Restaurant name |
Koma ya
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Categories | Ramen |
092-292-9480 |
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Reservation Availability |
Cannot be reserved |
Address |
福岡県福岡市東区馬出2-5-7 |
Transportation |
馬出九大病院前駅 徒歩3分 220 meters from Maidashi Kyudaibyoinmae. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
¥1,000~¥1,999 ~¥999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥1,000~¥1,999~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Accepted QR code payment Accepted (PayPay) |
Number of seats |
7 Seats ( カウンターのみ) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Counter |
Drink |
Japanese spirits (Shochu) |
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Occasion |
Alone |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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The opening day |
2018.9.1 |
Remarks |
PayPay利用可 |
2022年5月17日(火)
昨夜は前々から気になっていたこちらの店を初訪問。
昨年突如ブレイクした「健太」の店主がリニューアル前に短期修行した店として話題になっていました。
18時41分に到着すると、店内には先客が僅か1名のみの状況です。
先ずは「ワンタンめん」の食券を購入し、席に着いて食券を渡すと待つ事3分ほどでラーメンが到着です。
微乳化寄りの豚骨スープには微細な泡が浮いていて、細麺の上にはチャーシュー、ワンタン、刻みネギが乗ると共に胡椒が振られています。
先ずはスープを飲んでみると、軽やかでいてキレを帯びた醤油の風味と共に、輪郭が鮮明に保たれた豚骨出汁の旨味が口の中に広がります。
出汁は恐らく豚骨のみと思われるものの、熟成の強さがウリである「健太」に比べて豚骨の臭気が意外と控えめに抑えられている印象です。
また、スープには骨髄の旨味が存分に溶け込んでいる反面、油分は乳化する事なく分離してスープの上にクッキリと浮かび上がっています。
一方、スープからはロースト臭に似た香ばしい風味を感じるものの、慎重に味わっても何から来る風味かを判別する事は出来ず終いでした。
後から考えてみると、醤油に火を入れた際に発するメイラード反応に由来する香味である様な気がします。
次に麺を食べてみると、低加水寄りの細麺が若干硬めに茹でられていて、噛み締めると靱やかなコシと共に穏やかな小麦の風味を感じます。
ただ、博多豚骨の割には粉っぽさが一切感じられず、尚且つ充分に加熱される事でグルテン化された小麦の弾力も適度に兼ね備えています。
そして、細麺にはスープが潤沢に絡み込み、噛み締めると小麦の甘味と豚骨の旨味が相乗する事で味わいに豊潤な奥行きが生み出されます。
次にチャーシューを食べてみると、脂身が極めて少ない豚肩ロースの煮豚が若干厚めにスライスされています。
肉質は繊維質が容易に解れるほど柔らかく仕上がっていて、噛み締めると煮豚の割には緻密に保たれた赤身の旨味が舌に存分に伝わります。
最後にワンタンを食べてみると、細挽き気味な豚挽肉が主体の餡が若干薄めの皮で緻密に包み込まれています。
挽肉餡は醤油ダレやニンニク等で強めに味付けされていて、肉汁には些か欠けるもののパンチの効いた挽肉の旨味が舌に鮮明に伝わります。
食べ終えた感想ですが、昔ながらのシャバ豚が現代風に研き上げられていて、前評判にも引けを取らない個性的でいて秀逸な味わいでした。
とは言え、シャバ豚だと先日食べた「博多だるま」の印象が強過ぎて、残念ながら期待するほどのインパクトを得る事は出来ませんでした。
尚、私は「健太」からも感動を得る事が出来なかった事から、この味を念頭に置きつつ今一度「健太」の味わいを試してみたいと思います。
ご馳走さまでした。