Restaurant name |
Shikou(Shikou)
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Categories | Sushi |
Phone number (for reservation and inquiry) |
099-227-2388 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
鹿児島県鹿児島市東千石町9-22 |
Transportation |
市電 天文館通電停より徒歩5分 151 meters from Tenmonkandori. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥15,000~¥19,999¥5,000~¥5,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (JCB、AMEX、Diners、VISA) Electronic money Not Accepted |
Private dining rooms |
not allowed |
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Private use |
OK |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Comfortable space,Counter |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu) |
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Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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食の宝庫鹿児島を訪問する機会に恵まれたので、何を試すかあれこれ思案..鹿児島と言えば、黒毛和牛・黒豚・霧島鶏といろいろ食には事欠かないが、近年は流通の発達で、黒潮が育んだ豊かな近海漁場で獲れる美味しいお魚が東京にも流れてくることでも有名!
年末一泊二日の予定の中で、何を頂くか悩むが、先ずは近海の地魚を提供してくれるお鮨屋さんをターゲットに。食べログだと”鮨匠のむら”さんが点数高いようだが、東京の行きつけのお鮨屋さんに”是非行って欲しい!”と勧められたのがここ”紫光(しこう)”さん。
場所は、天文館の繁華街の中心、アーケードになっている天神おつぎやびらもーる通りの一本裏筋の風情ある石畳の小路沿いにある。
満を持して12時に予約していたが、当日予想外のバタバタでお店到着が大幅遅延、遅れることを電話で予め伝えると感じの良い女将さんに後ろも詰まっていると言われたので、20-30分でも良いから時間の許す限り食べさせて欲しいとお願いしてお邪魔した…とはいえ、大将怒ってるだろうな、と恐る恐る暖簾をくぐって入店すると、とても温かい笑顔と優しい語り口で迎えてくれた(涙)。
店内は、カウンターメインの瀟洒で落ち着く内装。
注文は、おまかせ(8,000円)で、地魚を食べさせて欲しいと予めお願いしておいた。
先ずは、二種類の鮪で迎えてくれた。
◎ 大間の鮪の中トロ...甘めの脂は米酢のシャリととても合う素晴らしい始まり。
◎ 続いては、地場のマグロの大トロ...豊かな黒潮で育まれた黒マグロの大トロをちょいと炙り芽ネギを下敷きにしてくどさを抑えた、これまた素晴らしいお味。
ここから地場で獲れた白身が三貫続く....
◎ 地場で獲れた真鯛に酢橘、胡椒と胡麻をふりかけて頂く。う~ん、美味い!
◎ 平目。
◎ 鯛の昆布締め...マグロ節が良いアクセントに
◎ 鯖...大き目肉厚の鯖に、蕪と柚子を載せて。コクのある脂身をうまく引き出しながらアクセントでしつこさを消してて中々の旨さ
◎ アオリイカ...ちょこっと生姜をのせて。隠し包丁が入ってて、ねっとりしたお味になってこれまた美味!
◎ 近海マグロのちょい漬け赤身
◎ 出水の天然車海老...炊き置いた車海老は、天然独特の甘みのあるしっとりしたお味で最高!
◎ 雲丹(北海道)...残念ながら地場の雲丹は7-9月でないと食べられないらしい、戻ってこねば。
◎ 鰤(佐渡)...この冬の大雪の中で釣り上げた100キロ超の脂がのった美味しい一品。
◎ のどぐろ(日本海)...地場ではありませんが、やっぱり、のどぐろはどこで頂いても美味い!
◎ 穴子...ふっくら炊いてあって濃厚な煮ツメで良く合う一品。
◎ 玉子
◎ 巻物は、枕崎の生節と貝割れ...〆
いやぁ~どれもこれも素晴らしい地場(それ以外もありましたが)ネタと大将の研究しつくされた技巧とアクセントが光り、美味しい鹿児島のお鮨を堪能!(しかもこのお値段で!)
大将は握りながらお客を気遣いよく話してくれる...聞くと、地元名門ラ・サール高校の学生さんの下宿預かりも十数人単位でされているとか...これは、昔から薩摩藩に伝わる、皆で後進若者を育てる郷中教育(ごじゅうきょういく)の精神が故か、大将の面倒見の良い人柄故かはわかりませんが、あまり人に関せずの今の時代に素晴らしいことだと感銘を受けてしまいました。
次のお客さんをお待たせしてしまっているのでは?と気になってしかたなかったが、”鹿児島観光は初めてですか?それなら...”と、面倒見の良い大将の話は尽きずお客を最後までもてなしてくれる大将の真摯な人柄に惹きこまれ、気付けばかなり長居をしてしまいました。
ちなみに、器は薩摩焼で有名な沈壽官のものばかりでした。
いやぁ、大将の業も素晴らしかったが、何よりも大将の博識さと温厚な人柄が素晴らしい名店でした!
鹿児島の良い思い出になりました、ありがとうございます。
ご馳走様!