Restaurant name |
Sanchuu Shokudou(Sanchuu Shokudou)
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Categories | Cafeteria、Soba、Ramen |
0172-32-0831 |
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Reservation Availability |
Cannot be reserved |
Address |
青森県弘前市大字和徳町164 |
Transportation |
本店:JR弘前駅から徒歩20分弱 902 meters from Hirosaki. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
~¥999 ~¥999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
~¥999~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Number of seats |
30 Seats ( カウンター6席、テーブル4人席×6) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK 店舗二軒隣に4台分 |
Space/facilities |
Counter |
Occasion |
With family/children |Alone |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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Location |
House restaurant |
With children |
Kids are welcome |
Website | |
Remarks |
駐車場は二軒隣に4台分の駐車場があります。 |
三忠食堂 本店
(青森県弘前市大字和徳町164)
JR弘前駅の中央口を出て右に進み イトーヨーカドーを通り過ぎた並木通りの次の交差点を右折して暫く北方面へ 小山精肉店の信号を直進して少し進んだ右手にある 創業1907年(明治40年)の老舗大衆食堂「三忠食堂 本店」
弘前駅から少し距離があり 駐車場もあるので車で行くのが便利
こちらのお店は 津軽地方の3代以上続く大衆食堂をモチーフにした小説で映画化もされた 森沢明夫の「津軽百年食堂」のモデル店で 映画のロケ地としても使用された
グルメ漫画「美味しんぼ」の100巻でも紹介されている有名店
青森県が「百年食堂」と命名して 観光の起爆剤としている象徴的な店
今回はそんな老舗大衆食堂の 青森県津軽地方の郷土料理である名物メニューをご紹介
駐車場に車を停めて外観を撮影すると 三忠食堂には約10年ぶりの訪問となるが 以前より老舗の風格と経年劣化による老舗感が増しているではありませんか
暖簾を潜り店内に入ると 相変わらずの期待を裏切らないレトロ感で テーブル席に座りメニューを眺める…
津軽そば 630円
津軽そばは 青森県津軽地方を中心に食されている郷土料理の蕎麦で つなぎに小麦粉ではなく大豆をすりつぶした粉の呉汁を使うのが最大の特徴
その理由は 当時青森では小麦があまり取れなかったことや 栄養補給のために大豆を混ぜたなど諸説あるらしい
いずれにしても 江戸時代に蕎麦からタンパク質を摂取するために 大豆を混ぜる独特の製法が生まれたのではないだろうか
蕎麦は本来 挽きたて・打ちたて・茹でたての「三たて」が常識だが 津軽そばは熟成・茹で置きの独特な作り方で なんと3日かけて作るのだそうだ
茹で置きしているので 農作業の途中などに食べる時の「時短」に繋がるメリットも考えられる
蕎麦を待つ間に店主が「焼き干し」を出してくれた
煮干しと焼き干しに違いがあるのをご存知だろか?
簡単に説明すると 煮干しは水揚げした煮干しをそのまま塩水で煮て乾燥させたもの
一方 焼き干しは 頭と腹わたを取ってから水洗いしてから 串に刺して炭火で炙り乾燥させたもの
良くも悪くもそのもの全体が味わえるのが煮干しで そこから独特の脂や臭みを取り除いたのが焼き干し
焼き干しは作るのに手間がかかるので 値段は煮干しの3倍くらいする
焼き干しそのものを食べるのは久しぶりで 確かに上品な味わい
そうこうしているうちに 主役の津軽そばがお出まし
淡い透明感のあるスープに独特の蕎麦 トッピングは刻み海苔・なると・ネギと至ってシンプルな構成
焼き干しと昆布の出汁を引き立てるために 醤油のカエシは少なめで上品な薄味
津軽そばと一緒に小皿で出されたスープは 普通の蕎麦屋で出されているもので 飲み比べると違いが分かる
津軽そばは みりんなどの甘さや調味料を感じない素朴な味わい
箸で蕎麦を持ち上げると短めで しかも途中で切れてしまうくらい コシのない優しい蕎麦だが 大豆の味や風味はほぼ感じない
素朴でシンプルな津軽そばを完食して 青森のリンゴでお口直し
あとがき…
創業1907年(明治40年)の三忠食堂は 盛岡から弘前に移住した黒沼他人次郎が 地元の人から津軽そばの教えを受けて 屋台からスタート
3代目の黒沼忠一の時代に 家族や親戚に自分を含めて「忠」の付く名前が3人いたので「三忠食堂」と命名した
現在は4代目の黒沼三千男さんが津軽百年食堂の老舗の暖簾を守っている
今回 私が訪問した時にも「初めてですか?」と聞かれたので「いえ 約10年ぶりくらいですかね」
すると店主が「津軽そば説明などをもう一度させて頂きますね…」
本編の焼き干しと煮干しの違いや 津軽そばの説明などを丁寧にしてもらった
津軽そばもさることながら お店の外観や店内雰囲気や 店主の温かい人柄と合わせて 古き良き時代にタイムスリップしてみませんか?
ご馳走さまでした!
動画
https://x.com/ractom9990/status/1700790257783066858?s=46&t=w7o0MZakwXDwx3y4zAC_Og
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