夢をのせてJR : TOHOKU EMOTION

JR八戸線のレストラン鉄道です。
きれいな景色を見ながらおいしいランチがいただけます。
3両編成のすべてが食堂車で、座席数は48ですが個室もあるので実際に乗れるのは40人程度でしょうか。今回のお客さんは約8割が女性でした。

JR八戸線は（久慈駅側では）2時間に1本くらいしか列車の走らない路線です。
当然、単線・非電化路線でディーゼル車両です。
2013年に運行開始した当初はかなり予約の取りにくい列車だったようですが、現在(2017年)ではそこそこ取りやすいようで1ヶ月前で予約できました。
びゅうでの予約か旅行代理店各社での予約になりますが、日によって担当する旅行代理店が違うようです。
乗りたい日にびゅうでの設定がなかったので近畿日本ツーリストで予約しました。
そのためか公式サイトでの金額より若干お高い設定でした。

座席は、
山側の席＜海側の席＜個室
の順で高くなり、今回は個室を予約して、諸々含めてひとり18,200円でした。
車内で追加料金が発生することは基本的にありません。

この列車、1日1本限定での運行となります。
乗車受付は10:55から。出発は11:05です。
片道2時間弱、久慈駅で1時間半停車しますので往復で約5時間です。

・往路
八戸→久慈ではランチメニューになります。
量的にはかなりひかえめですが、復路でのデザートブッフェが控えているのでちょうどいいと思いました。
食材は東北産のものをメインに使用されているらしいです。
ものすごく良いものを使っているという印象ではないのですが、調理や盛り付けは本当に丁寧にされていました。

・復路
久慈→八戸ではデザートブッフェになります。
デザートだけではなくオードブルとしても何品か用意されていますが、足一本分の巨大な生ハムがその場でスライスされているのはすごいです。


料理もいろいろ食べましたし、旗振ってる人いるーとか、おみやげもらったーとか、久慈の駅前デパート廃墟やんとか、5時間もあると色々なことがあって全部の感想を書くと際限がないです。
なのでまとめると、とてもおいしかったです。そして楽しかったです。
何時間も食べ続けるのってどうなの？と思っていましたが景色を眺めながら食べているとあっという間に時間がたってしまいました。

東日本大震災で全線不通となった八戸線は復旧したものの、そもそも赤字で存続の危機です。
この小さな列車は大震災の復興を祈念するため始まったものですが、それよりも重いものを背負っているようでした。
これからもずっと運行を続けてほしいと思います。
また乗りたいです。