Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Restaurant name |
Tortue(Tortue)
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Categories | French |
Phone number (for reservation and inquiry) |
0296-73-5578 |
Reservation Availability |
Reservations available
アレルゲンや食べられない食材などをお伺いさせていただきます。また、お名前と連絡先を皆さまにお伺いしております。 |
Address |
茨城県笠間市大田町215-24 |
Transportation |
JR水戸線宍戸駅より徒歩15分。北関東自動車道友部ICより車で3分 1,079 meters from Shishido. |
Opening hours |
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Budget |
¥5,000~¥5,999 ¥2,000~¥2,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
receipt |
Invoice-compliant receipts can be issued Registration NumberT6810839470877 *For the latest registration status, please check the IRS Invoice System Qualified Invoice Issuing Business Publication website or contact the restaurant. |
Table money/charge |
サービス料やチャージ料は頂いておりません |
Number of seats |
20 Seats ( 落ち着いて食事して頂けるよう、ゆとりを持った座席配置になっております。事前予約いただければ25席まで増設可能です。) |
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Maximum party size | 20people(Seating)、30people(Standing) |
Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
OK |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables 灰皿の用意はございます。外で喫煙いただく形となります。 |
Parking lot |
OK 店の前に3台、奥に7台の駐車スペースがございます |
Space/facilities |
Stylish space,Comfortable space,Wide seat,Wheelchair accessible |
Drink |
Wine,Particular about wine |
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Food |
Particular about vegetable,Particular about fish |
Occasion |
With family/children |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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Location |
Secluded restaurant,House restaurant |
Service |
Extended party hours (more than 2.5 hours),(Surprise) Party accommodations,BYOB,Take-out |
With children |
Kids are welcome(Elementary school students are welcome)
申し訳ございませんが、ベビーカー、未就学のお子様のご利用はご遠慮いただいております。 |
Dress code |
特にございません |
The opening day |
2012.6.26 |
PR for restaurants |
茨城の食材を追究する「背伸びしないフレンチ」
フランスの高級な食材を空輸して高価なフランス料理を作る事は誰でもやっています。 |
2,418文字★
茨城フルコース(8,200円、内税)滞在時間:約1時間30分
東京から茨城県に来ております。
コート・ドール(4.18)斉須シェフに薫陶を受けた中川貴士シェフが腕を奮う同店(3.08)。
シェフが日立市ご出身ということもあるのか茨城県のテロワールにこだわっており、
古典寄りのフレンチ(皿数は少ないですが1皿がボリューミー)をリーズナブルに楽しめます。
3日前までに予約すれば昼でも8,200円や16,000円のフルコースを予約可能。
(ランチタイムは1,800円や2,500円のもっと安いコースも用意されています。)
8,200円のコースは「茨城フルコース」か「栗フルコース」か選べるのですが前者を選択。
完全予約制となっており、ランチといえど飛び込み対応はしていないようです。
店内はテーブル4卓(計20席ぐらい)、回転椅子にクッションを添えてあります。
ご主人と奥さまの二人三脚でお店を切り盛り。
卓上にピンクロックソルト、ブラックペッパー、冷水のポットなど用意されていました。
ドメーヌ ポールピュイス AOP トゥーレーヌ ソーヴィニョン・ブラン 2021 白 フランス(Glass 500円)
日本ワイン シャトー デュ ヴァン メルロー 2019 赤 茨城県牛久市産ぶどう使用(Glass 500円)
・茨城フルコース(8,200円)
1.メヒカリと栗のフリット
2.パン
3.久慈浜産毛ガニのタルタル
4.久慈浜産伊勢海老のグラタン ソースアメリケーヌ
5.かすみ鴨ロースト
6.笠間栗モンブラン
7.食後のお飲み物(コーヒー or 紅茶 or 猿島茶)
食べた料理の寸評は以下の通り、【】内は個別の採点、表示価格は内税です
【3.5】メヒカリと栗のフリット
カリッと軽やかに揚げたメヒカリは臭みなくて地物の優位性を感じられます。
栗の名産地として知られる笠間のお店だけあって、丸ごと1個の栗も同じくフリットに。
付け合わせはカレーのようなスパイス香る紫キャベツ。
【3.4】パン
バゲット(おかわり可能)に合わせる油脂としてバターかオリーブオイルか選べます。
熱々になっておりリベイクしていのでしょう。
フカフカ&モチモチ食感のバゲットがオーソドックスに美味しい。
【3.9】久慈浜産毛ガニのタルタル
前菜は2種類の候補から選べます
1.久慈浜産毛ガニのタルタル
2.やさとしゃもコンフィのサラダ
小さなスプーンに蟹味噌だけ添えられており、
マスタードシードを和えた切り干し大根のような付け合わせも。
丁寧に処理した剥き身にはギンヒカリ(最高級ニジマス)のいくらをトッピング。
蟹味噌に少し生臭みを感じてしまったのですが身のほうは素晴らしかったです。
この季節は都心のフレンチで噴火湾(ブランド産地)の毛蟹が出てきたりしますが、
久慈浜(日立市)で獲れる毛蟹もなかなかどうして美味しい。
ギンヒカリのいくらは鮭のいくらより歯応えあって粒が硬めですが、
やわらかな毛蟹の身との相性良くて組み合わせの妙味を感じます。
都心であれば倍の値段のコースで出てきそうな前菜。
【3.4】久慈浜産伊勢海老のグラタン ソースアメリケーヌ
サバイヨンソースを表面にコーティングした半割り伊勢海老のグラタン仕立て。
伊勢海老のガラから取ったのであろうソースアメリケーヌが濃厚で美味しい。
付け合わせにブロッコリーとカリフラワー(こちらもソースとの相性が良いです)。
アメリケーヌは流石のコート・ドール仕込みといった美味しさだったのですが、
伊勢海老の本体はやや火入れが強いような印象。
和食でいえば「伊勢海老の黄金焼き」のようにゴージャスなのですが、
ヴィジュアルの代償として美味しさや食べやすさが犠牲となっています。
先ほどの毛蟹のようにお店側で殻から身を取り出しておいて、
(殻ごと焼いているので身が殻にくっついてしまって取り出すのに難儀)
もっとレアーな火入れで仕上げるほうが好みに合うのですが、
前菜と方向性が被ってしまうという問題はあるのかも知れません。
【3.6】かすみ鴨ロースト
ヴィアンド(主菜)は3種類の候補から選べます
1.常陸牛ウワミスジステーキ
2.常陸牛ホホ赤ワイン煮
3.かすみ鴨ロースト
西崎ファーム(かすみがうら市)かすみ鴨のロース(胸肉)をロースト。
皮目をカリッとさせ、身はシットリかつジューシーに火入れ。
ソースはトリュフソース(このお値段なのでトリュフの香りは控え目です)。
付け合わせに、ミニトマト、かぼちゃ、2色のズッキーニ、舞茸。
ジビエの鴨に比べると血の主張が穏やかで優しい味わいな「かすみ鴨」。
強く火を入れているように思えてジューシー感はしっかり残っていました。
8,200円コースであれば普通はこの半分の量ではなかろうか、
そんな風に思ってしまうぐらいボリューミーで食べ応えありました。
【3.6】笠間栗モンブラン
デセールは4種類の候補から選べます
1.極くり(笠間栗プリン)
2.笠間栗モンブラン
3.チョコレートのマルキーズ
4.オレンジのクレーム・ブリュレ
土台にメレンゲ、その上に生クリーム(中に甘露煮のような栗入り)、マロンクリーム。
マロンクリームを客側で搾ることも可能とのことでしたが、
写真映えが心配なのでお店側で搾って貰いました。
花豆、さくらんぼ、シロップ漬けのパイナップル、2色のグレープフルーツも添えてあります。
こちらもボリューミーで古き良き時代のフレンチといったところでしょうか。
軽やかなメレンゲ生地がモンブランの邪魔をしないですし、
生クリームは口当たり濃厚ながら甘さ控えめ同じく軽やか。
マロンクリームや栗を引き立てることが主眼になっているのだと思います。
さくらんぼが大粒かつ良質で意外なヒット(地物ならではの特権でしょうか)。