Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Restaurant name |
Ryoutei Hamanoya(Ryoutei Hamanoya)
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Categories | Japanese Cuisine |
Phone number (for reservation and inquiry) |
018-862-6611 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
秋田県秋田市大町4-2-11 |
Transportation |
JR東北新幹線秋田駅西口から 車10分 1,121 meters from Akita. |
Opening hours |
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Budget |
¥8,000~¥9,999 ¥3,000~¥3,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥10,000~¥14,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) Electronic money Accepted |
Table money/charge |
サービス料・チャージ料ともになし |
Number of seats |
160 Seats |
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Private dining rooms |
OK For 2 people、For 4 people、For 6 people、For 8 people、For 10-20 people |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
Smoking establishment Please check with the restaurant before visiting as the law regarding passive smoking countermeasures (revised Health Promotion Law) has been in effect since April 1, 2020 and may differ from the latest information. |
Parking lot |
not allowed 近隣にコインパーキングあり |
Space/facilities |
Comfortable space,Tatami seats,Horigotatsu seats |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Wine |
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Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Location |
House restaurant |
Service |
BYOB |
Website | |
PR for restaurants |
大正7年創業の秋田を代表する老舗料亭。
大正7年創業・濱乃家本店は、秋田を代表する社交の場として90年以上もの間、 地元の名士や多くの文化人をお迎えして参りました。 秋田の本当に美味しいものを使った会席料理と、きりたんぽをはじめとする郷土料理を供する料亭でございます。 料亭内には秋田杉の一枚板を使った大広間や、秋田の代名詞である「秋田蕗摺」の屏風など、歴史的に価値のある空間にてお食事をお愉しみいただけます。 食事につきましては、京風の懐 |
初回訪問は2023年。秋田の料亭-濱乃家で、きりたんぽ鍋に舌鼓っす。
川反といえば秋田一の歓楽街。しかし、夜の盛り場も昼間は打って変わって人影もチラホラ。濱乃家もランチ時間は閑散としてます。
予約時間より30分早く着いたので、濱乃家の歴史的家屋の敷居を跨いで呼び鈴をチリリ~ン♪と鳴らします。 あれれ?誰も出て来ない。もう1回チリリ~ン♪ しばらくすると女将がパタパタと登場。「この店大丈夫かなぁ?」と一抹の不安を覚えます。
女将の誘導についていくと個室に案内され、テーブル、椅子、磨きぬかれた調度品など趣きあり過ぎ。The料亭の貫禄です。女将に問うと、この昼は3組だけ予約を受けてて、昼の接客担当は女将のみ。他の接客担当は夜営業に合わせて出勤するそうです。なんだ。私達が早く着きすぎたので前の客と被っちゃったのね。ごめんね>女将。疑問氷解です。
さて料理の紹介です。濱乃家で美味しかったのは"きりたんぽ鍋"、"ソイの造り"、"春サワラ"の3品。それぞれ紹介します。
先ずは、お造りのソイ。ソイは"柳の舞"とかと同様に北海道でよく見かける魚ですが、秋田の料理屋で出会ったのは初めてです。にしては、淡白な白身魚のくせに妙に旨みがあって美味。活け締めっぽい鮮度の良さで、熟成系の仕込みではないものの印象に残ります。どういう調理テクなんだろう?聞き損ねました。
次は、春サワラ-甲殻焼き。フレンチでいうならアメリケーヌソースなんだけど、白味噌を使って長く炒る製法らしく、甲殻ソースというより濃厚な甲殻餡と呼ぶ方が適切な感じ。その餡を脂ののったサワラに絡めて食べるんだから、ウマいに決まっとるがな。
そして真打ちは、きりたんぽ鍋。私は秋田県を訪れる毎にきりたんぽ鍋をちょくちょく食べてますが、濱乃家のきりたんぽ鍋は念入りに美味しゅうございました。特に鶏出汁のツユが秀逸でした。
きりたんぽ鍋は、女将が自ら鍋奉行を担当してくださり、
・鶏出汁のツユは鶏肉を3日間煮込んで作るので濃厚な醤油ダシになります。長く煮込むので味噌ダシみたいな色合いの濃さになるけど醤油味です。
・白滝は先ず鶏出汁で温めてから、出汁だけを鍋に戻します。白滝が出汁ツユを吸い過ぎるのを防ぐためだけでなく、白滝の石灰質が鍋の鶏肉を固くするので、それを防ぐ効果もあります。
など仔細にわたって教えてくれるので、とても勉強になります。
鍋の素材に手間をかけるだけでなく、女将自らが鍋を作ってくれて食べ頃までも全て指南してくれるのだから、そりゃあ、他の料理屋よりも美味しく感じる訳だわさ。これぞ接客サービスだよね。
言い換えれば、従業員が全ての個室で鍋奉行を担当し時間が掛かるので、客の回転率は他の店より劣ります。女将がランチに3組しか予約を受けない理由が判りました。
そんな仮説を女将に問うてみたところ「ランチの接客は私1人だから構わないのよ。趣味みたいなものね。ウチは夜が本業なの。会社の接待とかでの利用が多いから、接客に見合った価格設定なのよ」とケラケラ笑顔で解説してくれました。
ふーむ。私のクライアントに秋田県の企業は無いけれど、もし機会があれば会社の経費で夜の料亭-濱乃家できりたんぽ鍋を食べたいなぁ。と思った次第です。それほどに美味しい鍋でした。ご馳走さま。
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きりたんぽランチ(\3,850):
前菜1:白魚唐辛子和え,玉蜀黍豆腐,鰊蒲焼き,車麩田楽,白海老唐揚げ,桜チーズ
前菜2:中華若芽と桜海老としらす,蛍烏賊沖漬け
鍋物:きりたんぽ鍋<きりたんぽ/鶏肉/舞茸/セリ/白滝/ネギ/油揚げ>,香の物
飲物:珈琲
彩(\3,850):
前菜1:白魚唐辛子和え,玉蜀黍豆腐,鰊蒲焼き,白海老唐揚げ,車麩田楽,桜チーズ
椀物:菜の花白子つみれ澄まし汁,湯葉,鉤蕨,花麩
造り:ソイ
焼物:春サワラ-甲殻焼き,鶏モモ肉-焼き葱青唐味噌,伽羅蕗
温物:魚肉団子の錦糸包み-海老,椎茸,黒バラ海苔
飯物:桜海老としらすの蕎麦,香の物
甘味:宇治抹茶ケーキ,苺,オレンジ,キーウイ,珈琲