Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
家族で営む実力派イタリアン
2023年12月にオープンされたイタリアン「NOCE」さん。元々鹿児島で営業されていたそうで、この度平尾に移転されました。
西鉄平尾駅から徒歩10分程の場所で、筑肥新道沿いにあります。駐車場は無く、公共交通機関やタクシー等で伺うことをおすすめします♀️
通り沿いには飲食店は多くなさそうで、温かみのあるライトアップと木のぬくもりを感じるような外観でパッと目を引きます。おしゃれな店構えで、美味しそうなお店だと直感的に感じます。
入口を開けると待機できる前室がありました。シンプルな空間に丸太の椅子が置いてあり、アーティスティックな作りです。
店内に入るとテーブルが4つ並べられていて、DJブースのようなスペースもありました。(バータイムではDJをされるそうです。)
食べログには席数は8席と記載されていますが、今はそれを最大数としているのかもしれません。テーブルの数的には14人までは入りそうでした。
料理はおまかせコースのみで、ランチ、ディナーともに22000円の設定です。
○アミューズ
・トマトの帆立載せ
・車海老の一品
・ホタルイカのシーザーサラダ
順番は上の順から頂くスタイル。全てで手で頂くので、童心に返った気分になります。
トマトと帆立の間にはパリパリとしたものが挟んであり、この予想外の食感が美味でした。
車海老は包んだ焼生地は春巻きを食べたような心地よい音が響き、中の海老の旨みをしっかり感じます。
ホタルイカのシーザーサラダも面白い構成で、ふりかけてあるチーズの香りとレタスの食感、ホタルイカの風味がマッチしています。
○ズッキーニのフリットとフランス産の生ハム
こちらも手に取って頂きます。写真では生ハムにズッキーニが隠れています。
フリットの薄い衣はカリっとしていて、ズッキーニのジューシーさをより一層感じます。生ハムの塩味も良い塩梅で、フワフワの食感も大変好みでした。
ワインにもよく合う料理でした。
○ミニピザ
自家製のミニピザ。そら豆とチーズを主体に、上にふんだんに黒トリュフがかけてありました。
黒トリュフの香りがテーブルに広がり、食欲をそそります。
ピザ生地は厚めでもちっとしたタイプでした。チーズの濃厚さとそら豆の甘さ、ホクッとした食感も印象的です。
これも手で頂くので、五感が刺激される一品でした。
○カルパッチョ
・山口の赤貝とキュウリ
赤貝そのものの塩味が効いていて、オリーブオイルがかけられていました。赤貝の身はしっかり食感があり、キュウリと頂くことであっさりとした味付けになっていました。
・ヤリイカ、ヴェルデソース
ヤリイカはスダチに載せてあり、イカを食べた後に、テキーラの後のライムのように、スダチを絞って口の中で楽しみます。糸切りのヤリイカは濃厚な甘みがあり、ヴェルデソースのハーブの香りとの相性が良かったです。スダチの酸味が加わると、キリッとした味になり、より一層美味しく頂けました。
・ヨコワマグロ、チミチュリソース
南米でBBQ用に用いられるチミチュリソースは熟成させて使用しており、メキシカンな味わいでした。ヨコワマグロはとろける身質で、ソースのゴロゴロした食感のアクセントも美味しく感じます。
○鴨肉の炭焼き
出水平野の真鴨。薬味は塩、ゆずジャム、クルミとふきのとうのピューレの3種類でした。
上に載せてあるのは鴨のササミでした。
まずはササミから頂きましたが、大変柔らかい食感の中に、絶妙なバランスで溶け感と弾力も兼ね備えていました。この1切れから、鴨肉の質の高さに衝撃を受けました。
鴨は全く臭みが無いのは勿論、皮目がパリッと焼き上げてありとてもジューシーで、鴨肉史上トップクラスの美味しさでした。
○黒毛和牛のサーロインの炭焼き
鹿児島産の黒毛和牛のサーロイン。ソースは、牛の骨で作られたフォンドボーで、付け合せはえんどう豆でした。
サシがとても美しく、脂の甘さ、旨さが印象的です。肉質も大変柔く、チーズを彷彿とさせるミルキーさ、コクがあり、こちらのメインも最高でした。
○みかんとぶどうのグラニテ
さっぱりした味でお口直しにぴったりでした。
○自家製タリオリーニ
トリュフの香りが一帯に広がり、食べる前から期待値が爆上がりです。
自家製のタリオリーニはチーズソースとよく絡み合っていて、細麺ながらもコシをしっかり感じます。噛み心地も良く、パスタの良いとこが全部詰まっていました。
○青のりと蕪のリゾット、ウニのせ
柚子の香りを最後につけてある青海苔と蕪のリゾット。上には大胆にムラサキウニが載せてあり、色彩も良いです。
お米の硬さも丁度良く、コースの終盤ながらも青海苔と蕪の優しい味わいのためスルスル入ります。
ムラサキウニの甘みと磯の香りがマッチしていて、おかわりも欲しくなるリゾットでした。
○百合根のパンナコッタ、百合根、百合根のスープ、ミルクアイスのデザート
自分が食べてきたデザート史上でもトップクラスに美味しい組み合わせでした。
百合根のホクホク感、甘さにオリーブオイルやミルクアイスが大変マッチしていて、定番メニューにしてほしいクオリティでした。
絶妙な甘さのハーモニーが印象に強く残ります。
○いちごのデザート
飴細工で蓋をされたいちごのデザート。イチゴのシャーベットは甘酸っぱさを活かしていて、フレッシュなイチゴとの相性も良かったです。
飴を崩しながら食べると食感のアクセントにもなり、イチゴ飴を食べているかのような風味もありました。
○お茶菓子
3種のお茶菓子。
全体を通してどれもハイライトになるような料理の数々で、福岡の中でもトップクラスのイタリアンだと思いました。
再訪を楽しみにしているお店の一つです。
Restaurant name |
NOCE(NOCE)
|
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Categories | Italian |
Phone number (for reservation and inquiry) |
092-791-5202 |
Reservation Availability |
Reservations Only |
Address |
福岡県福岡市中央区平尾5-4-17 1F |
Transportation |
西鉄平尾駅から徒歩10分 724 meters from Nishitetsu Hirao. |
Opening hours |
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Budget |
¥30,000~¥39,999 ¥20,000~¥29,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
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Method of payment |
Credit Cards Accepted Electronic money Accepted QR code payment Accepted (Rakuten Pay) |
Table money/charge |
サービス料 10% |
Number of seats |
8 Seats |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
OK |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed 近隣にコインパーキングあり |
Space/facilities |
Stylish space,Comfortable space,Wide seat |
Occasion |
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Dress code |
スマートカジュアル |
The opening day |
2023.12.7 |
◯アミューズ
・黒毛和牛のヒレ肉のタルタルのすだちのせ
・五島のサバのマリネして炙ったもの
・富山の蛍烏賊のシーザーサラダ
まずはヒレ肉のタルタルの酢橘のせから頂きました。タルタルのお肉は非常に美味しく、最後に酢橘を絞ってさっぱり頂けます。
鯖のマリネの炙ったものは筒状の生地の中に入っていますが、まずこの生地のパリパリ感が良いですね。鯖は程よく脂が乗っていて、柔らかい食感と青魚の香りが特徴的でした。
蛍烏賊のシーザーサラダは前回同様ですが、こちらも手で豪快に頂きます。口いっぱいにレタスとチーズと蛍烏賊の味が広がり、食感の違いも楽しいです。満足度の高い前菜3種でした。
◯鹿児島県産黒豚のカツレツ
カツレツの上には胡桃のペーストと胡桃を削ったものをふりかけてあります。NOCE(胡桃)らしい一品です。
カツレツのお肉は断面がとてもきれいな淡いピンク色で、ジューシーさもありつつ、肉肉しさも感じられる美味しさでした。
甘めの胡桃のペーストで頂くのも面白い食べ方です。
◯カルパッチョ
・ヒラメと長芋
・甲イカのタルト
・貝の一皿
ヒラメは柔らかい食感で、上品な味わいでした。長芋のシャキシャキ感と相対する食感です。長芋の粘り気ですっと入る一皿です。
ねっとりした甲イカはしっかり食感があり、タルト生地と頂きます。菜園のような飾りで、春を感じる一品です。
貝の一皿は、中に赤貝、タイラギ貝、鮑と春野菜やハーブが入っていました。大豆とほうれん草で作ったスープと一緒に頂きます。それぞれの貝の食感の違いが楽しく、こちらも春っぽさを感じる青々しい見た目と爽やかな味わいでした。
◯佐賀県産のホワイトアスパラガス
贅沢にトリュフがふりかけられた一皿。見た目で圧倒されます。
下には目玉焼きとパルミジャーノレッジャーノチーズがふりかけられた佐賀県産のホワイトアスパラガス。
トリュフの香りが大変食をそそり、ホワイトアスパラガスはジューシーで甘さを感じました。その甘さを活かす塩加減で、卵焼きやチーズとの組み合わせも良かったです。
◯鹿児島県産の黒毛和牛のヒレ肉
メインは炭火で焼いた黒毛和牛のヒレ肉(シャトーブリアン)でした。付け合せは指宿産のうすい豆、茄子のピューレでした。
この上ない上質な肉質で、柔らかさと繊維の解け具合、脂の香り、どれもが一級品です。いくら食べてもくどさが無く、しっかりしたボリュームがありますが、重さを感じないお肉でした。
茄子のピューレは香りと甘さが心地よく、お肉には勿論、うすい豆にも合っています。
◯ぶどうとスパイスのグラニテ
あっさりした味わいのグラニテ。お口直しにぴったりですね。
シナモン等のスパイスが効いているのが良かったです。
◯天草のあおさ海苔とレモンのスパゲッティ
上に北海道のウニがたっぷりと乗った贅沢なパスタ。あおさ海苔とレモンのさっぱりした味付けのオイル系のパスタになりますが、そこにウニのコクが絡み合って一段と美味しさが増しています。
パスタの食感もアルデンテで、あっという間に頂き終えました。
◯福岡県産のフルーツトマトと自家製のタリオリーニ
2品目のパスタは、いわゆるポモドーロでした。個人的に大好きなタリオリーニの麺でテンションが上がります。
フルーツトマトのソースは濃厚で甘く、タリオリーニのプチンと切れるような食感も、やはり心地が良いです。
パスタを2品頂けたのは贅沢でした!
◯福岡のキウイと山椒のアイスクリーム
デザート1品目は爽やかな見た目の、キウイと山椒のアイスクリームのものでした。
山椒のアイスクリームは初めて頂きましたが、こんなにも山椒がアイスクリームとして合うことにびっくりしました。爽やかさの中に、フルーティさも感じられ、これだけでもデザートとして満足感が高かったです。
キウイとアイスの相性も良く、メレンゲのサクサクした食感や甘さもバランスがとれていました。
◯桜のデザート
最後は春の季節、特に桜が咲いている時期にぴったりの一皿でした。
桜のアイスに下にレンズ豆の甘煮のようなものを組み合わせており、まるで桜味のアイスまんじゅうのような仕上がりでした。
桜の塩味がアイスにとても合っており、レンズ豆の食感も病みつきになります。
皿の縁に桜の花に見立てた大根を1枚1枚貼っているのも手間がかかっていることがわかりますね。
今月も大変美味しいコース内容で、定期的に伺いたいお店ですね♀️