90年以上続く老舗店で懐かしい味の和菓子 : Koma ya

いつも、大名をブラブラすると、角にあるお店でいつの間にか目印になっている。
いつからあるのかな？って気にはなってたけど今回たまたま、時間があり、息子が大福好きなので、帰りに買って帰ろうと思って立ち寄りました。

お店は小さいたたずまいで店頭にいくつかの和菓子が並べてあります。
ガラスケースの中に丁寧にならべてある和菓子を眺めつつ
「どれにしようかな？」
と悩みます。

小さい頃から母や祖母が季節の節目やお参りの時などに仏壇にあげるお菓子を買ってきてそれを食べるのが楽しみでした。
ですので、いつも線香の匂いのする和菓子ばかり食べていた記憶。

大人になって好きな和菓子を買って食べられる幸せもありますが、
仏壇にお参りしながら片目を開けて、わくわくしながらお菓子を待っていた気持ちも懐かしい。

和菓子をみるとその記憶がよみがえります。

さて、夏といえば「くず餅」かな？と探してみるとない。

「すみません。売り切れました」
とのこと。
残念。

昼過ぎ、いや、夕方近いので仕方ないですね。

店頭で「1番人気」とかかれているし、3歳の息子もパクパクと食べる「豆大福」これを家族の人数分買います。

個人的にそれぞれ相方さんと好きなもの、
私は「くず桜」、相方さんは「みたらし団子」を購入。

透明のパックに入れてもらいお会計。
白い手提げ袋は有料。
袋にも入れてもらい手渡されました。

家に帰りついてから食事の後にいただきました。

・くず桜
こし餡が中に入っていて外側はくずでサッパリとした甘さ。上品な感じで食べやすい。私の大好きな桜もちにもついてくる、桜の葉の塩漬けが外側をおおっています。

桜餅のような風味も楽しめて、さっぱり夏の和菓子って感じで美味しかったです。

・豆大福
もっちりしすぎない餅とゴリッとした豆とこし餡の豆大福。こちらもこし餡が甘すぎずシンプルなお味で美味しい。
甘いもの好きなのに甘さはそれなりでいいという母が好きな味かなーと思い出しました。
祖母はしっかり甘い砂糖たっぷりの餡子が好きで戦争で食べ物に困った時代をすごした人ならではの味覚かな。
それぞれの年代、時代で育った人の好みでわかれますが、
やはり、甘いものはどの時代でもみんなホッと笑顔になりますね。

最後ちょっとみたらし団子を1口いただきましたが、
団子がさっぱりたべやすくもちもちしすぎないで白玉の具合が程よい感じ。みたらしの部分もさっぱり！
あ！これ私好きなやつだとおもったので次回はみたらし団子だなと思いました。

90年以上、あの大名で続くお店。
なくならないでほしいですね。
ご馳走様でした。