アマトリチャーナ : Halu

春近づく富良野のカフェ、halu cafeさんです。
こちらも久しぶり。

久々お食事をしに来ました。メニューいろいろで迷いますが、やっぱりパスタかなぁ。
自分は初めてのアマトリチャーナにしました。家人はマッシュルームのクリームパスタ。これは自分も食べたことありますが、十勝産マッシュルームがふんだんに使われて香り高い一品ですが、アマトリチャーナはさて。

地元産の野菜や肉をたくさん使うので若干割高にはなりますが、地産地消なここだけの味わいを堪能しにお店に来るのもまた良きかな、と。

アマトリチャーナはというと、地元蔵ファームのミニトマト「甘っこ」を使い、自家製パンチェッタ、富良野産小麦の太めのリングイネにペコリーノチーズをたっぷりかけたパスタ。説明だけ読んでも期待が膨らみます。

ちょっと待ってると登場です。
チーズたっぷり。羊のチーズだからでしょうか、香りが強く立ちます。
トマトソースはすごく甘みがありますね。ミニトマトだから青臭い野性味より甘みが強く出ます。すごい。

パンチェッタの塩気、チーズの風味、それが太めのコシのあるリングイネで味わうと口の中でグイッと力強さに持ってかれますねえ。
インパクト大。

すごく満足、美味しかったです。

ええと、今年はずいぶん訪れておりますこちらのお店。コーヒーだけでお邪魔して口コミしてないのを含めればおそらく5回目くらいですか。

今回はきっちり食事をするつもりでこちらへ。

パンケーキ、カレーといただいたので、今回はパスタを思い描きながら。ずいぶんとお客さんが来てたようで、追加しようと思っていたパンケーキのチーズ乗せは切れちゃった。ありゃ残念。
そんなわけで、パスタだけに。
それにしても悩みますねえ。ラグーソースとボロネーゼは使ってる牛が違うんですよ。忘れちゃったけど道産の短角牛とかなんとか牛とか。
あとは帆立とサーモンのクリームソース、カルボナーラ、トマトソース…とか、どれにしてよいのやら。
結局迷って私はボロネーゼのパスタ、家人は帆立とサーモンのクリームパスタ。
どうやら人気のようで、他のテーブルからもこの注文が聞こえてきました。

お待たせするかも…とのことでしたが、こちらのお店はMade in Furanoに認定された自家製のジャムやハンドメイドの小物なんかも並んでいて、退屈することはありません。何より店内から望む山々がきれいで（この日は雲がなく稜線もハッキリと）、その居心地のよさといったらありません。

さて、パスタがやってきました。
クリームパスタはフェットチーネ、ボロネーゼにはやや太めのリングイネを使用。ソースによって使い分けるところもニクいですね。
リングイネは自分で茹でるとどうにも茹で加減が見極めにくくて扱いが難しいですが（お前だけだろという指摘はこの際横へ笑）、もっちりとした食感がボロネーゼのミートソースにはぴったりです。もちもちとしてるのでしっかり噛むことになり、短角牛（確か笑）の牛の旨みも併せて味わえるわけで。
帆立とサーモンの方は、サーモンに塩気があるようで他の塩気は抑えて。帆立が大ぶりで食べ応えありますねえ。

食後にはコーヒーを。やや大きめのマグにコーヒーたっぷり。

ちょっぴりいいお値段しますが、そのせいもあってお店がすごく落ち着いた雰囲気。そして眺めといい雰囲気と美味しい食事。本当に居心地いいですね。

先日訪れたばかりでしたが、用あって再び。今度はきっちり昼に合わせて食事を。

お食事ならばパスタ、スペアリブ、カレーなど。
家人はパスタの中からマッシュルームと生ハムのクリームパスタをチョイス。よそのお客さんが頼んでたのを見て気になってたそうな。

私は家人が最初に来たときに食べたというオムカレーにします。富良野はマチ全体でオムカレーを新ご当地グルメとして推しています。ただし富良野オムカレー推進協議会に加盟していないお店でもオムカレーを出してるところはあって（おそらく細かい定義なりルールがあるので）、唯我独尊もそうですし、ここにもあります。

で、ここのはかなり独特です。
普通オムカレーといえばごはんに卵の薄皮をまとったり、オムレツが乗っていたりしてるのですが、ここのは最初にごはんと生卵が混ぜ合わせられてから、オムライス状に木の葉形に火が通されるのです。
どうやったらそんなきれいに形が作れるのか不思議ですが、その木の葉形の上にはポークごろごろカレールー。
一口食べてたまねぎたっぷりなのがわかるお味。
さわやかな酸味と後から来るほどほどの辛味。
個人的にはオムカレーなんでもうちょい辛めでもいいかなとも思いますが、味がボケることなく最後まで楽しむことができました。

家人のクリームパスタはブラウンマッシュルームがたっぷりでマッシュルーム好きなので大変満足だったようです。パンがついてくるのも最後までクリームソースを残さず味わえる配慮があっていいですね。

それにしてもGWのお昼時とはいえ、次々車が入ってきてましたねえ。雑誌等で紹介されていることもあってずいぶん知られるところとなっているようですね。

ゴールデンウィークに入って、こんなときでもなけりゃなかなか外出できないので、あちこちウロウロしております。富良野の学田駅から山に向かって走らせていくと左手に可愛らしいお店が見えてきます。控えめなhalu cafeの看板とナチュラルな白い建物。なかなか男子独りでは入りづらい（笑）　まああんまり意識するのが変なので、気にせず入りゃいいんですけどね。
さて、ここはパスタ類や肉料理もありますが、なんといってもオーブンで焼くダッチベイビーパンケーキ。これをいただくことにします。
大きな鉄製のパンにはみ出すような勢いで薄焼きのパンケーキがやってきます。
ずいぶんな席数があるお店ですねえ、しかし。
お互いのお客さんの存在を気にせず落ち着いて過ごせて、窓外の素晴らしい眺めもゆっくり楽しめるがいいですねえ。

はい、パンケーキのこと書いてませんでしたね。このパンケーキの特徴は、いわゆるホットケーキのようなふわふわとスポンジのように膨らんだ生地ではないということですね。
推定5mmの膨らませない生地がしっとりとしてて美味しいのです。ほんのり甘さをもった生地でレモンが添えられてるのでこれで味変しながら。
これなら甘いスイーツ系ばかりではなく、おかず系パンケーキでもいけそうですよねえ。ふんわりしてるのだとときどき重く感じることもあるのですが、サラッといけちゃうのがいいですねえ。

眺めもよく、店内はくつろげて、いい時間を過ごせそうで次は何食べようかなあ、と思わせるお店ですね。