Restaurant name |
Oonohara
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Categories | Izakaya (Tavern)、Okonomiyaki |
Phone number (for reservation and inquiry) |
0877-25-0236 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
香川県丸亀市大手町3-6-11 |
Transportation |
JR予讃線丸亀駅徒歩6分 448 meters from Marugame. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥2,000~¥2,999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Accepted |
Number of seats |
40 Seats |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
Smoking establishment Please check with the restaurant before visiting as the law regarding passive smoking countermeasures (revised Health Promotion Law) has been in effect since April 1, 2020 and may differ from the latest information. |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Counter,Tatami seats |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu) |
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Occasion |
Alone |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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Website | |
Remarks |
電話で出前もしております |
丸亀駅から徒歩6~7分の「大乃原」というお店にお邪魔した。お好み焼き、鶏料理、鍋、大衆食堂メニューも豊富な居酒屋さんといった性格のお店とお見受けした。
夕方から深夜遅くまでの営業。夜のお店が集まっている場所柄、時間帯によっては、そういったお店で働く人たちの利用も多いのかもしれない。
客席は、一階に、カウンターテーブルと小上がりの座卓が二つ。いずれも鉄板なし。二階には座敷がある模様。カウンターテーブルに着いた。
お店を営むのは、穏やかな女性お二人と男性お一人。ご家族での経営のような気配だが、本当のところはよくわからない。
客席備え付けのグランドメニューには税込価格が明示されている。
「瓶ビール」(中瓶)は650円。選択肢はアサヒとキリン。後者をお願いするとクラシックラガーが出された。
胡散臭い有料つきだしの無断提供は無く、好印象。
折々のお薦めの品はホワイトボードに書かれているが、価格表示がない。「ふぐのたたき」の値段を訊いてみると800円とのこと。これを注文してみる。
おそらくフグの半身の表面を軽く炙って厚めにスライスしたのだろう。玉葱、ワカメ、ネギ、ニンニク、紫蘇の葉、レモン、といったものとポン酢で和えられ、すべてが一つのガラスの鉢の中に盛り込まれている。フグらしい強靭な弾力が楽しいが、添え物の雑味が多く、ポン酢がぶっかけられてヒタヒタになっているので、淡泊で繊細な味は掻き消されていいるし、タタキの香ばしさもだいぶ損なわれていて、ちょっと勿体ない。
グランドメニューのお好み焼き類のページを見ると、品数は豊富。そのページの末尾に焼ソバ、焼うどん類が記されているのは定型のようなものだが、表記が「ソバ焼」「うどん焼」となっているのに旅情を覚える。このお店の特徴が感じられるのは、ねぎ焼のシリーズがお好み焼きのページの筆頭に来ており、お好み焼きメニューの半分近くを占めていること。ねぎ焼きに力を入れているのだろう。ねぎ焼の定番の「スジコン」もラインナップされているが、「モツ」にご当地らしさを嗅ぎ取り、「ねぎモツ焼」(950円)を注文してみた。
調理の様子は着席位置からはほとんど覗えない。15分前後で提供され、お箸でいただいた。
円い混ぜ焼きを二つ折りにした分厚い半月状の姿。お皿の楕円形の形状とサイズの事情に因るのかもしれないが、混ぜ焼きで二つ折りは珍しい部類だろう。二つ折りの内側にはソースが塗られている。外側上面にもソースが塗られ、粉鰹も振られている。ちなみにカウンター内のキッチンの棚には徳島のカガヤソースのイチミツボシソースと愛知のカゴメソースとが置かれているように見えた。カガヤのイチミツボシのお好み焼ソース単独の味よりは辛いような気もしたから、ブレンドなのかもしれないと想像したが、正直、よくわからない。ソースの量は多めで、全体にソースがちの味のお好み焼きだった。
混ぜ込まれた生地の中身は、ねぎ、天かす、紅生姜、チクワ、コンニャク、「モツ」といったところが確認できた。
生地は、小麦粉のボリュームが多めだが、意外とネチネチした粉っぽいような鈍重さはない。多めのソースと相俟って結構ドロリとした口触り。
ねぎは、ねぎ焼と謳うだけあってそこそこの量が入っているのだが、混ぜ焼きなので生地に埋没したような感じが強く、存在感がどうしても小さめになるようだ。
「モツ」は、香川では鶏の砂肝のことを指していることが多いが、こちらでもそうであった。そしてお好み焼きにこれが用いられているお店が非常に多いことも特徴。そういうご当地らしさを大いに楽しむことができた。