Restaurant name |
Mutsuki
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Categories | Udon (Wheat noodles) |
0823-23-6591 |
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Reservation Availability |
Cannot be reserved |
Address |
広島県呉市西中央5-9-9 |
Transportation |
1,026 meters from Kure. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted |
Table money/charge |
なし |
Number of seats |
30 Seats ( カウンター6席、テーブル12席、座敷12席) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
OK |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK 店舗前に斜めに4台 |
Space/facilities |
Comfortable space,Counter,Tatami seats |
Occasion |
Alone |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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Location |
Secluded restaurant |
よく福岡の知り合いや、この食べログでもマイレビ様たちと同調するのは、福岡で讃岐うどんを掲げる店は怪しいということです。。
まったく讃岐っぽくなく、爪の垢ほどのコシしかなく、ほぼ福岡と変わらぬ細さの麺。。。
むろん最近は各地に『丸亀製麺』さんがある時代、福岡でも本格的な讃岐が増えてきましたし、上記の『看板だけ讃岐』のお店も、別に好き好んで福岡寄りにしたわけではなく、止むに止まれず寄せているだけなんでしょうが、まあ、特に昔からある讃岐は、かなり苦労が絶えなかったようです。。
ワタシの義兄の行きつけの『看板だけ讃岐』なんか特にそうで、実際TVのインタビューで最初は本格派を出してたんだけど、やれ硬くて食えんとか、こんなんに金が払えるかとか、色んな罵詈雑言に耐え切れなくなって、泣く泣くコシ控えめにしているという事実を吐露してらっしゃいました。。。
最初からネタバレさせると、福岡だけじゃなく、広島は呉にも同様の事例があるんだなあと同店で痛感しました。
というのも、同店は前知識なく伺い、写真のように海自のポスター類もあるし、玄関先には『細うどん研究会』の幟旗もあるし(スワイプしてもらえば分かります)、呉うどん一色で、実食しても少し首を傾げただけで納得だったのに、お店を出たら同じく写真の、
『さぬきうどん 手打ち 睦月』
なる看板を見つけ、食べたばかりのうどんが鼻から飛び出そうなくらい驚き
「讃岐じゃねえよ、呉うどんだよ!」
と、思いっきりツッコミを入れたほどでした。。
かといって福岡と違い、同店はそれが個人的に吉と出たんですけど、それは後述するとして、まずは同店の場所の説明から。。。
先出しました呉うどん発祥の店の一つ『一心』さんのご近所で、有名なこれまた呉名物『呉冷麺』の名店『呉龍』さんの専用駐車場の裏手にあります。
広島呉道路の出口から最初の裁判所前交差点を左折し、10数mくらい行くと
『呉龍』さんがあり、その手前の小道を入ってすぐの車庫が専用P、お店はその奥まった場所にあります。
そのP、昭和の斜め着けタイプなのでくれぐれもお気をつけください。
入店すると、かなり年数を経てるのは否めませんが、大切にされてることはヒシヒシと伝わってきます。。
お座敷が2つとテーブルが4つ、一つは大きなテーブルで、混んだときだけ相席になるような感じでしょうか?
『肉うどん 700円』
なんの前知識もなかったことは前述の通り、わからなかったので他と比べてコスパが良さそうな同品にしました。
写真のように時間が掛かる旨の用紙も見ていましたけど、10分にも満たない7〜8分程度で提供されました。
まず、お出汁を頂くと、
〝ううむ、まあまあかなあ?〟
といった感じで、たぶん素は『一心』さんと同様、カツオ主体のシンプルなスメなんでしょうが、わかめがたっぷり入っているから、そこから磯の僅かな風味が、そして何たって肉の甘辛さが加わってるから旨味が増したような感じです。
そして問題の麺ですが、何も知らないから、ワタシは何度も首を傾げながら
〝呉うどんにしちゃ太いし、多少コシもあるし、モチっとしてるなあ〟
などと思いました。
もっとも何度も言いますが、毛ほども讃岐っぽくはなく、やはり呉うどんという枠の中でしか語れない麺です。
〝ふうむ。でも、この麺、意外と呉の中では一番好きかも?〟
不覚にもワタシは、そう思ってしまいましたし、讃岐と知った今でも、そう思ったことを恥じてはいません。
結局、ワタシは呉うどんの細さは好きだけど、ヤワさというか、あまりに歯応えがないのは好きではなく、やはりコシを求めているんだと思います。
尚、この麺には適度な粘りと、ほのかな小麦の香りがあり、その辺は讃岐の名に恥じぬ最後のプライドがあるような気がしてなりません。
福岡以上にヤワで、悪く言えば歯応え皆無な呉うどんですから、真っ只中に独り道場破りのごとく殴り込んできた同店、先の『看板だけ讃岐』のように色々言われ、現状になったんでしょうが、それがワタシのような呉の部外者にはピッタリとは、これぞ合縁奇縁というべきか?
まあ、先の『看板だけ讃岐』にしても酷い書き様に思われるかもしれませんが、お客さんの声を聞く耳を持ってるから、お客さんファーストだから地域に合わせてマイナーチェンジしてったわけで、同店も量が多かったりする、ちょっとしたサービス精神があったりし、なんともホッコリします。
● 個人的 食べログ 評価点・・・3.9