Restaurant name |
Kokusankomugi Pankoubou Furu Furu(Kokusankomugi Pankoubou Furu Furu)
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Categories | Bread、Sandwich |
Phone number (for reservation and inquiry) |
092-671-9663 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
福岡県福岡市東区松崎2-15-22 |
Transportation |
941 meters from Najima. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted Electronic money Accepted |
Private dining rooms |
not allowed |
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Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables 離れた場所に喫煙所あり。 |
Parking lot |
OK |
Space/facilities |
Stylish space,Outdoor/terrace seating |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Service |
Take-out |
Website |
昨今の福岡県民って、全国的に見ると妙なメニュー選びがあるように思えてなりません。。
例えば『ゴボ天』。。。
うどん屋さんでこんなメニュー選びをしてるのは、全国的に見ると福岡県民をはじめ近隣地域に住む人々だけで、まずは『きつね』や『天ぷら』、素を味わうなら『かけ』や『ぶっかけ』にするのが、おおよその日本人です。
それがまずは『ゴボ天』、人によっては『丸天』となると、まあ、福岡県民ぐらいでしょう。。
パンにしてもそうで、多くの福岡県民は『明太フランス』が大好きです。
よくよく考えてみると、福岡県民って『ゴボ天』と『明太フランス』を好み豚骨ラーメンを啜る、全国的に見たらかなりの偏食県民ですね???
ただ、よく全国的に誤解されてることですが、福岡県民の食卓には常に辛子明太子があるわけじゃありません。。
福岡県民にとっても辛子明太子は高価で、まあ、さすがに工場直売や切れ子など売られてますが、あくまでも元来お土産用に作られた高級品ですので、よほど裕福で、血圧や尿酸値が上がりにくい体質の方以外は常備してる食品ではなく、たまに食卓に上がったり、おにぎりやパスタ等に入ってたりと、それは全国の方々となんら変わらないと思います。。
ともすると、この『明太フランス』で一番摂ってんじゃないかと思えるほどで、って、もちろんそんなことはないんですけど、それだけ福岡での同パンの人気は高いんです。。。
これも福岡県民にはおかしな話、他県なら『ゴボ天』のないうどん屋さんも『明太フランス』のないパン屋さんも沢山あるんですよ?
そんな『明太フランス』、『ゴボ天』や豚骨ラーメンに比べると歴史は浅く、実は同店『Full Full』さんが発祥だと巷間いわれています。。
いや、辛子明太子じたい、その歴史は浅く、お土産として全国に広まったのも新幹線開通からというから、たった44〜45年、半世紀も経ってません。
ワタシのような年配者の朧げな記憶によると、ガキんちょの頃、すでに明太子はありましたが、辛子明太子はなく(って、子供だから食べさせなかったのかもしれませんが)、まず、とにかく臭かった。。。
子供にとって、それは腐臭ともいえる強烈さで、味はいいんだけど、かなり食べにくい、いわゆる納豆に近い好き嫌いがはっきり別れる珍品でした。。
しかもかなり塩っぱく、ですから我儘なワタシなぞは進んで食べなかったんですが、いざ辛子明太子を食べてからは好きになり、今も食べたいのは山々ですけど、魚卵ですのでプリン体がとなり、この『明太フランス』はまだしも、ごはんのお友に食べたり、これを肴にチビチビなんて以ての外です。
そんなワタシのような人間でも罪悪感なく食べたくなる『明太フランス』、発売当初はまるで売れず、食べやすいように切れ込みを入れたところ、突然がんがん売れ出したそうです。
伝説めいた話ながら、どうやらホントらしく、なんとも不思議な話ですね?
同店は『フルタパン』という元は老舗パン製造会社の直営店に過ぎず、規模も現在の敷地の半分にも満たなかったんですけど、この『明太フランス』のヒットにより、ご近所から苦情が来るほどの車が殺到、専用Pも広げざるを得なくなり、現在に至っております。
『明太フランス』に限りますが、言うまでもなく日本一の売り上げを誇り、最も売れてた頃は、なんと日に800〜900本も焼いてたとか。。。
現在でも10分ごとに焼き上がり、飛ぶように売れていきます。
そんな『Full Full』さん、正確に言うと『Villlage』と村がつき、それほど大規模な敷地があり、なんだか公園か公民館ほどの、半ばメガサイズです。
場所は東区松崎、博多バイパス火の見下交差点から名島方面へ曲がり、閑静な住宅地がサっと開けた場所にあり、専用駐車場だけで児童公園並みの広さがあり、その奥の小さな雑木林の中に店舗や、テラス席や子供用の遊具まである、まさしく一つの村みたいです。
ただ、売り場自体は田舎の石窯パンを扱うパン屋さんぐらいで、想像よりは大きくありません。
最初ワタシが伺ったときは日曜でしたから、誘導する警備員さんがいたり、入店しても立錐の余地もないほどで、看板商品『明太フランス』は通常でも売り場にはなく、レジで直接購入するんですが、待ちが出てるから整理券を渡され、やっと出来立てが手に入り、イートインがあるものの空きがなく、車内で食べようにも、やはり駐車待ちもいるから、仕方ないんで少し離れた駐められる場所で粗大ゴミを目の前に食べる羽目になっちゃったほどです。
それでも美味しいものは美味しく、皮はバリっとしてるし、明太も良い塩梅で、半分ぐらいのつもりが、3分の2ぐらい一気に食べちゃいました。
それほど美味しい出逢いだったから、それからすぐ行き、買って帰るも出来立てじゃなかったからか今市、懲りずに三たび行くと、今度は持ち帰りでも最初と同じような美味しさ、志免町のツタヤと併設して新設された支店でも当たり外れが続き、天神の支店では大外れ、ということで同店は4回目、全系列店だと7回目の来店となります。
今回は直前にたらふく食べていたし、予め持ち帰り、しかも夜の晩酌のアテ代わりだったので(これが明太の塩気で割と合うんだ、取り敢えずのビールと魚卵、思いっきりプリン体だけど)ちょっとだけで良かったから、初めて
「あのォ、明太フランスって、ハーフサイズないんですか?」
と、通り掛かった若い女性従業員さんに訊いてみました。
「すいませんが、ないんですよォ〜」
なんかワザとらしい演技のように残念がりながら、その女性従業員さんが、
「でも一本ぐらいペロっといっちゃいますよ。この前なんか小ちゃい女の娘も一本丸ごと食べちゃったって言ってましたよォ」
と、今度は逆のワザとらしいウキウキした表情をし、早口で話されました。
〝そう言われちゃあなあ、仕方ない〟
そう思いましたが、できれば少食な方のためにもハーフサイズがあればなあと思います。。
「食べやすいようにカットします?」
まあ、ハーフサイズはないんだけど、購入する際こう聞かれ、お願いすると切れ込みと写真のように半分に切ってくれるんですけど、だったらと思わずにはいられません。
ということで、今回は以下2点のみ。
① 明太フランス 398円
今回は初めての当たり外れの真ん中。なんか最初は湿ってて大外れの予感がしたんだけど、食べるにつれカリっと皮がしてきて、思うに、やはりワタシの持ち帰り方法に問題ありか?
② 濃いミルクスティック 160円
なるほど中身にコクはありましたが、同店はやはり菓子パンよりハードめな方が、今までも美味しかったような?
総括すると、同店は『明太フランス』の出来不出来で評価が大きく違うので今回は以下の通りなんですが、例えば前述した最初の感動からすれば、ほぼ満点なパン屋さんですね。
● 個人的 食べログ 評価点・・・3.6