ひっそり佇む丁寧な仕事の中華屋さん : Nigiwaen

2017.5.2初訪問

常磐線我孫子駅北口を降り、一方通行の路地を入って徒歩１分。東急ストアを右手に見ながら一つ目の角を左に曲がると、こちら「中華菜館 賑輪園」さんがあります。赤提灯の飲み屋然とした店前のキリンビール提供の電光蛍光灯看板が昭和レトロな雰囲気で、(失礼ながら)こじんまりしたその垢抜けなさに、ふと通りかかっても入りにくいなと思ってしまいました。実際、この北側のメイン道路はほぼ毎週通るのですが、殆ど車ですから、道１本入るこの道は。。。お店自体を知らなかった訳です。

食べログで月曜定休とあり、今日は火曜日。味見はランチでと伺ってみましたが、店前に着くと月曜定休の「月」上に「火」と紙が貼ってありました。。。が、何故か本日は営業している様で頂けることに。

本日は
■ 五目チャーハン(レタス入り) 880円
■ 海老と鶏肉のあっさり塩味かけご飯 930円
■ 焼餃子 480円
をお願いしました。

今日は天気も良くて、出された冷麦茶が美味いです。厨房では具材を下処理したり、野菜を小気味よく刻んでいる音が響きます。店内にはニューオータニの写真が飾られていて、店主がホテル中華出身である事が伺えます。また、地元野菜を料理に生かしたい旨のメモ書きもあったりと、期待がもてます。

最初に餃子が出てきました。
お皿に乗った５つの餃子ですが、いかにも詰まってます！（笑）って感じの餃子。餡がたっぷりでシャキシャキな野菜主体の美味しい餃子です。餡がトロトロの肉々しいのも美味しいですが、最近はこの野菜たっぷりな方が好きですねぇ。

次に海老と鶏肉のあっさり塩味かけご飯が出てきました。てっぺんに大きめの海老、人参、ネギ、菜の花、白菜、しめじ茸、木耳、豚肉と色味も良くて、何より濃すぎずでもしっかりした塩味の餡掛けになっています。てっぺんのエビはお飾り用ですが、中にもエビが散らばってます。特出するのが野菜の炒め加減ですね。野菜の歯ごたえを残すギリギリの炒め加減で、特に葱は大ぶりに切られていますが、きちんと火が通っているけどシャキシャキな食感。葱好きとしてはたまりません*(^o^)/*

次に出てきたのは、五目チャーハン。
手でち切られ軽く炒められたレタスと青ネギの緑、てっぺんに載せられた海老の赤味、卵の黄色が褐色のチャーハン全体に色合いを添えています。お米のモッチリ感は残しつつ一粒一粒がパラパラで、うまいったらありゃしない。
鉄鍋で炒めたこの味が無いと、なんか炒食べてる感じがしないんです、私σ(･ω･)
いやー、我孫子で一番の炒飯じゃないですかね、これ。

我孫子駅すぐ側にこんな美味しい中華屋さんがあったとは。。。早く知っておくべきでした。

お会計し、今度は夜に伺いますねとご挨拶しましたが、身体に気をつけてねと、拝まれながらご主人のお見送り。。。

ごちそうさまでした！