まるでスウィーツのような甘さ : Nabeyaki Udon Asahi

松山のソウルフード「鍋焼きうどん」の双璧のひとつ「アサヒ」
こちらの特徴はイリコ出汁を使いつつ肉うどんの甘さが際立つ。

※参考動画
愛媛松山食べ歩き 二日目 | 2022 どこかにマイル 松山グルメ旅 #03【旅日記vol.062】
https://youtu.be/UzrCwFgCs5k?t=218

※「ことり」さんとハシゴされるのでしたら、味が優しめの「ことり」さんを先に行った方がいいと思います。「アサヒ」さんは味濃いめ。

■ロケーション
国道11号側から大街道商店街に入ってずっと進み、大街道が終わると大街道交番前の信号がありますが、そこをそのまま直進すると銀天街という少々鄙びた商店街が続きますので、そこをちょっと進んで右に入り直進。繁華街裏通りの静かな路地の脇にあります。
ちなみに双璧のもう一方の雄・ことりさんは銀天街右に入ってすぐ左折。両店は徒歩で１分もかからない距離にあります。

■外観
こちらは昭和の古民家風な佇まいで白い暖簾に赤文字で「アサヒ」。エイジングされていてなんとも味わい深い。こちらの方が人気なのか外で3組ほどウェイティングだけど回転が早いのでさして待つこともなく。

■店内雰囲気など
奥にお座敷テーブルが５卓、ほかテーブルが５卓だったかな。席に着くと目につくのがテーブルの塗装のハゲ具合。どうもこちらは鍋焼き直置きのようだ。
店内には稲荷ずしが置いてあるのですが、これは直接持って行ってはいけなくて店員さんにオーダーして持ってきてもらうスタイルです。これが香川の讃岐うどんの店だとセルフで持っていくスタイルなので結構もってこうとする人が多く店員さんに指摘されていました。これはこれでお土地柄の違いで微笑ましい光景です。

あとかなり忙しいにも関わらずフロアーさんはお客さん一人一人に目配りされていて気遣いを感じます。

■料理など
こちらは「鍋焼きうどん」と「玉子入り鍋焼きうどん」の二種類があります。ことりさんに行った後なので、今回は「玉子入り」をオーダー。

こちらも料理と引き換えにテーブルで現金会計です。この方が帰るときにいちいちお会計する手間も省けますし、客もすぐ帰れますし両者両得でいい感じのシステムです。(角打ちとかでよくあるタイプ)

でうどんが来ますと・・・真ん中に半熟卵様が鎮座。揚げ・肉・かまぼこ・さつまあげ・ねぎが入っています。汁をいただくと肉うどんのような甘さが際立ちます。終戦直後に砂糖が乏しい時、この甘さを求めてきた人が多かったとかいう話を聞きましたが、よくわかります。たまご入りにしたせいか、食べ終わるころにはプリン食べてるような甘さまで凝縮されました。

うどん自体は柔らかめの博多っぽい感じです。

こんな強めの味ですので、「ことり」さんとハシゴされる時は先に繊細な味の「ことり」さんに行った方がいいと思います。こっちが先だと多分イリコの味が分かりにくくなっちゃいます。
ボリューム的には少な目なのでハシゴ全然いけると思います。