どれを食べても抜群!!「宇宙一の天むす」!!
先月に引き続き今年2回目の訪問である。今回は貸し切り会とさせて頂いた。ご参加下さった皆さんどうもありがとうございました!!
花いちさんの良いところと言えば何といってもボードのメニューから好きなものを好きなだけ頂けるというところだろうな。お店にすれば一番手間暇のかかるシステムなのであるが銀蔵大将は見てるだけで惚れ惚れする様な手際で注文をこなしていくのである。
プロの技とはこういうものだ、というのを見せてくれるのだ。
この日も最高に美味しい料理に舌鼓を打つことができた。
この日は
お造り
メジマグロ
シマアジ
さわらのたたき
えびと貝柱のみぞれがけ
出汁巻き玉子
アオリイカと干し芋の天ぷら
はんぺん
早寿司
春子握り
牛肉と新玉葱の鋤焼き
甘湯葉、豆腐、わかめ味噌粕汁
天むす3個
強餅
を頂いた。
どれも外すことのできない定番料理ばかりではあったが、すき焼きなどは新玉葱を使うなど微妙に料理の内容が違っていた。
早寿司はいつもなら鯵なのだがこの日は春日鯛・・これも美味しかったなあ~~
出汁巻き玉子は一見簡単そうに見えるのだがこれを真似して家で成功したという話は聞いたことがない笑
〆の「宇宙一の天むす」はその名に違わぬ美味しさで最高に幸せを感じさせてくれたのであった。
アラカルトでここまで美味しい料理を楽しませてくれる店をわたしは他には知らない・・・これからもずっと通い続けたい・・・そんなソウルフードを楽しむことのできるお店なのである。
2024初「宇宙一の天むす!!」
今や2026年まで予約がいっぱいの花いちさんに久しぶりにお邪魔してきた。
そんな厳しい予約状況下でも年に数回訪問できるのはとてもありがたいことなのである。
もちろん料理も抜群に美味しいがこちらの店にはそれ以上の何かがあり、私も含めてではあるが多くの客がそれを求めて通っているのであろう。
今回も一切妥協のなく細部にまでこだわった絶妙に美味しい料理の数々を楽しませてもらうことができた。そしてご夫婦の温かいおもてなしに心が和み最高の時間を過ごすことができたのである。
銀蔵大将、奥様!!いつもありがとうございます!!
この日は
お造り
メジマグロ、寒ビラメ、アオリイカ
酢味噌
(サザエ、げそ、百合根、ブロッコリー、パプリカ)
揚げ物
アオリイカと干し芋の天ぷら
はんぺん
煮物椀
牛肉と下仁田葱の鋤焼
雑煮
(強餅、椎茸、菜の花)
汁物
蛤のお吸い物
宇宙一の天むす×3
今回はいつも頂くもの、そして初めてではあるが正月限定のお雑煮も頂いた。
お造りはいつものようにオーダーが入ってから骨から外すものだ。やはりそういうこだわりが絶妙に美味しいお造りとなっているのである。
お雑煮はこちらの自家製の強餅(こわもち)使用していた。強餅とは完全にお餅を伸びるまでつかずに米の食感をわずかに残して伸びを抑えた独特のお餅である。伸びるお餅も美味しいが、このようにプチプチと歯切れの良いお餅も美味しかった。
魚のすり身を出してすり鉢で擦って揚げたはんぺんは定番中の定番・・・これは食べずには帰れない。また干し芋の天ぷらもほんのり香る大徳寺納豆の風味で頂くと抜群に美味しいのである。
今回も「宇宙一の天むす」は3個頂いた。これくらい食べないと何となくだが落ち着かなく帰る気になれないのである。どうやらそんな習慣が身についてしまったみたいだ。どれだけお腹いっぱいになっても3個は食べたい!そんな天むすであった。
大将と女将さんのお人柄のおかげで家でご飯を食べるぐらいリラックスできるのである。末永く通いたいお店である。
定番!!「宇宙一の天むす!!」
またまた再訪させてもらうことができた。今や2026年まで満席という聞いたことがないぐらいに予約がいっぱいとなっており、今回の予約も何年前に入れたのか見当もつかないぐらいなのである。
それでもそう日を置かずに訪問できるのはありがたいことなのだ。
この日は
お造り盛り合わせ
紋甲イカ、かます、カンパチ
渡り蟹
玉子焼き
甘鯛の一塩
はんぺん
イカと干し芋の天ぷら
牛肉と茗荷の鋤焼き
鯵の早寿司
強餅
天むす3個
前回とほとんど同じではあったが毎回新たな喜びを感じさせてくれるのである。どれもとても丁寧に作られており、ほぼ下準備なしにオーダーが入ってから作り始めるスタイルはずっと変わらないのである。
天むすの海老もオーダーが入ってかっらエビの殻を剥き始め、丁寧に処理して天ぷらにしていった。食感は鮮度の良いときにのみ感じられるプリプリ感の中にもモッチリとした感触を楽しめたのである。そこに熱々ご飯が重なれば鬼に金棒・・・最強の天むすになるのである。
今回も最初から最後まで楽しませてもらうことができた。これからもずっと通い続けたい大好きなお店なのである。
いつも幸せな気分になれる店
3カ月ぶりに訪問させて頂くことができた。今回の予約は行ったいつ取ったものか全く記憶がないのであるが、おそらく3年ぐらい前のものだろう。
今は2026年の予約を受け付けているようであるが、もう先過ぎて何がなんやら分からなくなってしまっているのである。
今回は6名での貸し切り会であった。いつも一緒に食べ歩いている仲間も、そして数年ぶりにお会いする人もいて楽しい時間を過ごすことができた。こうやって気心の知れた仲間との食事の時間は何物にも代え難いと思うのだ。
今回もアラカルトでお願いした。皆さん食べたいものを好きなだけ頂いたのである。その分大将と女将さんは大変だったとは思うがやっぱりこちらではコース料理ではないところが魅力的なのである。
この日は
お造り盛り合わせ
太刀魚、キス、カンパチのミカンたたき
渡り蟹
甘鯛の焼き物 一塩
はんぺん
イカと干し芋の天ぷら 大徳寺納豆の塩で
栗と里芋
茗荷の鋤焼き
鯵の早寿司
宇宙一の天むす 3つ
強餅
今回もいつも頂く定番の物中心に頂いてみた。やはり定番の物はなかなか外すことができないが、新しい物にも挑戦したい・・・
この中で初めて頂いたものは「栗と芋」でこれは秋らしい料理で栗の甘みと里芋の滑らかさが素晴しい今だけの料理であった。
宇宙一の天むすはこれを食べないと帰れない・・そんな気すらするマストなものなのである。あのご飯の仕上がり、塩梅、そして注文が入ってからエビの殻を剝き海老天を作るというほぼ下準備しない大将のこだわりの詰まったものなのである。
ホントこれ以上美味しい天むすがあったら教えて欲しいと思うのだ。今回も素朴ではあるが極上の料理を楽しませて頂いた。またの再訪が楽しみである。
宇宙一の天むす!
またまた大好きなこちらに訪問することができた。この日は少々遅めに時間からではあったが大将も女将さんも快く受け入れて下さった。
前回の訪問からまだ1カ月ぐらいしか経っていなかったがそれでも数日前から指折り数えて待つぐらい楽しみにしていた訪問であった。
あの空間に身を置くだけで幸せな気分になれるのである。そういう店は私の中では数えるほどしかないなあ~~
この日も好きなものを思いっきり頂くことができた。
お造り
イチミダイ、真鯛、ケンサキイカ
酢みそ
サザエ、ゲソ、アスパラパプリカ
渡り蟹
はんぺん
甘鯛の一塩
ケンサキイカと干しいもの天ぷら
鯵の早鮨
豆腐、湯葉 切り干し大根の粕汁
宇宙一の天むす3個
強餅(こわもち)
毎回大体同じようなものを頂いているが、それでも大満足なのである。新しい料理にもチャレンジしたいのだが段々定番が多くなってきてそこから逸れることができなくなってきているのだ。
天むすは3個は食べたいし干し芋の天ぷらも外せない・・・といった具合にである。
お刺身もいつものように提供直前に骨から外していたし、茹でたワタリガニもオーダーが入ってから殻からむいていた。
こういう店って他にはないだろうなあ~~
毎回行くごとに幸せを感じることができる私にとってはとても大事なお店なのである。
何個でもイケる「宇宙一の天むす」
約2か月ぶりの訪問となった。私は縁あって定期的に通わせてもらっているが、今では2025年まで満席・・こちらへの訪問はかなりの狭き門となっているようである。
そんな中またまた最高の幸せを感じることができる料理を楽しませて頂いた。大将、女将さん、いつもありがとうございます!!
この日は
お造り
太刀魚、シマアジ、真鯛
渡り蟹
焼き物
甘鯛のひと塩
アオリイカと干し芋の天ぷら
はんぺん
焼いた揚げと水菜、貝柱の芥子和え
牛肉と茗荷の鋤焼き
椀物
こちと焼き茄子の吸い物
宇宙一の天むす3個
どの料理もとても滋味深くて心を落ち着かせてくれる物ばかりであった。驚くような高級食材を使った料理も好きだが、こういう家庭料理の延長上にあってそれでもなかなか食べることのできない料理も大好きなのである。
1品1品に心を込めて大将が作ってくれる料理は何物にも代えがたいのである。
どれも美味しかったがこちらの名物である宇宙一の天むすは何度食べても格別な美味しさであった。最後にこれを食べないと終わらないからね~~
こういう店は毎日行っても飽きないだろうな・・・私にとっては一番大事にしたいお店の一つなのである。
毎日でも食べたいホッとする料理
2か月ぶりぐらいの訪問である。もちろん今回の予約もかなり前に入れたものではあるがこうやって忘れた頃にでも順番が回ってくるととても嬉しいものなのである。
今回は貸し切り会での訪問となった。
こちらはカウンターのみで6名、もしくは詰めてギリギリ7名で満席である。かつて1度だけ入口付近のスペースにちゃぶ台を置いてそこで食事をしている家族を見かけたことがあったが、あれはあそこじゃないと嫌だという人がいるとのこと・・・そのちゃぶ台はその人専用の物らしいのだ。
そういえばちゃぶ台って最近見かけないなあ~~私の中では「巨人の星」が頭を過るのであった笑
私なぞはまだまだそのちゃぶ台好きの方の境地には至っていないのであるが、こうやって通っているとどの料理を食べるよりも気持ちが落ち着く・・そんな気になれるのである。
この日もほとんどいつものパターンと同じであったが滋味深い料理の数々を楽しませてもらうことができた。
お造り3種
太刀魚、アオリイカ、キス
渡り蟹
はんぺん
アオリイカ、干し芋の天ぷら
粕汁
牛肉と茗荷の鋤焼き
宇宙一の天むす2個
強餅
いや~~どれも最高であった!!
前回とほぼ食べたものは同じなのだが、もうこのパターンは私の中では完成形なのだろうな・・
刺身も相変わらずオーダーを受けてから骨から外していたし、はんぺんもすり身から作られていた。
アオリイカと干し芋の天ぷらを大徳寺納豆の入った塩で頂くと淡泊な天ぷらが2倍にも3倍にも美味しくなる気がするのは気のせいではないだろう。
そして誰が名付けたのかは知らないが、最後の「宇宙一の天むす」はどれだけお腹がいっぱいでも避けては通れないものなのである。この日も最初から最後まで大満足であった。
次は夏頃・・・伺うのがとても楽しみなのである。
やはり一番ホッとするお店
久しぶりに伺うことができた。今回は自分自身の予約ではなく友人の貸切会に参加させて頂いた。どのような形であれこちらにお邪魔できるのはとても嬉しいことなのである。
住宅街の中にひっそりとあり、大将と女将さんの温かいおもてなしの中、ほっこりする料理を楽しめるのが何よりの魅力であろう。高級素材をふんだんに使った料理と比較される方もいるようだがそれとは全くの別物。そういう料理は他の店で楽しめばよい。
そういう分野とは全く異なりあくまでも料理の基本中の基本、つまり普通の食材を料理人の腕だけで絶対真似できない高みまで持って行くというのがこちら花いちさんの料理の魅力なのである。
以前にも書いたが魚の身は骨から外した瞬間から劣化が始まるので、花いちさんでは予め3枚におろしてはなく骨についた状態で保存し、客から注文があって初めて骨から外してお造りにするといった具合なのである。名物のはんぺんもすり鉢とすりこ木で白身を擦るところから始まるのだ。
そういう他ではできない手間暇をかけるからこそ感動の領域まで持って行くことができるのであろう。
この日もいつもと同じパターンでお願いした。
お造り
メジマグロと鯛
太刀魚の塩焼き
イカと干し芋の天ぷら
メバルの煮付け
出汁巻き玉子
はんぺん
湯葉の粕汁
宇宙一の天むす3個
強餅
このうち「宇宙一の天むす」というのはメニューにそう書いてあるわけではなく私たち客サイドが勝手にそう名前を付けているだけである。しかしホント宇宙一と言われても納得がいく、それくらい美味しいのだ。
この日もすべて堪能させて頂いた。こういう味なら毎日でも飽きずに食べることができる。やっぱり歳を取るとこういう素朴な味に飢えてしまうのである。
心から末永く通いたい、そう思えるお店なのだ。
ほっこりと、幸せな気分に浸れます!!
またまたあまり日を置かず大好きな店に訪問することができた。今や名古屋屈指の予約困難店となってしまったが、こうやって定期的に伺える幸せを感じながらでの食事である。
今や2024年までは満席、とうとう2025年の予約が始まったという恐ろしい状況になってしまっている。ただあの居心地の良さ、料理の素晴らしさを考えれば一度行った人はほぼファンになり通うことになるのでそうなってしまったのだろうなあ~~
今回は
お刺身の盛り合わせ
シマアジ、真鯛、イカ
海老とアボカド、貝柱のみぞれ酢
出汁巻き玉子
甘鯛の一塩
アジの早寿司
自家製焼き豚とセロリの細切り
イカと干し芋の天ぷら
はんぺん
牛肉と茗荷のすき焼き
天むす3個
焼き餅
を頂いた。行くたびに段々とレギュラーメニューが増えるので冒険ができなくなってしまっているが焼き豚は初めてだったかな??
出汁巻き玉子もマストだし、干し芋とアオリイカの天ぷらはこれも大徳寺納豆の香りのする塩で頂くと絶妙なのだ。お刺身は提供直前に骨から外すというスゴ技を見せてくれるし、はんぺんはすり身から作ってくれる。
今回は椀物はなかったが炭水化物前の最後は牛肉と茗荷のすき焼きを楽しませて頂いた。
この日も宇宙一の天むすを3個、そして焼き餅も頂いた。もうこれだけ美味しいと天にも昇る心地である。
今回も最高の幸せを感じさせてもらうことができたのである。
次も楽しみ・・・そんな素敵なお店なのだ。
アットホームな空間で極上の料理を
今や2024年末まで満席の超人気店である。多くの人は一度花いちの魅力にハマったらもう抜け出すことはできないようだ。
客を惹きつけて止まない店なのであるが、とりわけ全国の名店を食べ歩いた経験値の高い人に人気があるようである。
一見単純そうな料理の奥深さを理解するとこちらの凄さというものが分かるのである。
今回は2カ月ぶりにお邪魔させて頂いた。こうやって間を置かずに定期的に訪問できるのはとても幸せなことだとお店に伺うたびに咬みしめているのである。
私は手の込んだ料理もそして高級素材を使った贅沢な料理も好きなのだが、やっぱり一番好きなのはこういう素朴な料理を極限まで突き詰めている料理なんだなあ~と改めて思ってしまうのだ。
この日はアラカルトで頂くことにした。完全に大将に任せても良いとは思うのだがその日の気分で微妙に食べたいものが変わってくることもあるので後悔しないように自分ですべて選んだのである。
刺身
カンパチのみかん
サワラの炙り
酢味噌和え
はんぺん
甘鯛一塩
イカと干し芋の天ぷら 大徳寺納豆の塩
椀物
蕪の摺り流し
アジの早寿司
牛肉と茗荷の鋤焼き
宇宙一の天むす
やはり他の割烹とはレベルが全く違う。
その理由はよく分からないのだが、その一つにほぼ「作り置き」というものがないのである。通常和食店でも鮨屋でも魚は短冊になったものを刺身とかネタにするのであるが、こちらでは提供直前にウロコだけ取ってある魚からおろすのである。魚の身は骨から剥がした瞬間から劣化が始まるが捌いてすぐのお刺身を頂けるため抜群に美味しいのだ。
はんぺんはすり身をすり鉢で作るところから始まるし、天むすもオーダーが入ってから海老の皮をむき始めるのだ。おそらく大将はそれ以上下準備を進めると素材が一気に劣化するポイントをご存じなのだろう。
天むすもご飯は普通の炊飯器で炊いたものだし、魚の焼き台はガスである。それでも焼き魚は炭火を使う割烹よりも格段に美味しい~~
生涯通いたいと思うお店というものは実際のところ数は少ないがこちらもその一つなのである。
ずっと通い続けたい名古屋トップクラスの名店
数か月ぶりの訪問である。こちらは片意地張らずにとことんリラックスして美味しいものを堪能できる大好きな店なのだ。
名古屋以外に住む私の食べ歩きが好きな友人な中にも、「名古屋で一番好きな店は?」と聞くとこちらを挙げる人も多いのだ。
最高級の素材を使った「これぞプロ!!」という料理も好きだが、こちらのようにどこででも食べれそうな、しかし実際はこちら以外では絶対に楽しめない極上の料理を楽しみに訪問する客が多いのも事実なのである。
素材自慢、仕入れ自慢の店が多い中、普通の素材でここまで料理を高めているお店は他には知らないのである。
今回もいつものパターンで極上の料理を楽しませて頂いた。
今回頂いたのは
イサキ、太刀魚、キスのお造り
その場で作るはんぺん
出汁巻き玉子
渡り蟹のむき身
焼き物 甘鯛ひと塩
アオリイカと干し芋の天ぷら
茗荷と牛肉のすき焼き
シジミの赤だし
天むす
であった。どれも胃も心も喜ぶものばかりであった。優しい味は心まで落ち着かせてくれる。
心から「美味しい」と思えるのはこういうものなんだろうな~~
私の周りでもファンがとても多いのだ。
特に全国トップクラスの店を食べ歩いた経験値の高いフーディーにとりわけ人気があるようである。全国各地からこちらを目的に来る人も多いのだ。
これからも定期的に通いたい、そんなお店なのである。
他では味わえない最高のくつろぎ~~
こちらは2年以上先まで予約が詰まっておりそうそう気軽に行ける店ではないのだが、かなり前に予約してあったので今回は前回の訪問からそう日を置かずして伺うことができた。とてもありがたいことなのである。
大将と女将さんはいつものように温かく迎えて下さり、アットホームな雰囲気の中最高の食事を楽しむことができた。いつもながらに感謝しかないのである。
席では隣の人たちがどんちゃん騒ぎで少々眉をひそめる状況ではあったが、まあそういう巡り合わせはどうしようもないのでスルーして食事に専念することにした。
前回訪問時からそう日も経っていなかったのでメニューはほぼ同じではあったが、微妙に違うのもあった。ただこちらに訪れた際には必ず食べたいものがいっぱいあるのでそれを選択すると新規のものを食べることがほぼほぼできないのである。いつもの物も食べたいし、新しい物にも挑戦したい!!何とも悩ましいことなのだ。
今回頂いたのは
お刺身盛り合わせ 太刀魚、イサキ、サヨリ
渡り蟹のむき身
手作りはんぺん
アオリイカと干し芋の天ぷら
ブリの照り焼き
蛤の酒蒸し
牛肉とわらびのすき焼き
そして
宇宙一の天むす
強餅
であった。
足が早くてなかなか食べることのできない太刀魚のお刺身は最高だったし、剥いたワタリガニも素晴らしく美味しかった。内子のねっとり感が何とも言えないぐらいであった。
またいつもながら感動する白身の魚をするところから始まる手作りはんぺんはそのものの質の良さと中に入っているごぼうの香りがマッチしていた。
干し芋やアオリイカの天ぷらに添えられていた塩には大徳寺納豆が一粒入っており、それが塩に何とも言えないぐらいの香りを与えているのだ。
宇宙一の天むすも相変わらずの美味しさだったし、久しぶりに頂いた強餅は米粒が残っておりその食感が新鮮さを与えてくれた。
最初から最後まで文句のつけようのない素晴らしい料理を堪能させてもらった。定期的に訪問できることに感謝である。
一番ほっこりする料理と空間
かつてはフレンチやイタリアンを好んで食べ歩いていたのであるが最近ではその手のお店にはすっかり行く機会が少なくなり和食などが多くなってきた。自分自身のことではあるが、やはり好みというのは変化してくるのだなあ~としみじみと思う今日この頃なのである。
型にはまった凛とした空間で頂く割烹料理も好きなのであるが、普段はこちらの様な普通の料理を最高の高みまで持っていったこちら花いちさんの料理が一番好きなのだ。
今回は多分2年ぐらい前に予約したもので、私主催の貸し切り会であった。メンバーは同じ奉仕団体の友人たち7名であった。3名は初めての訪問のようでいつものことではあるが「店の場所が分からない・・・」という洗礼を受けたようであった(笑)
コースでも良いのだが、身勝手な私は食べたいものだけを・・といういつもながらのねじ曲がったポリシーがあるので各々大将にオーダーして頂くことにした。
大将には普通の客よりも多くの仕事をさせてしまいはなはだ申し訳なかったと反省した次第であった。
今回頂いたのは
真鯛、さわら、シマアジのお造り
酢味噌和え
渡り蟹の蒸し物
手作りはんぺん
イカと干し芋の天ぷら
出汁巻き玉子
鯵の握り
すき焼き
蜆の味噌汁
宇宙一美味しい天むす
であった。こちらに来るたびに少しずつオーダーを変えていただが最近では好みも安定してほとんど同じものを頂くようになっている。
ただ季節ものは必ず頂くようにしているのである。
上記の料理の名称だけ見ればどこでも食べられるものばかりであるが、その完成度は他の店とは比較にならないのである。はんぺんは白身の魚を擦るところから始めるし、渡り蟹の蒸し物は大将お一人で蟹の身をその場で7名分剥いて下さった。カニに関しては自分の分を剝くのもイヤになるのにいくら仕事とはいえ7名分を一人で行うのは至難の業であろう。
その苦労の分だけ味が美味しくなっている・・そんな気すらするのだ。
また〆の通称「宇宙一美味しい天むす」は誰が言い出したが知らないが、全くその通りだろうと思う美味しさのものである。これを食べずには帰ることはできないのだ。
今回も最初から最後まで美味しい料理と楽しい会話で終始和やかに時間が過ぎて行った。
こうやって気の合う仲間同士で利用するのも良いし、どんなシチュエーションでも優しい大将と奥様が場を和ませて下さるのである。
これからもずっと通い続けたいお店だ。
やっぱり味、居心地ともに最高!!
またまた大好きなお店に数か月ぶりに訪問することができた。以前にも書いたがこちらは今予約しても2023年後半しか予約を取ることができないのである。
予約に厳しい店だとそういうことを避けるために予約人数を絞ったり、日程的に「ここまで!」と決めてそれ以降は予約を取らないようにしているのだが、こちらの大将夫婦はとても優しい方たちなので、そういうことは心情的にできないのだろうなあ~~
皆さん、帰り際にちゃんと予約を取らせてくれるのである。私にとっては感謝しかないのだ。
ということで今回も友人との食事であった。扉を開けて席に座るといつもの温かい空間が待っていた。その雰囲気はここでしか味わうことのできないのである。
毎日大将が手書きで書かれる「お品書き」を見ながら、何にしよう?と頭を悩ませるのは至福のひと時であった。
今回頂いたのはいつものように
お刺身の盛り合わせ
海老と貝柱のみぞれ酢
アオリイカと干し芋の天ぷら
はんぺん
〆あじ握り
牛肉と下仁田葱の鋤焼
鯛とかぶの吸い物
天むすとちりめん山椒お握り
であった。
どれも家庭料理でありそうなものばかりであるが、このレベルのものは到底素人の手に負えるものではない。数人の友人が大将からコツを聞いてトライしたそうだが全く無理だと言っていた。
特に出汁巻き玉子は達人の領域で未だこの味を再現した人はいないようである。
お刺身も群を抜いて美味しく今回頂いたヒラメと寒ブリ、そして辛子で頂いた脂がのったサワラは抜群の美味しさであった。
アオリイカと干し芋の天ぷらを大徳寺納豆の混ざった塩で頂くことははここでしかできない。何となく香る大徳寺納豆の風味が何とも言えないほどの味わいを天ぷらに与えているのである。
早寿司の「〆あじの握り」は初めて頂いたが、昆布の味わいが何とも言えない素晴らしいものであった。
はんぺんはいつもながらの絶品、すり鉢で魚を擦るところから始める花いちさんの代表的なものである。毎回これを外すわけにはいかない!!
〆はやはりちまたで「宇宙一の天むす」と言われるこれしかないだろう。もちろんそれ以外にも焼き餅、おろしそばなどもありどれも美味しい。そういうのを頂くときでもこの宇宙一の天むすは外すことはできないのである。
この日は横におられたおひとり様のYさんともとても楽しい時間を過ごさせて頂くことができた。
こういう嬉しいご縁もこちらのお店の温かさが結んでくれた賜物であろう。
次回訪問は数か月後となるがまた楽しみに伺いたい。
またまたほっこり・・・
予約困難な中、定期的に通わせて頂いているお店である。今回も大満足な食事をさせて頂いた。
こちらの醍醐味は、誰もが食べ慣れている料理を最高の高みまで持っていくところにあると思うのだ。
今の時代、高級和食店以外では作り置きのもの出すところが多いと思うのだが、こちらではそういう効率重視のことは一切関係ないようである。
椀物、そして出汁巻き玉子等、出汁が必要な物にはその都度出汁を取るし、はんぺんはすり身をすり鉢とすりこ木でするところから始まる。ワタリガニは予め剥いたものを出すのではなく、オーダーが入ってから大将が身をほぐして盛り付けるのだ。
そういう姿勢がやはりこの人気につながっているのだろうなと思うのである。
今回頂いたのは
お造り キスと鯛の霜降り
渡り蟹のむき身
ケンサキイカと干し芋の天ぷら
蕪と鯛の椀物
出汁巻き玉子
牛肉と茗荷のすき焼
一塩甘鯛の焼き物
大根そば
天むす
であった。
どれも「普通」の料理だが全く普通ではない。かなりの手間暇をかけてあり、他の店では追従できないような高みまで完成度を上げているのである。
どれも甲乙つけがたいぐらいの美味しさであったが、あえて言うならば定番のケンサキイカと干し芋の天ぷらは不動の美味しだし、出汁巻き玉子も食べないとこちらに来た気がしない一品である。また今回は一塩甘鯛の焼き物が抜群の美味しさであった。
そして最後の楽しみと言ったらやはり「宇宙一の天むす」であろう。誰がこのネーミングをしたのか知らないが、まことに的を得てる表現だと思う。
揚げたての海老天を熱々のご飯で握り塩だけで味付けした天むすは他のどの店の物も寄せ付けない圧倒的な美味しさなのである。
事情が許せば毎週でも訪問したいのだが、残念ながら今予約しても2023年以降にしか訪問できないのである。
恐ろしいほどの人気であるが、常連さんに連れられて初めてこちらに来た人はほぼ例外なく次の予約を取っていくためそうなったようだ。
ご主人と奥様には健康に留意して欲しいと思っているのは私だけではないだろう。次の訪問がとても楽しみなのである。
いつもホッとする心温まる料理
3か月ぶりに訪問することができた。今や新規の予約は1年以上先となり、訪問自体がとても難しくなったお店なのである。この日は私が主催の貸切会であった。
カウンターで横並びの6名、集合に多少時間差があったので各々好きなものをオーダーして楽しむというスタイルでお願いした。
こちらの魅力というのは何と言っても素朴な料理を極限の高みまで持っていくことであろう。例えば出汁巻き玉子やはんぺんという家庭でもありそうな料理でも大将の腕でとんでもなく素人には手の届かないところに持っていってくれるのである。そんな馴染みのある料理を楽しめることがこちらの一番の魅力だと思うのだ。
割烹でプロの技を楽しむのも好きだし、フレンチやイノベーティブ料理などの素人には全く真似のできない料理を楽しむのも好きである。しかしこういう普通にありそうな料理を極上にしたものを楽しむのは一番好きなのである。
今回頂いたのは絶対外せないはんぺんを筆頭に、ワタリガニのむき身、出汁巻き玉子、イカと干し芋の天ぷら、さわらのお刺身、海老真薯とワカメのお吸い物、貝柱と長芋の磯辺焼き、酢味噌などなどであった。どれも滋味深く心の底から「美味しい~~」と思える料理ばかりであった。
そして〆は何と言っても天むすを忘れることはできないであろう。この日は天むすの注文が多くて3個ぐらいしか食べることができなかったがこの美味しさだとエンドレスでイケそうなぐらいの美味しさである。
いつもはこの〆で終了なのだが、久しぶりに卵かけご飯も堪能させて頂いた。
今予約しても1年以上先の来年終盤にしか訪問は叶わないが、待ってでも行きたい、そんなお店である。
一番心が安らぐ店
約3か月ぶりに心の故郷のようなお店に再訪することができた。先日こちらに同席して下さったチェンイエさんが私が常々感じていることを書かれていた。
それは最高級の食材を使い贅沢極まる食事も良いが、こういう普通の食材を一番の高みまで持っていく料理人を一番尊敬する・・・まさしく私もその通りだと思うのだ。
最高の食材を使って最高の料理を提供するのは料理人の腕も大事だが、ほとんどは食材の良し悪しで決まってしまっている。昨今その部分を含めてあたかも自分の技術のように自慢する料理人のいかに多いことか・・・
私にとって飽きない、何度でも通いたいと思えるのはこちらのようなお店なのである。ある人も言っていたがどんなに美味しい有名店でも年に2回以上行くと飽きてしまう。
2019年にミシュランの★を取るまでは比較的予約も取り易かったのだが、私が訪問した7月時点では次の予約は来年の9月にしか取れないそうなのだ。全く紹介制ではないが、新規の客は電話では受け付けていないようである。
今回の貸し切り会のメンバーは私の他にmeerさんご夫妻、東京の友人、そして名古屋では知らない人がいないぐらいの有名なおねーたま、チェンイエさんであった。いつも皆さんありがとうございます!!
こちらではおまかせでもいいし、メニューから好きなものを好きなだけ食べることもできる。注文すると大将が手際よく作ってくれるのだ。お任せでも良かったのだが、わがままな人ばかりだったので一品ずつオーダーすることにした。誰かが食べたいものをオーダーしたら、それが全員に行くようにする、という方式であった。こうすることによって自分の好きな物も食べることができるし、新たなチャレンジもできる。もっともこちらでは何を食べても外れることは皆無である。
今回頂いたのはイワシの刺身、サザエ、ゲソ、アスパラの酢味噌和え、水茄子と貝柱の生姜味噌、出汁巻き玉子、ワタリガニのむき身、甘鯛の一塩、はんぺん、干し芋とアオリイカの天ぷら、穴子と万願寺唐辛子の炊き合わせ、染み大根と揚げの炊き合わせ、宇宙一の天むす3個であった。
出汁巻き玉子は定番中の定番で、作るのを見ていると簡単そうに見えるが、私の友人たちもこれに感化されて自宅で作っても全くうまくいかなかったと言っていた。ああいう簡単そうに見えるものでもかなりの高度な技術で作られているのである。また毎回頂くはんぺんは、注文が入ってから白身魚をすりこ木で擦りおろすところから始め、成形し油で揚げて完成となるこちらの代表的な料理である。私はここ以上に美味しいはんぺんを食べたことがないのである。
今回初めて頂いた甘鯛の一塩は身の美味しさがそのまま食べるよりも輪郭がよりくっきりとして最高に美味しかった。和食とはこうあって欲しい・・・そんな料理であった。
また最後の楽しみはやはり宇宙一の天むすであろう。これを食べずに帰るわけにはいかないのである。揚げたての海老をご飯に包んだて天むすは最高であった。まだまだイケたがお腹周りのことを考慮して3個で自主規制となった涙
帰る時にはいつも最高の気分にさせてくれるお店である。
心揺さぶられるソウルフード
半年ぶりに訪問させて頂いた。一昨年のミシュランの星に続き、今年は食べログシルバーを受賞され、人気はますます上がるばかりである。今回訪問したのは3月であったが、もうすでに年内は予約でいっぱいとのこと。新規に予約するのは来年になってしまうのだ。もう人気に拍車がかかりそれが止まる気配すら見せないのである。
この日は友人3人での食事で利用させて頂いた。私の他はお二人ともこちらのお店は初の訪問であった。
現地で待ち合わせだったので、友人たちが辿り着けるかどうか心配であったが今はgoogleMapなどで分かりにくい入口も写真表示されているのですぐに分かったとのことであった。時代は進んでいるようである。
いつもだと奥の方に座ることが多かったのだが、今回は他の客さんよりも遅めの訪問時間であり、入り口付近の席であった。
この日も私たち3人、そして同席出会った他のグループが4人と満席状態であった。皆さんこちらの魅力を知ったら離れられなくなるからね~~
今回は大将にすべてお任せのコースでお願いした。いつもは自分自身の好みの問題でアラカルトでお願いすることが多いのだが、友人たちは初めてであったのでそのようにさせて頂いた。
まずはお刺身からである。太刀魚、アオリイカ、マグロであったがどれもきちんと処理されているようで旨味だけが口に残る素晴らしいものであった。
「刺身なんて切るだけでしょ」
と思っている方も多いと思うのだがそれは違う。やはりを目利きして仕入れ細胞を壊さないようにきちんと切ったお刺身は全く味が別物なのだ。こういうところにも板さんの腕が光っているのである。
そのあとは海老と空豆の和え物、蛤のお吸い物を頂いた。蛤はもうクラクラしそうな出汁が出ておりこの椀物ですっかりノックアウトであった。美味しいなあ~~
その後いつものようにすり身から作るはんぺんと芸術の域に達するような出汁巻き玉子を頂いた。これも美味しかったのは言うまでもない。
そして貝柱と山芋に海苔をかけた物を頂き、最後に私のリクエストでアオリイカと干し芋の天ぷらを頂いて第一段階終了となった。
第二段階は炭水化物である(笑)
私はいつものように「宇宙一の天むす」を3個頂いた。これは誰しも認める最高の天むすである。こちらよりも美味しい天むすがあったら教えて欲しいと思うのだ。
友人たちは素麺などを食べていたが私はこれで終了となった。
最初から最後まで全く手抜かりなく美味しさと心地良さを感じられる食事であった。しかしながら人気が出過ぎて、もう年内は満席とのことである。予約したくても来年の席しかないとのことであった。またキャンセル待ちもかなり多くてそれも期待できないとのことである。
こちらのお店は気長に待つしかないようだ。またの再訪を楽しみにしたい。
心落ち着く癒しの料理
本当は5月に伺う予定であったが、コロナでの営業自粛のため行けなくなり、やっと今回順番が回ってきた。首を長くして待っていたのである。
今回は早目の時間に訪問することができたので、客は私たちの他にはおらず、最初の30分は大将と女将さんと共にゆっくりとお話しすることができた。なかなかそんなチャンスは巡ってこない貴重な時間であった。ほぼ7か月ぶりにお会いするので積もる話も多くそういう時間はあっという間に過ぎてしまった。しかし大将は話しながらも手を休めることはなく、さすがプロの仕事という感じであった。予算を言って大将おまかせのコースもあるのだが、今回こちらに訪問するのはほぼ半年ぶりである。
行きたいけど行けない・・・そんなストレスもあってか食べたいものを好きなだけ・・・と思い今回は単品でオーダーすることにした。
まずはお刺身からである。さわらのたたきとキスからであった。もう一品目からカウンターパンチである。これはふつうのお刺身とは違うレベルで、特にキスは濃厚な味となっておりとても美味しいものであった。
その他、ワタリガニのほぐした物、そして水茄子と貝柱を赤味噌で和えたもの、牛肉と茗荷のすき焼、そしてイカと干し芋の天ぷら等々花いちさんの定番料理の数々を美味しく頂くことができた。
そしてここからが炭水化物祭りである。今回は私は諸事情により控えめに「宇宙一の天むす」は3個にしておいた。ちなみに宇宙一というのは店主がそう言っているわけではなく、客が美味しさのあまり勝手につけた名前なので誤解なきようお願いしたい。しかしそれほど美味しい天むすなのである。
最初から最後まで全く手抜かりなしで、とても居心地が良く美味しいものを頂いて幸せな時間を過ごすことができた。
しかしもう予約がとても困難で次は来年になりそうである。大将ご夫婦も体に気を付けて無理しないようにして頂きたいと思う。
心も落ち着くオアシスのようなお店
かつては隠れ家的なお店であったが、ミシュランを取ってからは予約が殺到してかなりの予約困難店になってしまった。そりゃそうだろう・・・あの雰囲気、あの味を知れば誰もが虜になるのは必至なのだから。特に舌の肥えたフーディーには戦闘的ではなく、気持ちも休まる料理の本当の姿を再確認させてくれるお店なのだ。人気が人気を呼び今や約4か月待ち、また新規のお客さんはもうおそらく取っていない感じなのである。
さて今回はメニューを見てもどれも甲乙つけ難いので大将にお任せすることにした。最初に出てきたのはこんにゃくに味噌を乗せたものからであった。自然な味わいがこれからの料理を期待させてくれる一品であった。
続けてホウボウ、アオリイカのお刺身、次は初めて食べたものであったが、焼いた大豆を少し煮た感じのものが出てきた。これは抜群に美味しかったなあ~~
ゆり根の酢味噌に続いてこちらの名物出汁巻き玉子が出てきた。ふんわりした中にも出汁の旨味が効いていつもながら最高であった。
その他甘鯛の一塩、鯛と蕪のお吸い物、アオリイカと干し芋の天ぷら等をを頂いた。干し芋の天ぷらはこちらでは定番料理でこれを食べないと帰れない、という人も多いのではないだろうか?そういう私もその一人なのであるが・・・
そして最後のお楽しみはもちろん「宇宙一の天むす」である。今回はちりめん山椒のお握りも追加したので天むすは3個頂くことにした。ちりめん山椒のお握りも美味しかったが、やはり宇宙一の天むす、5個は食べたかったなあ~~
やはり大満足の料理であった。今やとうとう4か月待ちとなってしまったが、気長に次を楽しみに待ちたいと思う。
心落ち着く優しいお店
ミシュラン★を取って以来ホントに予約を取るのが難しくなった。今や2か月待ちなのである。今回も2か月前に予約した順番が回っていたので楽しみに伺ってきた。最近ではどのお店よりも楽しみにしているのだ。フレンチやイタリアンを食べ歩いているとどうしても胃が重くなり優しい味を欲するようになるのだが、そんなときにはピッタリのお店なのである。
今回も予約の時間に行くと先客3名様が宴会中であった。私たちは端の方に座り、今回はアラカルトにてお願いすることにした。コースでも良かったのだが今回は何と言っても食べたいものが山ほどあるので多くの種類を堪能したい、そういう気分からなのだ。
さて最初はサワラとカンパチのお造りからである。サワラはこの時期どこのお店でも食べさせるのだが下処理の良さからなのか抜群に美味しかった。脂もしっかり乗っていて今期最高のサワラであった。カンパチは細く切ってありカンパチ独特の食感を楽しむことができた。おそらくまだ新鮮過ぎて味が回っていないからこういう切り方になったのだろうな、と想像してしまった。
次は栗と柿のゴマダレである。これも大将は栗を剥くところから始めていたので多少時間もかかったのだが、それはこちら花いち流である。美味しく頂くことが最優先なのだ。こうやって作り置きせずにその場で作りたてを頂けるのは花いちならではである。こういうところがとっても魅力的なのだ。
焼物は「甘鯛のひと塩」であった。良くあるうろこ焼にはせずに中をほっこり、表面はパリッと塩のみで味付けして最高の味を引き出しているとても美味しいものであった。
定番の牛肉と茗荷のすき焼き、そして擦るところから始まるこちらも定番のはんぺん、そして絶妙な技が冴えるだし巻玉子を頂いた後はお待ちかねの「宇宙一の天むす」である。誰がこのネーミングを付けたか分からないがもうこれ以上ないピッタリの名前だろう。
前回は3個頂いたが、ちょっと食べたりなかったので今回は5個お願いした。もちろん完食、美味しく頂いたのは言うまでもない。
いつも最高の時間を過ごさせて下さるお店なのだが、人気が出過ぎて年内はほとんどいっぱいのようである。大好きなお店が忍苦が出るのは嬉しいのだが、予約を取り辛くなるのは寂しいものなのだ。
大将と奥様にはご無理されないように、末永くこれからも私たちを楽しませて欲しいものだと切に願うものである。
心揺さぶられる素朴な料理
3か月ぶりに訪問することができた。今回もいつもの友人たち6人での貸し切り会である。こちらは完全紹介制で以前はそう混んでいなかったのだが、ミシュランの★を取って以来予約が殺到して今や約2か月待ちという、もう気軽には訪問できないお店になってしまった。しかしご主人の花市銀蔵氏と奥様はそんなことどこ吹く風で、以前と変わらぬ温かい接客をして下さるのである。
今回も予算だけ言ってのお任せである。こちらのお店では自分の席の前にメニューがあり、ここからアラカルトでオーダーするという手もあるのだが、通っていると大将も私の好みを覚えていてくれて好きそうなものを出してくれるのである。
最初は落花生の塩ゆでからであった。本当に素朴な料理なのであるがこの塩梅は他店ではまねのできない部分であろう。食欲をより増進させてくれる美味しいものであった。
この日はおまかせであったのでいろいろなものをバランスよく頂くことができた。アラカルトもいいが、こういう店主にお任せって私は好きなのである。
その他にはイカ、イワシ、鯛のお造り、こちらの名物の出汁巻き玉子、ミョウガのすき焼などなどを頂いた。どれも優しくどこか懐かしい味わいで、これを食べると自分自身の体が喜んでいる、そんな感じすら受けた。
そして最後の〆はやはり天むすであろう。巷では「宇宙一の天むす」と言われているが、食べてみればそれがあながち誇張ではないことが分かる。出来立てが美味しいのはどなたも想像できると思うが、私は未だ未経験ではあるが持ち帰って冷めた後でも美味しいとのこと。
ご夫婦の温かい接客が嬉しい末永く通いたいそんなお店である。
ミシュランも認めた毎日でも食べたくなる素朴な料理
今年に入って2度目の訪問である。今回はいつもご一緒させて頂いているmeerさんご夫妻や名古屋で知らない人はいない有名人N美おねーたまたちとの席であった。こちらのカウンターは7名が限度なのだが、私たちのグループは5人、後の2名は私たちよりかなり早くから来ていたみたいで、ほぼ入れ替わりで帰って行った。ということで5名で広々と使わせて頂いた。感謝である。
また私たちが訪問したのはミシュランの発表後の1週間後であったので、店のあちこちにお祝いの蘭の鉢がいくつも置かれていた。今回のミシュラン愛知岐阜三重版を見て、やはり星というのはなかなか難しいものなんだなあ~と知らされた。しかもこちらのお店は料理は全く派手ではなく、どちらかというと地味なのである。しかし料理の本質である出汁や旨味などをきちんと評価して星がつくことになったようだ。派手なパフォーマンスが星を取るには重要なのかな?と思っていたがこういう本質的なところもきちんと評価してくれるのはさすがと言う以外ないだろう。
まずはミシュラン★おめでとうございます!!
さて今回は店主にお任せでお願いした。私たちのグループは美味しい物からゲテモノまで何でもお腹に入れてしまう(笑)全く条件などないのである。
まずは赤味噌で茄子を和えたものからスタートであった。とても優しい甘めの赤味噌は名古屋人の琴線に触れるものがある。名古屋に生まれ育って良かったなと思えた瞬間であった。
そしてこちらの名物ふわふわの出汁巻き玉子である。これは簡単そうに見えて誰も真似のできない一品である。料理に腕のある人が真似をしてもなかなか難しいらしい。本当にふわっふわで卵のしっかりとした味が美味しい素朴な一品であった。
太刀魚と真鯛の刺身を頂き、揚げ物はアオリイカと干し芋の天ぷらであった。大徳寺納豆の入った塩で頂くアオリイカはまた格別、そしてこちらの定番の干し芋の天ぷらは唯一無二の美味しさであった。そのあと酒蒸しの蛤だったのだが、この出汁が最高であった。こんな美味しい出汁、京都の有名店でも味わうことは稀であろう。もう悶絶の一品であった。
茗荷の入ったすき焼きを頂いた後は炭水化物祭りのスタートである。
やはりここでは「宇宙一の天むす」が中心となるのだが、これが美味しいのは皆さんのレビューで一致するところであろう。これだけだと10個はイケてしまうので、多少の変化球でお願いした。
私は天むす3個に鯛茶漬け、そしてかんぴょう巻きでお願いした。まあ十分と言えば十分過ぎるぐらいの量の炭水化物であったが、やはりどれも優しい味で美味しくどれだけでもイケてしまう。
もう最高!!天国のようなあっという間の時間であった。
今とても人気がありなかなか予約も大変なのだが、それでもやはり定期定期に通いたい、そんなお店の一つなのだ。
素材を生かした絶品料理
プロの料理人が凝りに凝った料理も美味しいのだが、素材の良さをを極限まで引き出し、なるべく人の手を加えないようにする料理も感動に値する。派手さは全くないのだがそんな料理を食べたいときは真っ先にこちらのお店が頭に浮かぶのである。
場所は浄心から裏通りに入った住宅街の一角にある。看板もほとんど目立たないので初めての方は迷うのは必至である。尚、こちらは一応紹介制ということらしいが、皆さん結構行かれているのでおそらく緩いのであろう。
今回はメニューを見てアラカルトでお願いした。こちらは何を頂いても美味しいのだがやはり最初はお刺身から。これは思い当たる和食屋さんの中でも一番美味しいと思う。良いものをしっかりと料理人が腕を振るって出すというある意味当たり前のことをきちんとしていくれるお店なのだ。
そして第一に外せないのが卵料理である。卵料理はもちろん家庭でもポピュラーな物なのであるが、これをプロのように料理するのは至難の業なのである。こちらでは大将が見た目はサラッと玉子焼きを作ってくれるのだが、出汁巻き玉子が抜群に美味しいのだ。コツも聞いてみたがやっぱり自分では無理だろうなあ~~
そしてこちらでのもう一つの楽しみは手作りはんぺんである。オーダーしてから練って油で揚げ、アツアツを提供してくれるのだ。やはり出来立てのはんぺんは市販のものと全く違う。こんな美味しいはんぺんは他では食べることができないのである。
その他椀物、磯辺焼きなども頂いたが、締めはやはり天むすしかないだろう。どなたかが
「宇宙一美味しい天むす」
という表現をされていたが、私もそれに全く同感である。栄や大須で売っているものとはわけが違うのだ。中の海老天も美味しいし、何よりも炊き立てご飯が美味しく締めであっても軽く5個はイケるのである。お土産に欲しいと思うところなのだが、やはりこの美味しさはこちらで食べるしかないだろうなあ~~
これからますます混みそうな、そんな予感のするお店なのだ。
住宅街にひっそりとある紹介制の和食屋さん
2回目の訪問である。以前の訪問はは2~3年前であっただろうか?とてもアットホームで美味しい料理屋さんと記憶していたのだが、場所があまり縁のないところなのでしばらく足が遠ざかっていた。しかし皆さんのレビューを見ていて行きたくなり訪問した次第である。
場所は浄心駅から西に行ったところの住宅街の中である。看板もないため行ったことのない人が迷わず行くのは無理であろう。扉を開けると薄暗い土間があり、扉を開けるとその左手にはカンター席がある。奥には個室もあるらしく、人の出入りは感じたのであるがどのような状況にあるのかは確認していない。
予約時間に行くとカウンターは私たちの席を残して満席であった。コースはないためアラカルトでの注文となる。
メニューは分かり易い様にちゃんと、先付、焼き物、揚げ物、ご飯物などとジャンル別に書いてあるのだ。しかもそこには番号が書いてありとても達筆なのだ。こういうことってできるようでなかなかできないからね。
まずはお刺身から。鯛やこち、マグロなど、どれを頂くかは自分で決めることができる。盛り合わせもできるし単品でのオーダーも可能だ。最初は美味しそうな「鯛霜降り」といわしでお願いした。
鯛は臭みは全くなく旨味がとても感じられた。皮が美味しい身が厚い鯛であった。いわしは脂がすごくのっておりこれもすごく美味しかった。刺身を食べるとそこの店の実力が分かる。凄いお刺身であった。
帆立と水茄子の味噌和えを頂いた後は牛肉のすき焼だ。すき焼きと言っても鍋が出てくるわけでない。店主が調理場で作ってお皿に出してくれるタイプのものであった。肉もとても美味しいのだが量がもう少し多い方が良い。メニューでは1人分しか出てこないので、必ず複数人で行った場合は人数分だけ頼まないといけないことをこのあたりで気が付いたのだ(笑)
大将が目の前にいるので隣のグループの食べている物も作っているのも見えた。どうやらあちらは常連さんのようであったので参考にさせて頂くことにした。その中でも特にはんぺんはとても美味しそうであったのでオーダーした。はんぺんは練り物の形を整えるところから始まった。白いお餅のような魚のすり身を手で整え、それを油の中に入れて揚げるようであった。はんぺんを横目に大将は別の料理を作っていたが時々気にしていた。そこは奥様がかなりしっかりと目を配られていてきちんと管理されている。あうんの呼吸とはこういうことを言うのだろうか?
出されたはんぺんは、素晴らしく美味しいものであった。こんな美味しいはんぺん、食べたことがない、そう言っても過言ではない出来上がりであった。はんぺんなどはスーパーのまがい物に慣らされてしまっていて久しくこういうものを食べていなかった。これは次回も絶対に食べたい、そんなものであった。
カウンターには私たちの他に4人組のグループの方がいた。別に聞くつもりもなかったのだが大きな声なのでいろいろと聞こえてきた。かなりの食通らしかった。何となく雰囲気では食べログのオフ会のような感じであった。どなただろうなあ??
アナゴ万願寺唐辛子、だし巻き卵を頂いた後はお待ちかねの天むすである。1人3個頼んだが、出来上がりの大きさを見てびっくりした、千寿の2倍ぐらいの大きさなのだ。あっけに取られていると奥様が海老が大きいだけでご飯の量はそんなには多くないよ、とのアドバイス。
食べてみると・・・こんなに美味しい天むすは初めてである。私には天むす=千寿なのであちらが基準となるわけであるが、ホントここの天むすは美味しかった。海老天が出来立てなので食べると心地良い歯応えがある。ご飯もとても良い塩梅で凄いバランスなのだ。
これはお土産で持って帰りたいぐらいだ。こんな美味しい天むす食べさせられたらもう千寿には戻れないなあ~~
最後に黒みつ寒天で終了であった。お値段もそんなに高くない。多少敷居の高いお店でああるが機会があれば是非皆さんにも訪問しても頂きたい、そんなお店である。私ももちろん近いうちに再訪決定である。
Restaurant name |
Hanaichi
|
---|---|
Categories | Japanese Cuisine |
Phone number (for reservation and inquiry) |
052-524-2876 |
Reservation Availability |
Reservations Only |
Address |
愛知県名古屋市西区児玉2-4-13 |
Transportation |
Subway Tsurumai Line "Joshin" Exit 6 700m (9 minutes on foot) Meieki 13 Nagoya Station - Kamiiida Kamiiida [Inside] bound "Kodamacho" 2 minutes on foot 560 meters from Joshin. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
¥10,000~¥14,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥15,000~¥19,999
|
Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Number of seats |
10 Seats ( 6 counter seats, 4 tatami room seats) |
---|---|
Private dining rooms |
OK For 4 people There is a room in the back. |
Private use |
OK Up to 20 people |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK 2 parking spaces in the parking lot about 50m north of restaurant |
Space/facilities |
Comfortable space,Counter,Tatami seats |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Wine |
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Food |
Particular about vegetable,Particular about fish |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Location |
Secluded restaurant,House restaurant |
今回は友人4名との訪問であった。こちらの暖簾をくぐるともうそれだけでテンションアップ!!
料理も美味しいが、大将と女将さんのとのお話しするのが一番の楽しみなのである。
大将と女将さんはとっても人の良い方たちなので初めての方にも気軽に予約をさせてあげた結果、もう2026年まで満席というとんでもない状況になってしまった。
その先は年齢的に営業できるかどうか分からないのでまだ予約は取っていないそうである。
そんなこと言わずに頑張って欲しいと思うファンは私だけではないだろう。
この日も多くのメニューの中から定番の物、そして季節の美味しいものなど選りすぐりを頂くことができた。
いつもの通り大満足であった。
この日は
お造り3種
メジマグロ
鯛の霜降り
シマアジ
ワタリガニ
酢みそ
サザエ、げそ、うど、パプリカ、ブロッコリー
出汁巻き玉子
アオリイカと干し芋の天ぷら
〆あじ握り
牛肉とわらびと新玉葱の鋤焼き
蒟蒻田楽
強餅
宇宙一の天むす×3
やっぱり素材の良さに加えて時間軸を大事にした大将の手間暇が旨さを加えているのだろうな~~
初めて食べた味噌田楽、チャーシューなども抜群の美味しさであった。
そしていつもの定番の「宇宙一の天むす」は3個頂いた。市販の物に比べて大きいのであるが、注文が入ってからエビの皮を剥き衣をつけて海老天を作り、ご飯に入れて作る天むすはここでしか頂けない一品である。やっぱり最高であった。
強者の私の友人は予めこちらに電話をしてご飯を炊けるだけ炊いておいて欲しいとリクエストしているそうである笑
その友人はどんなにお腹がいっぱいでも責任を取って炊飯器が空になるまで天むすを食べるそうなのだ。
また近いうちに伺います!!