Restaurant name |
Roku gousha(Roku gousha)
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Categories | Ramen、Tsukemen、Curry |
011-857-6669 |
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Reservation Availability |
Cannot be reserved |
Address |
北海道札幌市清田区北野7条1-7-1 |
Transportation |
572 meters from Nango Juhatchome. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
~¥999~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Number of seats |
16 Seats ( カウンター 8席 テーブル 4×2席 ) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK 店横 6台 |
Space/facilities |
Counter |
Occasion |
With family/children |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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With children |
Kids are welcome |
The opening day |
2013.1.23 |
ここ【麓郷舎】。
食べ終った後の感想は、まさに激闘!!という感じ。
で、闘いと言う以上、勝ち負けでいうと、どうだったかというと。
まぁ、一応は、勝てたのではと・・・・。
では、ことの顛末を・・・・。
時間にして、13:05分頃、店へ。
久しぶりの、一人きりの土曜休日。
今日はこの【麓郷舎】をターゲットに。
この【麓郷舎】、初めての訪問ではない。
以前、一度、来ていて、そのころはTVの取材なども殺到し、結構、並んで立ち待ちの客もいた。
しかし、その後、暖簾分けがあったり、色々と店の変遷もあった様子。
そういえば、私はこの店の前の、”清田通り”をよく車で通るが、一時期、暖簾が下りていた期間があったような。
今のここの店の店主は、その暖簾分けした店の店主がここに来たらしく、事情はよくわからないが、つまり二代目。
この二代目になって、多少雰囲気も変わったとのことだが、【麓郷舎】の名を継いでいる以上は、基本ティストはそう変わってはいないであろう。
一応、この【麓郷舎】がどういうラーメン屋かは、わかっているつもりだ。
今日は、改めて、この【麓郷舎】、楽しんでみたいところ。
ところが・・・・・・・。
まず、入店してすぐ、その闘いの幕が切って落とされた。
入り口は全面網戸の、引き戸が設置されている。
網戸?????
少し、嫌な予感がした。
そして、店内に入った瞬間、異様な熱気が私の全身にぶつかってきた。
”ムォ~ン”という擬態語が、まさにぴったり。
「うわっ!!失敗か?!」と。
とても、ラーメンを食べられる環境ではないと、私の身体が瞬時に反応、即断し、全身に拒否反応が・・・・。
「ム・ム・ム・ム・・・・・・・。」
しかし、せっかく、ここのラーメンを食べようと決意した以上、反転は辞さず。
かなり強固な意志をもって、さらに歩を一歩進める。
この判断が、この後の闘いにいどむ、大きな決断に直結するとは・・・・。
この時は、まだそこまで、後の展開を読み切れてはいなかった。
先客はホドホドの状態で、私は空いているカウンター席に座る。
この時間帯、待ちを覚悟していたが、実にスムーズに席を確保。
店内は、店主と思われる人と、女性スタッフとの二人体制。
もしかするとご夫婦?
見ると、お二人とも、汗でびっしょり。
かなり、過酷な職場環境だが、あえてこの状況も何か、ここのラーメン作りのこだわりとなっているのであろうか?
今日の気候は、そんなに暑い日でもなく、むしろ風は冷たいくらい。
直前に、にわか雨が降り、湿度は高め。
この店内も、室温もさることながら、湿度がものすごい。
カウンターテーブルに腕を載せていたが、ものの数分で、汗でべたつく。
入り口近くに扇風機が置かれていて、首を振って旋回していたが、この亜熱帯状態の店内では、ほとんど役に立っておらず。
少なくとも、私の座っている位置では、まったくありがたみが感じられない。
むしろ、窓から時々吹き込む、外の冷えた外気がわずかに心地良い。
さて、何を食べるか・・・・。
上半身全体が、早くもベタベタになってきた中、やはり、ここでも”味噌”をいただくことにする。
実は、この店に向かう途中、ここでの”大盛り”は危険だろうと。
”普通盛り”で何かのトッピングを”マシ”にしてもらおうと、考えていた。
しかし、何を思ったか、注文時に”麓郷みそ”(650円)を、つい「”大盛り”(100円)で・・・・」と、言ってしまった。
いつもの習慣って、恐ろしい・・・・・。
それとも、ムシ暑さで冷静な判断ができていなかったのか?
まぁ、取り消せばいい訳なんだが、何となく引くに引けないという気持ちも・・・・・・。
こんなとこで、変な意地も何なのだが、「まっ、それはそれでいいか・・・・」と、そのままオーダーとして、お願いしてしまった。
そして、チャーシューは、こういうものを食べる前提で、意味があるのかわからないが、一応、身体を気遣い”バラ”ではなく”あぶりロース”を。
さぁ、これで、第2の戦闘ステージが用意されたことになってしまった。
この環境で熱いラーメンを食べるのも相当なものだが、食べる量も”激盛り”決定。
もはや店を出る時の自分の状態に、覚悟を決めた。
多分、全身ベタベタのずぶぬれで、下手をすると、具合が悪いかも・・・・・と。
しかし、これは仕方がない、自分で決めたことである。
覚悟を決めた以上、腹をくくろう。
だが、まだ食べる前だが、顔面は汗でベタベタで、もう何度もティッシュで顔を拭っている。
ほぼ上半身はジットリと汗が吹き出し、シャツも肌に張り付いた状態になってきた。
私的不快指数は90以上はあろうかという中、7~8分でラーメン到着。
うむ、なかなかの見栄えである。
せめて、エアコンの効いている環境であれば、恐るるに足りない相手だ。
箸を入れる。
当然だが、真っ先に箸の相手となるのは野菜。
野菜と言っても、実質”もやし”。
しかし、”もやし”は味が付いていないため、スープに浸そうと。
だが、スープの量が足りない。
さらに、丼には、何やらぎっしりと詰まっているため、スープに浸すこともかなわず。
これは、”大盛り”仕様のため、致し方ないこと、とされてしまうのか。
ん~、どこから攻めようか?
この店で”大盛り”なんか頼む奴はどんな奴かと、他の客にも思われているのかもしれないと思うと、ややプレッシャーも。
とにかく、丼の中が食べやすい状況になるまで、切り崩す以外に方法はない。
しばらく、この切り崩し作業に没頭する。
少しして、やっと麺がつまめる状態(写真:[極太麺アップ]参照)に。
やっとここで、じっくりと麺を味わう。
さすがに太いだけあって、しっかりとした歯ごたえと、麺のボリュウム感たっぷりである。
食べながらも、既に腹持ちにズドンと来るものがある。
この手の食べ物で、必ず味わうであろう、”なかなか減らない”という感覚が、徐々に表面化しだしてきた。
やっとのことで、丼の表面に麺が露出する状態(写真:[やっと出てきた麺]参照)に。
ふーっ。
さて、ここからが本当の勝負だ。
黙々と食べ進む。
まるで、一人プチ大食い選手権にでも参加しているようだ。
こういう感覚が出てきたということは、そう。
私も、苦しさを感じ出してきたということ。
麺が太いため、胃への圧迫感が結構強烈。
残すか?
徐々に、弱気にも・・・・。
「これは、今日は晩御飯いらないかなぁ~」とも。
そもそも、私の健康管理上では、やってはいけないことを、今やっている。
主治医にバレたら大目玉は確実。
そして、暑い・・・・・・・。
苦しくなってきた。
そもそも、この暑さの中で食事をするという行為そのものがつらい。
もはや、私的不快指数は、とっくに100は超えている。
限界か・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・。
いや、ここは食べ切ろう。
お腹の方が、音をあげているわけではない。
今日の不摂生分は、2~3日の食事制限で取り返せばいい。
すると、少し馬力が蘇生し出した。
食べ進むうち、やっと丼の中のゴールが、少し見えてきた。
そして、ついに・・・・・・。
丼内にスープを残すのみで、食べきった(写真:[スープ:ここの大盛りを食べ干す激闘の結果!!]を参照)。
やった・・・・・・・。
取りあえず、私の勝ちだ。
しかし、全身、もうドロドロである。
店外は涼しいはず。
ラーメンの余韻に浸る暇もなく、いち早く会計を済まし、店の外へ。
そして、思いっきり、外の冷たい風を浴びる。
うん、気持ちがいい。
体調も、少し胃もたれ感が認められるものの、まずまずだ。
そして、自宅へ向かって歩きながら、この【麓郷舎】のラーメンを振り返る。
まず、今日の「こういう食べ方はよくないなぁ~」という、私の反省から・・・・。
激盛りを予想しながらも”大盛り”にしたことは、大いに反省すべき。
もともとが、こういう系統のラーメンだが、ここまでのボリュウムになると、もう味わうというレベルではない。
タイミングを逸したとはいえ、私も年甲斐のないことをしてしまった。
もう少し食べ物に敬虔に接するべきで、これは私も猛省しなければなるまい。
しかし、店側へも、2点ほど思うことを。
まず、一つ目・・・・・・。
室温・湿度の管理、なんとかならないものか?
今日の店内の状況は、もはや近代の商業施設店舗では、あり得る状態ではないと思う。
やはり、どんな理由があるにせよ、環境管理も店の仕事の範囲ではなかろうか。
似たような状況になる、別のラーメン店がすぐそばにあるが、そことはもう全然次元が違う。
ここの店の場合、「ちょっと、何とか・・・・」というレベルではない。
これは、少し検討いただきたいもの。
そして、2点目は、やはり、”大盛り”仕様に対して、スープの量が適正ではない。
あれだけ丼に詰め込むのであれば、商品として成立するそれなりに見合ったスープの量は必要であろう。
これは、食べれるとか食べれないとかとは、また違った問題で、そのメニューが一つの商品として、あるべき姿になっているかどうかの問題だと、私は思う。
ここの認識が、理解されないのであれば、却って”大盛り”などの対応はしない方がよい。
実際に食べていて、ほとんど、巨大な”油そば”を食べているかと思うほど。
私には、あのラーメンが”味噌ラーメン”だったと言われると、大いに疑問が残る。
おそらく、このあたりのバランスが整っていたら、多分おいしいラーメンだったのではないかと思う。
そう素直に思えるだけに、ちょっと残念だったというのが、私の今回の印象であろうか。
ただ、CPは高い。
ここ最近、ラーメンも大盛りにすると、1,000円近くのところと、何件か遭遇してきているため、ここの750円というのは、今時ものすごくありがたい。
色々と注文を付けたが、この経営努力は、率直にすばらしいし、頭が下がる思い。
そして、店内スタッフの接客対応が良い。
この手の店によく見られる、コワモテ風の態度もみられず、特に女性スタッフの接客対応は、なかなか好感の持てる対応。
今度、来るとしたら、冬。
そして、”細ちぢれ麺”で食べてみたい。