Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Restaurant name |
Olivier odorant(Olivier odorant)
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Categories | French、Bistro |
Phone number (for reservation and inquiry) |
070-8577-2388 |
Reservation Availability |
Reservations Only |
Address |
愛知県名古屋市千種区池下町2-19 クレール池下 1F |
Transportation |
1 minute walk from Ikeshita Station 90 meters from Ikeshita. |
Opening hours |
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Budget |
¥15,000~¥19,999 ¥10,000~¥14,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥10,000~¥14,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Number of seats |
8 Seats |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
OK Up to 20 people |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Counter |
Drink |
Wine |
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Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Service |
(Surprise) Party accommodations |
With children |
Kids are welcome
Limited to children over 10 years old who can enjoy the same menu. |
Website | |
PR for restaurants |
1 minute from Ikeshita Station ◆ Enjoy seasonal French cuisine and wine pairings at the open kitchen counter
We offer French cuisine made with plenty of seasonal ingredients. Experience the marriage of delicious sake and gourmet food with the wine pairing suggested by the owner. Our restaurant, which require |
友人がとってもおススメのお店があるということで行ってみることにした。場所は池下駅から東に徒歩5分程度のところだ。
すぐそばにはカルチェラタンがあり、かつてはヴィニッタリーいうイタリアンのあった跡地である。昨年の11月21日にオープンしたとのことであったが、ネットやインスタでも全く情報がなかったのである。
こういう場合は経験的に全然ダメな店かもしくは超掘り出し物のお店かどちらかである場合が多い。「掘り出し物発見!!」となるといいな~という期待を胸に訪問した次第である。
オーナーの宇佐美シェフは38歳で尾張旭のご出身とのことである。東京で修業をし一時期は白壁のキタムラにおられたようだ。そして昨年11月に独立してこちらのお店をオープンさせたとのことであった。
商業的な宣伝は全くしていないようである。
お店はカウンター8席、その他奥に2人掛けのテーブル、4人掛けの個室があるのだが、今現在はお一人でお店を営業しているのでそちらまでは手が回らないとのこと。当分はカウンターだけでの営業のようである。
料理はワンコースのみ、9800円である。メニューは10品+食後のコーヒーである。またランチもやっているようだがそちらは品数が2品減り4800円とのことであった。
まずはニンジン82%からである。ニンジンに見立てたニンジンから作った皮に中に甘いニンジンが入っていた。また周りの黒い「土」はオリーブから作ってあるそうだ。何となくNARISAWAを思い出してしまった。しかし前菜からかなり手の込んだ一品である。
パースニップのポタージュを頂いた後、北海道産のホタテを55℃で加温し、そこに透明なトマトのジュレをかけた物が出てきた。下にはバジルとリコッタチーズのソースが敷いてあった。これは掛値なく美味しい!!こういう複雑な仕事にシェフのセンスを感じてしまうのである。
そしうて次はすかさずヤリイカと、一流料理店ではよく見かける知多の平松さんの椎茸を焼いてニンニクソースをかけた物であった。これもとっても美味しかった。
最後の前菜、フォアグラはレンズ豆と共にきんつばのような感じであった。浅草の満願堂を思い出すなあ~~(笑)ナイフを入れるときんつばとは違ってかなり柔らかくこの形にするのにとても苦労されたのでは・・・と思った。レンズ豆が大豆の代わりとなってフォアグラと良いハーモニーを奏でている…これは素晴らしいものであった。
魚のメインは天然平目のフキノトウのソースであった。フキノトウは春になるとフレンチのシェフが使いたがることが多いが、あの独特の苦みがあるので大抵の場合、「イマイチ」ということが多い。しかしこちらは淡白のヒラメにばっちり合う美味しいソースであった。
メインは蝦夷鹿のシンタマのローストであった。とにかくこれが素晴らしかった!!!!!!!
鹿は私も大好きな食材であるが、こんなに美味しい鹿のローストは食べたことがなかった。赤身がしっかりしている分だけ火を入れ過ぎると固くなり味わいも無くなってしまう。そのころ合いがとても難しいようなのだ。しかしどうやって火入れしたのか断面はレアではなくミディアムレアでしかもナイフを入れるとじわ~~っと肉汁が出てくるのだ。柔らかさが半端でなく、旨味が凝縮されてジェニパベリーのソースと相まって多分過去に食べたどの鹿のローストよりも美味しかった。
素材の良さとシェフの技量の結晶だと思った。これはまた是非とも食べたいものである。
デザートはその場で生地から焼き上げたアップルパイであった。中のリンゴも熱々でこれが美味しくない訳がない(笑)最初から最後まで大満足の料理であった。
しかし敢えて言うなら量がもう少し少ないと良いのかもしれない。この量は普通の女性なら食べ切ることは難しいだろう。
またランチも一般的な値段より少しお高い4800円とのことである。東京に長くおられたので名古屋の事情をあまりご存じないのかも知れないが、その値段帯のランチのお店には主婦はまず行かない。やはり2500~3000円以内に収まるランチを出した方がお客さんは増えると思うのである。
ディナーもこのコースだけでなく、品数が少なくてもいいからもう少しお安いコースがあれば若い人たちも行きやすくなると思う。
実力があるのだから、まずはみんなにその腕を見てもらいたいと切に思うのである。最近出会ったシェフの中では一番これからが期待される人なのだ。頑張って欲しいと思う!!