Official information
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冬季限定「けんちんそば」で、心身ともにぽっかぽか〜
常陸太田市のお気に入りのそば屋のひとつ、「そば園 佐竹」さんに両親とランチで訪問しました。レビューは2回目ですが、実際にお店に伺ったのは3回目です。
レビューをしなかった2回目の訪問時(19年9月)の写真が下書きのまま放置してあった(つまり忘れていた)ので、今回はその時の写真も併せてアップさせて頂きます。
3回目の訪問は、土曜日の12:30頃。昼過ぎなので少し待つかなと思いましたが、お客さんは多いながらも、待たずにテーブル席に座ることが出来ました。
この日は関東の一部で雪が降る寒い日だったので、やはり温かい蕎麦が食べたくなります。若い女性店員さんに「温かいお蕎麦は、けんちんそばだけですか?」とお聞きしたところ、通常の「けんちんそば」の他に、温かいつけ汁の「つけけんちんそば」も出来るとの事。また、それ以外のざるそばも、つけ汁を温かくする事は出来るとそうです。
やはり温まりたい時は「けんちんそば」に限ります。迷わず「けんちんそば」@850+「大盛り」@200をお願いしました。もちろん両親も同じ「けんちんそば」を頼みました。
そばを待っている間に「お通し」が出てくるのが佐竹さんの特徴。季節の野菜を使った、自家製の漬物や煮物はとても美味しく、いつも楽しみにしています。
お通しを頂いている途中で、「けんちんそば」が出来上がりました。大きなどんぶりに入っていて、少々びっくり。メジャーがあれば私もどんぶりの直径を測りたいところですね(笑)。
早速頂きます! 先ずはスープから、、うん、醤油ベースで野菜の旨味が溶け込んでいる、ほっこりとする優しい味です。何というか、素朴な田舎料理の味ですね〜。
続いて蕎麦です。佐竹さんの蕎麦は自家製粉の手打ちそば。やや粗挽きで中太サイズ、「常陸秋そば」の王道を行くような旨味たっぷりの大変美味しいそばです。
ただ、けんちん汁のかけそばにする事で、そばが柔らか気味になったり、伸びた感じになっていないか、少々心配しながら頂きましたが、実際は全く心配ご無用の、しっかり歯応えがあって、そばの旨味がよ〜く伝わる仕上がりでした。流石の美味しさです!
そばの太さも、細過ぎず、太過ぎずの中太サイズなのは、温かいそばによくマッチしたそばだと思います。
けんちん汁の具材は、「大根、ねぎ、里芋、椎茸、人参、ゴボウ、芋がら、コンニャク」など。佐竹さんの野菜は、有機農法の自然な野菜を使っているらしく、安心して美味しく頂けます。特に普段はあまり食べる事のない「芋がら」は美味いですね〜。
途中でテーブル上の七味唐辛子を投入しながら、最後まで美味しく頂きました。もう身体はぽっかぽかで、汗ばむくらいです。
けんちんそばでも「そば湯」を持ってきてくれました。ちょうど、そばを取り分ける小鉢も付いていたので、そこにそば湯とけんちん汁をお好みで混ぜて頂きます。
佐竹さんのそば湯は、ホントにそばを湯がいたお湯をすくって持ってきてくれます。これが実に美味いです。最後までそばをしっかり楽しませて頂きました。
ご馳走様でした〜。
田舎そばの美味しさを存分に味わえます!
今や都内でも多く見かける「常陸秋そば」ですが、その発祥の地は「常陸太田市」になります。金砂郷の赤土地区を中心に種子を育て、県北エリアを中心に、県西や栃木県などでも広く栽培されています。
全国の蕎麦職人から支持を集める「常陸秋そば」ですが、当然地元常陸太田市にはそば屋さんが沢山あります。そんなそば屋のひとつが、今回伺った「そば園 佐竹」さんです。
常陸太田市で佐竹、と言えば、清和源氏の末裔、水戸徳川以前の常陸国の殿様「佐竹氏」を指します。残念ながら佐竹氏との関係は店があまりにも混んでいてお聞き出来ませんでしたが、ただ「佐竹寺」のすぐ近くにお店があることは分かりました。
お店には12時頃に着きましたが、広い駐車場は既に満車状態!バイクだったので、隅っこに駐車してお店に入ります。ガラガラっと昔ながらの引き戸を開けて中に入ると、6人程が椅子に座って順番待ち。奥に名前を書く用紙があったので、名前を書いてしばし待機です。
木造のちょっと古いお店ですが、かなり広い店内です。食べログを見ると、席は52あるようで、多くは小上がり席の座卓となります。天井は梁が剥き出しになった、古民家のような造りです。
15分くらい待って、テーブル席に案内して頂きました。カウンター席が無いので、1人でも4人席を独占してしまいます。申し訳ないです。
注文は待っている間に決めていて、「旬菜天ざる(旬山・野菜 8種)」@1250+「大盛り」@200 をお願いしました。少しすると、キュウリのぬか漬けとプチトマトをサービスで持ってきてくれました。
最近は漬物といえば浅漬けばかりで、あまりぬか漬けにお目に掛かりません。手間がかかりますもんね。久しぶりのぬか漬けは、とにかく発酵具合が深くて、乳酸菌などの旨味がたっぷりです。このぬか漬けは3本@200で売ってくれるので、帰り掛けに買って行きました。
さて、15分くらい待って、「旬菜天ざる(大盛り)」が到着。自家製栽培の野菜や地元野菜を使って揚げた天ぷらはボリュームたっぷり。蕎麦も典型的な田舎そばで、やや太さにバラツキがあるそばです。
天つゆは特に無く、蕎麦つゆに付けて食べて下さい、というスタイル。塩なんてもんはありません。塩で食べたい方は、マイ粗塩持参がおススメです。
早速頂きます!まずは蕎麦をストレートで頂きます。、、、、あ、こりゃ美味い!そばはそれ程冷たく締めていませんが、歯応え硬めでしっかりしています。ちょっとざらっとした舌触りのそばは、蕎麦自体の味がとても濃くて驚きました。
なんでも佐竹さんの蕎麦は、そば殻ごとそば粉にする「挽きぐるみの蕎麦」で、つなぎを少し多くした三七蕎麦との事。また、そば殻ごと挽くと、甘皮を多く使えるので、二八蕎麦よりも風味が強まるらしく、そんな事もあって、味が濃く感じたのかもしれません。
喉越しや香りを楽しむ、品のいい細切りそばとはまた違った、蕎麦そのものの味を楽しめるのが、佐竹さんの田舎そばの良さの様な気がします。
そばのつけ汁は、鰹出汁がガツンと効いていて、醤油感もかなり濃いタイプです。江戸そばの様に、ちょっとしかつけ汁が無いのとは訳が違って、たっぷりと蕎麦つゆが付いてきます。そばの味の濃さに負けない、パンチのある蕎麦つゆで、かなりいい味です。
私は蕎麦は細切りのそばの方が好きですが、佐竹さんのような蕎麦の味をしっかり味わえる田舎蕎麦も改めて見直しました。
続いて天ぷらですが、自家製栽培や地元野菜を使った、紫蘇、オクラ、ピーマン、かぼちゃ、ナス、新じゃが、人参、茗荷、とたっぷりの夏野菜の天ぷらです。揚げ方は普通で、パリッと感はやや乏しいのですが、なんと言っても野菜そのものの美味しさが素晴らしいです。
田舎そばと地元の新鮮な野菜の天ぷら、これは合わない訳がありませんね。特に新じゃがのほくほくの天ぷらと、香りのいい茗荷の天ぷらは絶品でした〜。
最後はやはり味の濃いそば湯です。そばが美味ければまずそば湯も美味いですね。想像以上の蕎麦に大満足でした。
また近々伺います、ご馳走様でした〜!
Restaurant name |
Sobaen Satake(Sobaen Satake)
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Categories | Soba (Buckwheat noodles) |
Phone number (for reservation and inquiry) |
0294-73-2288 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
茨城県常陸太田市天神林町5-207 |
Transportation |
2,206 meters from Kawai. |
Opening hours |
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Budget(Aggregate of reviews) |
¥1,000~¥1,999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Accepted (PayPay) |
Number of seats |
52 Seats ( 4人掛けテーブル×4。小上り席、6人掛け座卓×6。) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK 15台以上 |
Space/facilities |
Comfortable space,Wide seat,Tatami seats |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu) |
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Occasion |
With family/children |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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Location |
Beautiful scenery,House restaurant |
With children |
Kids are welcome |
Website |
ネットニュースで「常陸太田のおそば屋さんの会」による以下の企画を知りました。
■常陸太田市『夏けんちんフェア』
■期間 2022年7月15日(金)~9月30日(金)
■内容 地元の夏野菜を使用した夏ならではのけんちんそばを提供(店によって温かい蕎麦と冷たい蕎麦があります)
■実施店舗 アップした写真の12~13枚をご覧ください。全17店舗、常陸太田市の名だたるそば屋さんばかり!
…というもので、これは食べたい!となりますが、どの店で食べるか悩む悩む、、、。大好きな「そば園 佐竹」さんに久々に伺う事としました。ちなみに、チラシを見ると佐竹さんの冷やしけんちんは『15食限定』との事!う~ん、こりゃあ早く行かないとね。
11時開店のところ10時半に到着。さすがに早すぎたのか、誰もいません。そうそう、「そば園 佐竹」さんのすぐ隣に5月に開店した『soba&coffee SATAKE』というカフェが10時からオープンしています。早速そちらに寄ることにしました。(SATAKEさんは、次回レビューします)
10時45分にカフェを出ると、なんと車がいっぱい停まっています!ええええ、何これ?こんなに佐竹さんって人気だっけ?慌てて順番待ちのリストに名前を記載します。、、、、、上から数えて12~13人目位。よかった、これなら「冷やしけんちん」は無くなる心配はありません、ギリで。ε-(´∀`; )
10時55分にお店が開き、直ぐに店内へ。カウンター席が無いので、1人で申し訳ありませんが、小上がり席の広めの座卓に座ります。悩むことなく「冷やしけんちんそば」@1000を「大盛り」@250 で注文。朝一でお客さんが一斉に入って、ほぼ満席になるので、まぁ調理場は大忙し。でも佐竹さんはご主人をはじめ皆さんお若いので、ばりばり上手くこなしていますね。
佐竹さんでは最初に漬け物を頂けます。相変わらず美味しいぬか漬けですが、今回は皮付きジャガイモを素揚げしたのも付いてきました。注文後約15分で「冷やしけんちん(大盛り)」が到着。久々の佐竹さんのそば、早速頂きます!
最初にそばだけで食べてみます。中太でやや平べったく、全体的に短めのそばです。そうキンキンに冷えたそばではありませんが、さすが常陸秋そば、美味いですね~。香りは控えめながら、めっちゃいい味です。手打ちならではのいい食感ですね。
さて、けんちんのつけ汁を一口飲んでみました。鰹節の強〜い香りと、多分大根おろしも入っている気がします。すっきりとした酸味があって、成る程、これは夏向きの味です。つけ汁の野菜は、茄子、ピーマン、胡瓜、プチトマト、南瓜等が入っています。正に夏野菜!そばをザブンとしっかりそばつゆに浸し、ズルズルッと食べてみます。
うんうん、うん、実にさっぱりと頂けますよ!トマトの酸味がとてもよく効いていて、めっちゃ美味いですね~。ホント、夏にぴったりです。野菜も地元産のものを使っているようで、どれも大変美味しく頂けます。
また、薬味には細く刻んだ大葉も付いています。途中で投入して頂くと、またすっきりとした爽やかな味わいです。また、梅干しも2個付いていて、梅干しの酸っぱさも良く合います。
大盛でボリューミーなそばでしたが、すっきりさっぱりと食べられるので、あっさり完食しました。とても美味しかっただけに1日15食は勿体ないようです。できるだけ多くの方に味わって貰いたい一品です。茨城の新しい名物そばになって欲しいです!
やっぱ、いいお店ですね、佐竹さん。折角なので、食後のコーヒーをお隣のSATAKEさんで飲んで帰りましょう。
ご馳走様でした~。