Restaurant name |
Backerei Brotzeit(Backerei Brotzeit)
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Categories | Bread、Sandwich |
Phone number (for reservation and inquiry) |
029-859-3737 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
茨城県つくば市天久保2丁目10-20 |
Transportation |
1,617 meters from Tsukuba. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Number of seats |
( カウンター席は現在ありません) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK 店舗脇アパート前に3台分あります |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Service |
Take-out |
With children |
Kids are welcome |
Website | |
The opening day |
2006.3.3 |
Remarks |
駐車場は隣の美容室の東側に三台分です、ちょっと狭いから出入りは注意して下さい。 |
今年の夏休みは、久しぶりに1週間ぶっ続けての休みを取ることが出来ました。
今の職場に移ってからは、1週間ぶっ続けというのは、年末年始を除けば、父母が他界した時の忌引きでそれぞれ約1週間の休みを取ったことがありましたが、それ以来ということになります。
やはり仕事から離れて完全リフレッシュすることはいい仕事をするためにも重要ですよね。
それでも長期休暇とは言え、休みが始まると時間の経つのはあっという間で、土日を挟んだ5日間のうち既に4日目に突入しました。
今回の夏休みは、プチトリップの積み重ねを計画し、奈良&和歌山に1泊で出掛けたほか、前日は、平日でこその鎌倉を散策、そしてこの日は茨城県つくば市まで遠征しました。
私は、つくば市との縁はほとんど無く、唯一訪れたことがあるのは、会社の用事でした。
また、つくば市近くということまで広げても、こちらは私用だったのですが、いずれの用事もあまり縁起の良い用向きではなかったので、ここでは多くを語ることは控えておきます。
もっとも、いずれも今から30年近く前のことになり、どうやって行ったかも含めて記憶からかなりの部分が飛んでいます。
そういう意味では、今回は晴れてつくば市を訪れたということになろうかと思います。
しかし、実際に訪れてみると、つくば市は、緑(公園)が多く、空も広い印象で、とても住みやすそうな街だなという感じを強く持ちました。
ただ、市街地エリアが結構広いので、買い物などにしても、車がないと不便かもしれません。
域内には筑波大学がある他、多数の国や独立行政法人等の研究機関が集積している学研都市という側面もあって、住んでいる方々も研究者など何となくハイソな感じがすることも街のイメージアップになりますよね。
言うまでもなく、2005年のつくばエクスプレスの開業は、都民などにとってもつくばが一層身近な存在に思えるようになりました(同時に千葉県流山市や茨城県守谷市あたりの知名度も飛躍的にアップしたわけですが・・)。
ところで、筑波大学は、今年=2023年10月に開学50周年(創基151年)を迎えるそうで、9月30日(土)に記念式典、10月1日(日)に記念イベントが行われるようです。
と言うことは、つくばに開学したのは1973年(昭和48年)ということですので、私が中学生の時ですね。
東京教育大学という前身大学のイメージの方が今でも強く残っていますが、そう言えば、私が社会人になった時の先輩方には東京教育大学出身の方が多かったような印象があります。
この日は、そのつくば市で食べログ百名店を2店回る計画を立てました。
1店は、とんかつ百名店の「とんとこ豚」で、何となく私のHNも彷彿とさせますが、お店自体も、コスパ命で活動している私に相応しいハイコスパのとんかつ店でした。
そして、もう1店の百名店がパンEAST百名店にリストアップされている当店ということになります。
当店は、都内のベーカリーで7年間経験を積んだ後、ドイツのサワー種という酵母に興味を持ったことがきっかけで、はるばるドイツに渡ってビオ(有機)のお店で1年間修行を重ねた店主のSさんが2006年(平成18年)3月に創業したお店になりますが、店名のベッカライ・ブロートツァイト(Backerei Brotzeit)の意味は、ドイツ語で「おやつの時間」という意味で、何でも、Sさんがドイツで修行をしたときのお店の名前が由来になっているとのことです。
当店のパンの原料小麦は北海道産小麦にかなりこだわっているようです。
北海道の無農薬小麦は年間栽培計画表も確認している力の入れようで、具体的には、「春よ恋」を玄麦で取り寄せたもの、十勝の有力穀類卸販売業者である株式会社山本忠信商店のブレンド粉「春の香りの青い空」(春よ恋、キタノカオリ、ホクシンのブレンド)を主として使用しているそうです。
十勝で働いた経験のある私としては、どこか親近感が湧きますね。
この小麦をベースにライ麦と水から起こした自家製天然酵母「サワー種」独特の香りや酸味を付加してパンに仕立てていくわけです。
当店の場所は、つくば駅の北方で駅からだと徒歩20分程度かかると思います。
つくばらしい緑に囲まれた洒落た感じの一軒家を当店と美容室(poco a poco)とシェアしており、左手側が当店になります。
内装は、壁は白が基調ですが、ウッディな棚とガラスケースが置かれ、パンはシンプルなドイツパンが中心で、かつ必要最小限のラインナップで、恐らくドイツの片田舎のベーカリーはこんな感じかなというものを彷彿させる造りです。
何もベーカリーはきらびやかなお店だけが流行るわけではないことを証明してくれているような感じですね。
今回は、以下2点を購入しました。
・チャバタ@160円
・カシューナッツと伊予柑ピール@240円
合計400円
ドイツパンのお店としては、かなりリーズナブルだと思います。
持ち帰って、翌日の朝食に供しました。
チャバタは、レンジで15秒チンした後650Wのオーブンで3分間加熱してマーガリンを付けていただきました。
チャバタそのものはイタリアのパンですので、ドイツパンではないのですが、十勝産小麦を使用した加水率の高いパンと言うと、「シニフィアン・シニフィエ」の志賀シェフが十勝のますやパンと共同で開発したオドゥブレ・十勝を思い起こさせます。
あちらはキタノカオリが主流なのに対して当店のチャバタは山忠のブレンド粉といった違いはありますが、モチモチの食感はかなり近いものがあります。
美味しかったのは言うまでもありませんし、このパンがたったの160円で食せるのは嬉しいですね。
カシューナッツと伊予柑ピールもチャバタとほぼ同様のリベイクでやはりマーガリンを付けていただきました。
ドイツパンらしい脂分を抑えめにしたライ麦粉配合の生地にカシューナッツと伊予柑ピールを練り込んで風味を高めているパンで、ライ麦とサワー種酵母由来と思われるほのかな酸味も味を引き立てています。
これもとても美味しかったです。
北海道産小麦を使用した本格的ドイツパンをこのお値段で食べられるのですから文句はありません。
百名店の中でも屈指のコスパと表記しましたが、それも決して誇張した表現ではないと思います。