優しく懐かしい味の札幌味噌ラーメン : Sennaritei

とんちゃんは札幌育ちの道産子。ソウルフードの１つはラーメン、しかも味噌ラーメンが好きです！
前回いただいたごま味噌ラーメンがかなり旨かった。
それで普通の味噌ラーメンもきっと旨いだろう、と思ってやって来ました。

でも実は、これまではこのお店の味噌ラーメンは避けてたんです。
理由は、これ。
七味唐辛子が置いてあるから。
味噌ラーメンの薬味は一味唐辛子なのだ！
だから七味唐辛子を置いてある店の味噌ラーメンはオーダーしない！が鉄則。
ところが、これが大きな誤解（？）だったんですよぉ。
どういう誤解かっていうと・・・それはのちほど。

さて、メニューを確認。
味噌ラーメンが「サッポロラーメン」なのね。
「サッポロラーメン」と「サッポロタンメン」があるぞ。しかも同じ料金で。
どう違うのか伺ったら、サッポロラーメンはモヤシだけ、サッポロタンメンはモヤシ以外の野菜も入っている、だって。
そんならタンメンがいいかな。
ということでサッポロタンメンをオーダーです。

ところで、札幌ラーメン＝味噌ラーメンという理解だから、札幌タンメン＝味噌タンメンってことなんでしょうね。
たしかに札幌ラーメン＝味噌ラーメンという理解が一般的。でもそれ、間違いですよ！
札幌ラーメンには、塩、醤油、醤油があって、決して味噌だけではないのよ。

◆サッポロタンメン
淡色の鳳凰が描かれた反り高台丼で登場です。
たっぷり入った味噌スープ。
チャーシュー、メンマなどのトッピングはありません。
炒めてからスープで煮た野菜がいっぱい盛られています。 

味噌スープは淡い味。ニンニクが効いています。
鶏ガラ、豚骨の出汁でしょうか、決してコテコテじゃありません。
そこにラードと寝かせた味噌ダレが溶けている。スープで煮た野菜の旨みも加わっています。
札幌の昔からあるラーメン店で出されるような、優しい味の味噌ラーメンです。

麺は中細の縮れ麺。やや硬めの茹で加減です。

具材は、モヤシ、タマネギ、キャベツに細切れ肉を炒めてスープで煮たもの。
キクラゲが入っているのは、中華店らしいところ。

札幌味噌ラーメンの薬味は、胡椒じゃなくて一味唐辛子です！
でも、カウンター上にあるのは七味唐辛子。
鉄則に、完全に反するけど・・・ま、しかたないか。(*´ο`*)=3

ところが！
中身はなんと、一味唐辛子！(‾□‾；)
結果的には大正解です。
でもさ、七味の容器に一味を入れるなんて、紛らわしいことやめてよぉ。
辛さが足りないので、お店自家製の特製辣油も加えました。

炒めてスープで煮た野菜が旨いです。
鶏ガラ・豚骨系の優しい出汁に味噌ダレのコクが合わさったスープ。
野菜の旨みも加わっていて美味しい。
昔懐かしい札幌味噌ラーメンの味です。
麺が中細なのは個人的には残念だけど、この優しい味のスープなら悪くありません。

札幌ラーメンは野菜たっぷりのものが多いですけど、茹で置きした野菜をトッピングしているのではありません。
オーダーを受けてから強火の中華鍋で野菜を炒め、スープを注いで煮ます。この作り方はタンメンと同じです。
千成亭の店主はそんな札幌ラーメンの作り方をご理解されていてうれしい限りです。

ごちそうさまでした。
https://onhome.blog.ss-blog.jp/2021-12-14

とんちゃん宅ではいま、龍ケ崎市にある「やしろ味噌」さんの龍ケ崎味噌を使っています。
その「やしろ味噌」さんのインスタで、同店の味噌を使った「ごま味噌ラーメン」が千成亭さんにある、ということを知りました。　⇒https://www.instagram.com/p/CWF4Hrgt7L_/
ぉぉぉおおおお！そいつは食べてみたいぜよ！
ということで、お店に向かいました。

「千成亭」さん。
さて、メニューを確認。
サッポロラーメンがあるね。
で、ごま味噌ラーメンは・・・ない！

どこにメニューがあるんだ？と店内を見回すと・・・
カウンターの上の垂れ壁に、ごま味噌ラーメンのポスターを発見！
【いつのまにやら人気メニュー】だって！(^∇^)
【やしろ味噌さんの使用】としっかり書いてあります。

ということで、ごま味噌ラーメンを無事にオーダー。

◆ごま味噌ラーメン
味噌スープの上に肉そぼろ、チャーシュー、ネギ。
そして円を描くように自家製辣油が垂らされています。
見た目、担担麺風です。

辣油が浮かんだスープをすすると。
ん、んむ？こ、これは・・・味噌タンタンだ！w(*゜o゜*)w
汁ありの担担麺は醤油ラーメンがベースだけど、これは味噌ラーメンがベース。
それに胡麻と辣油が効いていて、味噌担担麺と言っていい味ですよ。

麺は中細の縮れ麺。やや硬めの茹で加減が、いい感じです。
中華店としては厚切りのチャーシュー。薄味で肉の食感がしっかりしている。

なんてったって、味噌タンタン風のスープが旨い。
すっかり飲み干してしまいました。完食！

関東の味噌ラーメンは、豚骨スープに味噌を入れれば出来上がり、っていう感じのが多い。
しかも豚骨のコテコテさは追求するが、それに味噌ダレが追い付いていないってのが多い。
味噌ラーメンは、味噌をラードや香辛料と寝かせ、しっかりなじませた味噌ダレを使う。
それが美味しさの重要ポイントです。

千成亭のごま味噌ラーメンは、そんな味噌ダレが効いている。
しかもやしろ味噌さんの熟成した米味噌の甘さとコクが活きている。
千成亭＆やしろ味噌のコラボ、しっかり成功していますね。
これはぜひまた食べたいラーメンです。

ごちそうさまでした。
https://onhome.blog.ss-blog.jp/2021-11-19

１か月ほど休業されていた中華店が再開されたと聞いて、お店に向かいました。 
「千成亭」さん。
８月から休業されると聞いて、その直前に来店したのが前回。
９月下旬から営業を再開されたと聞いて、伺いました。

「中国料理千成亭」の看板が目印。
「中華料理」じゃなく「中国料理」を掲げているのは、本場中国の料理を提供しているという矜持です。
かつての「支那料理」が第二次大戦以後に「中華料理」に呼び替えられ、さらに「中国料理」を名乗る店が登場する、という歴史の中で、日本人に合わせた料理が「中華料理」、本場中国と同じ料理が「中国料理」と呼び分けられるようです。 

店内は左にカウンターが10席ほど、右の座敷には机が５卓。  
ご主人は２代目。お母さまと厨房に立ち、奥様がフロア係をされています。

メニューには、町中華のように、かつ丼やカレーライスなんてありません。
中華料理だけが並んでいて、中華専門店なんです。

そんな中で、今回は「かた焼きそば」をオーダーしてみました。
かた焼きそばは、中国発祥の料理ではなく、アメリカ発祥の料理だと、マツコの知らない世界で聞いたからです。
このことは最後に触れましょう。

麺を茹でたり揚げたりの役はお母さん、あんを作って仕上げる役はご主人、というお二人の共同作業で麺料理が仕上がっていきます。

◆かた焼きそば
スープがセットです。
このお店の命、ラーメンスープが、実に美味しいんです。
スープだけを２杯、３杯と、続けざまに啜ってしまいます。   

かた焼きそば。
揚げ麺の上に、アツアツの餡がかかっています。
麺の量がかなりあって、こりゃ大盛ですよ。

パリパリの細麺。そこにかかったオスターソース風味の餡が美味しい。
塩味系ではなく、オイスターソース系だってところが、本格中華のかた焼きそばですね。
添えられている辛子をつけると、キリっと味変できます。

◆餃子３個
この店イチオシの焼き餃子をオーダー。
でも、かた焼きそばが大盛なので、餃子は持ち帰りにしました。

パリパリの細麺にオイスター系あんの本格的かた焼きそば、美味しかったです。
ごちそうさまでした。

かた焼きそばの発祥はアメリカだ、という説について。
2021年6月15日放送の「マツコの知らない世界」で、エクストリームミュージシャン・MARUOSAさんが、かた焼きそばは中国発祥の料理ではなく、アメリカ発祥の料理だと指摘。チャイナタウンの「チャプスイ」のアレンジだ、という説を述べてました。これにはかなりビックリです。
ところが、これが正しいらしいのです。
塩崎省吾『焼きそばの歴史・下炒麺編』（Kindle版）（2021）は、それをのせた揚げ麺の「チャウメン」がニューヨークのチャイナタウンで生まれ、それがかた焼きそばだと指摘しています。
で、この本、実に面白いです。

https://onhome.blog.ss-blog.jp/2021-10-03

閉店する！というので、慌ててお店に向かいました。
「千成亭」さん。
昭和54年（1979年）創業の中華店。

窓に【休業のお知らせ】が貼ってあります。
あっ！やっぱりそうなんだ。
８月１日から、しばらく休業ですって。
ん？閉店じゃなく、休業？

ともあれ、お店に入って料理をいただきましょう。
いまは２代目がご主人で、フロア係は奥様とお母さまが働いています。

メニューには、かつ丼やカレーライスがなく、中華料理だけが並ぶ中華専門店です。
餃子は、素材を国産にこだわった手づくり。

ここはラーメンもチャーハンも美味しい。ラーメン炒飯にしようかな・・・
餃子もいただきたい。
とするとラーメンとチャーハンは、いまのとんちゃんには、食い過ぎだな・・・
なので炒飯と餃子にしました。

◆炒飯
スープがセットです。

スープは、お店の宝・ラーメンスープ。
これが旨いんですよ。
啜っていると、やっぱラーメンが食べたいなぁ・・・と思います。

さて炒飯。
パラリとシットリの中間の食感のチャーハンです。
大きな自家製チャーシューがゴロゴロと入っていて、このチャーシューが旨いのですよ。

◆餃子３個
しっかりついた焼き色が食欲をそそります。
大きな器に入った辣油。
純正ゴマ100％使用の自家製辣油です。
その辣油を加えた餃子のタレ。
しっかりした皮、中の餡はキャベツの食感がいいですね。
ニンニクはやや弱めで、上品に美味しい餃子です。

あぁ、やっぱり旨いよなぁ。
閉店しちゃうんですか？って奥様に伺ったら、閉店じゃなくって休業ですって。
ご主人が手が痛いそうで、しばらく休業したあとで、再開する予定だそうです。
そうですか、どうぞお大事に。そして再開をお待ちしますね。

ごちそうさまでした。
https://onhome.blog.ss-blog.jp/2021-07-30

日曜日の昼。ラーメン食べに行こうと息子を誘うと、「チャーハンが食べたい」という。
チャーハンが旨い中華店は・・・そうだ、あそこだ！
と、思い出したお店へ向かいました。
「千成亭」さん。
お店の感じが変わったかな？
以前の写真と比べたら、屋根型のテントの色が黄色から焦げ茶色に替わっています。

店内は左にカウンターが10席ほど、右の座敷には机が５卓。
以前は、厨房にご主人と息子さん、フロアにはおかあさん、という家族経営でした。
でもいまは息子さんに代替わりして、厨房には２代目主人の息子さんとお母さん、フロア係は女性（奥様？）が働いています。

メニューは以前とほぼ同じ。
餃子が1人前の「５個」だけでなく、ハーフの「３個」があるってのはいいですね。
一品料理もほぼ以前と同じ。

餃子は、素材を国産にこだわった手づくりだって。
お持ち帰り用の冷凍餃子もあります。
ラー油は純正ゴマ100％使用の手づくりだって。へぇ。

さて、なににしましょうか？
息子はチャーハンね。大盛だね？
チャーハン760円、大盛は860円。
ちょっと高めのお値段です。
それから餃子ね。5個だな。

とんちゃんは、タンメンにしようかな。
えっ？ソース焼きそばにしろって？
おいおい、オレが食うんだぜ！
でも、ま、それもいいか。

◆炒飯大盛
卵がバラバラとご飯に混じってる。
ややパラリとした食感のチャーハンです。
炒飯の中に大きなチャーシューがゴロゴロと入っている。
そのチャーシューが自家製で旨いのですよ。
自家製チャーシューぃっぱい、ってのが旨さのポイントなんです。
チャーハンにはスープがセットされています。

◆ソース焼きそば
ソースの香りがいいぞ。食欲をそそるなぁ。
豚肉、キャベツ、モヤシが入った焼きそば。
青海苔がかかり、紅ショウガが添えられています。

スープがセットです。
醤油味のスープが実に旨い。
このスープでつくるラーメンも旨いんですよ。

焼きそばは、麺が短く切断されている。
スパイシーなソースが多めにかかった、シットリ系の焼きそば。
豚肉がしっかり入っている。

◆焼き餃子
大きめの餃子が５個。
やや大ぶりの餃子はしっかりとよく焼かれている。
しっかりした皮の中に詰まった餡は、大きめに切ったキャベツの食感がいい。
ニンニクはやや弱めです。

料金がやや高めですけど、料理はどれも旨く、しかもポーションが大きめ。
とくに炒飯はイチオシです。
ごちそうさまでした。
https://onhome.blog.ss-blog.jp/2020-12-27-1

祭日のランチ。
「ゆで太郎」のそばでいい、というカミサン。
まぁまぁ、シンプルなラーメンの中華屋もいいよ、と言って連れて来たのがここ。
中国料理の「千成亭」さん。

「学生街の喫茶店」ならぬ、住宅街の中華店。
住宅兼店舗という、地元密着のお店です。

店内は、左手にカウンター席が10席ほど、右手に腰壁で仕切られた座敷が５卓。
座敷は満席だったのでカウンターに席を取りました。
ご近所の方々がお昼に集まってこられたようです。人気店ですね。

厨房ではご主人と息子さん、フロア係は女将さん、家族経営のお店。
そういうお店は間違いないです。

メニューはいろいろ。
ラーメン550円は税込みで、少し値上げしましたね。
味噌味のサッポロラーメンはオーダーするかどうか悩みます。
あんかけ麺や焼きそばも何種類かある。
天丼、かつ丼の丼物もあります。
餃子は５個で450円。
単品料理もいろいろあるんで、これを定食にすることもできますね。

以前はチャーハンをいただきました。
今回はシンプルに、ラーメンと行きましょう。
それと半チャーハン・・・は多いから、餃子を追加しましょう。

◆ラーメン
口元の部分が太く丸い玉縁丼に入って登場。
トッピングは、メンマ、チャーシュー、ワカメにネギ。
メンマが濃い色をしているのが印象的です。

油玉が浮かぶ清湯のスープ・・・ウマイ。
何の出汁でしょうか？うまいです。

細麺は硬めに茹で上がっていて、これはいい。
息子さんが茹で担当ですが、いい茹で加減ですよ。

濃い色のメンマは、予想通りに味が濃い・・・・メシが欲しい！
チャーシューも味が濃い目・・・白飯がほしい！

◆タンメン
タンメンは野菜と肉がたっぷり。

◆餃子
プリプリにふくらんだ餃子。
やっぱ白飯がほしい・・・
白飯が欲しくなるのをぐっと堪えました。
くわばら、くわばらと呪文唱えて雷を避けよう。
・・・いや違った、ダイエットダイエットと呪文唱えて炭水化物をセーブしました。

ごちそうさまでした。
http://onhome.blog.so-net.ne.jp/2016-02-11

（アップし忘れていました。）
休日に１人でランチ。
住宅地の中にある中華料理屋さんに行きました。
高くそびえる行灯が目印。
中国料理の「千成亭」さん。
１階がお店で２階が住宅になっています。
ご近所の方たちが大勢いらっしゃるご近所密着のお店のようです。

店内は左にカウンターが10席ほど、右の座敷には机が５卓。
座敷は低い間仕切りで仕切られていて、落ち着きがあります。
厨房の中にはご主人と息子さん、フロアにはおかあさん、という感じの家族経営。

メニューはいろいろ。
【麺類】は、ラーメン520円、ワンタン、チャーシューメン、タンメン・・・
サッポロラーメンがあるぞ！
味噌ラーメンかな？でもテーブルに一味唐辛子がないから止めておきます。
スタミナラーメン？辛みそのモツ煮込み入り】だって。
おぉ！茨城ご当地ラーメンの「スタミナラーメン」じゃないか！
なんて、先日「我流食堂」に行って、初めて知ったんですけどね。http://onhome.blog.so-net.ne.jp/2013-04-30
【御飯物】はチャーハン680円、中華丼、天津丼・・・かつ丼に親子丼もある。
【点心類】は餃子450円と春巻。
餃子をオーダーする客がいたりして、餃子も旨そうだなぁ・・・。

一品料理は千円以上で、これは大皿かな？
【炒め物類】は野菜いため600円など。ご飯と合わせて定食もいいなぁ・・・。
どれも良さげで、オーダーがなかなか決まりまらなく、かなりの長考です。
「下手の考え休むに似たり」という声が聞こえてきました。
よし！

◆チャーハン
結局、チャーハンをオーダーしました。
醤油色のスープ付き。

炒飯はお決まりのように、中華お玉で形をつけたドーム状。
卵がバラバラと混じっていて、おや、大きなチャーシューが顔を出していますよ。
口に含むと・・・なかなかいい味と香り。これは旨い。
中に混じっているチャーシューの味でしょうか。
香ばしい、いい匂いもします。

ネギが浮かんだ醤油味の中華スープ。
塩気で濃すぎず、これはなかなか旨い。
このスープでラーメン作ったらきっと旨いだろうなぁ。

本格中華って感じじゃない町の中華屋さん。
でも外れることがない、という安心感のあるお店みたいです。
ごちそうさまでした。
http://onhome.blog.so-net.ne.jp/2013-06-01