ヘーゼルナッツが主役の「ノワゼット・キャラメル」 : CINARIS

＜商品＞
■ノワゼット・キャラメル…税込6264円
・直径…約15cm
ヘーゼルナッツ（ノワゼット）とキャラメル、チョコレートを組み合わせたヘーゼルナッツが主役のケーキ。
・キャラメルとヘーゼルナッツのキャラメリゼ
・ヘーゼルナッツとキャラメルのクリーム
・ヘーゼルナッツとキャラメルのクレームブリュレ
・チョコレートクリーム
・チョコレートのジェノワーズ
が層になったズコット型で、トップには雪の結晶をモチーフにした真っ白いお菓子やチューリップのような形のチョコレート、クルミがあしらわれたシックなデザイン。
主役のヘーゼルナッツはヘーゼルナッツの最高峰、イタリア・ピエモンテ産を使用とのこと。
どこを食べてもコリコリとしたヘーゼルナッツの食感と香ばしさが楽しめます。
特に中央と下の方の2カ所に配置されていたヘーゼルナッツとキャラメルのクレームブリュレの層は香りも食感も良く幸せ。
でも上から下までまとめて一気に食べるのが一番美味しい。
全体的に味わいとしては大変濃いものの砂糖の甘味は控えめなのでくどさは感じず。
安くはありませんが、お値段に見合った満足度を得られるケーキです。

＜商品＞
■カットケイク　いちごミルク
・縦…約4.5cm
・横…約4.3cm
・厚さ…約1.5cm
・重さ…約25g
・原材料名…バター（国内製造）、小麦粉、砂糖、いちごピューレ、ホワイトチョコレート、卵、転化糖、乾燥いちご、洋酒／ベーキングパウダー、赤102号
・熱量…106kcal
1本売りだと税込1620円の「ケイク」のカット品。
2022年1月訪問時は税込162円でしたが現在の価格は不明。
バターリッチでしっとりとした重厚感のあるパウンドケーキ。
苺の甘酸っぱさとホワイトチョコレートのミルク感が幸せな満足度の高いパウンドケーキです。


■カットケイク　パッション＆オレンジ
・縦…約4.5cm
・横…約5cm
・厚さ…約1cm
・重さ…約23g
・原材料名…バター（国内製造）、小麦粉、砂糖、パッションピューレ、オレンジコンフィ、卵、ココナッツファイン、転化糖／ベーキングパウダー
・熱量…100kcal
1本売りだと税込1620円する「ケイク」のカット品。
2022年1月訪問時は税込162円でしたが現在の価格は不明。
こちらもバターリッチでしっとりとした重厚感のあるパウンドケーキ。
パッションフルーツとオレンジのフルーティな味わい。
アッサムのストレートティーと合わせていただきたいパウンドケーキです。


■チョコチップクッキー
・直径…約5.5cm
・厚さ…約1cm
・重さ…約20g
・原材料名…小麦粉（フランス製造）、バター、砂糖、チョコレート、アーモンド、卵、塩／バニラ
・熱量…67kcal
チョコチップ入りのバタークッキー。
サクサクとした食感で、チョコチップのカカオの風味とほろ苦さもしっかりと。
それでいて後味でしっかりバターのコクが感じられる美味しいクッキー。
見た目はごく普通の「チョコチップクッキー」ですが、満足度の高いクッキーです。

＜商品＞
■はちみつレモン…税込550円
フランス産ローズマリーはちみつとレモンを使用したケーキ。
2匹の蜂が頭を突っ込んでいるかのようなデザインで、ぷっくりと膨らんだ縞模様の腹部分がとってもキュート。
なお、胸部側にくびれがあるので人を刺す蜂がモデルのようです。
しっかりとした甘味のあるはちみつですが、レモンが効いているので爽やか。
そしてはちみつとレモンに思考が持って行かれ気味ですが、地味に生クリームが美味しい。
層になっているので食感の違いも楽しめ、見た目だけでなく味も楽しめるケーキです。


■アリバ・ショコラ…税込540円
エクアドル産アリバカカオ使用のチョコレートケーキ。
未食なので詳細不明。

＜商品＞
■テリーヌ・ショコラ…税込2376円
・長さ…約17cm
・幅…約4cm
・高さ…約3.8cm
・重さ…約302g
・原材料名…卵（国産）、チョコレート、砂糖、バター、生クリーム、小麦粉、洋酒
・賞味期限…購入日の3週間後の日付けになっていました
・熱量…645kcal/1個
エクアドル産ショコラとコロンビア産ショコラに奥久慈卵とバターを加えて低温でじっくり蒸し焼きにしたショコラのテリーヌ。
エクアドルやコロンビアを含む中南米に生息するオオハシ科最大種のオニオオハシと思われる鳥とカカオの木がチョコレート色をベースとしてデザインされたオリジナル化粧箱入り。
確かオオハシはカカオの花が好きだった気もしますが…記憶違いかもしれません。
そんな箱を開けると、中には袋に密閉されたテリーヌ・ド・ショコラが。
表面右端には金色で「CINARIS」の文字が入っています。
小麦粉は繋ぎ程度と思われ、ガナッシュのようにしっとりねっとりとしていてなめらかな口どけ。
要冷蔵での販売で当然冷たいままの状態でいただいても美味しいですが、しばしの間常温で放置してからいただくとやわらかくなって口どけまでの間が短くなりよりなめらかさを堪能できます。
華やかでフルーティーな香りが先行して鼻腔を抜けていき、こってりどっしりとしたバターの重厚感のある味わいが残る満足度の高いテリーヌ・ド・ショコラ。
原材料を見ると卵の使用量が多いようですが卵特有の臭みは感じず、ショコラの味とバターや生クリームのコクが堪能できます。
300gあるので量も十分。
日持ちもするので、香りが移らないよう密閉して冷蔵庫で保存しながら毎日少しずつ楽しむことも可能。
幸せ過ぎるテリーヌ・ド・ショコラです。

＜商品＞
■ガレット・デ・ロワ…税込2808円
・直径…約15cm
・厚さ…約2.8cm
・重さ…約320g
フランス語で「ガレット」は「平たい円形のお菓子」、「ロワ」は「王様」のことなので、「ガレット・デ・ロワ」は直訳すると「王様のお菓子」。
元々はエピファニー（公現祭）の日である1月6日に、エピファニーを祝うために食べられるフランスの伝統菓子。
最近は1月6日に限らず、1月あれば人が集まった際に提供されたり、日本では新年を祝う菓子として食べられたりも。
ちなみにエピファニーは、1月6日、ベツレヘムを訪れた東方の三賢人バルタザールとメルキオール、ガスパールによって、イエスがキリストとして見い出されたことを記念する祝日。
伝統的にはフェーヴが入っておりこちらの「ガレット・デ・ロワ」も元々は笠間焼作家梶田慶氏作のオリジナルフェーヴ入りでしたが、購入時にはそのオリジナルフェーヴの在庫がなくなっていたため、別のフェーヴに。
スイーツにちなんだフェーヴがランダムで入っているのだそうで、それはそれで楽しみ。
そして「ガレット・デ・ロワ」をいただく際には、切り分けた「ガレット・デ・ロワ」の中からフェーブが出てきた人は王様（女王様）になることができ、王冠をかぶってみんなから祝福されるというお楽しみイベントがあります。
こちらのお店の「ガレット・デ・ロワ」にはそのイベント用に、紙の王冠も付けてくれるので別途用意する必要もなし。
2022年版は茨城県産小麦粉を2種類ブレンドしたパイ生地に、アーモンドの女王と呼ばれるマルコナ種のアーモンドのアーモンドクリームと九州産発酵バターを使用したもの。
レイエ（表面の模様）は太陽（渦巻き模様）。
生地の浮きもなくくっきりと綺麗な太陽の模様が出ていて、艶やかでうっとりとする美しさ。
そしてサクサクと香ばしく軽やかで、とても美味しい。
中のアーモンドクリームはアーモンドプードルたっぷり。
マルコナ種アーモンドのためかしっとりとしていて香りも良く…とてもとても美味しい。
高千穂牧場の発酵バターなのか、バターリッチではありますが割とあっさりとした味わいでくどさは感じず。
間違いなく美味しいと確信してはいましたが、予想を上回る美味しさでした。

＜お店について＞
2021年10月1日グランドオープン（2021年9月29日プレオープン）の洋菓子店。
オーナーシェフは、埼玉の菓子店において食べログTOP3に入る名店アカシエで2015年よりスーシェフパティシエを務めていた吉成隆宏氏。
那珂市出身のパティシエで、地元茨城県の野菜や果物を積極的に使用、那珂市の株式会社綿引農園の野菜を使用した菓子もあり。
屋号の「シナリス」は、シェフの姓「ヨシナリ」の“シナリ（CINARI）”に、「Special（特別）」、「Supreme（最高）」の頭文字“S”を付けた造語で、「特別で最高なお菓子を多くの方にお届けする」という意味が込められているのだとか。
ロゴマークは藤の花を使用した家紋モチーフ。
場所は以前、「B-line!平須店」があったところ。
店舗厨房設計は自由が丘のショコラトリー＆パティスリーLIFE IS PÂTISSIERを手掛けた寺岡建築事務所。

・駐車場
20台分以上

・席構成
なし（テイクアウト専門）

・その他
インターネット販売あり
専用アプリあり
ポイントカードあり
保冷剤無料


＜商品＞
■カカオ・マカダミア…税込594円
・縦…約2.3cm
・横…約9.5cm
・高さ…約5.7cm
・重さ…約78g
お店のスペシャリテ。
出身店であるアカシエのプティガトー「デリス・マカダミア」（税込583円）にインスパイアされたプティガトー。
カカオ風味のダックワーズ生地で低温ローストしたマカダミアナッツホールがゴロゴロ入ったカカオ風味のバタークリームをサンドしてあり、トップにはマカダミアナッツのクラッシュとカカオニブがみっちりのっています。
カカオニブはカカオハンターズのものを使用。
「デリス・マカダミア」のバタークリームはベルギー産発酵バターを使用していますが、こちらのバタークリームもそうなのかは不明。
ただ、濃厚でとても美味しいバタークリームであることは確か。
そのバタークリームの混ぜ込まれたマカダミアナッツのホールは側面から見えるものだけでなく中にもゴロゴロ入っており、フォークでカットする度にマカダミアナッツに当たるくらいたっぷり。
マカダミアナッツのかためのコリコリとした食感とコク、カカオニブのカリカリとした食感と口に広がるカカオの香り。
上から下までまとめてすくって一気に頬張った時のハーモニーは何とも言えません。
スペシャリテなのも納得の美味しさです。


■ムラング・シャンティ・イビスカス・リチ…税込562円
・直径…約8cm（受け皿の直径）
・高さ…約7.5cm
・重さ…約61g
お店の看板商品。
ムラング・シャンティはムラング（メレンゲ）とクレームシャンティ（ホイップした生クリーム）を組み合わせたフランスの定番菓子。
こちらの「ムラング・シャンティ・イビスカス・リチ」は、リチ（ライチ）風味のクレームシャンティとイビスカス（ハイビスカス）風味のムラングを組み合わせたムラング・シャンティ。
エディブルフラワーの赤いバラの花びらが散らしてあり、芸術的なビジュアルにうっとり。
時間の経過によって変わるメレンゲの食感を楽しめるケーキで、夕方から夜にかけて食べるシュワッとした食感がおすすめとのこと。
ライチ風味のクレームシャンティというものを初めていただきましたが、予想以上に美味しい。
ライチってこんなにも主張するのだな…と。
シャクシャクッと口の中で溶けていくハイビスカス風味のムラングと合わせていただくとまさに南国の味。
ちなみに、生クリームはタカナシ乳業株式会社の北海道根釧地区産をベースにしたオリジナルブレンドとのこと。
中には甘酸っぱいジャムのようなものが入っているので、最後まで飽きることもなし。
見て楽しめ、食べて楽しめるムラング・シャンティです。


■バスク・バターサンド（ピスタチオ＆ラズベリー）…税込702円
・直径…約6cm
・厚さ…約2.5cm
・重さ…約62g
・原材料名…バター（国内製造）、砂糖、小麦粉、ホワイトチョコレート、ピスタチオ、ラズベリー、卵、牛乳、アーモンド、塩／ゲル化剤
・賞味期限…購入日の7日後の日付でした
・熱量…345kcal
フランス・バスク地方の伝統菓子「ガトー・バスク」をインスパイアしたバターサンド。
現地で食べて感動したというガトー･バスクの生地をヒントに、北海道産フレッシュバターと選び抜いた素材で仕上げたクリームを贅沢にサンドしたバターサンドで、自由ヶ丘のLIFE IS PÂTISSIERとの共同開発商品。

・あまおう＆ヨーグルト
・パイナップル＆ココナッツ
・シシリーピスタチオ＆ラズベリー
・キャラメル＆沖縄県産塩くるみ
・シャインマスカット＆マール酒
・カカオ＆チョコレート

の全6種あり、購入したのは、「シシリーピスタチオ＆ラズベリー」。
金色のアルミで包まれた高級感のあるパッケージ。
円形のバスク生地でバタークリームとジャムをたっぷりとサンドした円柱型。
冷凍保存品のようで、購入してすぐは生地もクリームもかなりかたそうでしたので、数時間冷蔵庫においておいてからいただきました。
ちなみに、時間の経過とともにバタークリームが生地に染み込むので、1日目と2日目で味の変化が楽しめるように作っているのだとか。
バスク生地はバター感のあるサブレ生地といった感じの生地で、バタークリームはもちろんですが生地そのものもバター感があり、とても美味しい。
厚みのあるクリームはバターとホワイトチョコレート、シシリー産ピスタチオを使用したクリーム。
こってり濃厚でありながらピスタチオの味もしっかり楽しめます。
間にはフレッシュなラズベリージャムがサンドされており、この甘酸っぱさがアクセントに。
バターサンド好きにはたまらない幸せなバターサンド。
水戸の洋菓子相場から考えると安くはありませんが、お値段に見合った美味しさのバターサンドです。