Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Restaurant name |
Nouka resutoran mada kisuta(Nouka resutoran mada kisuta)
|
---|---|
Categories | Natural food、Japanese Cuisine、Regional Cuisine |
0197-46-4241 |
|
Reservation Availability |
Cannot be reserved |
Address |
岩手県奥州市胆沢若柳字大立目19 |
Transportation |
15 minutes by car from Mizusawa Station, 18 minutes by car from Mizusawa IC |
Opening hours |
|
Budget |
¥1,000~¥1,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥1,000~¥1,999
|
Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Number of seats |
20 Seats |
---|---|
Private dining rooms |
not allowed Group reservations available for up to 50 people |
Private use |
OK Up to 20 people |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK |
Space/facilities |
Stylish space,Comfortable space,Counter,Free Wi-Fi available,Wheelchair accessible |
Occasion |
Alone |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
---|---|
Location |
Secluded restaurant,House restaurant |
Service |
Take-out |
With children |
Children menu available |
Website | |
Remarks |
October 22, 2014: Featured on Iwate TV News Plus 1! |
PR for restaurants |
A warm farm Restaurants in Oshu, Iwate
The restaurant's name, "Mada Kita," means "We've come again" in the southern Iwate dialect, and it embodies the seven female managers' desire for customers to come and visit again. The ingredients use |
私の身の回りでは、ほとんど耳にすることが無くなった宮城・岩手県南の旧伊達藩のお国言葉で「また来たよ」を意味する「まだ来すた」という農家レストラン。私と入れ違いに食事を終えた先客が思わず顔をほころばせた「また来(ご)ざいね〜」(→「また来てくださいね」の意)という元気なはじけた声で来店客を送り出す農家のお母さん7名が8年前に立ち上げた農事組合法人によって運営されています。
薪を積み上げた大きな木妻(キヅマ)で仕切られた敷地には、明治期に建てられた旧家の作業場を改装したというレストランの建物を挟んで、手前には入母屋造りの民家を改修した市営の農業研修施設、奥には馬小屋と納屋を改装した野菜ソムリエのいる産直「おだづめ」と南部小麦を使った焼菓子を扱う「おやつ屋」が併設されています。
引き戸を開けて店内に足を踏み入れると、梁を渡した高い天井と木製のカウンターとテーブル、昔懐かしいダルマストーブや仙台箪笥などが配置された民芸調の空間が出迎えてくれます。壁には筆書きの和紙が張り出され、この店の食に関する三つのこだわり宣言が記されていました。胆沢のものを使うこと。胆沢の心を伝えること。真心を大切にすること。
提供する料理に使用される素材は、ほとんどが地元産だといいます。お米はもみ殻を燃料に釜で炊き上げる天日干しした特別栽培米ひとめぼれ。うどんに使用する小麦はグルテンが柔軟で腰のある仕上がりになる南部小麦の玄麦。豆腐には全量胆沢産の大豆を使い、たっぷりの野菜とおからを和えたハンバーグなどの「豆太郎」と呼ばれる料理として提供されます。籾殻の強すぎない柔らかな火で炊いたお米は、えもいわれぬ柔らかな香りを漂わせます。
肉類も当然地元産にこだわり、地元の地鶏、胆沢黒毛和牛、ランドレース種×大ヨークシャー種×デュロック種の交配種「やまゆりポーク」などを使用しているのだそう。この日は店自慢の糠釜ごはんに、豆腐と野菜のハンバーグ、サラダと小鉢、具だくさんの味噌汁、デザートにコーヒーが付いた豆太郎セットと、柔らかく煮込んだ奥州牛すじ煮セット(ともに1,050円)を頂きました。つやのある粒が立った香りのよいご飯はお代わり自由だというので、もう一膳所望しました。
ご飯を待つ間に眺めた壁の張り出しには「古き良き時代に新しさを知る 忘れかけていたなつかしい味がここにある 手作りの良さを地元素材で伝えたい 安心安全を真心をこめて」と書かれています。その言葉通り、化学調味料を用いない自然な味付けを施された飾らない料理は、いずれも食べる人を思ったお母さんのぬくもりが伝わる家庭の味なのでした。
「また来ざいね〜」という天真爛漫な明るい声に見送られ、店を後にしました。