Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Restaurant name |
Hiyaku Mangoku
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Categories | Izakaya (Tavern) |
Phone number (for reservation and inquiry) |
0930-22-0629 |
Reservation Availability |
Reservations available
ご予約は5名様から承っております。 |
Address |
福岡県行橋市宮市町4-3 |
Transportation |
行橋駅前です。 93 meters from Yukuhashi. |
Opening hours |
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Budget |
¥2,000~¥2,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥1,000~¥1,999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Number of seats |
29 Seats ( カウンター17 テーブル12) |
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Private dining rooms |
OK For 6 people、For 8 people、For 10-20 people、For 20-30 people 個室はご予約の方のみご利用いただけます。 |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
Smoking establishment Please check with the restaurant before visiting as the law regarding passive smoking countermeasures (revised Health Promotion Law) has been in effect since April 1, 2020 and may differ from the latest information. |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Counter,Tatami seats |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu) |
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Occasion |
Alone |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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Service |
Extended party hours (more than 2.5 hours),Take-out |
With children |
全席喫煙可の為、未成年のお客様のご入店は出来かねます。 |
行橋に赴任していた頃、よく行った。職場の同僚とも、妻を連れて行ったことも、何回もある。妻からはいまだに、話題に上るとまた連れてってとリクエストがくる。
万石に入ったら、できれば奥のカウンターに陣取りたい。まずはモモ揚げを注文し、いっしょに酢もつ(砂ずりの酢もの)と生中ジョッキも注文する(大ジョッキでもいい)。モモ揚げが揚がるのには10分程度を要するからだ。モモ揚げが出てくるまで、空腹は酢もつと生ビールで、ちびちびごまかす。
モモ揚げの材料肉はいわゆるスーパーで買えるような単純な骨付き鶏モモ肉ではない。丸鶏を縦に真っ二つにして、それを胸部と腰部に分けたものだ。ちなみに胸部は羽揚げとして注文できる。
正中線から真っ二つになっているので、腰椎も縦に真っ二つだ。腹腔の背側には椎骨横突起の間にへばりつくように鶏の腎臓が複数の葉に分かれて収納されている。妻にふざけて「これが鶏の腎臓!」と解説すると、「気持ち悪いからやめて」と冷たく怒られた。
正しいモモ揚げ(羽揚げも同じ)の食べ方は、テーブル上の食卓塩をかけて味わうこと。塩気がほとんど付いていないからだ。多分素揚げか、うすく小麦粉を振ってあるだけか、出てきたばかりの揚げたてからは食卓塩はほとんど滑り落ちてしまうので、程よく適量かけること。一口二口、かじった歯形が付いてくればが、かけた塩もパリッと揚がった皮の内側の、ジューシーな肉汁になじむようになる。
ボリュームがあって、生ビールにあって、言うことなし。締めにちゃんぽんをすすって帰るのもいい。当時モモ揚げは550円だったが、今も変わりないだろうか。帰りはすぐ通りをはさんだ行橋駅から、電車にも乗れる(ただし終電は11時過ぎなので、逃さぬこと)。
行橋には大分中津の影響で、から揚げの文化があるというのだが、中津のから揚げとはちょっと違う。行橋には太郎もあるが、私は万石の方が場末な雰囲気で好きだ。
独自のから揚げ文化を育む思い出の街行橋、こんどはいつ行けるだろうか。