海外旅行から帰国後、真っ先に向かったのはレトロなご当地薬膳ラーメン
通し営業が便利な新守山駅近くにある万楽系の老舗で「薬膳らーめん」の原点を再確認
《店舗情報》
名古屋ご当地麺「好来系」に並ぶ"薬膳ラーメン"として知られている西区の『万楽』を祖とする「万楽系」
万楽系ラーメンは、根野菜エキスたっぷりの漢方系豚骨醤油ですが横浜家系ほど濃厚ではなく、あっさりしていながらコクのある味でワカメをトッピングしていることも特徴です
万楽系の総本山『中華そば 万楽』は1987年に創業者 故 澤田八郎氏によって開業されましたが
ラーメン専門店とするべく、師匠と崇めるパートナーと一緒に数カ月を費やして薬膳スープを完成させたと言われています
その伝説の師匠が営む万楽系の原点とも言える店が新守山の『トンチン館』なんだそうです
《訪問情報》
4月中旬の日曜日、用足しをしているうちに昼食を逃してしまい、「万楽系」のルーツである新守山の『トンチン館』を訪問
(こちらは通し営業しているので昼食難民の救世主的存在、困ったときにお世話になっています)
先日、名古屋ご当地ラーメンである"薬膳ラーメン"の一系統である「万楽系」の人気店『前田家』を訪問、相変わらず大人気で行列が絶えないほど盛況だったので、「万楽系」の源流を食べたくなりました
店の裏手にある専用駐車場にマイカーを停めて入店したのが16時過ぎ、この時間でも先客が10人、入れ違いで退店したご夫婦の席を片付けてもらい右端のカウンターへ着席しました
《オーダー》
壁のメニュー札を見ると「中華そば(並)」500円が燦然と輝いていましたが、この日は「焼豚らーめん(並)」をお願いしました
卓上の壺に入っている小梅をかじりながら眺めていると、厨房に大将の姿は無く、二代目なんでしょうか若い男性と女将さんらしき女性との二人体制
男性は仕込みか何かをしていたようで、私のときは女性が調理を担当していました
ものの2分で、昭和な雰囲気が漂う「焼豚らーめん(並)」が着丼
《スープ》
万楽系の原点と言われるスープは、豚骨と鶏ガラを煮込み、その中に玉ネギなどの野菜を加えてさらに12時間コトコト煮込んで、さらに丸1日寝かせているそう
豚、鶏といった動物系の旨味に野菜の甘みが合わさった滋味深い味わいです
《麺》
やや黄色い中細で縮れた麺は、昔ながらの中華そばの麺、カンスイが香ってプリっとした歯触り
喉ゴシも良く、スープとの一体感がさすがです
《トッピング》
標準のトッピングは、メンマ・刻みネギ・焼豚が1枚・海苔で、「焼豚らーめん」では焼豚が3枚追加されます
割と大きめの豚バラチャーシューは柔らかくて、ジューシーで味も良好
『万楽』のトレードマークであるワカメは無く、ちなみに豆板醤も置いてありません
前回の教訓も活かさず「豆板醤ください」とお願いしてしまい、厨房から「うちは置いてないんです」と返答がありました
《所感》
豆板醤が無かったので、代わりにニンニクにしようと思い
卓上の油に漬けてある刻みニンニクは万楽系と同じスタイル、キツクなり過ぎない程度に投入して味変
スープまでしっかり完飲して完食、忘れそうになりつつも後払い制の料金を支払って退店しました
次回こそ、一品料理の「蒸し餃子」を食べてみたいと思います
癒しを求めて万来系行脚、『前田家』に続けて向かったのは万来系の原点とも言われる名古屋市守山にある『トンチン館』
《店舗情報》
名古屋ご当地ラーメンである「薬膳ラーメン」には2系統存在します
まず千種区の『好来道場』を起源とする好来系、もうひとつの「薬膳ラーメン」は西区の『万楽』を筆頭とするグループで万楽系と呼ばれています
万楽系に分類されるラーメンは、根野菜エキスたっぷりの漢方系豚骨醤油ですが横浜家系ほど濃厚ではなく、あっさりしていながらコクのある味でワカメをトッピングしていることが特徴です
万楽系の総本山『中華そば 万楽』は1987年に創業者 故 澤田八郎氏によって開業されましたが
ラーメン専門店とするべく、師匠と崇めるパートナーと一緒に数カ月を費やして薬膳スープを完成させたと言われています
その師匠が営む万楽系の原点とも言える店が新守山の『トンチン館』なんだそうです
《訪問情報》
新型コロナウィルスの感染拡大も収束し、2020年5月25日に政府のCOVID-19緊急事態宣言が全て解除され、規制緩和によって徐々に経済活動が再開されてはいますが、未だ自粛ムードもあるのでマイカーで向かいました
2020年6月中旬の日曜日、ちょっと出発間際にゴタゴタがあり14時を過ぎてしまいそうだったので、急遽通し営業の『トンチン館』に不時着
14時ちょっと前に到着すると、幸いにも店舗前の駐車スペースに空きがあり、急ぎマイカーを駐車して向かうと満席で待ち客が3人並んでいました
回転が良く、数分でカウンター角席に着席
《オーダー》
着席するやいなや若い助手さんから注文を聞かれ
ワンコインの「らーめん(並)」をコールしましたが、直ぐさま「焼豚らーめん(並)」に変更
『万楽』と同じく、卓上の壺に入っている小梅をかじりながら眺めていると、厨房ではスープの達人である店主さまと、若い男性助手の二人体制
前回(2020年2月)に来店した際には若夫婦が切り盛りしていて、世代交代したのかと思いましたが、店主さまはまだまだ健在のようです
ワンロット4食なので私のオーダーもロットに滑り込み、着席してから5分ほどで着丼しました
《スープ》
元祖万楽系と言われるラーメンは、豚、鶏といった動物系の旨味に野菜の甘みが合わさった滋味深いスープ
口当たりはアッサリですが、スープを啜った後に油膜が唇を覆う、程よくオイリーな味わいです
《麺》
最初カンスイの臭いが鼻に着く麺は、ややウェーブがかかった細目の麺
歯応えや喉越しは良かったが、茹で方にムラがあるのかダマになっていたのが残念
《トッピング》
標準のトッピングは、メンマ・刻みネギ・豚バラが1枚・海苔のようです
「焼豚らーめん」では豚バラが3枚追加されているようです
大判焼豚は柔らかくて、ジューシーで味も良いのですが、冷たかったのが玉にキズ
そう言えば『万楽』のトレードマークであるワカメは無く、代わりに海苔が盛り付けられていました
《所感》
麺量は少ないので、飽きるほどではありませんんが
途中で卓上のおろしニンニクを少し入れて味変を楽しみました
因みに『トンチン館』では豆板醤は置いてないそうです(ちょっと残念)
愛知レジェンド店シリーズ101店目は新守山駅近くにある万楽系の老舗で「四川らーめん」という名の担々麺
名古屋には幾つかご当地ラーメンが存在しますが、「薬膳ラーメン」には2系統存在します
まず千種区の『好来道場』を起源とする好来系、もうひとつの「薬膳ラーメン」は西区の『万楽』を筆頭とするグループで万楽系と呼ばれています
万楽系に分類されるラーメンは、豚骨醤油ですが横浜家系ほど濃厚ではなく、あっさりしていながらコクのある味でワカメをトッピングしていることが特徴です
現存している万楽系で有名なのが、北名古屋市の『前田家』と大曽根の『麺屋ささき』、そして今回訪問した守山区にある『トンチン館』です
『トンチン館』の店主さまは『万楽』で修行した後に独立した、まさに直系だそうです
2月上旬の祝日火曜日16時頃向かうと、さすがに店舗前の駐車場も車はなくマイカーを駐車して店内へ
『トンチン館』は今どき貴重な通し営業のお店、一人で独占かと思いきや、L字カウンター席には先客の若い女性がひとりいらっしゃいました
注文したのは万来系の「中華そば」ではなく、口コミ評判も高い「四川らーめん」をチョイスして女将さんに注文
待つ間、厨房を眺めていると店主さまが見当たりません
調理しているのは二代目でしょうか若い男性店員さん、また女将さんのほか厨房奥には若い女性店員さんの姿もみられます
二代目夫婦に引き継ぐ予定なのか、と妄想しているうちに着丼です
「四川らーめん」が担々麺だったとは思いませんでした
ちょっと辛味のありそうな赤いスープにカイワレ、海苔、刻みワカメというシンプルなトッピング
ひと口啜ると、胡麻のコクがとろっとして深みのあるスープです
辛味はほとんどなくて、胡麻風味が素晴らしい本格担々麺
わずかにウェーブしている細麺はスープがよく絡みます
多めに盛り付けてあるカイワレは、ペーストになった胡麻の香りと不思議なくらい良く合います
2枚トッピングされた海苔と名物刻みワカメも上手く全体を引き立てていて、さすが長年人気を保ち続けるだけのことがあると感心しました
デフォルトではチャーシューがトッピングされないとは露知らず、単体トッピングで注文すべきだったと反省しながら完食完飲
万楽系ラーメン店で意図せぬ本格担々麺を食べられたのは、なんか得した気分になって退店しました
四川ラーメン涙、肉無しがデフォ 結構旨くてコスパ良し
四川ラーメン並、肉無しがデフォ
結構旨くてコスパ良し
Restaurant name |
Tonchin Kan
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---|---|
Categories | Ramen、Dandan noodles |
052-793-6340 |
|
Reservation Availability |
Cannot be reserved |
Address |
愛知県名古屋市守山区新守町248 |
Transportation |
JR中央線新守山駅から徒歩5分 438 meters from Shin Moriyama. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
~¥999 ~¥999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
~¥999~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Number of seats |
10 Seats ( L字カウンター席のみ) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
OK For 20-50 people |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK 店の前に3台、店舗南側に6台 |
Space/facilities |
Counter |
Occasion |
With family/children |Alone |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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Location |
House restaurant |
With children |
Kids are welcome |
《店舗情報》
名古屋ご当地麺「好来系」に並ぶ"薬膳ラーメン"として知る人ぞ知る西区の『万楽』を祖とする「万楽系」
万楽系ラーメンは、根野菜エキスたっぷりの漢方系豚骨醤油ですが横浜家系ほど濃厚ではなく、あっさりしていながらコクのある味でワカメをトッピングしていることが特徴です
万楽系の総本山『中華そば 万楽』は1987年に創業者 故 澤田八郎氏が開業しましたが
ラーメン専門店とするべく、師匠と崇めるパートナーと一緒に数カ月を費やして薬膳スープを完成させたと言われています
その伝説の師匠が営む、万楽系の原点とも言える店が新守山の『トンチン館』なんだとか
《訪問情報》
ほぼ1週間にわたる海外旅行から帰国した5月下旬の火曜日、羽田空港から帰宅して真っ先に向かったのはレトロなご当地薬膳ラーメン「万楽系」のルーツである新守山の『トンチン館』
店の裏手にある専用駐車場にマイカーを停めて入店したのが13時30分過ぎ、この時間でも先客が8人、相変わらず繁盛していると感心しながら入口左翼のカウンターへ着席しました
《オーダー》
壁のメニュー札を見ると「中華そば(並)」が500円をはるかに超えていて物価高騰の影響を実感
2年ぶりの訪問だったので、ちょっと奮発して「焼豚らーめん(並)」をお願いしました
卓上の壺に入っている小梅をかじりながら眺めていると、厨房には久しぶりに見る大将の元気な姿がありました
二代目なんでしょうか若い男性と女将さんらしき女性との三人体制
大将と女将さんの口論はもはや店の名物なんでしょう、忙しそうに調理されている様子を眺めていると
ものの数分で、懐かしいビジュアルで「焼豚らーめん(並)」が着丼
《スープ》
万楽系の原点と言われるスープは、豚骨と鶏ガラを煮込み、その中に根菜を加えて12時間コトコト煮込んだあと、さらに丸1日寝かせているそう
豚、鶏といった動物系の旨味に根菜の甘みが合わさった、相変わらず優しい味わいです
《麺》
中細で縮れた麺は、昔ながらのやや黄色い中華麺、カンスイが香ってプリっとした歯触り
スープの持ち上げが良くてズルズル啜り心地の良い麺です
《トッピング》
具材は、標準のメンマ・刻みネギ・焼豚が1枚・海苔に、「焼豚らーめん」では焼豚が3枚追加されます
万楽系のトレードマークであるワカメは無く、ちなみに豆板醤も置いてありません
分厚い豚バラチャーシューは柔らかくて、ジューシーで下味もしっかりしてました
《所感》
豆板醤の代わりに、卓上の油に漬けてある刻みニンニクを普段より多めに投入して味変
パンチの入ったスープにライスが欲しくなりましたが、我慢して完食完飲
次回は、もうひとつの看板メニューである「四川らーめん」と一品料理の「蒸し餃子」を食べてみたいと思います