Restaurant name |
Onyado Kawasemi(Onyado Kawasemi)
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Categories | Ryokan、Japanese Cuisine |
Phone number (for reservation and inquiry) |
024-543-1111 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
福島県福島市飯坂町字小川端2-14 御宿かわせみ |
Transportation |
10 minutes by car from Iizaka Onsen Station on the Fukushima Transportation Iizaka Line 10 minutes by car from Fukushima Iizaka IC on the Tohoku Expressway 557 meters from Hanamizuzaka. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
¥40,000~¥49,999 ¥40,000~¥49,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥60,000~¥79,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、JCB、AMEX、Diners) Electronic money Not Accepted |
Private dining rooms |
OK |
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Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK |
Occasion |
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Website | |
Remarks |
It can also be used for day trip dinner parties. |
たまたま仕事の休暇に合わせて予約を取ることが出来ましたが、基本3か月先まで満室の人気宿です。
コンセプトは「御食事を召し上がる為に泊まりがけで出かけてみる」。まさしく日本料理のオーベルジュ。
家族3人で数寄屋風客室(スタンダード)を予約。
期待を膨らませつつ、車で宿の玄関に繋がる小路を進むと、日常の喧騒から隔離された世界が待っています。
聞けば元々は湿地のような所で、整地し植栽を植え、宿を構えたのが26年前との事。
リニューアルされているのでしょう、古さは感じません。
ストレスフリーのおもてなしは期待以上。
料理全般の印象として、フレンチのように食材に合わせるソースに大変なこだわりを感じます。
食材に足りない旨味を補い、飽きさせないようなアクセントも加えつつ、季節感を感じさせる工夫があります。
7月の献立
・箸染め 胡麻どうふ
涼し気な竹筒に入った演出。濃厚な胡麻どうふをすりおろしたワサビといただきます。
・先附 黒鮑と夏野菜 肝クスクスかけ
柔らかく火の入った肉厚鮑を肝のソースで。
ズッキーニや芋茎、世界最小パスタ クスクスがよいアクセントに。
・御椀 焼甘鯛椀
蓮根の澱粉で作った豆腐の上に、皮をカリカリに焼いた甘鯛。
ウインタートリュフより香りは控えめですが、写真映え抜群のサマートリュフが鎮座。
それよりも椀に張られた薫り高いダシが印象的。
・前菜 七種
無花果 胡麻クリームかけ
蛸の山椒煮
海老ともろこしの掻き揚げ 鬼灯盛り
夏鴨と南瓜マッシュ
鮎ざく
ゴーヤテリーヌ
(写真中央焼き物は失念)
鮎に合わせた胡瓜のソースが秀逸。香りの似た食材の相乗効果。鮎の香りが引き立ちます。
鬼灯の実に見立てたトウモロコシのかき揚げなど、全力で夏の到来を感じさせてくれます。
・御造り 天然真子鰈と本鮪
涼し気な器の御造り。旬の真子鰈は脂が乗り、エンガワも絶品。
・追加の一品 仙台牛ロース網焼き
仙台牛は網焼きで表面に香ばしい焼き目を付け、玉ねぎは中までゆっくり火を通して到着。
素材ごとにちょうど良い火の入れ具合で提供されます。
・御凌ぎ あおり烏賊とトマトの飯蒸し
細かな仕事でしつらえた烏賊を、酸味の酢橘ソースと、旨味のある烏賊墨ソースで。
トマトは皮が湯剥きされており、烏賊の食感を邪魔しません。
・吟味特撰 仙台牛フィレと岩牡蠣の棚板焼 芳醇フォアグラソース
柔らかい牛フィレもさることながら、肉厚大振りな岩牡蠣をほうばる贅沢。
なにより感銘を受けたのがフォアグラソース。白味噌のような上品な発酵香。複雑で濃厚な旨味。
たっぷりな量もよし。美味しいものは少しだけ、なんてストレスはありません。
・進肴 鱧 翡翠酢和え
骨切り、湯引きした鱧を涼し気な緑のソースで。
鮮やかな色の梅肉が、見た目と味に良いアクセントになっています。
・食事 稲庭うどん
正直ここまででかなりお腹いっぱいなのですが、薫り高いうどんつゆに誘われ、
うどんを箸でひとすくい。またひとすくいと、どんどん箸がすすみます。
味の染みた肉厚椎茸も、口どけの良い湯葉も絶品ですが、惜しむらくは満腹ということ。
・甘味 アップルマンゴーのバニラ寄せ バナナアイスクリーム
ゆったり時間をかけてデザートに到達。
仲居さんから「お夜食におにぎりをお持ちいたしますが、いかがなさいますか」・・・もう入りません。
でも、どんな趣向のおにぎりが出てくるのだろう。
具は何を入れるのか。シンプルに塩むすびか。次に来る時まで楽しみにとっておこう。