれば想像できそうな言葉なわけですが、この時は想像力が働かなかったオヤジ(私)だったようです。
”ネタばれ”していいか分かりませんが(と言って書いていたりするが)、この「おちゃけ」(券売機のメニュー上では”本日のお酒”)は、この店の2階部分にある隠れ家風立ち飲みバー(グループ店)の在庫品をいくつかチョイスして、ラーメン店のお客に提供しているものなのです。なので、定番品ではなくかなりランダムに、しかも数本しか置いていません。お酒の種類も不定で、今回は日本酒・焼酎・ジンが合計で4本置いてありました。
日本酒は基本的に常温(ひや)で、焼酎やジンはロックでも飲めるようです。(ちなみに当初からのメニューには缶ビールがあります)
今回、私は日本酒『春鹿 鬼斬』をいただきました。この日、ゴールド会員の丼クーポンがあったので、スタッフに無理を言って「チャーシュー丼のあたまをつまみにしたいのですが」と、”おちゃけ”のあてにしました。試しに1杯だけ飲むつもりだったのが結局、その美味しいチャーシューと共に2杯飲んでしまったわけですが。
あと重要(?)な情報が。
最近、新たなスタッフが加わったようで、聞くところによると学生のアルバイトとのことで、いい雰囲気の女性です。実は飲食しながら彼女の動きを客目線で見ていたのですが(変な目線ではなく)、かなり素晴らしいオペレーションをしている感じで、新人さんとは思えませんでした。細かい点が気になる”オヤジ”こと私なのですが、そういう目線で見ていても満点に近い働きをしているように思えました。とにかく動きがよく客への気配りも過不足がありません。(初顔の)私がたまに話しかけても必要十分な受けごたえをしてくれます。
ここでこういう物言いはどうかとは思いますが「頭のいい学生」だと思います。実を言うと私は学生相手の仕事をしているので、彼らの評価を常にしている立場であり、そういう目線は持っているつもりです。
長く続いてくれることを願っています。(結構マジで)
ごちそうさまでした。
「濃厚赤つけ麺」の激辛指定
よく考えてみたら、12回目の訪問で初めて夜に来たわけで、今までは確かに朝ラーを食べに来たり、ランチタイムに訪れたりしていましたが、夜に金山界隈にいて〆のラーメンとして食べることはありませんでした。
でも、今回、とある秘密基地”G”で飲んだ後、この店で〆ラーを食べることを思い付き、おもむろに寄ったわけです。なぜ思いついたかと言えば、その”G"には謎のメニュー『素和のチャーシュー』がつまみとして黒板メニューに書かれていたからです。それを頼んでも良かったのですが、どうせならラーメンを食べたいという事で、でも結局なぜか『濃厚赤つけ麺』を注文したOYAJIです。(ちなみに”G"はネット非公開ということで自力で探してみて下さい)
「濃厚赤つけ麺、初挑戦ですが辛さ増しでお願いします」
そう店主に注文しました。元々『濃厚赤つけ麺』は辛いメニューなのですが、辛さ増しが出来ると聞いていて、じゃあどうせなら、という感じでお願いしたわけです。21時過ぎの店内は先客はおらず、なんとなくひんやりしていたのもあって、激辛麺を食べてホットになろうという考えが無意識に浮かんだのかも知れません。(こじつけ)
注文したつけ麺が出来るのを待っている間に、この店の中に入ろうとしている2人組の客らしき姿がガラス越しに見え、それを見た店主は、
「お客さんを引き入れてくれましたね」(正確な表現は失念)
と店主が、まるでデジャブのようなセリフを言ったのです。少し前に、日比野にあるラーメン店でも同じようなセリフを言われたりして、もちろんその時も今回も”たまたま”なんでしょうけど、客として嬉しくないわけはないですね。というか、その後、連なるようにして客がどんどん入って来たのです。
今夜はなぜかワンオペだったので入店時、先客がいない状況ではまた色々と話せるなと思っていたのですが、後客が来て「ワンオペで大丈夫なんだろうか?」と思うほど混みあってきたので、言葉少なく見守るしかなかったのです。
結局、21時半ごろから、
・男性客2人
・男性客1人
・女性客2人
・男性客2人
・男性客1人
(属性や人数、順番は記憶違いもあり)
と、ほぼ間髪入れずに訪れ、ほぼ満席状態(カウンター席数は11?←椅子が1個増えた?)になったのです。これは私も予想外の展開で、店主は一人でフル稼働状態でした。でも、さすがに手慣れている感じで、来る客来る客をスムーズに捌いていきました。さすがだなぁ、と1番端っこの席に移動しつつ店内の様子を観察するOYAJIでした。
その後、さらに3人組の客が入ってきて、さすがに座りきれなくなったと思った時に、先客が席を立ってその3人も無事並んで席に着くことが出来ました。実は、例の最新型券売機は慣れないと操作完了まで時間がかかるので(何となく本末転倒気味だが)、その操作中は結果的に中で待っているのと同等になり、時間調整という”機能”をはたしていたのです。特にグループ客の場合、”謎な券売機”の前でアレコレと話が始まるので、さらにその時間は伸びる傾向のようでした。本来なら、サクッと発券し注文できるのが店にとっても理想なのですが、今回のケースではその逆のほうが結果的に良かったと言えそうです。(なんか何を書いているのかイミフ気味の文章だ)
ということで、そんな光景を見ながら末席で、激辛だけど美味しい『濃厚赤つけ麺』を食べて額に汗するOYAJIでした。
ごちそうさまでした。
11回目にしてようやくたどり着いたゴボニボ
訪問回数は11回、そしてやっと念願の『ゴボニボ』を食べることにしました。
今回は、期限切れで失効したと思われたシルバーランク入りの特典である『チャーシュー握り』のクーポンが、なぜか再発行するというメッセージと共に復活していたので、それも頼むことにしました。
ゴボニボには、煮干しベースのスープにゴボウなどのエキスを加えたもので、鷹の爪でピリッとした風味を与えているので、全体的に深みがあると同時にキレも感じました。
トッピングも他のラーメンとは異なり、まず目立つのが中央に君臨するハタハタです。これもスープのダシにも使われているもので、その煮干しそのものがドーン(そこまで大げさではないが通常のカタクチイワシのそれより存在感がある)と乗っています(※)。あとはチャーシュー、ササガキ状のゴボウ、茹でた細長いセリ、ネギが乗っています。
(※このビジュアルを見て、大阪の”ラーメン激戦区”福島にある『烈志笑魚油 麺香房 三く』を思い出してしまいました。あちらは通常の煮干しでしたが)
以前スタッフが言っていたように、やはり冬に合いそうな風味で美味しくいただきました。チャーシュー握りのほうも、ご飯に味が付いているせいもあって、レアチャーシューとの一体感が感じられ、口の中でそのハーモニーを楽しむことが出来ました。この味ご飯、単独で食べても美味しいかも、とも思いました。
今回のゴボニボに乗っていたレアチャーシュー、チャーシュー握りのレアチャーシュー共に美味しかったので、従来はあまり評価してこなかった私も、再評価しないといけないなと思いました。レアチャーシューはメニューによっても店によっても異なる食感になっているので、まだまだ注意深くチェックしなくてはいけませんが。
なお、この日にスタッフとして対応してくれた女性は、先日、とある立ち飲み屋で出会ったばかりで、これで会うのは4回目となり、今日の段階ですでに”顔パス”状態でかなり気軽に会話ができました。食後の余韻にまったりとしながらこの季節の話などをしたあと、年末年始の営業日の確認をしました。
「年末年始はやっているの?」
『年末は12月31日まで、年始は5日から開ける予定と聞いています』
「12月31日も通常営業とはすごいですね」
『ただ、何を用意できるかは未定です』
「そう言えば先日行った『あおば』さんは、12月31日は昼間の営業で終わるけど年始は2日より開けるそうですね」
『そうなんですか』
「寒い時期はラーメン屋の書き入れ時だから、と店主が仰ってました」
『なるほど』
ということで、もしかしたら大みそかにおじゃまするかも知れません。この店のある金山から地下鉄で1駅目の日比野の近辺にある立ち飲み屋で年越しを予定していたりしますので、うまく組わせて年末年始を楽しみたいと思っています。
ごちそうさまでした。
行くたびに新たな発見がある店
『今日は、ゴボニボのスープにしてみました。寒くなってきたので根菜が合うという事で』
”麺やわ”指定の朝ラーの出来上がりを待つ私に、店主は今日のスープの説明をしてくれました。週一ペースで朝ラーを食べている私にはこいったスープの変化が楽しみになっていたりします。
やがていつもの朝ラーが配膳されさっそくその”ゴボウ+煮干”風味のスープを味わいました。
「確かに冬に合いそうなコクのあるスープですね。それとなんかちょっとピリッと来ますね」
『あぁ、それは鷹の爪も入れてますから。このスープは宮城県のとある地域の味なんですわ』
そんな解説付きで食べていると、目の前の厨房内ではチャーシュー丼だと思われるご飯ものを作ってテイクアウト用の容器に入れています。
「それ、テイクアウトの注文があった分ですか?」
『いえ、これはUber経由の注文分です』
「Uberもやっているんですか」
汁なし系の麺類やご飯もののテイクアウトをやっているのは知っていましたが(というか券売機で最初に”イートイン”か”テイクアウト”か選ぶことになるので)、Uber対応もしているのは初耳です。まあ、だからと言って個人的には使うシーンはなさそうですけど。
そして、その話の続きとしてこの素和を運営している企業が様々なブランドを展開している話も聞けました。結局、前回の推測は当たっていたのですが、その推測以上の話だったのです。簡潔にまとめると、
ダウニー・・・カフェ/スイーツ(最近ではサンドイッチも人気らしい)
素和・・・・・煮干ラーメン(金山店、神の倉店)
おきん・・・・肉丼(Uber対応ブランド)
???・・・・ハンバーガー(Uber対応ブランド)【予定】
もしかしたら他にもあるかも知れませんが、私が聞いた範囲ではこんな感じでしょうか。(あくまで聞き耳情報です)
朝ラーの完食後に、
「このゴボニボスープ、美味しかったのでもっと飲みたいですわ」
と感想を告げると、
『そうでしょう。でも、月末にはまたちょっとレシピを変える予定なので、今の味は期間限定ですよ』
と言われ、
「じゃあ、早めに”本丸”のゴボニボラーメンを食べないとね」
ということで、次回に食べるラーメンは決定しました。
ごちそうさまでした。
追伸。
このレビューを書いている時に今回、来店スタンプを押す(というかQRをスキャンする)のを忘れていることに気付きました。話をするのに夢中になっていたせいでしょうねぇ。(ま、いいけど)
「麺処 素和」(すわ)の謎に迫る!
今回も『朝ラー』をいただきました。木曜日4週連続という感じです。同じメニューについて連続して投稿してもあまり意味がないと思ってはいますが、食べた感想以外の補足情報(余談ともいう)を書いて、情報としての意味をある程度持たせようと思っています。特に新店の場合は情報不足気味なこともあって毎回、スタッフに気になる点を聞いている迷惑なOYAJIです。
今回は(予告通り?)麺を軟らかめに仕上げてもらいました。配膳されたラーメンの上に花かつおのようなものが乗っています。何かと聞くと「鰹ではなく鮭の削り節」とのことで、しかもスープも鮭べーすだそうです。また新たなスープを開発したのでしょうか。
そんな話を聞きながら今回も完食しました。
「うん、やわ麺の方が個人的には朝ラーに合うと思いますね」
と、私は厨房内にいたスタッフに食後の感想を伝えました。
『結局はラーメンの麺やスープなどは人それぞれの好みですからね。XXラーメンだから麺はXXでないと言うのはあくまで個人的な価値観によるものでしょう』
そう思います。ただ店によってはそういう個人の価値観は無視して頑なに自分の店のスタンスをキープしようとしていたり、逆に客側もこうでないといけないと思っていたりもするので、その辺りは店舗ごと客ごとに異なっていて、結局は店と客の相性問題と言うことになります。特に様々なバリエーションがあるラーメンの世界は、結局は“自分のラーメン”探しの旅を続けることになっていると思います。
ごちそうさまでした。
ーーーーー
ということで今回は『麺処 素和』の成り立ちを”推測”してみることにします。
ちらりと関係者から聞いたのですが、この店は有限会社ダウニーという鯱バスグループの企業が運営しているらしく、例えば「素和 神の倉店」はその名もずばり「ダウニー」というスイーツカフェに併設されています。さらには実質的にこの金山店の前身となったと思われる「素和 桜山店」(今は閉店)もダウニー桜山店に近い場所にあります。偶然ではないと思うので、状況証拠としても十分でしょう。
ダウニーのほうはホームページを持っていますが、素和にはなく情報発信はTwitterで行なっているようです。まあ、純粋にラーメンを食べる人にとってはこの辺りの諸般の事情は関係ないわけですが、実は今回、さらに立ち飲み屋も作ろうとしているようで、その水平展開の動きが個人的には興味深いわけです。
スイーツ→ラーメン→立ち飲み屋
この流れはどういう話から筋立てされることになったのか、いつか責任者に突っ込んでみたいとは思います(というか、立ち飲み屋を作る目的はウスウス聞いてはいますけど)。ちなみにこの立ち飲み屋はネットでの情報発信は一切しないとのことです。なので、そのあたりの情報に関しては日記に書こうかと思っています(とりあえず場所などを特定せずに)。
ーーーーー以下、北海道立総合研究機構のHPより抜粋引用
【鮭節】
鮭節は日本の伝統的調味料である鰹節の“サケ”バージョンで、北海道産のサケを原料にして道内の数カ所で製造されています。最近では削り節だけでなく、ダシとしてラーメンや茶碗蒸しなどの料理、また、ふりかけや佃煮などの食品にも使用されるようになり、用途が少しずつ広がってきています。
鰹節などの節類は原料の油分が製品の品質を左右します。鰹節にするための「原料カツオ」の油分は少ないほど好ましいとされ、油分の多い鰹節は「だし汁が油臭い」、「品質が悪くなりやすい」などの理由から敬遠されています。サケは産卵が近づくと筋肉中の油分がイクラや白子に移行するために筋肉中の油分は減少します。油分の減少は普通であれば風味の低下や品質劣化ため価格の下落につながりますが、鮭節製造の場合には油分の減少はむしろ好都合なのです。そのため、有効活用が求められている採卵後のサケは鮭節の原料として最適であり、まさに逆転の発想からできたエコロジーな食品なのです。
鮭節には鰹節や鯖節などとは異なる特長があります。鮭節には鰹節など他の天然調味料と比較して風味を決める遊離アミノ酸が2倍以上あり、うま味を感じるグルタミン酸やアスパラギン酸は鰹節の3倍以上、甘味のもととなるグリシンやアラニンはホタテやエビの2倍以上含まれています。そのため、鮭節を口に入れた瞬間、「うま味」、「甘味」をグッと感じることができます。鮭節は卵製品や大豆製品との相性が良いと言われており、今後、利用は広がっていくと思われます。
待望の「淡麗塩煮干ラーメン」が”解禁”されました
■淡麗煮干ラーメン
今までも紙のメニューには記載されていましたが、実際には券売機上には表示されていなかった『淡麗塩煮干ラーメン』が、2022年12月4日にようやく食べられるようになりました。
配膳されて分かったのですが、麺やスープが入っているラーメン鉢と具材一式が乗っている皿に分けられて提供されたのです。これは「繊細なスープの風味を損なわないように」だそうです。確かに一見してもスープは限りなく”淡麗”で、まるで見かけ上はコンソメスープのようです。
具材は他のラーメン同様、レアチャーシュー2枚、穂先メンマ、ネギとなっています。
まずは澄んだスープをレンゲですくって飲んでみます。確かに非常に煮干の繊細な風味が溶け込んでいるようです。今までのスープとは次元が違うと言っても過言ではありません。ただ、あまりにも”淡麗”なので人によっては物足りなさを感じるかも知れません。
実際、スルスルっと麺と共にスープも完食・完飲してしまえたので、あれ?もう終わり?みたいな感じだったのです。(もちろん、途中で具材をラーメン鉢のほうに移しながら)
「これは、個人的には〆のラーメンにぴったりだと思います」
スタッフにそう告げました。でも、このラーメンの感想としては偏ったものかも知れません。なにしろこの”淡麗”さに近いラーメンを提供している店に、2日前に行ったばかりだったからです。そこのラーメン(特に塩ラーメン)とのイメージが私の中でダブったわけで、そうではない他の人の感想は、また別にあると思います。
ぜひ、お試しください。
■麺の硬さについて
この店の麺は基本的には硬めに茹でられています(つけ麺は除く)。煮干し系には合うとは思いますが、私が思ったのは「朝ラー」では軟らかめのほうが合うのではないかと言う点で、この点をなにげにスタッフに話したところ、「麺の硬さ指定は出来ますよ」とのことでした。ラーメン店の中には”硬さ指定は出来ません”と明示しているところもあって、こういうのは店のコンセプトにもかかわって来るので、言い出しにくかったのですが、普通の会話のように「出来る」と軽く言われてしまったので、ちょっと拍子抜けしたのが正直なところです。
ということで、次回の「朝ラー」では麺は軟らかめでお願いしてみようかと思っています。(忘れそうだけど)
ちなみに”かたい”という漢字は複数あって、いつもどの漢字を使うのか迷います。
❶固い
❷硬い
❸堅い
今回改めて調べてみるとこんなサイトが見つかりました。
▶『日本語早わかり』”「固い」「硬い」「堅い」の違い”
❸は明らかに違うので除外するとして、この記事の中での使用例に「卵を固く茹でる」というのがあったので、❶のほうが正解なのかも知れませんが、字の印象的には❷なのかなと思って今回は”硬さ”としました。なかなか悩ましいところです。
■その他
①トイレ
店舗の奥側にあるドアの先にはトイレがありますが、元々昭和な建物を改装したために、トイレの外観は昭和なままだったりします。中には最新式の便器が設置されているので問題はにのですが、ドアは昭和なレトロ感あるものをそのまま利用しています。特にスライドする木製のカンヌキ状のロック機構は、おそらく(私を含めた)60代以上の人間しかリアルには使ったことがないと思われます。また中に入ってロックをする際には、2本のカンヌキを両方閉まる側(左方向)にスライドする必要があります。60代より若い人でも田舎の祖父・祖母の家に行った時に、もしかしたら見たことがあるかも知れませんが、これまで使用したことのない人は注意が必要です。
②英語メニュー
紙媒体のほうのメニュー(券売機の横に置いてあります)の裏をなにげに見たら、なんと英語メニューになっていました。かなり細かい表現になっており、ちょっと興味を惹かれました。煮干しは”Dried sardine”だそうで、その用語が目立つのは当然として、他にも気になる用語がちりばめられています。色々とチェックして日本語と対比してみるのも面白いかも知れません。
③ポイントカード(LINEアプリ)
店内にあるQRコードを読んで来店回数をカウントし、その回数に応じて何らかのクーポンが貰える仕組みですが、今回、通算で8回となったためシルバーランクに上がったようです。今回は3択の中からまだ食べていない「チャーシュー握り」を選んでみました。それをスタッフに話したら「まだだったんですね」と言われてしまいました。かなり色んなメニューに挑戦していた感じを醸し出していたために、もう食べたと思われていたようです。次回、このクーポンを使ってみたいのですが、有効期間は1週間なのでいつ使おうか悩むところです。(朝ラー時には使いたくないし......)
以上、雑多な情報でした。
ごちそうさまでした。
とりあえず全種類の基本形をコンプ
この店のメニューは大きく分けて5つに分類されると思います。(個人的見解)
❶いわゆるラーメン(汁あり)
❷まぜそば
❸つけ麺
❹ご飯もの
❺朝ラー
今回7回目の訪問で『煮干つけ麺』を食べたので、上記5種類の基本形と思われるものをひととおり実食出来ました。
❶醤油煮干ラーメン、塩煮干ラーメン
❷煮干まぜそば
❸煮干つけ麺
❹チャーシューおかか飯、チャーシュー丼
❺朝ラー
これからは”応用編”になります。未食のなかでもスタッフ推しの『ゴボニボ』をいつ食べるかがテーマになっていて、でもその前に最近、リリースされたはずの『淡麗塩煮干ラーメン』も気になっているしで、悩みどころではあります。
まぜそばも各種素材を活かしたバリエーションがありますし(カラスミ、鮭ハラコ、イカスミ)、つけ麺も辛口の『濃厚赤つけ麺』も用意されています。
聞いた話では、素材の関係で『ゴボニボ』は冬季限定のようでまだ期間的に余裕はあるものの、その点でも若干気にしています。逆に言えば、季節ごとのメニューも提供される可能性があるので、そのあたりにも期待を寄せています。
この店は安定レシピを提供するチェーン店とは異なり、常に新しい味を追求しているようで、しかも日々のスープも各種の変動要素により微妙に変化しているとのことを認めていますし、リピートしても飽きないと思う今日この頃です。女子率も高くなってきたようですし。(←そこ勘違い)
今回のまぜそば、想定以上に美味しかったです。正直、濃い煮干し系のつけ汁ってどうよ、と思っていました。でも結局、つけ汁も”追いスープ”を入れてもらって完飲しました。
ちなみに店長に聞いたところ、つけ麺のデフォは冷たい麵ですが”あつもり”※も可能のようです。寒くなってきたので、次回食べる機会があった時は、お願いしようかとも思っています。(※「あつ森」ではない。熱盛と書く。)
ごちそうさまでした。
女子率が上がってきたようです
今のところ毎週、木曜日の朝にこの店に寄って『朝ラー』を食べています。そのため客の入りの変化など、一種の定点観測が出来ているかと思っていますが、今回気付いたのがにわかに女子率が上がっている点です。
この日も8時15分ごろにおじゃましましたが、入店時点では男性サラリーマンと思しき客が3名いました。ところが、私が朝ラーの配膳を待っている段階で若い女性客の2人組が入店、そして今度は私が食べ始めたタイミングでさらに2人組の同じ年代の女性客が入ってきたのです。この時点で男女比が50:50(実数では4:4)となり、当初の私の想定は(前回に改めたわけですが)間違っていたわけで、女子ウケもする店になっていたのです。もちろんオープンからメニューも内装なども変化はないので、チラシの配布などによって周りの専門学校などに通っている学生の認知度が上がった結果ということになります。
そういう意味で1点変わったのは、手荷物を置くための専用のかごが用意されたことです。今まで各座席の足元に黒い小さな入れ物が置いてあり「これ、なんですか?」と質問をしたことがあって「ゴミ箱です」という回答だったので、「荷物入れとしては小さくて何だろうと思っていた」と返事をしました。実を言うと、個人的には各席にゴミ箱を置く必要もない気がしていたのですが、今回、ようやくカバンなどの手荷物が余裕で入るかごが用意されたので、その点で女性も使いやすくなったのかと思います。(それを置いたから女子率が高くなったというわけではないでしょうけど)
でも見ているとやはり最新型の券売機とLINEのクーポンは、まだまだ戸惑う人も見受けられており、日本のDX※実現はまだまだ先なのかなと、勝手に妄想しています。これは利用者側のリテラシーだけでなく、提供側のセンスもまだまだだという話で、例えばこの店の券売機はあまり見たことのない最新型ですが、タッチスクリーンは今時でいいとしても、お金の投入口がお札と硬貨では離れた位置にあってそのバランスも良くないし、特に硬貨のほうは直感的にそれが投入口とは思えなかったりするデザインなのです(写真参照)。こういうのは設計段階でのデザインセンスの問題で、しかも汎用性・拡張性を考えているのか、2台のハードウェアがドッキングした形なので、使う側からすれば余計に複雑なデザインになっていると思います。LINEを使ったポイントカードシステムも、凝った仕様のためクーポンの扱い方が複雑に見えてしまい、初回の客には説明が必要なデザインとなってしまっているため、券売機と共にスタッフがその説明に時間をとられていることもあるようです。何のための最新技術なのか、その導入が却って現場の負荷を増やしているのであれば、本末転倒です。(もちろん店舗側の瑕疵ではない話です)
※DX:Digital Transformationの略で政府が旗振り役で推進しているICT技術の革新的発展
長年IT業界にかかわってきた私としては、こういう点が気になってしょうがないのです。ラーメンとは関係のない話なのですが、このような「事件は現場で起きているんだ!」的な認識を政府や企業側が持っていないと、今後の日本は危うくなると思います。(大げさな話になってしまった......)
余談ばかりで申し訳ありません。(誰も読んでいないとは思うけど)
ごちそうさまでした。
5回目の訪問では「まぜそば」をいただきました
この店がある名古屋市の金山総合駅近辺には、主に月曜日と木曜日に来ます。基本的には乗り換え駅としての利用ですが、時間的に余裕がある時や飲み会などがある場合には、この近辺を”徘徊”したりもします。
なので、この店のメニューを一通り食べるまではかなりのペースで通うことになりそうで、グランドオープンからまだ2週間足らずの今日で5回目の訪問となりました。店の立地も良く1本裏道にはなりますが、駅の南口から徒歩2分という近さは気軽に立ち寄れる条件ともなっています。
1回目と2回目はラーメン(醤油と塩)、3回目と4回目は朝ラーをいただいた私は、そろそろまぜそばかつけ麺を攻めてみたい気分となりました。
ということで今回は『煮干まぜそば』をいただくことにしました。あと、Twitterでいただいた無料クーポンで『チャーシュー丼』も食べることにしました。でも、その選択の際に厨房にいた顔見知りとなったスタッフが「多いと思うけど大丈夫?」などと声をかけてくれました。それに対して私は「クーポンの期限が迫っているし普段はこんなに食べないんだけど朝食を抜いて準備をしてきたから大丈夫です」と見得を切ったのです。
例によって最新型の券売機のタッチスクリーンに表示されている煮干まぜそばを選び千円札を挿入します。お釣りを取って席に向かう前に、スタッフにクーポンを見せてチャーシュー丼も食べる旨を伝えました。
数分待った後にまぜそばとチャーシュー丼がほぼ同時に提供されました。見た目はそれほどボリューミーではないのですが、いざ食べてみるとかなり腹が膨らみました。「しっかり混ぜてください」と言われた私は言われたまままぜそばをしっかり混ぜて食べたせいか、完食した後には汁や具材はほとんど残っておらず、他店の台湾まぜそばのような追い飯はできなさそうでした(だからか、追い飯用のご飯サービスはなく投入したい場合は別途白飯を購入することになる)。チャーシュー丼のほうはご飯の上におかかが乗っていてさらにその上に結構な量のチャーシューが乗せられており、これも並盛とは言え十分なボリュームがあります。いずれも美味しく頂き完食したので夜まで満腹感が続いたほどです。
敢えて個人的な意見を書くなら、チャーシューに関しては好みが分かれると感じました。まぜそばにはレアチャーをサイコロ状にカットされたものが具材の1つとして乗せられていましたが、この状態のレアチャーはやはり苦手で、熱いスープに薄切りの状態で沈めてレア度を落とした状態なら美味しく食べられるのかな、と思いました。また、チャーシュー丼に使われているチャーシューは加熱され炙られた感じで仕上がっておりレアチャーではないのですが、もう少しジューシー感があるとより美味しいのかな、と思いました。
食後に時間があったので、厨房内のスタッフに麺に関して質問をしてみました。この店のスタッフは話しやすく可能な限り私の質問にも答えてくれます。
「この麺は林製麺ですよね?」
『はいそうです。そこから仕入れています』
「ラーメンの麺は何グラムですか?」
『1玉約110gですが、多少のバラツキはあります』
「替え玉はどんな量になりますか?」
『半玉と1玉が選べます』
「では、まぜそばやつけ麺はどうでしょうか?」
『基本的には1.5玉となりますが太麺になります』
「ありがとうございました」
公式Twitterでも「麺は3種類あって、それぞれ茹で時間が異なる」とのツイートを先日写真付きでしていました。それを見ての質問でもありました。
今回、ランチタイムの終わりのほうにおじゃましたので店内は空いていましたが(実はスタッフと話したいがために意図的に14時半ごろに訪問した)、12時台のピーク時には外待ちも少々発生したとの旨も話してくれました。2週間の間に徐々に認知度が上がってきたようで、直接の関係者でもないのにその話を聞いた私は、スタッフの如く嬉しさを感じました。
また来ます。次はつけ麺で狙いで。
ごちそうさまでした。
また朝ラーをいただきました
ーーーーー以下、NHK NEWS WEBより抜粋引用
サッカーのワールドカップカタール大会、世界ランキング24位でグループEの日本は23日の1次リーグの初戦、世界11位で西ドイツ時代も含めて過去4回の優勝を誇るドイツと対戦し、途中出場の堂安律選手と浅野拓磨選手のゴールで2対1で逆転勝ちしました。
日本は前回のワールドカップロシア大会に続く白星スタートで、過去6大会で初戦で勝ち点を獲得した3大会は、いずれも決勝トーナメントに進出しています。
ーーーーー以上、引用終わり(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221123/k10013901291000.html)
2023年11月の日本。にわかにサッカーファンが増え、街のあちこちはWORLD CUPの話題で溢れています。その初日に歴史的とも言える日本の勝利が伝えられたようですが、普段TVや新聞を見ない私は知りませんでした、この店で朝ラーを食べるまでは。
「昨日、サッカーで日本が勝ったので、味玉をサービスします」
「そうなんですね。なんか味玉が日本の国旗に見えてきたり......」
ということで、WORLD CUPで日本が勝った翌日には、今後も何かいいことが起こるかも知れません。期間限定ですが皆さんもいかがでしょうか。更には来シーズン、地元ドラゴンズの勝利記念とかもあるかも(ないかも←妄想OYAJIの希望的観測)。
閑話休題。
初回の投稿で”女性には向かないかも?”などという第一印象を書いてしまいましたが、この日は先客に若い女性の2人連れがみえていて、その考えは間違いなのかもと思いました。実は改めて調べてみると、この金山駅の南側ブロックには女性の学生が多数を占めるであろう専門学校が集まっているのです。
▶名古屋ブライダルビューティー専門学校(https://www.nbb.ac.jp/)
▶明美文化服装専門学校(https://www.akemibunka.com/)
▶名古屋美容専門学校(https://www.nagoyabiyo.ac.jp/open)
▶あいち福祉医療専門学校(https://fukushi-iryo.denpa.jp/)
いずれも、この店から徒歩1~2分の範囲にあります。実は以前、この近くの居酒屋がランチタイムにこれらの学校の学生をターゲットにしていただろう安価な手作り弁当(学生は学割価格400円、一般は500円)をテイクアウト形式で提供していたこともあり、昼時には繁盛していたようですが、いつの間にかやめてしまっていました。つまり、この店のロケーションは学生、しかも若い女性をターゲットとした商売が成り立つ可能性が高いのです。(素人の想像)
今はラーメンファン御用達のフルスペック・ラーメンが揃っていますが、今後、女性をターゲットにしたメニューが用意されるかも知れません(これも妄想に近い)。
あと、LINEアプリのスタンプカードに関してですが、少々分かりにくい仕組み(現時点では使えないクーポンも表示される仕様)なので、「不明点はスタッフに聞いてください」という事でした。
現場からは以上です。
ごちそうさまでした。
待望の『朝ラー』をいただきました
私が朝の時間帯にこの店がある金山付近に来るのは、スケジュールの都合上月曜日と木曜日となっています。当初、グランドオープン後の最初の月曜日に『朝ラー』を食べに行こうと思いTwitterにその件を書き込んだら、店のアカウントから「朝ラーは木曜日から日曜日にのみ提供している」とのことでした。(というか、朝の時間帯に店を開けているのがその曜日ということですね)
ということで、この日、つまり木曜日まで待って伺うことにしました。
実は金山駅で乗り換えて名駅方面まで向かうのがいつものパターンなのですが、諸事情によりかなり時間的に余裕があるのです。なので、この店に立ち寄って余裕で朝ラーを食べることができたりするので、とても都合がいいのです。いつもならどこかで時間調整するところなのですが、今後は木曜に限ればこの店で時間調整をすることになりそうです。
と言ってもラーメン屋の中で自己都合により食べ終わっても席を埋めているのはアレなので、混み具合を見ながら調整しなくてはいけないとは思っています。
8時10分ごろ店舗前に到着した時に、男女2人連れの客が券売機の前に立っていました。やはり新型の券売機に慣れていないようで、少し待たされましたが暫くして中に入り、無事に画面上の『朝ラー』ボタンをタッチすることが出来ました。
朝の時間帯はスタッフは1人体制のようです。私がL字型カウンター席の角あたりに座った時には、食べている客が2人で待ち客が先ほどの2人でした。つまり10席のうち6席が埋まっている状態で、朝ラーに限定するなら1人でも店を回せそうでした。
数分後に、まずはチャーシューおかか飯(朝ラー用のミニサイズ:ミニと言っても通常のご飯茶碗より大きめ)が配膳されました。その後、ネギだけトッピングされたラーメンが出てきました。(注:他の客が「ネギ抜き」指定をしていましたので、そういう注文も可能なようです)
共に通常よりはミニサイズですが、朝食としては十分なボリュームだと思います。ご飯の半分と麺を頂いたあと、残ったスープをレンゲでご飯の方にかけて食べました。これは前回もやって美味しかったので、自分の中では標準工程となっています。
”これで450円は安~~い♥”(某TVショッピングのオネイサマ風に......謎)
食べ終わったところで時計を見ると、入店からまだ20分も経っていません。もう少し時間調整したいのですが、そうもいかないと思い、手隙になったスタッフにいくつか質問をして温めていた席を立つことにしました。
「朝の時間帯はおひとりですか?」
『はい、そうです』
「いつもこのぐらいの混み方ですか?」
『8時時台はこんな感じで、7時台はすいています』
「朝ラー以外もこの時間に食べることはできますか?」
『はい、お出しすることが出来ます」
という感じで気になっていた点を確認して店を出ました。
ごちそうさまでした。
ーーーーー【朝ラーに関する考察】
第1章 名古屋の”朝ラー”
朝ラー、つまり”朝からラーメン”(仮称)を提供する店は、私の知り限りあまり多くなく、名古屋で言えば柳橋中央市場にある「中華そば 大河」に行ったのが唯一の実食経験です。もちろん以下に記すようにそれ以外にもありますが、ロケーションの良さと言う意味では、名古屋駅付近の「大河」と併せて、この店「素和」は貴重な存在になると思います。なお「素和」はもう1店舗、神の倉店もあり、そこでも朝ラーが食べられます。
試しに食べログで”名古屋市”+”朝ラー”で検索してみると数十の店が見つかりますが、実際に朝ラーを提供しているのはその中の数店だけのようです。”朝ラー”というキーワードは、レビュー内の文章から抽出されるため、書き方によっては違う店(前述した「大河」が多い)」のことを示している場合があるからです。また、何をもって朝ラーと言うのか、その解釈も人それぞれになります。私が独自に抽出した店を大まかに分類してみます。
❶ずばり朝食タイム※にラーメンが食べられる店:
・一蘭 名古屋鳴海店・・・・・・・24時間(年中無休)
・中華そば 大河・・・・・・・・・06:00~14:00(日曜休)
・素和 金山店・・・・・・・・・・07:00~10:00(木曜~日曜)
・素和 神の倉店・・・・・・・・・09:30~15:00(年中無休)
・フジサワ中華そば 日比野店・・・07:30~14:00(土曜のみ)
❷早朝※まで営業していてラストオーダー的に食べられる店:
・長浜ラーメン まき・・・・・・・17:30~(L.O.5:30)
・らー麺や ・・・・・・・・・・・11:30~翌7:00(月曜~土曜)
❸10時開店※の店で食べることを朝ラーとされている店:
・天末食堂 ・・・・・・・・・・・10:00~15:00(火曜休)
・他数店舗(以下割愛)
※印をつけた時刻表現は意見の分かれるところなので、あくまで参考としての分類と考えてください。また、営業時間の表記は食べログ上での2022年11月時点のもので、実際とは異なる場合があります。また、上記の営業時間は朝ラーが食べられる時間帯のみに絞っていますので、それ以外の時間帯にも提供している店があります。
あと、この素和の朝ラーは専用に用意したセットなのですが、他店では標準メニューのラーメンが提供される形態がほとんどだと思います。すべてチェックしたわけではないので断言はできませんが。
第2章 大阪時代の”朝ラー”~大阪府内編~
今は名古屋に住んでいますが、数年前までは大阪に単身赴任状態で4年半ほど住んでいました。その間は今以上に色々と外食をして食べログに投稿していました。ある意味、”食べログ沼”にハマっていたと言えるかと思います。その当時もラーメンが好きで色々と食べまくっていました。そんな中での朝ラー体験は、はやり多くはなかったと思います。当時、自分の行った店を検索してみることにします。
まずは、”大阪”+”ラーメン”で検索するとジャスト100件が見つかりました。その中から手作業で朝ラー店を探し出してみます。
・金龍ラーメン 御堂筋店(大阪市中央区難波)・・・24時間営業
・オリエンタルカフェ(大阪市西区江戸堀) ・・・・07:00~22:00
・どうとんぼり神座 エキマルシェ新大阪店 ・・・・09:30~23:00
・立喰うどん・そば 大和庵(大阪市西区九条)・・・06:00〜20:00★
結局、以上4店舗が私のレビューからは見つかりました。ただし、朝ラーとして食べた店はこの中では1店舗(★印)だけです。他の3店舗はそれ以外の時間帯に訪問しています。
▶「久々の朝ラー、うまし!」→ https://tabelog.com/rvwr/suna8/rvwdtl/B220290536/#58111623
でも、この店はいわゆる立ち食いそば屋でラーメンもその中のメニューの一つ、という感じでラーメン屋とは呼べない気がします。また「リエンタルカフェ」は喫茶店で、朝からラーメンが食べられる感じではなく、昼以降にラーメンメニューが掲示されるようです。なので、確実に朝ラーを食べるなら御堂筋にある「金龍ラーメン」になるのかと思います。ただし、ここは屋台に毛が生えた感じのアバウトな店なので好みが分かれると思います。まあ観光客相手がメインでしょうね。あと、9時半という朝ラーとしては遅めの開店時間の「どうとんぼり神座」は、新大阪改札内にあるため使いづらいですが、ラーメンとしてはリピートしたくなるほど美味しいです。
第3章 大阪時代の”朝ラー”~その他関西編~
大阪に住んでいた時には、ワンルームマンションのある大阪市内のJR野田駅付近から、各種交通機関を利用していろんなところに行きました。前章で”食べログ沼”にハマっていたと書きましたが、実は”乗り鉄沼”にもハマっていたのです。大阪は名古屋と違って私鉄が発達しており、京都方面へは阪急や京阪、兵庫方面には阪神・山陽や阪急、奈良方面には近鉄、そして和歌山方面には南海で行けます。それぞれがJRと競合区間があるため、比較的安価に利用できます。更には1日乗車券なども充実しているので、目指す店に行くのに各社の電車を適宜利用していたのです。場合によっては食べ歩き、飲み歩きもやっていました。
という事で最後は大阪以外の県、兵庫と京都に関して私が飲食した店に絞り、さらに朝ラーが出来る店を列挙してみます。ただ、ずばり朝ラーが食べられる店はほとんどなく、10時開店の店を含めることにしました。
・御座候 FESTA店(姫路市駅前町) ・・・・・・・・・10:00~20:00
・まねきダイニング(姫路駅改札内)・・・・・・・・・07:00~20:00
・まねきのえきそば 在来線下り店(姫路駅ホーム)・・・06:00~24:00
・神戸ラーメン 第一旭 三宮西店(神戸市中央区)・・・10:00~翌01:00
・本家 第一旭 本店(京都市下京区) ・・・・・・・・・06:00~翌01:00
以上5店舗見つかりましたが、3つのグループに分けられます。御座候、まねき、第一旭です。1つめの「御座候」は元々は大判焼(今川焼、回転焼)の店ですが、上記にあげた店舗では担々麺なども食べられるのです。名古屋で言うところのスガキヤのようなイメージです。2つめの「まねき」はいわゆる駅そばを提供する店で、姫路駅限定と言えます。更に言えば正確にはここで提供されている麺類はラーメンではなく”そば”に分類されそうですが、麺自体はラーメンのものなので無理やり朝ラーに分類しました。麺が黄色っぽいので別名”黄そば”とも呼ばれています。そして最後の「第一旭」が実はこの章の本命で、特に京都駅に近い場所にある本店は食べる価値のある朝ラーだと思います。1日を通して営業しているので、別に朝に無理して食べる必要はないのですが、独特の雰囲気を味わいに行くために大阪の自室を朝の5時台に出てJRで京都まで行って朝ラーを堪能しました。
▶「結局「ラーメン」を食べるオヤジ一匹」→ https://tabelog.com/rvwr/suna8/rvwdtl/B190668851/
とうことでかなりアバウトな考察でしたが、朝ラーについての私なりのまとめが出来たと思います。時々、早朝に起きて無性にラーメンが食べたくなる時があります。そういう時にこのような店が近所にあると助かりますね。(助かるのか?)
これからも「素和」の朝ラーにお世話になることになると思います。
以上。
2回目訪問は「塩煮干ラーメン」をいただきました
初回訪問時には『特製醤油煮干ラーメン』をいただいたので、今回は(その順番を意識して)『塩煮干ラーメン』を選択しました。初回のように”特製”にしなかったのは、手元にクーポンがあったためで、カウンターに貼られているLINEクーポンのQRを読み取って友達登録すると、次回訪問時に使える『チャーシューおかか飯 無料クーポン』が貰えるのです。それとの組み合わせを考えて、ラーメン側はシンプルにしてみたというわけです。
塩煮干ラーメンは醤油煮干ラーメンより、少々ワイルド(謎)な感じになっており、きちんと差別化が図られています。このあたりは感じ方に個人差があると思いますので、ぜひ食べ比べてみて欲しいと思います(と、他人に振るOYAJI)。
月曜日のお昼、かなり遅い時間帯におじゃましたので、先客は2人いましたが私の食事中に食べ終わり帰っていったので、その時点から客は私一人になりました。しばらくすると、厨房内にいたスタッフのうちの一人がカウンター席の隅、私の3つ隣でラーメン(まかない)を食べ始めました。
すると間もなく、その方が私に話しかけてくれたのです。
『結構、店に来られてますよね?』
「いえ、今日が2回目です」
『そうですか、もっと多いかと』
「あ、そう言えばこの店の内装工事中にも様子を見に来たことがあり、少しお話したような?」
『やっぱりそうですよね』
「はい。この店のオーナーさんとは知り合いの知り合い的な関係なので」
という感じで話が始まりました。その後、この方に確認したのがこの店は当面の間”無休”だという点です。一般的にラーメン屋は定休日を設定せずに”不定休”をうたっている店も少なくなく、「行ってみたら休みだった」というケースも経験していたのでかなり気になっていたのです。しかも、当初食べログの店舗情報に”不定休”と登録されており、今回、確かめたかったのです。
「食べログ上では”不定休”となっているので、”無休”に直しておきますね」
『はい、ありがとうございます』
という風に”余計なお世話系のOYAJI”(=私)は、こういうことは本業以上に積極的にやりたいわけで、過去にもそれなりの数の店舗の新規登録や情報修正を食べログでやってたりしています。暇と言ったらそれまでですが......
さて、食べ終わったタイミングで例のLINEクーポンのQRコードを読み取りました。すると、意味不明な画面がスマホに出てきたのです。スクショを取らなかったので説明しづらいですが、クーポンらしき表示が画面上に3つも並んでいて、しかもどれも押せない(有効になっていない)のです。この現象を今度は目の前で作業をしていた女性スタッフに聞いたところ、「そうそう、そのことは他のお客さんにも聞かれてうちらの間でも解決していないんですよ」と。
その後、私のスマホを渡して見てもらったりして色々と検討した結果、なんとかその仕組みが分かったのです。現時点で分かっていることは下記のとおりです(推測を含む)。
【LINEクーポンについて】
・訪問時に店舗内に掲示されているQRコードをスキャンすると、初回にはお友達登録モードとなり、さらに初回のクーポンが貰える(今回、私が使用したやつ)
・訪問ごとにスキャンしてその回数によって特典が貰えるもので、いわゆる”スタンプカード”のアプリ版という感じ
・1回目は「ビギナー」
・ビギナーで2回訪問(計3回訪問)すると「ブロンズ」にランクアップ
・ブロンズでさらに5回訪問すると「シルバー」にランクアップ
・さらにその先に「ゴールド」もある
・ランクアップ時?に何かしらのクーポン(無料券)がゲットできる
・おそらく今回画面に出た無効になっているクーポン表示は将来貰えるであろうクーポンの存在を示しているものと思われる
・QRコードはGPS情報による制御によって店内でしかスキャンできず、なおかつ24時間以内の連続スキャンは無効(推測)なので、インチキは出来ないはず(そこまでやる人はいないと思うけど)
上記の点や画面の構成が分かっていないと、慣れていない人が戸惑うUI(ユーザーインターフェース)になっている気がします。現に、結構使い慣れているはずの私にとっても謎な画面だったわけで、このアプリの提供元はもう少し改善して欲しいかな、と思います。(なんか上から目線になっているぞ←いつものこと)
で、話をもとに戻すと、今回クーポンで無料だった『チャーシューおかか飯』も美味しく頂きました。このご飯の食べ方も店内に掲示されており、途中でラーメンのスープを投入してお茶漬けのごとくして食べると、また違った感じを楽しめるとのことで、さっそく試してみました。まるでひつまぶしの食べ方のようです。実際、丼のふちにはワサビも付けられており、スープに溶かして食べると風味が変わって更に美味しく味わえました。
ということで、「ブロンズ」を目指してまた訪問します。次回は、この店のユニークなメニューである『朝ラー』をいただく予定です。
ごちそうさまでした。
金山南口エリアに新たなラーメン店が!!
2022年11月11日、世間では”ポッキーの日”として有名(?)ですが、奇しくも(と言っても特に関係はありませんが)この日にグランド・オープンしたラーメン店がこの『麵処 素和』(すわ)です。事実上、桜山店が移転した形なのですが、店舗としては新たに増えた感じで店の造りもまったく異なります。
店舗外観はかなりシンプルで、「看板はない」「暖簾も屋号が隅っこに小さく記載されているだけの真っ白なもの」など、知らないと「何の店だろう?」と首を傾げながら素通りしそうな店構えです。
ラーメン店の魂とも言えるスープは煮干し系で、そこに他の素材をレシピとして加えている和風のテイストとなっています。麺は「林製麺」で(席から見える厨房に容器が置いてあるので誰でも分かります)、チャーシューは私が確認しているものとしては流行りのレアチャーシューと従来の焼き豚で、料理に合わせて使い分けているようです。
煮干しベースのスープは、煮干しの風味(苦味?エグミ?)を若干残しながらの微妙なラインを狙っているマニア受けしそうなもので、他の店舗ではなかなか味わえない独自の調整がなされている感じです。
私が初回、グランドオープン時に食べた『特製醤油煮干ラーメン』は、レアチャーシュー3枚以外に穂先メンマ、玉ねぎのみじん切り、ネギ、そして味玉(半玉x2)が具として乗っていました。その中で特に店舗ごとに異なる特徴を見せるのがレアチャーシューで、その仕込み方によって仕上がりが異なるようで、この店では赤味はあるものの食べやすい仕上がりとなっていました。他店では噛み切れないようなレア度あるいは部位を使っている場合もあって、個人的にはこの店のレアチャーは合格点だと思いました(なぜか上から目線w)。
店舗の雰囲気はどちらかというと屋台のそれに近く、結構簡素な感じです。昨今のラーメン店は凝った什器やアイテムを使ったものが多い気がしますが、この店舗はそういう流れに敢えて逆らうようなものに感じました。その代表的なものが丸椅子です。これは屋台でも使われているようなシンプルなもので、確かにラーメンそのものの評価には直接結びつかないものの、そういう雰囲気を求めていない人には多少抵抗感がある気がします(かなり細かい個人的感想)。
おまけ情報としては、よくある「LINE友達登録」のQRコードがカウンター上面に掲示されており、登録処理をすると次回に使えるクーポン(ご飯ものが無料)が貰えます。また、訪問するたびにレベルアップしていき、定期的に何らかのクーポンがゲット出来るようです。更に、この店のツイッターアカウント(店舗情報参照)をフォローし何らかのツイート(リプ)を書き込むと、前述の来店クーポンとは別のクーポンが貰えたりもします(2022年11月末までの限定?)。
補足情報としては、券売機が最新のタッチパネル方式となっており、従来のボタン式とは操作性が異なるので慣れなくて操作に戸惑う場合があります。その時は店員を呼べば親切にサポートしてくれるようです。また、この券売機はキャッシュレス対応機ですが、現時点では「現金のみ」となっています。いずれ電子マネーなどが使えるとのことです。
とうことで、ごちそうさまでした。またおじゃまします。
Restaurant name |
Mendokoro Suwa
|
---|---|
Categories | Ramen |
052-291-4391 |
|
Reservation Availability |
Cannot be reserved |
Address |
愛知県名古屋市熱田区金山町1-10-4 |
Transportation |
金山総合駅南口から徒歩2分 184 meters from Kanayama. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
~¥999 ~¥999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥1,000~¥1,999~¥999
|
Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) Electronic money Accepted (Transportation electronic money(Suica)、Rakuten-Edy、nanaco、iD、QUICPay) QR code payment Accepted (PayPay、d Barai、Rakuten Pay、au PAY) |
Number of seats |
10 Seats ( カウンター10席) |
---|---|
Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed 近隣にコインパーキングあり |
Space/facilities |
Comfortable space,Counter |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
---|---|
Location |
House restaurant |
With children |
Kids are welcome |
The opening day |
2022.11.11 |
サブタイトル「勘違いとトンチンカン」
あるいは「いつのまにか評価越え」
(やはりここへも)久々の訪問となりました。全体的に私の外食の頻度が下がったのと、気になる店が増えたため、かつては頻繁に通ってた店が後回しになってしまっているからです。
それでも、たまには顔を出さないとスタッフに忘れられてしまうかもと思う気持ちと、店の諸事情がどう変わっているかの確認をしたいという気持ちが重なることで、再訪のタイミングが訪れるのです。(なんちゅう言い回しだ)
「どうも」
『おっ!お久しぶりですね〜』
やっぱりこんな感じのスタッフの反応になってしまいます。でもまあ顔認証はできているようで、以前と同様にフランクな会話をすることが出来ました。「最近の調子は?」とか「新メニューは?」「ワンオペなの?」などなど。
独特なデザインの券売機の液晶画面に表示されている『朝ラー』ボタンを押した私は、発券された半券をスタッフに渡しながら「麺柔らかめで」と以前のように指定しました。この店はデフォルトで麺は硬めの仕上げになっています。それが特徴でもあるので、私も朝ラー以外のラーメンを食べる際には特に何も指定しません。
朝ラーに限って言えば、セットされるラーメンは“素ラーメン”なので、同時に提供される『チャーシューおかか飯』の事実上スープ代わりとなり、麺はそのスープの具に相当するとも考えられるので、麺が主張しないように柔らかめにしたいのです。主客逆転というところですが、実際食べてみると何故かそう思うのです。さらに後付けの理由としては、朝食として”胃に優しい“というイメージもあるというところでしょうか、なんとなく。
価格改定があり2年前の450円から現在は500円になりましたが、相変わらずコスパが良い朝ラーだと思います。
ということで、サブタイトルとして書いた”伏線“を回収していきたいと思います。
第1話 勘違いとトンチンカン
この日は朝の8時過ぎに入店したのですが、先客が4名いました。店の一番奥の方に若い女性の2人組、あとは男性のピン客という構成です。
その彼女たちはワンオペのスタッフと何か親しげに会話していましたが、私からは席が離れていた関係で具体的な内容は聞こえませんでした。
やがて彼女たちは食べ終わって席を立ちました。すぐに出ていくのかと思っていたら、なんと私のすぐ横まで近づいて来たのです。
「ニコでお話しましたよね?」
片方の女性がいきなりこう話しかけて来たのです。私は一瞬意味が分かりませんでした。“ニコ?ニコニコ動画のことかな?ニコ動関連でどこかオンラインで話したことなのかな?”と意味不明な連想をしてしまった私はこんなトンチンカンな返事をしたのです。
「ニコ動で?」
彼女の方こそ意味不明という感じの顔になって再度、聞き直してきました。
「ニコでお会いしましたよね。私、そこで働いていたんですけど」
この言葉を聴いてやっと理解できたのです。”ニコ“とは素和の系列店の『和nico』のことだったのです。だがしかし、彼女の顔を改めて確かめてみるものの全く記憶がありません。(失礼ながらマスクも外してもらいもしましたが)
「全粉乳がどうとか(中略)、お話しましたよね」
「う〜ん、憶えがないですねぇ。ミステリー関係の話をしたスタッフはいますけど」
「そうなんですか」
ということで、不思議そうな顔をしながら「失礼します」という言葉を残して、連れと共に出て行きました。
その後スタッフに聴くと、この店(素和とnicoはシフト表を共有している)でバイトをしていた女性だということで、今は勤めていないそうです。
”他人の空似“というやつなのかと思いました。どこかに私に似ている人物がいるということでしょうか。実は以前にも別の店(ネパール人がやっている担々麺店)の女性スタッフにも同様のことを言われて、その時は適当に調子を合わせたのですが、その時の話にもやはり記憶がなかったのです。
もしかしたら、ドッペルゲンガー的な”他人の空似“ではなく“健忘”なのかも知れません。
ーーーーー
■解離性健忘■
最近または昔の体験をまったく覚えていなかったり、部分的に思い出せなかったりすることを健忘といいます。健忘の原因が身体的な病気ではなく、精神的な病気である場合には、解離性健忘と呼ばれます。
解離性健忘では通常、以下に挙げるような正常時には意識的に自覚している日常の情報や、自分自身の過去についての記憶が失われます。
・自分が誰なのか
・どこへ行ったか
・誰と話をしたか
何をし、何を言い、何を考え、何を感じたか。往々にして失われた記憶は、小児期の虐待のように、トラウマになったり強いストレスを感じたりした出来事に関する情報です。ときに、忘れてしまっていても、その事実がその人の行動に影響を及ぼし続けている場合があります。例えば、エレベーターの中で乱暴された女性が暴行の詳細を思い出せなくても、エレベーターを避け、エレベーターに乗ろうとしない場合などです。
(MSDマニュアル家庭版▶︎ https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home/10-心の健康問題/解離症/解離性健忘、より。一部編集)
ーーーーー
まあ冗談半分ですが、加齢とともにこんな事象が徐々に増えていく可能性は否めません。要注意案件です。
第2話 いつのまにか評価越え
私は食べログ上のマイルールとして「お気に入りとしてリピートしている店の評価は基本的に3.5」にしています(一部例外あり)。なのでこの店の評価も3.5で固定しているはずです。(上記の第1話のこともあるので自信がなくなってきたけど)
これは贔屓目で書いているのではないかと思われるからで、でも「リピート店あるいはまた行きたい店には3.5以上を付ける」というマイルールもあるので、その最低ラインの3.5になるわけです。
これまではこの店の食べログ上の総合評価は私の数値より低かったのですが、今回改めて確認してみたら、何とその値を超えていたのです。(2024年5月時点で3.55)
確かにそのぐらいの評価はされるべきのクォリティを持っていると思っていますので、そろそろ私の評価ポイントも上げるべきかと思うのですが、結局はそのままの評価でいくような気がします。特に理由はありません。
なお、評価におけるマイルールは上記以外には具体的にはありません。というのも、細かく区分しても評価基準が時間(年単位)とともに変化しているからです。特に加齢とともに味覚が変化したりホスピタリティに対する評価基準が変わったり、あるいは相対評価の部分も無視できないからです。つまり訪問する店の数が増えれば増えるほど、基本的に評価が厳しくなっていくのです。
以上、全話(といっても2話だけだが)終了となります。大した内容ではなかったのですが、ちょっと書きたかったのです。
ということで、ごちそうさまでした。