空港内のうなぎ専門店、集う人たちは国際色豊か : KAWA TOYO Narita Kuko Ten

前回の訪問から約1年ぶりに私用のため沖縄を訪れます。日程の初日となる月曜日、予約したフライトは成田空港の第1ターミナルから。余裕をもって空港に着いた私は、チェックイン前に早めの昼食を頂くことにしました。こちらのお店は成田山参道に本店を構える老舗の空港支店です。

■『うな重（竹）』-4,500円-
　・うな重（竹）
　・漬け物
■『きも吸』-200円-

料理の注文はタブレットからで、およそ15分弱で届けられました。メニューには「うなぎ一尾」と記されていましたが、盛り付けられたその身はかなり大きく、ごはんがすっかり隠れています。空港内の店舗故に、うなぎを蒸した後の焼きにはガスを使用。しっかりと焼かれていながらその身はふっくらした仕上がりで、口中において質感とともにフワリとほぐれる口溶けが楽しめますね。うなぎ特有の旨みや香りが豊かなことはもちろん皮までもが美味しく、炭火で焼かれていないことを忘れさせる仕上がりでした。
継ぎ足しで現在に至るという甘辛いタレも濃すぎず淡すぎずで私好み。何度もうなぎをくぐらせたためか風味は深みとまろやかさを携えており、うなぎの美味しさをきちんと引き立てています。

多数の国際線が発着する空港内とあって、来店していたのは（私を除けば）いずれも異国からと思しき方々。皆さんじつに美味しそうにうなぎ料理を召し上がっていました。確かにこちらで頂いたうな重の美味しさは万国共通と呼んで遜色ない水準でしたね。ごちそうさまでした。