熱々の「みそカレーラーメン」は寒い時期に最適
みそカレー(940円)
ランチタイムには小ライスを付けることが出来る
麺は西山製麺のものでしっかりとした食感の縮れ麺
野菜類も入っている
伝票。“MK”はマタンキではなく(ネタ古すぎ→1970年代)みそカレーのこと。MCではない点が興味深い。“ラ”はライスのラ。『ウは宇宙船のウ』というSF小説があったな(これも古い→1962年)。
店内風景。昭和な人でも入りやすい食堂のような雰囲気。
店舗外観。「西山ラーメン」ののぼりと「みそカレー」の店頭幕が目立つ。
グランドメニュー。メニューはこれだけのシンプルさ。分かりやすい。2023年10月に価格改定されている。
駐車場の案内図。分かりやすいし停めやすい。
みそカレーラーメンは苫小牧名物らしい。
駐車場は5台分確保されている。
Restaurant name |
Totsugeki Ramen
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Categories | Ramen、Dumplings |
052-691-3552 |
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Reservation Availability |
Cannot be reserved |
Address |
愛知県名古屋市南区内田橋2-31-8 |
Transportation |
名鉄常滑線『豊田本町駅』より徒歩2分です。 158 meters from Toyodahommachi. |
Opening hours | |
Budget |
~¥999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥1,000~¥1,999~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted |
Number of seats |
17 Seats ( カウンター5席、テーブル12席(2023年現在ではカウンターを3席に減らしている)) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK 北側100メートルのトスカレジャーランドを利用。駐車券くれます。お店の道を挟んだ反対側の駐車場にも5台分確保されています。 |
Space/facilities |
Wide seat,Counter |
Occasion |
With family/children |Alone |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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With children |
Kids are welcome |
The opening day |
2013.3.21 |
Remarks |
ランチタイムは小ライスサービス |
この店舗は人気店の『ラーメン福』の近所ですが裏道沿いにあるため、主要道を車で走っている人は気付かないと思います。でも『ラーメン福』が確保している駐車場の真向かいにあるので、その時に「ああ、ここにもラーメン屋があるんだな」と思う人も少なくないと思われます。
私の場合は以前からBMしていて何となく場所は知っていたのですが、なかなか訪問出来ずにいました。でも先日『ラーメン福』に訪れた際に駐車場から見えたので「次は絶対にこの店で食べるぞ」と思ったわけです。そして今回やっと実食できました。
店頭には“西山ラーメン”という目立つのぼりが立っています。
(西山ラーメン?)
(そんなラーメンあったっけ?)
この疑問は店内に入ってから、壁に貼られていたポスターを見て解消されました。要は北海道にある西山製麺の麺を使ったラーメンという意味だったのです。
調べてみると西山製麺は古くから北海道を中心としたいわゆる“サッポロラーメン”に関わっており、端的に言えば全国の味噌ラーメンを支えている会社の一つだと思われます。
この店の看板商品は今回食べた「みそカレーラーメン」で、味噌とカレーの組み合わせはあまり見ないレアなものだと思います。少なくとも私は今までに食べた記憶がありません。このラーメンも味噌ラーメンの一種と言えるので、当然ながら西山製麺の麺を使っているということになります。
と言いながらも、この店では醤油ラーメンや塩ラーメンもメニューにあり、それらも“西山ラーメン”なのでしょう。知らんけど。
先日行った某ラーメン屋と違って、この店のグランドメニューはシンプルで分かりやすいものとなっています。メニューはこうでなければいけません。
▶︎しょうゆ
▶︎極しょうゆ
▶︎しょうゆカレー
▶︎しお
▶︎しおカレー
▶︎みそ
▶︎みそカレー
3種類のラーメンにそれぞれ“カレー”を組み合わせてメニューが構成されています。他の店でいうところの“バター”のポジションに“カレー”がいるのです。(注:別途バターのトッピングもある)
事前に「みそカレー」が有名だと知らなければどれにするか悩みますが、私は最初から「みそカレー」を食べるつもりで来ました。
開店時刻の11:00を5分ほど過ぎた頃にドアを開けて中に入ると先客はいませんでした。カウンター3席(パーティションがない時は5席だったようだ)と、4人掛けのテーブル席が3つあります。コンパクトな店内ですが、それほど窮屈な感じはしません。
入った時に「ご自由にどうぞ」とは言われなかったのですが、そんな雰囲気を察して私は3席あるカウンターの真ん中の席に座りました。
「みそカレーをください」
『ランチタイムには小ライスがつきますが?』
一瞬悩みましたが、某ラーメン店でのことが頭に浮かんだので、
「お願いします」
と言ってしまいました。普段はラーメンと同時にはご飯ものは食べないのですが、「小ライス」と言っていたので“保険”も兼ねて頼んだのです。(この件に関してはここでは言及しません。過去の私のレビューを参照してください)
着丼を待っている間に後客が2人揃ってドアから入って来ましたが、なんと私を挟んだかたちでカウンターに座ったのです。
(あれ?2人組ではないんだ)
テーブル席は全て空いていたので、てっきりそっちに揃って座るのかと思いました。でも結局はたまたま同時に入ってきただけで、二人は無関係だったようです。
左隣の男性「きわみ」
右隣の男性「みそカレー、太麺」
二人とも常連のようで最小限の言葉でホール係のオネイサンに注文したのです。(上記のセリフそのまま)
オネイサンの方も特に返事もせずライスのことも言わなかったので、二人の客とはすでに“ツーカー”状態のようです。(現にその二人にはラーメンと共にライスを配膳していました。)
(太麺?そういう指定ができるんだ)
最初は裏メニューかと思っていたのですが、メニュー表をよく見ると“太麺も可”と書かれていました。模様にかぶっていたので見逃していたのです。でもまあ初回にはそういうオプション指定はしないのが基本だと考えているので、「しまったな〜」などとは思いませんでした。
やがて目の前にみそカレーラーメンが、次に小ライスが配膳されました。この店のラーメン丼は大きい方でこれなら(某店とは違い)しっかりと食べられそうだと思いました。小ライスの方はまさに小ライスで、茶碗にはかなり少なめにご飯が入っていました。
(これなら問題なく完食できそうだ)
ラーメンの方がボリューミーなので、もしフルサイズのご飯だったら途中で腹パンになりそうだと思ったのです。
みそカレーラーメンはかなり熱々の状態です。ラーメンはこうでなくてはいけません。(←ココ重要)
その熱々のスープをレンゲですくって飲んでみると、意外にもあっさりしています。最初にカレーの風味が口中に広がって、それが消えたかと思うとやがて味噌の風味が口の中に残る感じです。それぞれがライトな味わいに調整されているようで、それ故に風味がぶつかることがないのです。
麺の方はと言うと中太の縮れ麺でいかにもサッポロラーメンという感じです。コシをしっかり感じることが出来る麺で、縮れ麺のためライトなスープを適度に持ち上げてくれます。
具材は、(私の好きな)ホロホロ系の大きな豚バラ巻きチャーシューが1枚、白髪ネギ、平たいメンマ4本が最初に目視出来ます。それ以外にもやし、細切り玉ねぎ、白菜が入っていました。野菜感も十分にあります。
全体的にはこの寒い時期にはぴったり、超おすすめのラーメンとなっていて満点を付けようと思っていたのです(と言っても☆5というわけではないが)。
ところが、ラーメンを食べ進めていくうちにミンチ肉が口に入って来たのですが、風味がほとんどなく出汁をとった後に残った素材のような感じだったのです。はっきり言ってマズいです。そんなに多くはなかったのですが、ミンチ肉に関しては最後の方は食べずに残しました。これはスープに入れるべきではないと個人的には思うのですが、たまたまなのでしょうか。
ということで評価としては減点せざるを得ませんでした。でも上記のことを除けばオススメ出来るラーメンであることには間違いありません。接客面に関しては可もなく不可もなくというところでしょう。(炊飯器が厨房内になくホール側にあるので動きが多い気はしましたが)
私がみそカレーラーメンを食べている間にも後客がポツポツと入って来ましたが、現場系の人が目立っていたので、そういう人たちの御用達の店かも知れません。実際、これからそれに乗って現場に行くと思われるような作業車を駐車場に停めて(※)店に入って来た作業着姿の人もいました。デフォでボリュームのあるラーメンと小ライスのセットで腹を満たしてから“現場へGO!”という感じでしょうか。
ごちそうさまでした。
※カウンター席で左を向くと、ガラスドア越しに駐車場に停めた車が見える。オネイサンは時々その状態をチェックしているようだった。