Restaurant name |
Menya Fukuju
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Categories | Ramen、Tsukemen |
011-882-5311 |
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Reservation Availability |
Cannot be reserved |
Address |
北海道札幌市清田区美しが丘3条2丁目1-8 |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
~¥999~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Accepted (nanaco) |
Number of seats |
8 Seats ( カウンター席のみ) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK 4台 |
Space/facilities |
Counter |
Occasion |
With family/children |Alone |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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With children |
Kids are welcome(Preschool children are welcome,Elementary school students are welcome) |
Website | |
The opening day |
2010.7.2 |
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非常に面白い味に出会った。
味の好みというヤツは、実に千差万別多種多様。
みんなが旨いと言ったって、どうにもならない味もある。
そんな体験を久々にしたのが「麺屋ふくじゅ」さん。
結論から言うと、正直あまり好きな味ではありません。
ところが
食べログの総合点は3.53と高めの評価。
内、4.0以上の評価が口コミ全体の28.9%
一方、3.0以下が4%と、こちらのお店を支持する方が
圧倒的に多い訳です。
美味しい、美味しいと続くコメントの中、
私のレビューは、全然少数派の感想となります。
さて、以下、訪問ログです。
6月某日、清田方面で仕事だったので、
このエリアでの昼飯も久々。
未食で、食べログの評価も高い「麺屋ふくじゅ」さんに
向かいます。
お店は
札幌市清田区美しが丘。
厚別中央通沿い。
「麺匠赤松」さんと同じ並びにあります。
13時半過ぎ、暖簾を潜り入店。
やや高齢の店主さんのワンオペです。
券売機制ですが、ずいぶんと品数が多いですね。
どうも、魚介出汁がメインのお店のようですが、
よくわからないので、一番人気と書かれた
「魚介醤油ラーメン」920円をポチります。
意外に高い(´-ω-`)
ランチタイムは小ライスが無料です。
カウンター席に座ると、目の前にお店のこだわりが
貼りだされています。
「無化調」「ラード不使用」「手洗い・清潔の徹底」などのほか、
「どんぶりは熱くしておりますので、お客様にお取り頂く事はしません。スタッフが提供させていただきます」とあります。
味へのこだわりもそうですが、店としての姿勢を表明している訳ですね。
なるほど。
コロナ対策も万全ですね。
さて、5分程で着丼。
高齢の店主自らがヨロヨロしながらラーメンを運んできてくれる。
(いや、大丈夫ですよ)と思いつつ、店のポリシーなので、甘んじてそのルールに従います。
別にわざわざ運んでくれなくても良いのに。
その時は思ったのだが、後日、某有名店に行った際、
それこそ熱々の、出来上がったばかりのラーメンを、
店主がカウンター越しの、目線より上の高い位置から渡してくれた。
こちらは手を真っ直ぐ上に伸ばして、それを受け取る。
どんぶりは熱い。確かに危険だなと思った。
「どんぶりは熱くしておりますので、お客様にお取り頂く事はしません。」
きっと某有名店の店主も、気がついてないと思うが、
こんな細かい気配りは見倣ってほしい。
こちらの店主は、「接客重視」をポリシーにしている事に改めて気付かされる。
板海苔、メンマ、チャーシュー、小ネギがのったスープの上に、大根と紫大根のつまがトッピングされています。
麺鉢は、白磁のオーソドックスな反高台丼。
それでは改めて、いただきます♪
では、スープ。
「…」
魚介と醬油をベースにしたスープですが、
サカナが前面に出ていて、出汁と醬油ダレがアンバランスな不思議な口当たり。
スープにコク、マロミを一切感じません。
一方でサカナの臭いが強すぎるかな。
魚介特有のエグミを感じる味わいですね。
せっかく席まで運んでいただきましたが、
スープもそれほど熱くない。
麺は
中細のゆるく縮れた麺。加水率低めで、ボソっとした
タイプ。
大根のつまは、見た目のアクセントにはなりますが、
水分が多く、ラーメンの具材としては相性が悪いかな。
チャーシューは
クラシカルなタイプのペラチャーが3枚。
味はまぁまぁ浸みています。
その他の具材は旨いですね。
麺が完了したので、残ったスープをご飯にかけ、
おじやにしていただきます。
さて今回は、スープを飲み干さない
う~ん (◞‸◟)
スープを残してしまいました。
いやはや何とも
「年に数回出会う相性がよくないラー」。
ラーメンのストライクゾーンは割と広めの方なんですが、こちらの味は苦手な一杯。
ラーメンに求める味の方向性が、私と真逆にあると思います。
店の姿勢は好感が持てるだけに、その相違が残念ですね。
でもどうしてスープに奥行きを感じないのだろう??
もしかしたら、ベースの魚介から旨味の元となるイノシン酸とグルタミン酸が十分に出てないのではないだろうか?
通常それを補うはずの化調を敢えて使用しないこと、ノーラードで動物系の旨味成分もスープに出ていないことで、サカナのエグミが突出してしまい、無化調・ノーラードという店のこだわりが、スープの味に影響しているのかもしれない。
更にアクセントに使った大根の水分が、スープ全体の味をぼやけさせてしまった
のかもしれません…。
但し、これはあくまで私個人の主観的な印象に過ぎず、
前述の通り、他の方のレビューは圧倒的に好印象のものが多いので、このラーメンの好き嫌いは、やはり自分の舌で確かめていただくしかないと思います。
私が単なるバカ舌の可能性も高いので…。
しかし、同じラーメンでも食べる人によって随分と感想が違います。
ラーメンって本当に奥が深い食べ物だと改めて思う次第です。
面白い。
味の方向性は違うのに、いろいろと気になる
不思議なお店なのでした。
ごちそうさまでした。
※2021年の78杯目
(2021年6月29日訪問)
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