Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Joyeux 10e Anniversaire…『Chez mura bleu Lis』
フランス パリ五区で400年の歴史の中で育まれたフランス料理の真髄を最高級のおもてなしで今に伝えられる『La Tour d'argent』さんの唯一無二の国外の支店『Tour d'Argent Tokyo』さんでスー・シェフを務められていた輝かしい経歴を持たれる村上知規オーナーシェフが腕を揮われる『Chez mura bleu Lis』さんへ久しぶりにお邪魔させていただきました。村上シェフとともに『Tour d'Argent Tokyo』さんで一緒に働かれていたソムリエの成田さんに満面の笑みで出迎えられ店内が見渡せ厨房の様子も見えるいつものお気に入りのテーブル席へ。當夜は『Chez mura bleu Lis』さんの開業10周年を記念してWSET(Wine and Spirit Education Trust)のLevel 4 Diplomaの資格を取得の JEAN-PASCAL NOIRAULT氏を招かれての女性率90%超の華やかな会に参席させていただきました。料理は二戸産のホワイトアスパラに北海道産の帆立貝柱(ホタテカイバシラ)の表面を軽く炙った『帆立(ホタテ)』のセジール、『ソーモン』のマリネ、菜花(ナバナ)、ウルイ等の春の訪れを告げる山菜にピクルス等をディジョンマスタード、ヴィネグレットシトロン、バルサミコの三種のソースで味わうアントレからスタート。料理に合せて供されたワインはソーヴィニヨンブラン100%の『Dom.du Chapitre Le S』です。魚料理には三陸産の『鮎魚女(アイナメ)』のポワレとマダガスカル産のブラックタイガー種の海老(エビ)の『マダガスカルルージュ』ソース ヴァンブランと海老(エビ)のビスクで味わう一度で三度美味しいポワソン。合わせられたワインは『Dom.rose&Paul』のシャルドネ、オレンジのグラニテを間に挿み肉料理には 新西蘭産のフレッシュの『仔羊(コヒツジ)』の背肉(セニク)キャレダニョーをジュのソースで味わい北海道白糠町産の『蝦夷鹿(エゾシカ)』をポルトソースで更には『仔羊(コヒツジ)』のリエットを味わうヴィアンドの皿にはメルロー70%とカヴェルネ30%の『Ch.Puy-Servain』、ラングルとカマンベールのフロマージュをアルザスのリースリング『Dom.du Pas des Loups』とのマリアージュを愉しみデセールにはヴァローナショコラのテリーヌとクレーム アングレース、カッフェにエスプレッソ、抹茶(マッチャ)味のフィナンシェで締められた三時間余りの楽しい時間。JEAN-PASCAL NOIRAULT氏との会話のキャッチボールを愉しみつつ有意義な時間を過ごさせていただきました。
安定感のある料理と付かず離れずのサーヴィス…『Chez mura bleu Lis』
食欲の秋。©Loro肥ゆる秋。今年も秋の楽しみのひとつである『日本の食文化を応援!トレ・ボン 日本のテロワール』をテーマに掲げ全国で600軒余りのフレンチレストランが参加される 『Diners France Restaurant Week 2022』が9月23日~10月16日の24日間開催されました。今年の岩手県での1軒目に寄せていただいたのは本国フランスパリ五区で400年の歴史の中で育まれたフランス料理の真髄を最高級のおもてなしで今に伝えられる『La Tour d'argent』さんの唯一無二の国外の支店『Tour d'Argent Tokyo』さんでスー・シェフを務められていた輝かしい経歴を持たれる村上知規オーナーシェフが腕を揮われる『Chez mura bleu Lis』さんです。村上シェフとともに『Tour d'Argent Tokyo』で一緒に働かれていたギャルソンの成田さんに満面の笑みで出迎えられ店内が見渡せ厨房の様子も見えるいつものお気に入りのテーブル席へ。今回は午後から車のハンドルをにぎる用事がありアペリティフにはノンアルコールスパークリングワインの『Duo de Montagne Classic』を料理はマダガスカル産の『ブラックタイガー』のマダガスルージュとラタトゥイユのカプチーノ仕立のアントレからスタート。オードブルには白身魚のすり身で作られたスフレポワソンとサーモンマリネのセジールにクレームシャンピニオンのピュレに天然の『黒舞茸(クロマイタケ)』が添えられた一皿。スープには燻製ベーコンとシャトー剥きされた南瓜(カボチャ)に目の前で注がれ仕上げられるポタージュ。ミントのアクセントが心地良い京都の鹿ヶ谷南瓜(シシガタニカボチャ)を使ったポタージュの後には魚料理のポワソンに盛岡産のシードルを使いヴァプールした三陸産の『シューリ貝』のフォンを加えたソースベシャメルとともに愉しむ天然『真鯛(マダイ)』のポワレとシューリ貝のブルーテ。バジルのグラニテを間に挟みメインの肉料理のヴィアンドには岩手県産の黒毛和牛を使った岩手県最古の洋食レストラン『レストランむら八』さんの味を忠実に再現された岩手県産『黒毛和牛』を使い造られた伝統の『ビーフシチュー』と岩手県産の『リブポーク』のグリエという一度で2つの味を楽しめる欲張りな一皿。デセールは3択の中からフレンチレストランウィークのスポンサー『VALRHONA』社のチョコレートを使った『フォンダンショコラ』をソースアングレーズとカシスのソースで愉しみカッフェには『エスプレッソ』プティフールには山形産の『シャインマスカット』をいただきDiners Club France Restaurant Week のコース料理はひと通りとなりました。ギャルソンの成田さんの最高のおもてなしで気持ち良く楽しい時間を過ごさせていただきました。食後に村上シェフと暫し談笑を愉しみつつ再度『エスプレッソ』を振る舞っていただきました。安定感のある料理と付かず離れずの盛岡最高峰の心地良いサーヴィスに五味五感を楽しませていただき楽しい時間を過ごさせていただきました。
Diners France Restaurant Week 2021 Vol.2…『Chez mura bleu Lis』
『トレ・ボン!日本のテロワール』をテーマに全国569軒の参加店舗を舞台に『Diners France Restaurant Week 2021』が今年も10月8日から開催されました。今年の2軒目に寄せていただいたのは本国フランスパリ五区で400年の歴史の中で育まれたフランス料理の真髄を最高級のおもてなしで今に伝えられる『La Tour d'argent』さんの唯一無二の国外の支店『Tour d'Argent Tokyo』さんでスー・シェフを務められていた輝かしい経歴を持たれる村上知規オーナーシェフが腕を揮われる『Chez mura bleu Lis』さんです。同じく『Tour d'Argent Tokyo』さんで働かれていたギャルソンの成田さんに満面の笑みで出迎えられ店内が見渡せ厨房の様子も見えるいつものテーブル席へ。Cardiac Surgeryを控えたポンコツ中の身につきアペリティフにはノンアルコールのスパークリングワイン『Duc de Montagne』で渇いた喉を潤し料理はフランス産の『セップ茸のカプチーノ仕立て(Confection cappuccino de champignons sept)』の温かいアミューズ(Amuse-bouche)からスタート。続いての皿はディジョンマスタードとバルサミコソースで味わうフランス産のサラミ『ソーシソン(Saucisson)』と生ハムの『ジャンボン(Jambon cru)』と岩手県産の『若鶏の低温調理(Cuisson à basse température du jeune poulet)』と『和牛のリエット(Rillettes de Wagyu)』にマイクロ胡瓜(キュウリ)、紅芯大根(コウシンダイコン)、パプリカ、コリンキー、フルーツ酸漿(ホオズキ)、ピクルス、オリーブ等が散りばめられたアントレへ(Entrées)と繋がれました。そして魚料理のポワソン(Poissons)には今回の『Diners Club France Restaurant Week』の共通メニューの一品である『ブイヤベース(Bouillabaisse)』。ブイヤベースはカップで味わう甲殻類の『ビスク(Bisque)』と厚みが3㌢程の肉厚の北海道産の『帆立貝柱(ホタテカイバシラ)』と三陸産の『鮃(ヒラメ)』に『真鯛(マダイ)』のポワレ(poêlé)に『マダガスカル ルージュ(Rouge de Madagascar)』と呼称されるプレミアムなブラックタイガーとともに味わい『ブイヤベース(Bouillabaisse)』を途中で『ルイユ(Rouille)』を加え一度で3つの味を愉しませていただき、その味の余韻に暫し浸り悦楽な気分に陶酔し大分産の『カボスのグラニテ』で口内をフラットな状態に戻しメインのヴィアンド(Viandes)には岩手県産の黒毛和牛を使った岩手県最古の洋食レストラン『むら八』さんの味を忠実に再現された伝統の『ビーフシチュー』と岩手県産の『リブポーク』のグリエという一度で2つの味を楽しめる欲張りな一皿『Ragoût de bœuf et filet de porc』。ビーフシチュー(Bœuf Bourguignon)に使われている牛肉の余りの美味しさに悶絶。勿論、それを支えているソースドゥミグラス(Sauce Demi-glace)が日本人の味覚と嗜好に合ったものでありキレイに皿の隅々までバケットでディップして堪能させていただきました。一方のポークのグリエ(Porc grillé)は南部鉄器を使い焼かれたもので肉の甘みと柔らかさ香ばしさと旨味のバランス感が素晴らしくホワイト・ポートのソースと濃密な味わいのグラス・ド・ビアンとともに味わいました。デセールは3択の中からフレンチレストランウィークのスポンサー『VALRHONA』社のチョコレートを使った『ショコラのムース』、『サワークリームのガトー』を眼と舌で愉しみカッフェには『エスプレッソ』をダブルでプティフールには山形産の『シャインマスカット』をいただきDiners Club France Restaurant Week のコース料理はひと通りとなりました。食後に村上シェフと談笑を愉しみつつ再度『エスプレッソ』のダブルを村上オーナーより振る舞われ食中酒代わりのノンアルコールの白樺炭酸水『しらせ』はDiners Club会員特典でサーヴィスで供していただきました。安定感のある料理と付かず離れずのサーヴィスに五味五感を楽しませていただき楽しい時間を過ごさせていただきました。
Tour d'Argent Tokyo仕込みの伝統と革新…『Chez mura bleu Lis』
日本最大級のフランス料理の一大イベントとして定着した感のある『トレ・ボン!日本のテロワール』をテーマに和の食材を取り入れたメニューで迎えてくれるフランス料理の祭典『Diners Club』主催の『France Restaurant Week 2020』。今年は開催から10年目の記念すべき節目の年。岩手県内でのフレンチレストランウィーク参加店舗5店舗の中の一軒である『Chez mura bleu lis』さんへ久しぶりに寄せていただきました。厨房内で腕を揮われているのは辻調⇒辻調エコール校⇒そしてフランスでの研鑽を経て『Tour d'Argent Tokyo』さんでスーシェフを務められた輝かしい経歴を持たれる村上知規オーナーシェフ。そして同じく『Tour d'Argent Tokyo』さん出身のgarçonの成田さんとServeuseの下河原さんの満面の笑みで迎えられ厨房内の様子を真正面から見ることが出来るいつものTable席へ。アペリティフには『Roger Manceaux Premier Cru Vintage Brut』、料理は『たもぎ茸』とフルーツトマト、胡瓜(キュウリ)と『たもぎ茸』のジュとコンソメジュレのアミューズ『Gelee de TAMOGI』からスタート。続いて八幡平マッシュルームを主体に造られた濃厚且つクリーミーな『シャンピニオンクレーム』と姫神サーモンのセジールと彩り豊かなプティレギューム『Crème de champignons aux petit legumes et saumon』と眼と舌を楽しませてくれる皿が続きました。添えられた⭐️⭐️⭐️(ミツボシ)の味『オゼイユソース』で味わうも良し『マスタードソース』とともに味わうも良し『シャンピニオンクレーム』を添えて味わうもディップしていただくも良しと一度で三つの味を楽しみスープには『バターナッツ』と『南部一郎』、『ほっこり姫南瓜』の3種のカボチャを使い造られ眼の前で仕上げサーヴされたポタージュ『Soupe de potiron』をクリームを溶かし味わいます。3種の南瓜による濃厚で味に奥行きがありコクのあるポタージュの味を乾燥ミントが全対の味を引き締めるのに佳き役回りを演じておりました。そして魚料理のメインのポワソンには『真鯛(マダイ)』のポワレ、大船渡産の『あわび茸』、盛岡姫冬瓜(モリオカヒメトウガン)のブレゼ そのジュのソース『Poisson poêler lentement』。皮目をパリッと身をしっとりと仕上げられた『真鯛(マダイ)』とクニュとした食感は正に『アワビ』と錯覚を覚える『あわび茸』に旨味をたっぷりと含んだ『姫冬瓜(ヒメトウガン)』の三重奏が食感のコントラストと味の増幅感を愉しませてくれました。口直しには香り高く口元に清涼感を運ぶ『柚子(ユズ)』のグラニテ『Pamplemousse YUZU』を挟んで肉料理のメインのヴィアンドには岩手県産の黒毛和牛を使った岩手県最古の洋食レストラン『むら八』さんの味を忠実に再現された伝統の『ビーフシチュー』と岩手県産のブランドポークのリブロースのグリエという一度で2つの味を楽しめる欲張りな一皿『Ragoût de bœuf et filet de porc』。ビーフシチュー(Bœuf Bourguignon)に使われている牛肉の余りの美味しさに悶絶。勿論、それを支えているソースドゥミグラス(Sauce Demi-glace)が日本人の味覚と嗜好に合ったものでありキレイに皿の隅々までバケットでディップして堪能させていただきました。一方のポークのグリエ(Porc grillé)は南部鉄器を使い焼かれたもので肉の甘みと柔らかさ香ばしさと旨味のバランス感が素晴らしいものでした。デセールには洋梨とクレープセッシュにヴァニラアイスクリーム『La poire et glace vanille』、カッフェにはエスプレッソ、プティフールにカヌレにて『Diners Club』主催の『France Restaurant Week 2020』のコース料理はひと通りです。盛岡の全ての洋食店の中でも自分が知る限り最も安定感と格式のあるフランス料理店『Chez mura bleu lis』さん。村上オーナーシェフが供された料理はフランス料理の命とも言えるソースの味が秀逸であり使われている素材もとても質感が高く美味しく楽しませていただきました
Tour d'argent Tokyoの技と往年の味の再現…『Chez mura bleu Lis』
『Chez mura bleu lis』さんへ久しぶりに再訪させていただきました。厨房内で腕を揮われているのは『Tour d'argent Tokyo』さんでスーシェフを務められた輝かしい経歴を持たれる村上知規オーナーシェフであり同じく『Tour d'argent Tokyo』さん出身のgarçonの成田さんとServeuseの下河原さんの満面の笑みで迎えられ厨房の真正面に設営された即興のChef's Table席へ。アペリティフには『Roger Manceaux Premier Cru Vintage Brut』、料理は岩手町産の『牛蒡(ゴボウ)のムース』と『トリュフ』の香りが鼻腔を擽ぐる『コンソメジュレ』の二層仕立のアミューズからスタート。オードブルには低温調理されミルクのエスプーマに包まれたしっとりとした食感の岩手県産の若鶏に香り豊かな安比高原産の『舞茸(マイタケ)のフリカッセ カプチーノ仕立』と繋がれスープは沼宮内産の『玉蜀黍(トウモロコシ)とバターナッツのポタージュ』。目の前でカップにポタージュスープが注がれ仕上げられ眼と舌を楽しませてくれました。ポワソンには気仙沼産の『鰆(サワラ)のロティのビスクエマルジョン』、紫波町産の『葡萄(ブドウ)』を使ったグラニテを挟みヴィアンドには岩手県産牛の『Boeuf Bourginion(牛ホホ肉の赤ワイン煮』と『Chez mura bleu lis』さんの実家であり『とんかつ むら八』さんの前身である今は無き『レストランむら八』さんの往年の味を今に伝えられる『Ragoût de boeuf(ビーフシチュー)』の味比べを愉しみ『Plateau de fromages(チーズの盛合せ)』で暫しグラスを傾けデセールにはFruits de saison(季節のフルーツ)とVALRHONA Chocolat blanc IVOIREで造られたParfaitとCrêpes Suzetteとともにエスプレッソ、ディジェフティフに『Solera Ratafia de Champagne Henri Giraud』で締めたのでありました。村上知規オーナーシェフの『Tour d'argent Tokyo』仕込みの技と盛岡人(モリオカビト)に馴染深い『レストランむら八』さんの往年の味を再現された古き佳き時代のハイカラ洋食の味わいを上手く融合された肩肘張らずに楽しむことの出来る盛岡キュイジーヌ。そんなこともあり店内は老若男女の幅広い客層で賑わいをみせているのでしょう。
盛岡の人気フランス料理店…『Chez mura bleu Lis』
盛岡の人気フランス料理店『Chez mura bleu Lis』さん。當店へは四年半の間に両手、両足の指の数では足りないぐらい通わせさせていただいておりますが久しぶりにレビューの更新を兼ね一筆啓上させていただきます。オーナーシェフである『村上知規』さんはリヨンにある辻調グループフランス校卒業後に現地の4つ星ホテル『Oceania Clermont Ferrand』で研鑽後に帰国、ホテルニューオータニの『Tour d’Argent Tokyo』のスーシェフとして活躍された輝かしい経歴の持ち主であり2013年3月に盛岡に『Chez mura bleu Lis』として新たなるスタートを切られて以来、多くの地元客を魅了しつづけ られています。2016年初めより同じく都内で活躍されていたソムリエ兼ギャルソン氏が加わり更にパワーアップされた『Chez mura bleu Lis』さん。手軽にプチリッチな気分と料理が楽しむことが出来る店として盛岡で既に確固たる地位を築かれています。今回のレビューは『ダイナースクラブ フランス レストランウィーク 2017』の開催期間中に供されたコース料理についてのもの。アペリティフは店側からカシスとオレンヂのオリジナルカクテルのサーヴィス。オードブルにはプロシュート、岩手県産『黒毛和牛』のリエットに低温調理した同じく岩手県産の若鶏の胸肉に茄子の種の粒々をキャビアに見立てた フランスの家庭料理『キャビア・ド・オーベルジーヌ』。その上には岩泉町産の食用酸漿、コリッキー、コルニション、ワイルド胡瓜等のガルニ。スープは『才巻』サイズの『車海老』を使ったビスクのスープ。ポワソンには『真鯛』のポワレ、盛岡姫冬瓜と舞茸、しめじ等の茸にフュメ・ド・ポワソン、シャインマスカットとピンクグレープフルーツのグラニテを挟みヴィアンドには岩手県産の『黒毛和牛』のビーフシチューとリブポークのグリエ。デセールにはヴァローナ バイべ・ラクテのムース 梨とフランボワーズのソースそして食後にエスプレッソとともにCARRE GUANAJA 70% Cacaoにてひと通り。税・サーヴィス料込みで5,000yenという決められた予算の中でのコース料理としては費用対満足度は相応に高く好感が持てる内容でした。堅苦し過ぎず砕け過ぎぬ雰囲気の中でクラシカルなフランス料理に軸足を置きつつ庶民的な洋食のエッセンスを加えられた料理の数々は今後も多くの盛岡人を魅了し続けられることでしょう。盛岡でフランス料理となった場合、自分的にはホテルフレンチの雄『Mont Fleuve』さんか郊外に店を構える『DADA』さん、クラシカルな料理が愉しめビストロ使いが出来る『BISTRO Noaqui』さん、そして當店『Chez mura bleu Lis』の4軒を抑えておけば用は足りると確信しております。
いわて孤高の料理人 vol.4 … 『Restaurant Chez mura bleu Lis』。
日本国内のフランス料理店の草分けHニューオータニの『トゥールダルジャン』で二十五年間余り腕を磨かれた『村上知規』シェフが満を持して三月末に故郷である盛岡の地に完全予約制の『Restaurant Chez mura bleu Lis』をオープンされました。山の幸、海の幸に恵まれた食材王国いわて、近年、盛岡の街にフレンチを名乗る店が相次いでオープンされてはおりますが大半はシェフご自慢のソースの味で愉しませるクラシカルなスタイルが主流という私感を持っておりましたが當店の料理は素材の持ち味や香りを活かした盛岡のフレンチ料理界に新風を齎す斬新さを感じるスタイルの料理を味わうことが出来る隠れ家的な店という好印象を受けました。本当は余り公開したくない店でしたが店舗登録と久しぶりの初投稿レビューということで一筆啓上させていただく次第です。個々の料理についての詳しい説明は割愛させていただきますが滋味を活かされた料理のスタイルは和食にも繋がるものを感じ、其れを裏付けるかのようにワインリストに目を向けますと『日本酒』がリストの中にあることからもそのことを証明できるのではと思われます。今回のレビューはと或る日に戴いたランチのコース料理のレビューとなります。ランチのコースは2,800yen,3,600yen,4,800yenの基本三つの価格帯のコース料理が用意されており値段の差は大まかに言って供される皿の数の違いのようですが画像は3,600yenのコース料理の内容です。前菜はリンゴのエスプーマが使われた料理でフルーツトマトにグリーンオリーブ、鴨のロースト等、林檎の香りと絶妙な酸味が食欲中枢と鼻腔を心地良く刺激してくれるものでした。次いで供された皿は三陸産の『鮑』に『北寄貝』といった海の幸と旬の『蕨』と季節野菜を使ったひと皿。『北寄貝』は軽くフランベされ持ち味の甘みが引き出され『鮑』は和食の『水貝』の如し。塩水に漬け柔らかな食感に仕立てられたもの。それぞれ異なる食感と味わいが口の中で見事に一体化する楽しい口福のひと皿。余韻に浸っていると二段重ねにされたティーカップが席に運ばれてきます。下のカップの中には『牛蒡のスープ』、その中に上の皿のクリームを加えカプチーノスタイルで味わうのですが、とても滋味深い味わいのスープを口にすると身体の内側から元気にしてくれそうな感じがしました。そしてメインの料理は『ビーフシチュー』、この料理にも心憎い演出が施されており白磁の皿の上には温野菜が綺麗に盛り付けられ主役の『牛肉』と『ソース』は別に『南部鉄器』製の器で供されるというセパレートスタイル。主役の『牛肉』は大ぶりにカットされ存在感のある岩手県産の黒毛和牛の肉片が三切れ、肉は良く煮込まれており口に運ぶと肉片はホロホロと崩れる柔らかさ、ソースの粘度は低めでサラサラとコテコテの中間、肉の持ち味を上手く引き立て合うような絶妙な味わいのソースの美味しさに思わず身体が仰け反ります。デザートは二段構えで『焼きイチゴ』にイチゴのババロアにフレッシュのイチゴの三種盛り更にイチゴのシャーベットという『いちご尽くし』の皿と別皿でシェフお手製のマドレーヌ。焼きイチゴの美味しさに驚愕しつつあっという間に完食。甘味の後にはエスプレッソを戴いてコース料理はひと通りです。この料理の内容で3,600yenは良心的です。夜のコースも4,800yen~と普段使いが出来るようなリーズナブルな値段設定がされておりますがシェフのお奨めは8,000yenの『お任せコース』とのこと。ランチもディナーも『完全予約制』、久しぶりに筆を取りたくなる素敵な店『Restaurant Chez mura bleu Lis』さん。こういう店が増えてくれると盛岡の料理界もひと皮剥け垢抜けして洗練されてくることでしょう(笑)間もなく予約の取れぬ人気店になることは間違いなしでしょう。ワインは南フランス産の美味しいものを手頃な値段で用意されていますので料理とのマリアージュも楽しめると思います。民家を改造し使われている店内は奥に個室風の部屋が設けられており何かと重宝することでしょう。
Restaurant name |
Chez mura bleu Lis(Chez mura bleu Lis)
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Categories | French、Western Cuisine |
Phone number (for reservation and inquiry) |
019-601-5205 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
岩手県盛岡市神明町10-10 |
Transportation |
JR盛岡駅より車で10分。 1,558 meters from Kami Morioka. |
Opening hours |
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Budget |
¥8,000~¥9,999 ¥3,000~¥3,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥10,000~¥14,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Number of seats |
20 Seats ( テーブル4席×5) |
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Private dining rooms |
not allowed 半個室あり |
Private use |
OK Up to 20 people |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed 店舗直近に100円コインパーキング有り。 |
Space/facilities |
Stylish space,Comfortable space |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Wine,Cocktails |
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Occasion |
With family/children |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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Location |
House restaurant |
Service |
(Surprise) Party accommodations(Birthday plate),Sommelier,Take-out |
With children |
Kids are welcome(Elementary school students are welcome)
当店は小さなお店です。メニューはコース料理のみの提供となっておりますので、未就学のお子様の入店はご遠慮いただいております。 |
Website |
週末の土曜日のDînerはDiners Club『France Restaurant Week®』のニ軒目として村上知規オーナーシェフが腕を揮われる『Chez mura bleu Lis』さんへ寄せていただき愉しませていただきました。アペリティフには『Roger Manceaux Millésime Brut Premier Cru』料理はライムが効いた螺貝(ツブガイ)のアイスピックのコンソメポワソンからスタート。エントレにはパテ・ド・カンパーニュ(Pâté de campagne)に低温調理の鶏のハム(Poulet)、ジャンボン・クリュ(Jambon cru)、ソシソンセック(Saucisson sec)等を岩手県産のアスパラをディジョンマスタードとバルサミコのソースで味わいオードブルにはシャンピオンのフォンダンにフレッシュサーモンのマリネのセジールをシャンパーニュのクリームで味わいスープは車海老(クルマエビ)が使われたビスクのスープ、魚料理のポワソンには伊勢海老(イセエビ)のポシェと皮目をパリッ焼かれた伊佐木(イサキ)を新生姜(シンショウガ)赤ワインヴィネガーマリネと九条葱(クジョウネギ)と蓮根(レンコン)のブレゼとともに味わい口元に清涼感を齎してくれ岩泉の山葡萄(ヤマブドウ)のグラニテを間に挿み肉料理のヴィアンドには岩手県産の黒毛和牛のフィレ肉のブイイールをソースペリグーと粒マスタード、更にはトリュフ薫る絶品で悶絶必至のコンソメ、デセールにはヴァローナ イボアールとキャラメルのパルフェ マロンのクリーム、プティフールとエスプレッソにて大満足。上品で美味しい料理はとても素晴らしい。村上シェフのお気遣いとサーヴィスでデセールも充実した内容でした。