城崎はよいところ!
城崎での宿はこちらの旅館にお世話になりました。
円山川河口付近の東岸にあり、城崎の温泉街の中心部からは少し離れていますが、静かで落ち着く宿です。
城崎の温泉街には送迎バスを利用でき、夕飯前に少し散策することができました。
さすが歴史のある温泉地だけあって、風情のある街並みが旅情ムードを高めてくれます。
但馬牛のコロッケや海鮮丼など、魅力的なお店が数多くありましたが、旅館に戻ったらすぐに夕飯なので、ここは我慢です…。
その夕飯は18時半から食堂でいただきました。
たくさんの料理が並びましたが、主なものを記します。
■季節の先付け
サヨリの昆布締めを酢味噌でいただきます。
固く絞った生須も美味しい。
■地魚のお造り盛り合わせ
イカ、ハマチ、甘エビの豪華舟盛り、
分厚く切ったネタはどれも新鮮で美味しいです。
イカのねっとりとした食感はこれまで食べてきた中でも秀逸の味わい。
細かく包丁も入っていて、すごく美味しいイカのお造りでした。
■春満開サラダ
めずらしく塩で食べるサラダでした。
ややその塩が効きすぎているようにも思いましたが…。
玉子の細かいそぼろが、見た目に美しく思えました。
■赤座海老のグリル
赤座海老、ホタテ、鯛、じゃがいものグリルを焦がしバターソースでいただきます。
赤座海老は日本海の深海でとれる海老で甘みも強い。
焦がしバターソースが病みつきになる美味さで、残ったソースコードもパンにつけて食べたいほど。
盛りつけも美しい料理でした。
■但馬牛・八鹿豚のしゃぶしゃぶ
全国的にもメジャーなブランド牛、八鹿豚は養父市で飼育されたブランド豚のしゃぶしゃぶです。
しゃぶしゃぶするおつゆは、昆布出汁と豆乳出汁とありますが、
但馬牛は昆布出汁で、八鹿豚は豆乳出汁で、しゃぶしゃぶするのが料理長のオススメでした。
但馬牛は胡麻ダレにつけて食べましたが、ちょっと食感は固めかな。
それでも肉の旨味はしっかり感じながらいただけました。
できることなら、タレも胡麻ダレだけでなく、もう一種類あると、食べ飽きることもないかと思います。
八鹿豚は豆乳出汁に潜らせてから塩でいただきましたが、甘みが強くてとても美味しい。
いいお肉なんですね。
但馬牛、八鹿豚ともに肉量も十分すぎるくらいありましたが、
大皿で出てきたレタス、しめじ、もやし、クレソン、豆腐もたっぷりで、
最後はギブアップ状態になりました(笑)。
他には、茶碗蒸し、海老しんじょうのお吸い物、ご飯、
べったら・柴漬け・紫蕪・青菜のお漬物、パンナコッタのデザートをいただきました。
どれも申し分のない美味しい品でした。
贅沢三昧の夕飯で大変満足しました。
ごちそうさまでした。
朝食は 朝風呂をいただいて8時からいただきました。
カレイとフグの干物、粗挽きソーセージ、笹かまぼこを炙りながらいただく料理に、
イカのお刺身、ふろふき大根、冷奴、生野菜、アサリの味噌汁など胃にやさしい献立でとても充実していました。
温泉玉子で卵かけご飯にし、海苔くらげの佃煮とともにいただいたのが、とくに美味しくて印象に残りました。
今回は一泊だけの利用でしたが、美味しい料理はもちろんのこと、
露天風呂や広いお部屋など居心地よく過ごさせていただきました。
また来てみたいと思える旅館です。
お世話になりました。
Restaurant name |
Hidamari
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Categories | Ryokan、Japanese Cuisine |
Phone number (for reservation and inquiry) |
0796-29-6009 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
兵庫県豊岡市小島1188-8 |
Transportation |
1,833 meters from Kinosakionsen. |
Opening hours | |
Budget(Aggregate of reviews) |
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (AMEX) Electronic money Accepted |
Private dining rooms |
not allowed |
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Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
− |
Parking lot |
OK |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Website |
家族5人で城崎を訪れました。
コロナ禍の再燃の最中ですが、Go To トラベルの特典を活かしての旅行です。
同じことを考えておられる方も多いようで、城崎の街には多くの観光客で溢れていました。
宿にこちらを利用するのは2度目となります。
居心地が良いこと、大浴場(とくに露天風呂)が落ち着くこと、料理がいいことが再訪の決め手でしたが、
今回は季節的にカニ料理づくしをいただけるとのこと。
家族の期待とともに夕食に臨みました。
まず最初に運ばれてきたのは、ゆでカニ。
1人1杯のズワイガニまるごとが並べられ、いきなり度肝を抜かれます。
ハサミで殻を切りながら黙々と身をほじくり出し、カニ酢に浸していただきます。
しっかり身の詰まったカニで甘みも強く、美味しくいただきました。
次はカニ刺しとお造りの舟盛りです。
5人前が盛られているので迫力は満点。
透明感のあるカニ刺しはねっとりとした食感で、わさび醤油でいただきました。
お造りにはハマチ、鯛、鰹のたたきが盛られていました。
カニの天ぷらは雪塩でいただきました。
天ぷらで火を通すと、よりカニの旨味が濃くなるように感じます。
揚げたてのサクサク感も十分でした。
茶碗蒸しにもカニの身が入っています。
カニの風味自体は今ひとつ活かされているようには思えませんでしたが、
カニづくしの料理ならではの工夫ですね。
茶碗蒸しの中にムカゴが入っているのもめずらしく、意外と合うことを知りました。
ここまでですでにお腹も満たされ、多くの作業で草臥れてきていましたが、
ここからメインの鍋が始まります。
「蟹淡雪蟹味噌鍋」というもので、運ばれてきたのは鍋にはメレンゲ状の卵白がどっさりと浮かんでいます。
最初はそのメレンゲを味噌の出汁でいただきました。
火が通っているのでメレンゲは見た目のようなふわふわではなくしっかり目の食感で、
その中にはカニの身が入っていました。
ありきたりのカニ鍋にはしないという料理長の創作力が感じられ、ちょっと感心しました。
そしてここから本格的に鍋料理が始まるのですが、カニの足を味噌出汁にしゃぶしゃぶして食べました。
火を通しすぎるとカニの身がパサパサになってしまいますが、
カニしゃぶだともっちりとした食感が楽しめますね。
味噌出汁は最初は薄味なのですが、大量のカニを投入して煮込んでいくと、
どんどん旨味の濃いスープになってきて、シメの白ご飯のお伴としてよく合いました。
デザートはオレンジシャーベットが出てきて、最後に口の中をさっぱり爽やかにしてくれました。
文字通りのカニづくし料理でしたが、2時間半もかかるコースで少々疲れました。
カニ自体は嫌いではありませんが、よく言われるように会話が弾まないことと、
終始慣れない作業が伴うのが、やっぱり苦手です。
そんなことを思っているのは、家族の中でも私だけかもしれませんが。
ごちそうさまでした。
ちなみに、朝食にはカニは一切出てこず。
干物を炙って、胃腸にやさしい食事をいただけました。
このバランスもいいですね。