Restaurant name |
Nishitaniya Kaika
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Categories | Ryokan、Crab |
Phone number (for reservation and inquiry) |
0796-38-0565 |
Reservation Availability |
Reservations Only |
Address |
兵庫県美方郡香美町香住区訓谷383-1 |
Transportation |
大阪から車で3時間 489 meters from Satsu. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
¥20,000~¥29,999 ¥10,000~¥14,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥20,000~¥29,999¥10,000~¥14,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB) Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Private dining rooms |
OK For 2 people、For 4 people |
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Non-smoking/smoking |
Smoking / Non-smoking area separated 分煙室あり Please check with the restaurant before visiting as the law regarding passive smoking countermeasures (revised Health Promotion Law) has been in effect since April 1, 2020 and may differ from the latest information. |
Parking lot |
OK 12台 |
Space/facilities |
Stylish space,Comfortable space |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Wine |
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Food |
Particular about vegetable,Particular about fish |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Location |
Beautiful scenery,Ocean view,House restaurant |
With children |
Kids are welcome(Babies are welcome,Preschool children are welcome,Elementary school students are welcome) |
Website | |
Remarks |
ペット不可です |
今回の宿は予約困難な宿がようやく取れて行ってきました。
というのはここは蟹シーズンが始まる頃には土曜日の宿泊がほぼ埋まるからです。
かなり前から狙わないと週末の予約は困難です。
エントランスを入ると見事な石庭が広がります。
石庭を通り抜けるとようやくロビーがあります。
ロビーでは20歳の女子大生女将と仲居さんが我々を待ってくれていました。
実はここの名物女将は蟹シーズン真っ只中の2015年1月に50歳の若さで天国に召されていきました。
そこで急遽早稲田大学を休業し女将を引き継ぐことになったのが名物女将の娘さんです。
まるでアイドルのような容姿ですが、実にてきぱきと仕事をされてます。
石庭を囲むようにその周りに客室、ロビー、個室の食事処が配置されています。
ロビーも素敵なロビーで、音楽に身を任せながら読書していると時間の経つのを忘れます。
大きな窓から田んぼを眺める佐津温泉は弱アルカリの泉質ですが、景色と共に癒されます。
温泉を楽しんだ後は個室の食事処で蟹フルコースをいただきます。
いつも香住に来たら香住鶴です。
定番ですが、熱燗でいただきます。
まずはお造りです。
イカ、甘海老、カンパチの3種盛りです。
どれもボリュームたっぷりです。
イカを除けるとイカの下にカンパチが現れます。
ぶ厚い刺身で弾力があります。
生の白菜と共に蟹味噌を食べます。
濃厚な蟹味噌の風味が強烈です。
白菜のシャキシャキ具合とねっとりとした蟹味噌は酒のお伴としては最高です。
イカの麹漬けです。
これもお酒が進むメニューです。
ペースを考えてセーブしないと早くも酔いが回ります。
今朝水揚げされたばかりのズワイ蟹です。
食べやすいよう絶妙にカットされた蟹ですが、女将さんがさらに食べやすいよう殻から身を出して後は食べるだけの状態にしてもらえます。
脚の中の殻には少しも身が残っていません。
今朝競り落とされたばかりの蟹には柴山港光春丸のピンクのタグが付いています。
1本目は刺身でどうぞと食べやすいように女将さん自らが剥いてくれます。
これは自分で殻から身を取り出す作業をしなくていいので非常に楽ちんです。
蟹は好きだけど身を取り出すのが苦手という人は結構多いのですが、そんな人でもここの蟹なら大丈夫だと思います。
2本目からは鍋の湯でしゃぶしゃぶして食べます。
生であまりたくさん食べると人によっては食あたりすることもあるからと思いますが、2本目からはしゃぶしゃぶで食べます。
身が殻からきれいに剥がれているので、さっとしゃぶしゃぶして後はどんどん食べるだけです。
蟹の爪と脚をしゃぶしゃぶし終えると鍋の中に野菜を食べにくい肩肉をすべて投入します。
蟹のエキスが野菜に絡んで野菜が甘く感じます。
食べにくい肩肉は火を通した後仲居さんに預けると身だけをほぐして雑炊に入れてもらえます。
食べにくい肩肉も身だけを取り出すのが手間なのでたいへん楽ちんです。
身を取り出すのが苦手な人でもここなら案内できますね。
鍋を食べ終えると熱々の陶板焼が来ました。
蓋を取ると蟹の香りに圧倒されます。
殻が焦げつくことなく、それでいてとても香ばしく焼けています。
直火で焼くより焦げる心配が要らないし、陶板焼で蒸し焼きにした蟹はジューシーで蟹の旨みが詰まっています。
こちらも女将さんが身を殻から外して食べやすいようにしてくれます。
殻をほじる手間が省けるので身を食べることに集中できます。
ここまで蟹の身だけでお腹が膨れましたが、余裕を残しておかないとさないと雑炊がおいしく食べられません。
食べにくい蟹の肩肉がたっぷり入った雑炊が出来上がりました。
自家製漬物と一緒に食べると蟹のうまさが広がります。
食後のデザートはバニラアイスクリームです。
20歳の急造女将とは思えないてきぱきとした所作は、さすがに子供の頃から先代女将をそばで見てきたからこそできるのではないでしょうか。
先代女将の衣装を見事に着こなす笑顔の素敵な若い女将さんの成長を今後も見守りたいですね。
兵庫県美方郡香美町香住区訓谷383-1