Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Restaurant name |
Sobakiri Hatae(Sobakiri Hatae)
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Categories | Soba、Tempura |
Phone number (for reservation and inquiry) |
050-5571-4735 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
福岡県福岡市中央区舞鶴1-3-31 ハイラーク舞鶴 1F |
Transportation |
8 minutes walk from Akasaka subway station 10 minutes walk from Tenjin station 380 meters from Akasaka. |
Opening hours |
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Budget |
¥8,000~¥9,999 ¥4,000~¥4,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥8,000~¥9,999¥1,000~¥1,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) Electronic money Not Accepted QR code payment Accepted (PayPay) |
Number of seats |
20 Seats ( 9 counters, 12 tables,) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu) |
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Occasion |
With family/children |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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With children |
Kids are welcome |
The opening day |
1986.2.15 |
Phone Number |
092-761-1402 |
庭園のあるマンションの一階の,奥のほうにひっそりとある店である.
蕎麦だけ食べるつもりで出かけたが,蕎麦掻きをつまみにビールを飲んでいると,隣りのお客さん用に天ぷらの準備が始まって,自分も試してみたくなってしまった.
はじめに天ぷらが出て,そのあと〆に蕎麦切りが出るということだったので,天ざるを粗挽きの大盛で注文.
ちなみに天せいろというメニューもあり,こちらはかき揚げが蕎麦汁に浸って出てくる砂場の天せいろのタイプ.
そばがき
そばがきのほうは,注文が入ってから丸抜きのソバの実を電動ミルで粗く挽いてから作られる.
せいぜい半分ほどに砕かれたソバの実も入る,超粗挽きのそばがきで蕎麦の風味が濃密である.
覗いているソバの実はみずみずしい緑色で,早刈りの色である.
ただあまりに粗挽き過ぎて,半割れのソバの実の中には水は浸透しておらず,この部分は粉っぽい.
そば味噌もこんな感じの水の浸透していない粉っぽい部分があったりするが,この部分はもうちょっとなんとかしようがあるような気がする.
だし醤油と山葵塩が付く.出汁醤油は強く引かれた鰹節のスモーキーな香りがし,山葵もおろしたての鮮烈さがある.
出汁醤油が合う.山葵塩だとそばがきよりちょっと山葵のほうが強いかな.
天ぷら
天ざるは3コースのうちの一番安い3600円のもの.
はじめにクルマエビが出る.
わずかに黒変している部分があり,これは冷凍ものではない活けのあかしでもあるが,わずかに風味の落ちも感じられる.
この状況下ではどうしても致し方ない部分であるが,この点は残念と言わざるを得ない.
ころもはタネを薄くまとい,かつサックリとした口当たりでうまい.こういう天ぷらを揚げたい,というお手本のような天ぷらである.
山菜の名残に,タラの芽と,こごみと肥後こごみというのが出た.
いかにも栽培ものではなく,摘んできましたという様子.
肥後こごみは別名雁足というらしく初めて食べた.こごみより苦みが強くぬめりがある.こごみとわらびの中間のような味わいである.
堀川牛蒡に倣って作ってあるという宗像産の牛蒡も土の風味が強く印象的な味.
ひさしぶりにまっとうなてんぷらを食べたという満足感がある.
蕎麦切り(粗挽き)
粗挽きと吟という二種類の蕎麦切りが用意されており,粉のふるい分けで作られているようだ.
粗挽きのほうには外殻の黒い星が混じっている.
そばがきには丸抜きが使われているが,粗挽きには外殻を故意に混入させているのだろうか.
透明感のある細打ちで,つながりはあまりよくない.蕎麦の風味はほどほどにある.
蕎麦汁は雑味のないきりっとしたところがある.鰹の枯節一本で引かれた出汁のようだ.
薬味のネギはきわめて細く切られていて,やや水気がなくシナっとしている.山葵は前述同様よいものがたっぷりと添えられる.
こちらの天ざるは一番安いコースでもやはりてんぷらがメインという感じになってしまって,蕎麦切りの印象が薄まってしまった.
内容的には,活クルマエビ(死んでたが)が入ったてんぷらのコースで蕎麦つきと考えれば,この価格はぜんぜん高くはない.
ただ酒も飲んだりして,7500円近くになってしまったので,自分の身分ではおいそれとは行けないよなあ,と思った次第.