カニ欲を極限まで満たす夜 : Ryokan Gotou

2月下旬、そろそろカニのラストシーズン。
スタッドレスを履かせて挑んだ豊岡市内。
ぜんぜん雪なかったやーん。
今回はとにかくカニと向き合うため、城崎のまだ向こう、竹野へ。
夕食は18時、食事用の広間にてカニとご対面。
座卓の上にドドーンと置かれたカニの山。
1人あたり1.5〜2杯かな。知らんけど。
脚がごんぶとで見てわかるくらいぎっしり詰まった身。
食べ方が自由なのが一番のポイント。
生でも食べられるので、まずはそのまま剥いて醤油をちょっぴり。
あんまーーーい。
とろんと蕩ける身の甘さがヤバい。
5本くらい生で食べたい衝動をグッと抑える(食べ過ぎるとお腹壊すらしい)。
ちなみに剥きやすいように切り込みが入ってて、これがめちゃくちゃ最高。
基本不器用な私でも、するりと殻から外せる。
一回殻から外した身をもう一度殻の上に納めて、それから網の上へ。
こうすると焼いても殻に身がこびり付きにくい。
いざ、焼きガニ。
ぷっくりと膨れてきたら食べ頃の合図。
焼くことでほっくりとした甘味に変化し、香ばしさも加わる。
焼きあがりをそのままカニ味噌(濃い)に、どっぷり付けて食べるのもたまらんすぎる。
しゃぶしゃぶは出汁にさっとくぐらせる。
出汁の香りを纏うカニもまた良い。
鍋に入れる用の野菜が結構少ないけど、ええねん。
だってカニ食いに来とるんやもん。
最初に出てくる甘エビとイカの刺身も少ないけど、ええねん。
甘エビもめっちゃ旨いけどな。
細い脚は全部鍋に放り込んで、出汁にカニの旨味を足していく。
そのええ出汁が出倒した状態で作る雑炊の旨さよ……。
腹パンでもするする吸い込めてしまう食べ物。
はい、もう仰向けにもうつ伏せにもなれないくらい満腹です。
日帰りやとこの状態で帰らなあかんけど、泊まりはその点、布団にそのままダイブできるんやもんね〜。
なーんもすることないけど、たまには良い。
これは私、来年も来ちゃうな。
それくらいカニクオリティ、最高です。

以下、泊まった感想と旅館情報です。
お泊まりで行かれる方は参考にどうぞ。
◇旅館というより民宿
◇駐車場あり
◇歯ブラシとタオルと浴衣はある
◇風呂とトイレは共同(男女はどちらも別)
◇風呂は清潔でマイクロバブルで濁っている
◇シャワーの水圧良き
◇トイレにウォッシュレットあり、清潔
◇ドライヤーは風呂場にしかない
◇娯楽はテレビしかない
◇徒歩圏内にコンビニない
◇車で5〜10分走るとローソンとスーパーがある
◇布団は来たときには敷いてあって、朝食中に撤去
◇部屋の洗面所のお湯は根気よく出していたら出る
◇部屋にこたつある最高寝てまう
◇部屋には内鍵しかない、金庫もない
◇なので貴重品は自己管理
◇部屋に冷蔵庫はない、冷やしたいものは旅館に預けるか窓際に置いておく
◇朝ごはんは普通、カニは朝食には姿なし
◆某エクスプレスより宿泊の方がカニ多い