Restaurant name |
Yume ya
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Categories | Restaurants |
Phone number (for reservation and inquiry) |
029-231-0011 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
茨城県水戸市大町3-4-7 |
Transportation |
1,111 meters from Mito. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted |
Private dining rooms |
not allowed |
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Non-smoking/smoking |
Smoking / Non-smoking area separated Please check with the restaurant before visiting as the law regarding passive smoking countermeasures (revised Health Promotion Law) has been in effect since April 1, 2020 and may differ from the latest information. |
Parking lot |
OK |
Space/facilities |
Comfortable space,Counter,Tatami seats |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu) |
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Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Location |
Secluded restaurant,House restaurant |
突然ですが、みなさんは『荒野のグルメ』という漫画をご存じでしょうか。
あの『孤独のグルメ』と同じ原作者の、「オヤジの【ほろ酔い】指南書」とでも呼ぶべき傑作です。
そんな漫画を偶然手に取って見たのがこちらを訪れる前々日。
まさかこんなにも早くにその世界観を垣間見れるとは思いもよりませんでした。
寒波が押し寄せたある日の水戸市。
宿に取ったホテルは素泊まりなので夕飯をどうしようかと画策していたとき、すぐ近くにこちらの『ゆめや』さんがあるのを確認。
雪交じりの雨の中、足早に向かいます。
お店を訪れたのは18時過ぎ頃。 開店間もないといったところでしょうか。
既にカウンターでは2組のお客さんが宴を開催中。 そんな中に割り入るように腰かけます。
ふと目の前の貼り紙に目をやると、なんと「カウンター禁煙」の文字!
自分はタバコを吸わないので非常にありがたいんですが、居酒屋にしてこのルールはなかなかの冒険。
なるほど、互いにルールを守って楽しく飲みましょう、というマスターの想いでしょうか。
カウンターで楽しくやってらっしゃる方々は賛同している無言の返事。
あ、タバコは奥の座敷だと吸えるそうです。 お邪魔してる最中にもタバコ吸いたいお客さんは座敷に通されてました。
喫煙者の方、安心してください。
流石に寒いのでビールに手が出ず、熱燗を所望。 地元茨城の酒です。
ザルいっぱいに入ったお猪口の中から、今夜の相棒を探します。 焼き物は大半が隣町で作られている笠間焼だそうです。
酒に関しては無駄に勘ぐるわたくし、「どれどれ、飲んでやるか」と大した気で一口すすります。
今回出していただいたのは笠間市にある磯蔵酒造さんの辛口。 美味い!
そして温度加減が絶妙! 縮こまった気持ちが酒の香りとともに一気に解放される気分です。
こんな美味い酒には、やはり魚!! 港も近場にありますからね、なんて素敵な街なんだろう♪
タコの刺身を一切れ。 わさびが鼻を抜けるか抜けないかの合間に日本酒をキュウっと煽る…。
はい、もう完全に『荒野の…』の世界に到達してます(笑)
出だしがこの上なく絶好調だったので、こうなったら手当たり次第に味わってみたくなりました!
モツ煮込み、揚げ出し、カニのみぞれ焼き…
どれも酒好きと酒の美味さを知っている味。 マスターの手中で見事に踊ってしまいましたw
ベーコンサラダの登場でビールの出番がやってきます!!
ここは生ではなく、瓶で。 クラシックラガーとは、もはや何もいう事ありませぬ。
いつの間にか常連さんの会話にもお邪魔させていただき、気が付けばなんと4時間経過!!
夢のような時間に感動すら覚えていると…
なんと! 〆の麺まであるではないですか!!!
いよいよ本当に夢か幻なんじゃないかと疑ってしまいます(笑)
こちらで出されているのは担々麺。
聞けば、何でも今は閉店してしまったお店の味をマスターが引き継がれてやってらっしゃるんだとか。
担々麺と言えば「ゴマ」感があるのですがこちらの担々麺は皆無。
変わりにザーサイがタップリ入っています。 味は醤油ベース。
意外なフレイバーでしたが美味しく頂きました。
美味しい料理、
美味い酒、
無骨ながらも酒飲みの心情をよく理解してくれるマスター、
優しい笑顔のおかみさん、
流れるジャズ・・・
そしてそんなお店を愛して足しげく通う常連さん達。
それらが混然一体となり醸し出される雰囲気は、紛れもなく『夢』の空間でした。