いつも幸せな気持ちになってお店を後にできる : Trattoria Stella

コロナ禍ということで完全予約・二部制のランチ。席数を減らして間隔を十分あけています。シェフがお一人できりもりされています。

Aランチ　前菜、パン、パスタ、デザート、ドリンク

前菜　「生産者さんが困っているので」とサラダ多め。岩塩とオリーブオイルを振っているだけなのにとても美味しい。大きな生ハムが乗っていました。
　アーモンドのズッパ。甘いトマトとモッツァレラチーズの組み合わせは最強。色々キノコのフリッタータ。ゴーヤ、オリーブ、ニンジンのピクルス。

パスタ　蛤のボンゴレ　小ぶりでもプリップリで滋味深い蛤。トマトとニンニクが一層味を引き立てています。ボンゴレはまだ頂いた事が無かったので頼んでみたのですが、この一皿で❝貝好き❞になりそうなほど鮮烈に美味しかったです。倍量あっても食べられます。
　トマトクリームのパスタ　相方がニンニクがダメなので特別に作って下さいました。
　たっぷりチーズが使われています。

デザート　かぼちゃのパンナコッタ　パンナコッタのイメージを覆す、かぼちゃスープの中心にイタリア産チョコの円柱状パンナコッタがあります。とても綺麗。
　ビターなチョコとかぼちゃの素の甘みがとても合っています。
　モンブラン　食事のタイミングを見計らって栗のメレンゲにマロンクリームを絞り、栗のはちみつクリームを乗せて仕上げて出してくれます。専門店か？と思わされるほどハイレベルです。

毎回、感動を頂いて幸せな気持ちでお店を後にします。

　コロナ感染予防のためにランチも完全予約制にして人数制限をしています。ランチのセット組み合わせや価格も以前と変更されていました。
　シェフが1人で切り盛りしているので、人数制限していても大変そうでした。

Ａランチ　1,900円
　前菜、パン、パスタ、ドリンク、ドルチェ

「前菜」
　アーモンドのズッパ（スープ）、白ポンレタ、たっぷりきのこのフリッタータ、モッツァレラチーズ、ニンジンのピクルス、ブロッコリー
　各々食感が異なり、一品一品頂くのがとても楽しい。
　きのこの香りが口いっぱいに広がるフリッタータ。季節を感じさせてくれます。
　輪切りニンジンのピクルスは衝撃的。程よい酸味が他の品々を引き立ててくれます。

　「パスタ」はテーブルに出された瞬間が超絶アルデンテ。本当は写真など撮っている場合ではありません。
　パスタの歯応えと絡まったソースが忘れられないほどの快感。この店に来て食べる価値があると認識させてくれます。

デザートも専門店クラスの美味しさ。
　「ティラミス」はふわっふわに仕上げられたマスカルポーネのクリーム。コーヒーを染み込ませたビスキュイ。上にはココアパウダーとおろしたチョコレートがかけられています。
　「モンブラン」はラム酒を加えたマロンクリームの底にはカリッカリのメレンゲが仕込まれた❝正統派❞。クリームの柔らかさとメレンゲのサクサク感、相反する食感が素晴らしいです。

　実はここでドルチェを頂くのは初めて。ドルチェもシェフが作られているようなので、素晴らしい腕だなと感心しました。
　二品とも単品で成立するレベルの高さとボリュームで食後の満足感があります。スィーツ好きのドルフィンにとってはたまりません。ドリンクはエスプレッソにしておけばよかったかな。

　毎回、新たな感激をもらえるトラットリアステラさん。
　アラカルトは予約時に頼めば用意してくれるとの事なので、次回はお願いする事にしましょう。

　神戸に行ったら花隈にある「トラットリア・ステラ」さんに行く事にしている。
　この店を知ってしまったら新しい店を開拓する気にはなれない。

　平日だと言うのに多くのお客さんが入っていた。
　ランチのセットメニューの組み合わせがドリンク付きに変更になっていた。今回はランチＡ（1300円）　前菜＋パン＋ドリンク＋パスタを注文。

前菜
カボチャのズッパ（冷製スープ）
水牛モッツァレラチーズ
いろいろきのこペコリーノチーズ フリッタータ
　きのこがぎっしり入っていて香り良い。
百日鶏もも肉 ソテー
　表面カリッカリに焼かれていて、しっかりとした鶏の味。これほど小さくてもモモ肉一枚食べたようなボリューム感がある。
サラダ　アンデス塩とサルバーニョオリーブオイルとコショウのドレッシング
　野菜の味を引き立てるドレッシングがとても美味しくて、青虫になったように食べてしまう。

きのこのクリームパスタ
　目の前に置かれた瞬間が最高に食べごろの湯で加減。とても写真を撮っている場合ではない！
　太めのスパゲッティにきのこの香りが移ったクリームソースと黒コショウが合う。
　一口食べたら止まらない。

グリーンピースのパスタ
　きのこのパスタより細めのスパゲッティ。
　普通に見るグリーンピースよりも粒が小さい。たっぷりと乗せられている。
　一口してグリーンピースの爽やかな香りと甘さに衝撃を受けた。青臭さは微塵にも感じない。お豆のゆで汁も一緒に加えられてているのかも。
　グリーンピースはパスタに絡まないのでスプーンですくってパスタと一緒に食べる。お豆の甘さが口いっぱいに広がる。
　こんなパスタは初めて食べた。

　トラットリア・ステラさんは行く度に期待を裏切らない－いや、それ以上に新たな刺激をもらえる。
　次に行く時がとても楽しみだ。

　半年に一度神戸に行く用事があり、３月以来の神戸・花隈にドライブがてら向かいました。
　お昼は前回見つけた「トラットリア・ステラ」さんに行く事に決めていました。ドルフィンとしてはこっちの方がメインかも。
　この日も開いててヨカッタ～♪

　前菜＋パン＋パスタのランチＡ（1,000円）を注文。パスタは２種類の中から選択なので１種類ずつ頼みました。
　前回来たときに隣の席の方が注文していたアクアパッツァが美味しそうだったので、頼む気満々でしたが「今日は良い魚が入らなかったのでできないんです」との事。残念。次回のお楽しみです。
　シェフ一人でお店を回していたので忙しそうでした。

　前菜の❝サラダ❞が驚くほど美味しい。アンデス塩が良いから？　オイルが良いから？
　とろりとしたキャベツのスープはキャベツそのものの味。それでいて青臭さが無くスッキリとしたのど越し。
　どれも素晴らしい。

トマトとチーズのパスタ
　　出されて一口。パスタが芯に一本残した本物のアルデンテ状態。「今すぐ！　今すぐ食べて！」嫁はんが叫びます。予熱ですぐに変化して行ってしまう繊細さ。呑気に写真など撮っている場合ではありません。
　当日はドルフィン達を含め３組のお客さんがいて、各組がパスタを２種類頼んでいたようで、一度に３食分作っていました。
　パスタを茹で、ソースを仕込み、合わせて取り分けてお客さんにベストの状態で出す—この段取りの良さ。プロの仕事を感じます。

　トマトとチーズのパスタにはニンニクと唐辛子が使われておらず、アリシン分解酵素を持たない嫁はんには最適。「トマトとチーズの味だけを楽しめて凄く美味しい」と感激していました。

きのこのクリームパスタ
　たっぷりきのこが入ったクリームソースとパスタの茹で加減が最高にマッチ。噛む事が快感になります。口の中が空になればすぐに口に入れたくなるのです。
　２人とも無口になって黙々と真剣に食べてしまいました(笑)。

蒜山ジャージー牛ミルキージェラートを追加注文。
　低温殺菌牛乳100%のミルキージェラート。
　芳醇なミルクの味と香りはするがサラリスッキリ。牛乳好きにはたまりません。

　半年ぶりなのに、シェフが前回来たときの事を覚えていて下さった事にも驚かされました。
　「前にあの席に座られて、ランチのニョッキを召し上がられて…」と。確かに「ニョッキが美味しい！」と嫁はんが感激していたのですが。
　「お客様の事は覚えるようにしています」と。さすがです。

　目的にしていたお店がランチをやめてしまっていたので、どこに入ろうかと迷った時に目に留まったイタリア国旗。
　「トラットリア・ステラ」さん。
　どんなメニューかな？　と看板を見終える前に嫁はんが「ここ」と言って店に入りかけてしまった。後から聞くと「レーダーが働いた」と。

　店内はスペースを広く使っている。シェフの目が行き届くオープンキッチン。カウンター席もある。
　ランチは1,000円から。
　初めての店なので前菜・サラダ・パン・パスタのＡランチ1,000円を注文。パスタはペスカトーレorニヨッキが選択できる。

前菜とサラダのプレート
　「わぁっ」と声を上げてしまうほど綺麗で多種な盛り合わせ。1,000円のランチでこんなプレートが付くなんて!?　嬉しい。
　グラスに入っているのは温かいダイコンのスープ。小さいものの体の中から温まる美味しさ。

ペスカトーレ
　ちょうど好みの茹で加減―アルデンテよりも少し固め。食べ進むうちに予熱でアルデンテになる絶妙さ。
　ニンニクは香りづけ程度に抑えてある。
　絡まるソースも絶妙だ。

自家製じゃがいものニヨッキ
　ニンニクと唐辛子が苦手な嫁はんが注文。そこに至るまで「ニヨッキって粉っぽい感じがするからなぁ」と、パスタ単品で注文しようかと悩んだのだった。お店の方も料理の説明をして下さった。

　棒状に成型したものをカットしたのだろう、思ったよりも大きいニヨッキとブロッコリーがクリームに絡まる。
　一口した嫁はんの小さな目が大きく丸くなった。「美味しい！　美味しい！　食べてみて」
　ひとつもらって口に入れる。もっちりとした食感。だがサラリと口溶けが良い。なんて心地よい口当たりなんだ。クリームも良く合っている。このクリームなら…。
　ブロッコリーももらって食べてみる。やっぱり最高に合う。
　ニヨッキを食べるのは初めてではないが、今までの印象が大きく覆った。
　帰りの道中も嫁はんは「ニヨッキ美味しかった、美味しかった」と連発していた。もちろん異論はない。

　両方の皿ともに余ったソースはパンに付けて残さず頂いた。

　ドルフィンが知らないだけなのかもしれないが、神戸とは言え観光地でもなく、高級住宅地でもないのにこれほどまでのレストランがあるとは…神戸恐るべし。
　
　お隣の席で真鯛のアクアパッツァを召し上がっていたのを見て、次は絶対に食べたいと思うのだった。