Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Restaurant name |
Sobaen Satake(Sobaen Satake)
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Categories | Soba |
Phone number (for reservation and inquiry) |
0294-73-2288 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
茨城県常陸太田市天神林町5-207 |
Transportation |
2,206 meters from Kawai. |
Opening hours |
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Budget(Aggregate of reviews) |
¥1,000~¥1,999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Accepted (PayPay) |
Number of seats |
52 Seats ( 4人掛けテーブル×4。小上り席、6人掛け座卓×6。) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK 15台以上 |
Space/facilities |
Comfortable space,Wide seat,Tatami seats |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu) |
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Occasion |
With family/children |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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Location |
Beautiful scenery,House restaurant |
With children |
Kids are welcome |
Website |
昔々、そのまた昔、美人の宝庫と言われた常陸国。
佐竹のお殿様が、関ヶ原の合戦で傍観したがために、徳川家康の命で出羽国秋田へ国替えになったとき、国中の美人を否応無しに秋田へ連れ去ってしまったとか。
だから、秋田美人のルーツは茨城なのだということです。
信じるも信じないも、貴方次第ですが。
茨城県中部にある常陸太田市は、水戸光圀公が晩年を過ごした西山荘でも有名ですが、その昔、佐竹のお殿様が居城としていたのが太田城であり、そして一帯を佐竹郷と言うのですね。
今でも、常陸太田市南部の地名や寺院の名前に佐竹の名前が残っています。
さてさて、なんといっても常陸太田と言えば、常陸秋蕎麦の名産地。
市街地の南郊、山裾にある評判の「そば園佐竹」さんを訪ねます。
開店直後にお伺いしましたが、もうすでに7〜8割がた席は埋まり、案内されたのは居心地の良いお座敷。
少人数では申し訳ないほどのゆったりしたテーブルです。
清潔感のある、簡素な店内が良いですね。
お願いしたのは、茨城ならではの「けんちん蕎麦」(900円)。
正真正銘、常陸太田で採れた蕎麦を、しっかりお店で打っています。
蕎麦前で頂いたのが、白菜漬けと大学芋。
蕎麦を啜る前の口を邪魔しないように、白菜漬けの塩梅はあっさりと塩分控えめ。
大学芋も甘過ぎずさっぱりしています。
すばらしいですね。
運ばれてきたお蕎麦。
微かな透明感、微かな不揃い感。
角のしっかり立った口あたりで、程良いコシが残りつつ、ふんわりとした喉越しが素晴らしい。
優しい、柔らかな香りがします。
そしてけんちん汁。
大きく刻んだ大根、人参、芋がら、里芋。
茨城のけんちん汁と言えば、この芋がらは欠かせません。
しゃきっとした口当たりと独特な香りが最高ですね。
此処では普通の蕎麦汁も出してくれて、鰹がよく効いたカエシの煮とりが絶妙で、とても旨い汁です。
あぁ美味しかった!
昔の殿様もこうしてお蕎麦を啜ったのかなあ?
なんて考えますけれど、昔はこんなものはなかったですよね。